イエスマンたかし

コンビニにコネがあるカーチャンはイヤだな

カーチャン何者なの

( ´∀`)「シャーセーじゃなくていらっしゃいませ、ね
ちゃんと言おうね、たかし君」

('A`)「はぃ…」

('A`)（チッ うっせー店長だな
こんなのの下でやんのかよありえねー）

( ´∀`)「語尾が小さくなるのもよくないよ」

('A`)「…………………」


('A`)「はい」

( ´∀`)「そうだね、じゃあお母さんに恥かかせないようにもがんばろうね」

('A`)「はい」

コネとかいいよね

('A`)（あ～だりぃ～家帰ってモンハンやりて～）

ピンポン ピンポン

('A`)「シャーセー」

( ´∀`)「たかし君、」

('A`)「あ、すんません」

( ´∀`)「お客様に悪いから言い直そうね」

('A`)「ﾁｯ…」

( ´∀`)「？」

('A`)「いらっしゃいませー」

( ´∀`)「はい、オッケー
その調子でがんばろうね」

('A`)「っす」イライラ

('A`)（お、客きた…）

('A`)「シャーセ…じゃねぇ
いらっしゃいませー」

( ﾟДﾟ)「マルボロアイスブラスト５ミリワンカートン」

('A`)「はい…！？」

('A`)「まるぼろあいす…？ぶらすとみりかーとん…？」

( ﾟДﾟ)「マルボロのアイスブラストの５ミリワンカートンっつってんだよｺﾞﾗｧ！！」

(((;'A`)))「ひっっ！！すみませ…」

( ´∀`)「あ、はいはいこちらですね」

(;'A`)「へ…？」

( ﾟДﾟ)「チッ…どーも」ﾁｬﾘﾝ

( ´∀`)「ありがとうごさいましたー」

(;'A`)「なんだったんだ…」

タバコの名前詳しく言ってくれてるだけ親切な客だな

タバコしか言わないジジイとかいるからな

( ´∀`)「たかし君、いまのはタバコの名称ね
マルボロってタバコのアイスブラストって種類の５ミリはタールの重さ
カートンは１０個入りのことね」

('A`)「…？…？」

( ´∀`)「まあタバコは全部覚えるのなかなか難しいからね、ゆっくりでいいからがんばって覚えてこうね」

('A`)「は…い…」

( ´∀`)「じゃあ僕はこれで上がるからあとは今来たクーさんとよろしくね」

('A`)「え…あ、はい」

( ´∀`)「じゃーねー」

('A`)「おつかれっしたー」

川 ﾟ -ﾟ)「お疲れさまでした」

タバコなんて吸わねえから、商品名言われてもなに言ってるかわからなかったな
しかも、ジジイに限ってショートカットしたり、ろれつが悪いからこまる

わかばとか最初タバコの名前だとは思わなかった

('A`)「あ、ども…」

川 ﾟ -ﾟ)「クーです、よろしく」

('A`)「あ、はい…」

川 ﾟ -ﾟ)「………………」

川 ﾟ -ﾟ)「キミ、私にだけ名乗らせるつもりか？」

('A`)「え？あ、たかしです
よろしく…」

川 ﾟ -ﾟ)「私は先輩だ」

('A`)「よろしくお願いします…」

川 ﾟ -ﾟ)「……ふむ」

川 ﾟ -ﾟ)「キミ、部活とかそういうのやったことないだろ」

('A`)「え？あ、はい」

川 ﾟ -ﾟ)「上下関係に慣れてないな」

('A`)「あ、まあ…へへ」

川 ﾟ -ﾟ)「笑うことじゃない」

('A`)「あ、すんません…」

川 ﾟ -ﾟ)「私だから良かったが、もっとウルサイ体育会系の奴なら制裁を受けてたかもな」

('A`)「え？なんて？せいさい？」

川 ﾟ -ﾟ)「キミ、頭悪いだろ？」

('A`)「あ、え？いや…でも高校は偏差値60でした」

川 ﾟ -ﾟ)「いや、そういうことじゃなくてさ」

川 ﾟ -ﾟ)「はぁ…」

('A`)「？」

川 ﾟ -ﾟ)「休憩、先入っていいよ」

('A`)「あ、はい」ｽﾀｽﾀ

('A`)「あ、店の飲みもんて飲んでいいんすか？」

川 ﾟ -ﾟ)「買わずにか？」

('A`)「あ、はい」

川 ﾟ -ﾟ)「は？ひどくつまらん冗談だな、おい」

('A`)「え、いや…まかない的な…はは」

川 ﾟ -ﾟ)「買うんだよちゃんと」

('A`)「…はい」ﾁｬﾘﾝ

('A`)「チッ なんだよあいつ
俺のことバカにしやがって」

('A`)「初めてだからしらねーことあっても普通だろクソ」


川 ﾟ -ﾟ)「なら初めてのキミにもう一つ教えてあげよう」

('A`;)「うわっ！！でた！」

川 ﾟ -ﾟ)「普通休憩っていうのは先輩を先に入れるものだ」

('A`)「え？ああ、はい」

川 ﾟ -ﾟ)「…………」

('A`)「じゃ、じゃあどうぞ」

川 ﾟ -ﾟ)「うん、じゃあ休憩入る」

('A`)「あ、はい」ムカムカ

('A`)「あーうぜー」イライラ

('A`)「初日からイライラすることばっかだ」

('A`)「やってらんねー」

ピンポン ピンポン

('A`)「シャーセー」

J( 'ｰ`)し「たかし、がんばってるかい？」

('A`;)「うわっｶｰﾁｬﾝ！なんで来たんだよ！」

J( 'ｰ`)し「たかしのがんばってる姿を見たくてねぇ」

('A`)「いいから帰れよ！邪魔だから！」

J( 'ｰ`)し「仕事は覚えられそう？」

('A`)「ああもう余裕だって！」

J( 'ｰ`)し

( ･∀･)「すいませーん」

J( 'ｰ`)し「あら、お客さんよ」

('A`)「チッ」

('A`)「シャーセー」

( ･∀･)「ゆうパックいいですか？」

('A`)「え？あ、はい」

( ･∀･)「あのですね、明日の午前中に届きますかねこれ」

('A`;)「え、えーと…」

( ･∀･)「店員さん？もしもし？店員さん？」

('A`;;)「あ、あのー…えっと」

( #･∀･)「あの、わからない感じですか？」

J( 'ｰ`)し（たかし…？）

('A`;;)「いえ、あの…」

( #･∀･)「わからないなら早くそれ言ってくれます？
こっちも忙しい時間割いてきてるんですから」

( #･∀･)「というか早くわかるもの連れてきて下さいよ」ドンッ

((('A`;)))「ひっっ！あの…ちょっと待ってて下さ…」

川 ﾟ -ﾟ)「すみませんお待たせしました」

('A`;)「えっ？」

( #･∀･)「………」

( ･∀･)「ああ、じゃあ早くお願いします」

川 ﾟ -ﾟ)「はい、少々お待ちください」ピッピッピッ

('A`;)「………………」

郵便物とか払込って面倒なもんなの？

>>56
だるい
郵便局行け
大学生が集団で持ってきたときは殺意しか湧かなかった

川 ﾟ -ﾟ)「では明日の午前中でよろしいですか？」

( ･∀･)「はい」

川 ﾟ -ﾟ)「600円になります」

( ･∀･)「ありがとうございます
最初からあなたが出てくれば良かったのに
彼、なんなんです？
わからないくせに、出てきてわかりませんも言わずにただえーっとって
大丈夫ですか？この店は」

('A`;)「……………」

川 ﾟ -ﾟ)「申し訳ありません
彼は今日入ったばかりでして…
まだ右も左もわからないのです
どうかご無礼をお許し下さい」

( ･∀･)「ああそう…じゃあ私はこれで…」

川 ﾟ -ﾟ)「たかし君」

('A`;)「は、はい！」

川 ﾟ -ﾟ)「キミはまだゆうパック知らないんだから、頼まれた時は私を呼びなさい」

('A`;)「は、はい」

川 ﾟ -ﾟ)「そしてシャーセーではなく、いらっしゃいませ、いいな？」

('A`;)「はい…」

川 ﾟ -ﾟ)「うむ」

川 ﾟ -ﾟ)「じゃあ私は休憩に戻る
引き続き頼んだぞ」

('A`;)「はい…」

J( 'ｰ`)し「………………」

('A`)（っく…こっち見てんじゃねーよｶｰﾁｬﾝ
こんな恥ずかしいとこ見せといてもう合わせる顔もねーよ）

なんだって初日はこんなもんだろ

やばい初めてのバイト思い出して鬱になりかけてきた

入ったばかりの頃って研修中って名札つけられね？

>>68
つけられなかったぞ

コンビニバイトやったことないけどこんなに冷や冷やするもんなのかよ

J( 'ｰ`)し「たかし」

('A`#)「なんだよ！笑いてーのかよ！
人を無理矢理こんなとこ入れやがって！
迷惑だ！もうやめる！もうやだこんなとこ！
とっとと帰れよ！クソババア！！」

J( 'ｰ`)し「……………」

J( 'ｰ`)し「たかし」

('A`#)「話しかけんじゃねー！！」

J( 'ｰ`)し「からあげクンチーズ下さい」

('A`)「……は？」

J( 'ｰ`)し「からあげクンのチーズ下さい」

('A`)「あ、ああ…」 ﾊﾞﾀﾝ ｽｯ

('A`)「……」ピッ

('A`)「あ、これじゃねぇ…こっちだ」ピッピッ

('A`)「に、210円になります…」

J( 'ｰ`)し「はい」ﾁｬﾘﾝ

('A`)「袋に入れますか？」

J( 'ｰ`)し「お願いします」

('A`)「はい」ガサッ

('A`)「お、お待たせしました」

J( 'ｰ`)し「お世話様」

('A`)「あ、アリャシター」



('A`)「……………」ドクン

('A`)「俺が…一人でレジできた…！」

泣いた

('A`)「なんだろうこの気持ち…」

川 ﾟ -ﾟ)「やっと客を捌けたか」

('A`)「！！クーさん…」

川 ﾟ -ﾟ)「休憩終わった」

('A`)「あ、はい…」

川 ﾟ -ﾟ)「次は君の番だが…どうする？
コンビニも案外捨てたもんでもないだろう」

('A`)「え…いや…、はい…」

川 ﾟ -ﾟ)「ふふ」

('A`)（クーさんが笑った…
この人普段あんま笑わないけど笑うと可愛いなぁ）

川 ﾟ -ﾟ)「よくやった、キミの休憩中は私がレジをする
さあ休憩に入ってこい」

('A`)「は、はい！」

('A`)「はぁ…クーさんかぁ…可愛いなぁ」ドキドキ

('A`)「あの人彼氏いんのかなぁ…いたらやだなぁ…」

('A`)「うーん、なんか色々妄想してたらムラムラしてきた」

川 ﾟ -ﾟ)「いらっしゃいませー」

('A`)「ううっ、クーさんの声が聞こえる…」ﾑｸﾑｸ

('A`)「ぎえっ！」

('A`)「か、ｶｰﾁｬﾝの奴…初バイトだからってきついズボン履かせやがって…いててて…チ○コが、いててて…」

たかし……なんてダメな子なんだ

('A`)「やばいやばい折れる…」

('A`)「心を沈めろぉ…心を沈めろぉ…ふぅぅぅ」

川 ﾟ -ﾟ)「ポークフランクがお安くなっておりまーす
ご一緒にいかがでしょうかー？」

('A`)「ぬああああ！！」

('A`)「このままではまずい！とりあえずズボンから出そう！」ボロン

('A`)「はぁ、楽になった」

川 ﾟ -ﾟ)「いらっしゃいませー」

('A`)「うぅ、だんだんクーさんのいらっしゃいませがセクシーなお姉さんの『いらっしゃい』みたいに聞こえて妄想が……！」ﾑｸﾑｸ

('A`)「ん？クーさんの声が聞こえなくなったぞ」

川 ﾟ -ﾟ)「おい、休憩終わりだぞ、たかし君」

('A`)「あ、はい！すぐ行きます！」

川 ﾟ -ﾟ)「うん」

('A`;)「あ、あれ？すぐ行きますよ？
先レジ戻ってもいいですよ？」

川 ﾟ -ﾟ)「キミがそうやってずっとサボりそうだからここにいる」

川 ﾟ -ﾟ)「さあ早く」

('A`;)「は、はい！」ジーッ ｸﾞﾘｯ

('A`;;)「ぃぎゃああああああ！！！」

川 ﾟ -ﾟ;)「な、なんだ…」

('A`;)「噛まれた！チャックにっ…」

川 ﾟ -ﾟ)「………キミは休憩中にいったいナニをしていたんだ…」バチン

('A`)「ぁひんっ！」

なんだこのながれ

('A`)「シャーセー」

川 ﾟ -ﾟ)「いらっしゃいませー」


('A`)「………」ピッピッ

('A`)「350円になりゃーす」

('A`)「アリャシター」

川 ﾟ -ﾟ)「ありがとうございましたー」


('A`)「ふぅ」

川 ﾟ -ﾟ)「アレだな、キミの初出勤ももう終わるな」

('A`)「はい」

川 ﾟ -ﾟ)「そしてキミのレジの時のあのかったるそうなしゃべり方は直す気なさそうだな」

('A`)「いや、あの…」

川 ﾟ -ﾟ)「まあいいさ」

川 ﾟ -ﾟ)「今日１日お疲れさん」

('A`)「…は、はい！」

川 ﾟ -ﾟ)「ほら
キミこういうの好きだろ、あげるよ」

('A`)「あ、ありがとうございます」

('A`)（まどかキャンペーンのお茶……別に好きじゃないんだが…
ま、クーさんにもらっただけ喜ばしいな）

川 ﾟ -ﾟ)「さて、私はもう帰るぞ」

('A`)「あ、ああ…あの……」

川 ﾟ -ﾟ)「？」

('A`)「お、お疲れさまでした！」

川 ﾟ -ﾟ)「お疲れさん」ｼｬｰ

('A`)「行っちゃった…」

<ヽ｀∀´>「ははーん、さてはクーさんが気になるニダ？」

('A`)「わっ！夜勤の人…！？」

<ヽ｀∀´>「なんかすごい驚かれたニダ
君たちの入れ替わりの夜勤のニダーだ
よろしくニダ」

('A`)「あ、たかしです、よろしくおねがいします」

<ヽ｀∀´>「まあクーさんは諦めたほうがいいニダね」

('A`)「な、なんで…っ」

<ヽ｀∀´>（速攻ため口かよこいつ
謝罪と賠償が欲しいがまあ新人だし、しかたないニダ）

<ヽ｀∀´>「それはクーとウリは付き合ってるからニダ！」

な、なんだってぇーーー！！！！！！

('A`)「え、ええええええええええええ！！？」

<ヽ｀∀´>「しっしっしっ」

('A`)「う、嘘だろ！？」

<ヽ｀∀´>「ホントホント
ちなみにウリは先輩ニダ」

('A`)「そんなぁ…」

<ヽ｀∀´>「うしししっ」

('A`)「どのくらいなの？」

<ヽ｀∀´>「ウリが入ってすぐだからもう１年近いニダ」

('A`)「うぅ…そんなぁ…」

<ヽ｀∀´>「まあそう落ち込むなよ
また別のべっぴんでも探すニダ」

普通にいい先輩じゃねーか

<ヽ｀∀´>「ほら、もうそろ来るツンとかどうニダ？」

('A`)「つ、つん？誰それ」

<ヽ｀∀´>「ツンはウリとこの時間入ってる女ニダ
気が強くてウリはあんま好きじゃないニダ
つかいい加減ため口やめろやこら」

('A`)「ツン、ね…
クーさん以外興味ないや」


ξﾟ⊿ﾟ)ξ「おはよーざーす」

<ヽ｀∀´>「お、噂をすれば、ニダ」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あ、あんたが新人さん？
さっきクーと会った時聞いたわよ」

('A`)「え、あ、ども…」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あ、私ツンね」

<ヽ｀∀´>「おい、たかし挨拶しろニダ」

('A`)「あ、すんません
たかしって言いますよろしくおねがいします」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「はーん、挨拶ができないってのはホントなのね」

('A`)「えっ」

('A`)（クーさん…俺のことツンさんに愚痴ってたのかな…）

<ヽ｀∀´>「相変わらず相手のことを考えない言い方ニダね」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「なに？なんか言った？」

<ヽ｀∀´>「たかしに直接そんな言い方しなくても良いはずニダ
そもそもクーはそんな言い方しないニダ」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「なにあんた、クーと私の会話聞いてたの？ありえなーキモイわー」

<#ヽ｀∀´>「なにぃ？」ﾋﾟｷｯ

('A`)「ちょっ、ちょっと…」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あんたは黙ってて！
こいつとは前から意見が合わなかったのよ」

<#ヽ｀∀´>「もうムカついたニダ！」


('A`)「お、お疲れさまでしたー…」

('A`)「なんとか店を出れた…
大丈夫かな、あの二人…まあいっか」

('A`)「はぁ…色々あったけど、疲れたし大変だったし、泣きそうだったけど……
働くってのも悪くない…かも」

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

('A`)「ふぅ、やっと家だ
ニダーさんとツンさんたちに絡まれたせいで10時あがりなのにもう11時だ」

('A`)「ただいまー」

J( 'ｰ`)し「おかえり」

('A`)「カーチャン、起きてたの？」

J( 'ｰ`)し「たかしを待ってたんだよ」

なんかニダーがいい奴そうに見えるニダね

('A`)「な、なんで…」

J( 'ｰ`)し「こんな遅くまでがんばったのいつぶりだろうね？
たかしが話したいこともいっぱいあると思ってね」

('A`)「か、カーチャン…」

('A`)「いっぱいあるよ、話したいこと…
今日ね、店長にね……
クーさんていう人がね……
カーチャンも見ただろうけどゆうパックってのでさ……
クーさんにお疲れさんってさ……
夜勤の先輩がさ……」

J( 'ｰ`)し「うんうん」

('A`)「カーチャン…」

J( 'ｰ`)し「うん？」

('A`)「働くって大変だね」

J( 'ｰ`)し「うん」

('A`)「でも…楽しいかも」

J( 'ｰ`)し「うん、良かったねたかし
良かったよ…」

ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ

(´；ω；｀)

泣いた

全米が泣いた

全俺が泣いた

～～～～～～～～～～～～～～～～


('A`)「は、はじめみゃして…！」

わはははははは みゃして、だってさ～

('A`)「ううっ…」カァー

('A`)「と、栃木から転校してきました…たかしです…」


たかしです…だってー わはははははは

('A`)「え、え…」

先生「と、とりあえず席につこっか…たかし君…」


あとから知ったけど、そのクラスは問題児が多くて先生も手をつけられないくらい学級崩壊を起こしてたクラスだったんだ

過去の話か

おら、たかしうｘこしてんじゃねーぞぉ！

ばしゃっ

('A`;)「うわぁっ！」

はははははは うｘこたかしにはお似合いの水流しだ！

('A`;)「や、やめてよぉ！」

おらおら 抵抗すんじゃねーよ ははははははは ははははははは

('A`)「がぼぉっ…！」

おらおらぁ まだ20秒だぞ～ ははははははは
まだ顔あげんじゃねーよたかしぃ！

('A`;)「ぶぶぶぶがぁ！」ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ

おらおらおらぁ まだ30秒だぞ～ ははははははは ははははははは

('A`;)「ぶぼぉ…ばぶべぇ…」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

あ？ あれ…こいつ動かなくなったぞ… やべーやべー
逃げろ逃げろー！



('A`)「はっ」

J( 'ｰ`)し「大丈夫かい？たかし」

('A`)「カーチャン…？ここは？」

J( 'ｰ`)し「たかしの家だよ
もうクラスには行かなくていいからね
たかしの為に特別クラス作ってもらったから
がんばって勉強して頭の良い高校行こうね」

('A`)「……う、うん」

偏差値60なのになんで頭の悪そうな生徒が多いんだ

J( 'ｰ`)し「あ、あの子達には学校辞めてもらったから安心してね」

('A`)「や、やめてもらったって…
まあいっか…」



先生「さあたかし君、今日からは先生がマンツーマンで教えてあげるからね～
君は勉強はできるんだからがんばろうね」

('A`)「はい」

かーちゃん何モンだよ

('A`)「先生この問題簡単すぎっすよ
こんな問題ばっか出して頭おかしいんじゃないっすか？」

先生「な、なにを言うんだたかし君…たまたまできたからって…」

('A`)「いやもうこのテキスト全部終わってっから」

先生「す、すごい！」

('A`)「早く推薦でもなんでもしてくれや」

先生「我が中学初の東大卒が出るかもしれん！」


校長「たかし君の模試の結果ならこの辺での最高ランクの高校に行けるよ
私が推薦書を書くよ」

('A`)「ああ、よろしく」

校長「確約がとれたみたいだぞたかし君！
あとは面接だけだ！」

('A`)「うす」



('A`)「一応きっちりやるか」

('A`)「ん、なんかドキドキしてきた…」

次のかた、どうぞー

('A`;)「やべードキドキが止まらねーどうしよう…」


面接官「では、お名前をどうぞ」

('A`)「ぶぶぶ、ブーン中学からからから、来ましちゃ！来まし、来ますた来ました！
ちゃちゃちゃちゃ、ちゃかしと、たかしともうしま、もうしますすす！！
ほほほんほんじじつはーゆろしくおねおねがいしまちゅちゅちゅ！！！」

ラップでもやってんのかこいつは

ああ…

校長「誰だあんなのを我が中学始まって以来の神童と謳ったのは！
面接でまともな受け答えどころか逆切れして帰るなど本校始まって以来の大バカだ！！」

先生「はぁ…こんなはずではなかったんですが…
まあなんとか中堅クラスで確約がとれたのでよかったですよ」




('A`)「学校行かねぇ」

J( 'ｰ`)し「どうしたのたかし」

('A`)「もう外でねー」



('A`)「挨拶なんてする必要ねーだろ
事前に履歴書でもなんでも名前知れてるのになんでまた自己紹介しなくちゃなんねーんだよ」

逆切れｗｗｗｗｗｗｗｗ

勉強はできるけど人間的に馬鹿なタイプか

それから俺は高校始まって半月くらいは行かなかった
そのあともだらだらと行って、挨拶が苦手なのは少し直ったけど特に友達もできず家と学校を往復してた
2ちゃんだけとゲームだけが毎日の楽しみになってた

高校を卒業して1年半、なにも踏み出せずにいた俺が踏み出す結果になったのはカーチャンの無理矢理からだったんだ


J( 'ｰ`)し「たかし働く気はない？」

('A`)「ねーよ」

J( 'ｰ`)し「バイトから始めようね」

J( 'ｰ`)し「たかし、ローソンのバイトやりなさい」

～～～～～～～～～～～～～～

うむ

なんでこんなにいい話なんだよ