◇ 棄却の予想が強いけれど = 鹿児島地裁はあす22日、九州電力・川内原発1-2号機の再稼働を阻止する住民の仮処分請求に対して決定を下す予定。先週14日には福井地裁が関西電力・高浜原発3-4号機の運転を禁ずる仮処分の決定を下した直後だけに、あすの鹿児島地裁の決定には各方面の注目が集中している。
仮に鹿児島地裁が福井地裁に続いて仮処分を決定すれば、日本の原発はかなりの期間にわたって再稼働できなくなる公算が大きくなる。この問題をめぐっての政治と司法の対立も鮮明なものになるだろう。一方、鹿児島地裁が住民の請求を却下すれば、原発の安全性に関する司法の考え方は二分される。これも困った問題だ。
政府や電力会社などの経済界では、鹿児島地裁は住民の請求を却下すると予想している。というのも仮処分の決定を下した福井地裁の樋口裁判長は、昨年5月に関西電力・大飯原発3-4号機について運転差し止めの判決を下している。つまり樋口裁判長は、この問題に対して“特別に”厳しい人。ほかの裁判官はもう少し常識的な判断を下すに違いないと考えているからだ。
しかし結果は、判決が出てみないと判らない。もし請求を却下した場合は「川内原発は高浜原発より安全度が高いのか」という新たな論争が起きるかもしれない。また仮処分を認めないにしても、安全性の問題に関して何か条件を付ける可能性もないではない。
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≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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仮に鹿児島地裁が福井地裁に続いて仮処分を決定すれば、日本の原発はかなりの期間にわたって再稼働できなくなる公算が大きくなる。この問題をめぐっての政治と司法の対立も鮮明なものになるだろう。一方、鹿児島地裁が住民の請求を却下すれば、原発の安全性に関する司法の考え方は二分される。これも困った問題だ。
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