気まぐれエッセイ@メキシコ

不定期に適当な文章をつづっていきます(現在バヨ中心)

ニャンコから芋づる式に? ピアニストの先生と知り合う

 コンサート終わって2日目、だいぶ疲れも取れてきました。

 去年、ニャンコが具合悪かったころ、獣医さんに行くかオケに行くか、で結局両方行ったことがありましたが、そのときに獣医さんにたぶん初めて、バヨやってること、オケに参加してることをチラッと話したんです(今からオケ行くので、みたいな感じで)。そしたらすごく興味ありげで、コンサートのときはぜひ教えて!みたいに言われました。

 が、今回、日時をお知らせしたら「ありがとう」とだけ返事。あ~あれは社交辞令だったか(メキシコ人はあんまりそういうのしないが)、と思いました。それで、その後はもうその話はまったく出してなかったんですが、今朝ちょっとしたやり取りでコンサートの話になって、軽く様子とか書いて送りました。獣医さんは、仕事時間だったから行けなくて~、と言ってました。まあそうですよね、でも自営業だし、他に助手的な獣医さん複数人いるんですけどね。

 それからだいぶ後になって、獣医さんからまたメッセージが来て、ちょっと興味本位で質問だけど、そのオケの先生ってナウンって人? って言うんですw な~んか既視感あるやり取りだなこれ、と思いながら、違います、アナレリス先生ですと書きました。そしたら、そのナウンって人(変わった名前です、男性)、獣医さんのお友だちでオケの指揮者やってるっていうんです。へえ~、この町で? 他にオケが? 知らなかった~、その人のコンサートとかあったら教えてください、聞きに行きたいから、と獣医さんに書きました。

 それからふと思いついて、何しろ獣医さん(60代後半かな(70代半ばでした)? もとメキシコシティの人ですが)この町に長くて、しかも客商売だから、顔が広い。私と本の話でも盛り上がることがありますが、音楽に関してもやっぱりそれなりに興味あるようだし、と、実は私のバヨの先生が引っ越しちゃって、今先生なしの状態なんで、もしバヨのレッスンできる人ご存じなら紹介してもらえませんか、と書いてみました。

 そしたら、バイオリニストの女性の知り合いもいるし、ナウンもレッスンしてると思うから、伝えておく、との返事。それから30分くらいで、ナウン氏からメッセージが来ました。早っ!!

 

 獣医さんから話は聞いた、私でよければ相談に乗ります、とのことだったので、バヨやって4年なんですが、まだまだ学ぶべきことはあって個人レッスンやってほしいと書いたんです。そしたら、今度は電話がかかってきた!

 しゃべってみたところ、とても感じのいい人でした。で、ナウン氏はピアニストなんだそうです。あ~、そうかぁ。向こうも、初心者の子供たちにバイオリンを教えてはいるが、すでにある程度経験あるとなると、正直ちょっと手に余る、と。そうですね、私はいちおうポジチェンは6,7くらいまで、ビブラートはまだうまくかからないけど、今やってる曲はこれとこれで、と、ざっと私のレベルを伝えました。

 そしたら、せっかく今まで習ったことを後退させないために、自分でよければピアノ伴奏をして、音楽的なことなら教えられると思うし、と言うんです。私も、確かにもっと音楽的な表現とかについて学びたいと思ってるところだし、バヨの技術的なことは引き続きグレーテル先生に月一で習うことにして、それをさらに磨くのに、生のピアノで伴奏しながら教えてもらえたら、これ、けっこういいんでない???

 

 この話になる前に、この町でバヨを教えられる先生と言えば、メセタ先生とか……とナウン氏言ってました。あ~、大学オケにいるんでメセタ先生、チラッとだけ知ってます、でもあの先生も初心者向けですよね……?と控えめに表現したら、あーそうだね、とのこと。アナレリス先生も無理かな?とナウン氏w みんな知り合いかw アナレリス先生もバイオリニストではないし、ものすごく忙しいみたいですしねえ……。

 まあナウン氏もそれなりに忙しいようなことは言ってました。本業は医者? 医者に音楽好き多いと聞きますが、本当ですねえ。で、子供たちに音楽教えてるし、でも時間都合して何とかなると思う、とのこと。ありがとうございます!

 私のほうはおとといコンサートが終わって、ちょっとこのあとの予定がはっきりしないので、来週あたりその辺がわかったらまた日時相談させてください、ということで話がまとまりました。お住まいも割と近くで、車で10分もかからないところ。おうちにはピアノが複数台あるとか。

 ちょっと心配なのが、私のことをもう楽譜もらったらバリバリ弾けるレベルとか誤解してないかな?ってことですがw、そこは実際に見てもらうしかないですよね。あと、グレーテル先生にも相談してみたいですし。私としてはグレーテル先生以外にバヨを習うのは不安があるので(これまでのことがダメになるような流儀の先生かもしれない……)、そうではなくて、別のスタイルでのレッスンとなれば、両立できていいかなと。

 そして今後どうなるかは、まずは会ってみて、お互いにどんな感じかやってみて、うまくやれそうなら続けますが、どちらかがちょっと……となったら、それはしょうがないですね。とにかく当たって砕けろ? やってみないとわからない。

 

 コンサートには来てもらえなかった獣医さんですが、そこからなんか芋づる式にこんな話が出てきて、いやあ、世の中うまいことできてるなあ!? あのとき病気になったニャンコが、ず~っと細い糸を紡いで、ご縁をつないでくれたような気もします。

 

 ふふん、どうよ、私がちょっと本気出せばこんなもんよ!?

 ほっぺは黒いのに、ヒゲはすべて真っ白で長くて立派、コンサートでおまじないに使ったのもニャンコのヒゲだったのかもしれません。ニャンコ、ありがとね💖

  翻译: