「趣味は本気で。」これまでもこれからも、今考えてみると己のモットーは常に知識と実践で形作られてきた。写真にせよ、資格取得にせよ、自分のあらゆる行動の起点においては、本などを読んで過去の偉人たちの定石を拝借しながら、多少なりとも浅く広く漠然と世界を俯瞰したら、早速に実際飛び込んでみる。理論的行動派なのか実践的理論派なのか分からない。
少なくとも、評判の良い本をまず買い込んで、ある程度読み込んだら、次の一歩では実際にやってみる。その次には自分のやり方を見つけていくという行動パターンがお決まりである。というより、せっかちであるが故に、まずやってみないと気が済まない性格なのである。そして新NISAの場合も同様に、まずは数冊の本を買い込んで、一通りかいつまんだら、もう次の日には実践。いや、実戦に飛び込む。
何とも好きで堪らない。青春を謳歌させてもらったあの素晴らしき企業。兎にも角にも絶対に応援したい。なんと株価は随分と値を下げてしまっている。「がんばれーー。」とついには感情を無意識に口走ってしまっていた。業績は波に乗っているにも関わらず、どうやら外的要因によって値下がりの兆候があるようだ。しかし、ここは応援したい気持ちの方が勝る。とはいえ、株式に関する書籍の中でも、ただ単に割安に見える株というのは、どうやら、むしろ高くつく場合も多いという知識を得ていた。
ふむふむ情勢を調べていると、なんと良さ気な状況と相場が見えてきた。
よし買いだ。よい株主だ。ここで助け舟を。と大した資金も無いクセに。
株価の値動きはiphone。株価アプリがデフォルトで入っている為、好きな銘柄をチェックしておいて、大まかな株価の状況は把握できていた。時折株の状況をチェックする際には取引で用いる証券会社のアプリだけでなくとも、とても身近な時代になっているように思える。実際の購入では証券会社のアプリを用いて現物買いを行った。時を追うごとに変化する値動き、下がったり上がったりとリアルタイムに繰り広げられる世界。株購入への高揚と相まって、逸る気持ちが益々急かされる。
だが、限りある資金。出来る限り安い価格で購入したい。
そこで一日の値動きの変動の中で、比較的安価に購入するべく指値1指定。果報は寝て待て。実際に昼寝して起きた時には約定済み。これで一企業の株主になれたことに一入の感慨。とはいえ、新NISAよろしくデイトレードのような超短期売買を行う予定は今のところ無い。一介のしがない素人サラリーマンが足を踏み入れるには戦々恐々、まさに弱肉強食の世界。であるからこそ、スキルよりも大局を見据えながら、じっくりと中長期の運用していきたいところ。
兎にも角にも、この企業は是非にも応援したい。初めての経験はこうしてまた、第二の思い出となるのであった。株価が上下する変動を見ながら、「がんばれーー。」という気持ちは変わらずにも次第に増すばかり。そして決算は近い。
- 指値:指定した価格以下で購入。または価格以上で売却。
逆指値;指定した価格以上で購入。または価格以下で購入。
成行:指値よりも早く約定出来る。いくらでも良いから売買。 ↩︎