◇ アジア向けは9割回復 = 財務省が発表した6月の貿易統計によると、輸出は5兆8660億円で前年比27.7%の増加だった。輸入は5兆1790億円で26.1%の増加。この結果、貿易黒字は6870億円で41.1%の増加となった。景気の回復は輸出の拡大に負うところが大きい。その輸出拡大は、中国を除くアジア諸国向けで支えられている。
輸出先を地域別にみると、アジア向けが前年比31.7%増と大きく伸びた。アメリカ向けの21.1%増、EU向けの9.0%増に比べると、伸び率はかなり高い。注目されることは、アジア向けのなかでこれまで絶好調だった中国向けが22.0%増と伸び率を鈍化させた点だ。これを補う形で、たとえばタイが67%増、インドネシアが66%増、台湾が43.4%増、韓国が34.2%増と大幅に伸びている。
輸出金額をリーマン・ショック前の08年6月と比較してみよう。総額は当時の82%まで回復した。地域別では、アジアが92%、うち中国は93%の回復率となっている。アメリカは74%、EUは64%しか回復していない。こういう視点から見ても、輸出先としてのアジアの重みがはっきりする。
1-6月期の輸出は33兆0968億円で、前年比37.9%の増加だった。この上半期の前半は圧倒的に中国向けが伸びたが、後半から東南アジア向けの勢いがいい。5月以降はアメリカやEUに加えて中国向けも調整気味。年の後半は韓国や東南アジア諸国が、救世主になりそうな感じが強まってきた。
≪27日の日経平均 = 下げ -6.81円≫
≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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