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経済なんでも研究会
今週のポイント
2010-07-20-Tue  CATEGORY: 政治・経済
ダウ平均株価は先週、予想外の急落となった。特に金曜日は261ドルの値下がり。消費者心理の悪化や製造業の関連指数が思わしくなかったこともあったが、6月期の企業決算は総じて悪くない。たとえばGE(ゼネラル・エレクトリック)は増益決算だったのに、株価は大幅に下げた。基幹分野であるエネルギー関連の減収が、売り材料となった。ダウ平均は週間100ドルの下げ。

こうした事態の発生は、投資家の心理がかなり悲観的な方向に傾いていることを示唆している。ヨーロッパに続いて、アメリカの景気見通しにも不安が広がった結果だろう。アメリカでは今週20日に、6月の住宅着工件数。22日には、6月の中古住宅販売と5月の住宅価格が発表になる。減税の期限切れで急減したあとだけに多少は反発するだろうが、市場の行き過ぎた悲観ムードを改善できるかどうか。

日経平均は週間177円の値下がり。今後の政局に対する不安が尾を引くなかで、円高の進行が株価を押し下げた。円の対ドル相場は週末、1ドル=86円台に上昇している。今週もニューヨークが弱いと、円高はもっと進行するかもしれない。ただ日本の企業決算も、予想を上回る結果が出そうだ。

最大の注目点は、週末23日に公表されるヨーロッパの銀行に対するストレステスト。全体としての傾向的な報告に止まるのか、個別銀行に対する検査結果まで発表されるのかはまだ不明。いずれにしても、この発表でヨーロッパの金融不安に歯止めがかかるのか、あるいは不安を助長することになるのか。一つの大きな転換点にはなりそうだ。


    ≪20日の日経平均は? 予想 = 上げ

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