手堅く株投資、月利10%から大失敗!月末の押し目形成とは?

株式/新NISAブログ

株の一丁目一番地、知っておくべき事柄を知らずに大損失。またしても買い時を間違える。

2024年2月下旬、一様に株式市場は活況。データ上では8割の株が上昇傾向にあるらしい。実際投資を始めてから今のところ下降上昇を繰り返しながらも、上昇トレンドの波に乗って何とかかんとかポートフォリオ全体で月利10%程度となっていた。

しかし、SNSを見回してみれば、末恐ろしいような利益を上げる人々の歓喜がそこら中にこだましている。信用取引や莫大な資金を投入して、ハイリターンを得ているようだ。しかしその代わりに多大なリスクを負って株式取引を行っている。

だが、私は資金力も乏しく、現物取引のみ。リスクはあまり負いたくない。そして、手堅く勝ち続けたい。

それでもこの乗りに乗った相場で、更に優良銘柄に手を出してみることにした。さらに、ポートフォリオを強化し、リスクの低減と、リターンの増加を図った。

だが地合いが悪く、次の日から3日間の猛烈な下げ相場。

新たに購入した銘柄は、約100円の下げと相成った。

指標もチャートも悪くない銘柄とみていたが、まさかの下げ。

「わーーーーん。なんでー???ミスッたーーーー。」

色々と調べてみると、含み益の上がった月末は投資家たちの利益確定で押し目を形成するとの記事。

「月末締めかぃ。」

「買い時が完全にミス。ちょっと月末の利益確定なんて聞いてないよ~。」

そういえば、その営業日の終わり、週の営業日末にも小さく利益確定しているのは、分かっていたが…。その日、その週、その月、その年度、全部が利益確定の大波小波という訳だろう。

初心者であるが故に定石を知らなかったというだけの負け。上昇トレンドに乗っている間は、戻ってこない訳は無いのであるが…。ここから3月までの上昇トレンドで機会損失を生んでいる事が悲劇に思えて仕方がないのであった。効率厨の私には、この期間は耐えがたい。

という訳で、月末に買うならば注意した方が良い。安全を重視して月初めの短期トレンドが上向いた状況で「押し目買い1」するほうが絶対的に良い。

株の玄人たちが当たり前に知っている定石。買い時。経験則で培ってきた内容。まさに初心者が一番知っているべき、買い時のタイミングであるように思える。これが高値掴みの敗因の一つ。

そして、年度末と配当権利確定日が重なる三月末は、最大限の調整が来るのである。

「年度末締め。こわい。」

「これは、確実に心の準備が必要だ!」

ちなみに、ノーベル経済学賞のモディリアーニ氏とマートン・ミラー氏が共著したMM理論というものがあるが、簡単に言うと、全ての人が合理的に行動するという経済人モデルでの完全市場の下においては、「配当政策は、企業価値に影響を与えない」というもの。

つまり、「配当された翌日の株価は、落ちる。」当然、予測できる想像に難くない理論でもあろうけれど。

また中期の上昇トレンドに乗って、上向いてくるのを持っている時間が惜しい。中長期が上昇トレンドにのっている株式購入においては、この月またぎのタイミングさえ間違えなければ、きっと気持ちの良い滑走とテイクオフが待っているに違いないのである。

  1. 押し目買い:まず株価が下がるということを押し目、そこで買う事を押し目買いという。株価のトレンドが上昇傾向にあるときに購入する事で「安く買って、高く売る」という商人的発想。ちなみに押し目待ちに押し目無しということわざもある。だからこそトレンドを重視したい。 ↩︎
このコラムの筆者
ZINEえぬたな

株式投資の経験を赤裸々に綴った「新NISAにゃん株式ブログ」を更新中。休日は自然や古い町並みを歩き、スナップや風景写真を撮ってます。

株初心者として新NISAで日本株式を中心に熱中。民藝や郷土玩具、縁起物も好きで、オリジナル張り子招き猫・NISAにゃんを作って株ライフ生活の成功を祈願。

その他に"古典は常に新しい"をモットーとして、決して流行に左右されない厳選したあらゆるジャンルにおける定番名品を徹底解説するレビューもしてます。

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