チャートの発見。
いわゆるカップウィズハンドルは、株投資の基本形として様々な本に示されている。そんな教科書通りの株価上昇のサインが、真実なのかを身を持って体験。結果論としては正解であった。初めての成長株への投資は株価は上昇し、基本的には教科書通りの結果を齎してくれた。
「本当にそうなるのか?」と半信半疑であったが、「やっぱりそうだった。」に変わった出来事。
新たに発見した新興企業は直近のEPS上昇率の伸び、そしてチャート的にも申し分ない。決算期前にそうした株の値動きをしていて実に興味深い株。だが決算直前の株の購入はどっちに転んでもおかしくない。それでも指標とチャートが指し示す希望への道標は、その誘惑の度合いを強めた。「よし、買った。」
前日の夜に思考を凝らした決断。次の日の朝一番に指値を入力して購入する。その後、株価は跳ね上がり、約100円の暴騰を見せた。
ちなみにカップウィズハンドルは、成長株投資家として名を成すオニール氏が提唱する投資手法の一つ。チャートの形が取っ手付きカップに似ていることからそのように呼ばれている。CAN-SLMとよばれる投資システムは現代にも応用可能。そして個人投資家にとっても参考になるとして、多くの愛読者がいる「オニールの成長株発掘法」は必読のロングセラー。
ちなみにこの手法で、私の買った複数銘柄が含み益を挙げている。このように過去の先人たちが編み出した古典的手法を学ぶことは、この株の世界においても重要だと思えた。
将来の希望に溢れる株の発見。そして将来への希望へ投資する。これもまた株主冥利に尽きるように思える。複数銘柄の比較的無難な選択。そうした安定した成長が望める銘柄を持ちながら、成長投資にも資金を振り向けてみるという試みも面白い。