fc2ブログ
経済に関する話題なんでも。ニュースの分析・批評・解説など。大胆な予想や提言も。ご意見、ご批判は大歓迎です。
経済なんでも研究会
日本は51番目 = 昨年の株価成績
2008-01-16-Wed  CATEGORY: 政治・経済
かなりショッキングなニュース。アメリカの調査会社スタンダード・プ-ア社の集計によると、昨年は世界の株式市場52のなかで、日本の株価は51番目の成績だった。52市場のうち、昨年1年間を通じて値下がりしたのは5市場だけ。最低はアイルランドの19.62%下落だったが、日本は6.55%の下落でビリから2番目となった。

最も上昇した市場はナイジェリアで、上昇率は110.56%だったという。その他の新興国市場も、そろって大幅な上昇を記録した。たとえばインドは78%、ブラジルは74%、中国は66%の値上がり。新興国の平均上昇率は38.76%だった。これに対して、先進国の平均は7.11%の上昇。アメリカも43番目ながら、4.02%上昇した。

それにしても、日本の成績はひどすぎる。昨年の企業業績は絶好調。配当の平均利回りも、長期金利を上回った。にもかかわらず、株価は低落。東証の時価総額は63兆円も減ってしまった。株価だけを見ていると、まるで日本経済は不況のドン底に沈み込んでいるようだ。国内の個人投資家も2兆円を超す大幅な売り越し。外国人投資家も、日本を素通りの状態だ。

なぜ、日本の株だけが下がるのだろう。ねじれ国会で証券税制のゆくえが定まらない。改革のテンポが緩んでしまった。円高や原油高に耐えられるかという心配。不況に対する政策手段がないこと。原因はいろいろあるだろうが、特に日本経済の将来ビジョンが消えてしまったことが大きい。このままでは、日本の存在感がますます薄れてしまう。政治家も経営者も、真剣に考えるべきではないだろうか。

    ≪15日の日経平均 = 下げ -138.16円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ

    Please click here ⇒ 人気ブログランキングへ


ページトップへ  トラックバック0 コメント0
<< 2008/01 >>
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


余白 Copyright © 2005 経済なんでも研究会. all rights reserved.
  翻译: