◇ 半導体+米景気+円高+α = ニューヨーク株式市場が、大荒れに荒れた。半導体大手のエヌビディアが急落、時価総額が1日で41兆円も消失した。ダウ平均は1週間で1217ドルも下落している。なんだか株価は大暴落したような印象だ。ところが先週末のダウ平均はまだ4万ドル台を維持、史上最高値からの下げ幅も1400ドルにとどまっている。IT関連銘柄は大幅に下げたが、内需株などが買われたためだと思われる。
日本株への影響は、予想以上に大きかった。まずニューヨークでIT関連株が急落したことを受けて、半導体関連株が暴落。またアメリカで景気先行き不安が高まったことから、輸出関連株を中心に値を下げた。加えて円高の進行。特に今後どこまで上昇するのか不透明なことが、市場の空気を暗くしている。日経平均は7月の最高値からみると、5800円も値下がりした。
このように、日本株は半導体関連株の調整、アメリカの景気先行き不安、それに円高という3重苦に取り憑かれた。特に円の対ドル相場は、6月末の161円から142円台にまで急上昇している。その原因は、言うまでもなくFRBが確実に利下げする姿勢を見せていることにある。FRBは来週18日に0.25%の利下げを決定、その後も年内1-2回の利下げを断行する公算が強い。円相場はさらに上昇するに違いない。
その円相場の上昇を陰で助けているのが、日銀。まだ“利上げ”を画策している。金融を正常化することは重要だが、日銀は明らかにその時期を逸した。いま円高が進み、アメリカやヨーロッパ、中国の景気が悪化するかもしれないと懸念され始めたとき、どうして利上げなのか。そんな日銀の態度が、円高に対する不安をかきたて、日本株にとっては第4の悪材料になっている。
≪10日の日経平均 = 下げ -56.59円≫
≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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日本株への影響は、予想以上に大きかった。まずニューヨークでIT関連株が急落したことを受けて、半導体関連株が暴落。またアメリカで景気先行き不安が高まったことから、輸出関連株を中心に値を下げた。加えて円高の進行。特に今後どこまで上昇するのか不透明なことが、市場の空気を暗くしている。日経平均は7月の最高値からみると、5800円も値下がりした。
このように、日本株は半導体関連株の調整、アメリカの景気先行き不安、それに円高という3重苦に取り憑かれた。特に円の対ドル相場は、6月末の161円から142円台にまで急上昇している。その原因は、言うまでもなくFRBが確実に利下げする姿勢を見せていることにある。FRBは来週18日に0.25%の利下げを決定、その後も年内1-2回の利下げを断行する公算が強い。円相場はさらに上昇するに違いない。
その円相場の上昇を陰で助けているのが、日銀。まだ“利上げ”を画策している。金融を正常化することは重要だが、日銀は明らかにその時期を逸した。いま円高が進み、アメリカやヨーロッパ、中国の景気が悪化するかもしれないと懸念され始めたとき、どうして利上げなのか。そんな日銀の態度が、円高に対する不安をかきたて、日本株にとっては第4の悪材料になっている。
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