Nintendo Switchの電源が入らない理由には様々な理由があります。
- システムの不具合
- バッテリーの劣化
- 基板の故障
次に、各場合についての対処法を説明します。
- システムの不具合の場合: 電源ボタンを12秒以上押し続けると、Nintendo Switchが強制終了して再起動します。
- バッテリーの劣化の場合: 充電を1日続けても起動しない場合、バッテリーを交換することで問題が解決する場合があります。
- 基板の故障の可能性が高い場合: 上記の対処法でも直らない場合は、公式の修理サービスや専門の修理店で修理する必要があります。
公式での修理の特徴:
- 保証が維持される。
- 基本的には修理不可能な場合が少ない。
- 修理時に本体が初期化され、セーブデータが消える可能性があります。
- 修理には時間がかかることがあります。
専門修理店での修理の特徴:
- 保証は切れる可能性があります。
- 修理不可能な場合もあることがあります。
- 修理時に本体を初期化せず、セーブデータは残ります。
- 最短で即日修理が可能です。
上記の中で大きな違いは、セーブデータが消えるか残るかです。公式の修理では基板が交換されるため、修理不可能な場合は基本的にはありません。ただし、本体が初期化されるため、セーブデータが消えます。一方、専門修理店では基板が修理されるため、セーブデータは保持されます。ただし、交換不可能な部品が壊れている場合は修理ができないことがあります。
基板修理
今回のケースは基板の故障が原因でした。
交換した部品はNintendo SwitchのTVモードの映像信号を制御している部品の破損でした。
また、充電口の端子が少しめくれていて接触が悪い状態だったので恐らくこれが原因で故障したかと思われます。
念の為に充電口の交換も行いました。
動作チェック
仮組みをして動作チェックを行います。
問題無く起動できましたがTVモードがうまく動きません。
この場合充電口の半田が甘い場合などに起りますが再度分解して充電口の導通(電気の流道)の確認をしましたが問題ありませんでした。
最初に修理したTVモードと充電口までの経路をチェックするとノイズを除去する部品が壊れていました。
ドナー用の部品が豊富にありますのですぐに交換できました。
再度動作チェック
再度仮組みしてテスト致します。
今度は問題無くTVモードでの出力ができました。
Wi-Fi・ゲームカード・SDカード・ゲームプレイ等細かくチェックして再度組み直してご返却となりました。
修理自体は1時間ほどで終わり動作チェックも含めて2時間ほどになります。
まとめ
Nintendo Switchは、以前の任天堂ゲーム機と比べて非常に精密な機器となりました。そのため、乱暴な取り扱いは避ける必要があります。落下などの事故によって、BLODやOLOD(ブルーライトオブデス・オレンジライトオブデス)といった症状が発生することもあります。また、充電口も慎重に挿入しないと内部の端子が曲がる可能性があります。
今回のトラブルは充電口に関するものですが、Type-C規格は従来のUSBよりも多くの電力を流すため、わずかな接触不良などでもNintendo Switchが修理不能になることがあります。充電口がゆるくなったり、電源が入らなくなった場合でも、無闇に充電器を抜き差しすると修理が難しくなる可能性があります。
ゲームのセーブデータは時間をかけて蓄積されるため、プレイヤーにとって非常に重要な思い出となります。当店では、セーブデータをなるべく失わないように、基板の修理によってNintendo Switchを復活させる努力を行っています。
Earth BoundではNintendo Switchの修理の他にPlayStationなど他のゲーム機の修理も受け付けております。
特に、Nintendo Switchは修理部品が豊富に御座いますので即日対応ができる場合が多いです。
「起動しない」、「充電ができない」、「ゲームカードが読み込まない」、「水没」、「画面を割ってしまった」など例を挙げたもの以外にも様々な故障にに修理対応致します。
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