1: 2020/02/11(火) 19:25:25.053 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「へ?別に構いませんけど、なんでですか?」

みかん「一人暮らしだし寂しいし」

シャミ子「じゃあ布団もって行きますね!」

みかん「ありがとうシャミ子!」

2: 2020/02/11(火) 19:28:16.481 ID:0UJmLVjU0
みかん「ていうか今から来て!」

シャミ子「へ?今からですか?」

みかん「そーよ!晩御飯も一緒に食べましょ!」

シャミ子「わかりました!おかーさんに言ってきます!」

ちょっと離れた場所

桃「……」

3: 2020/02/11(火) 19:31:31.032 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「きましたけどこれからどうしますか?」

みかん「晩御飯の買い出しに行きましょう!」

シャミ子「わかりました!一緒に行きましょう!」

桃「……」

4: 2020/02/11(火) 19:34:22.689 ID:0UJmLVjU0
スーパー

みかん「私自炊しないからスーパーにきてもピンとこないわ」

シャミ子「じゃあ今晩食べるものから決めましょうか」

みかん「はいはい!パスタがいい!」

シャミ子「パスタですね、わかりました どんなパスタが食べたいですか?」

みかん「う~ん……わからないからまかせていい」

シャミ子「いいですよ!」

6: 2020/02/11(火) 19:38:11.838 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「アスパラとベーコンとカルボナーラソースとパスタ」

みかん「♪」

シャミ子「オリーブオイルは家にありますか?」

みかん「ないわ!」

シャミ子「う~んオリーブオイルを買うのはちょっともったいないですね、私の家にあるやつを使いましょう」

桃「……」ストーキング中

7: 2020/02/11(火) 19:43:45.643 ID:0UJmLVjU0
みかん「シャミ子、何かほしいものはある?」

シャミ子「晩御飯の買い物は終わりましたよ」

みかん「晩御飯もシャミ子が作ってくれるわけじゃん!そのお礼よ!好きなもの買ってあげる!」

シャミ子「そうですねぇ……ココアが飲みたいです」

みかん「じゃあ買いましょう!」

シャミ子「はい!」

桃「……」ぎりぎり 歯ぎしり

10: 2020/02/11(火) 19:48:13.817 ID:0UJmLVjU0
みかん「るんるん♪」

シャミ子「一人暮らしって寂しいんですか?」

みかん「ん~……寂しいっていえば寂しいけど気楽よね、朝に筋トレはじめる人もいないし
    でもたまには家に友達を呼びたいわ!」

シャミ子「私一人暮らしって想像できませんね、ずっとおかーさんと良と暮らしてるような気がします」

みかん「それもいいんじゃないかしら」

桃「……」

17: 2020/02/11(火) 19:53:47.211 ID:0UJmLVjU0
みかん「見てシャミ子!夕日よ夕日!」

シャミ子「あー、キレーですね!」

みかん「スマホカメラで撮影しよっと!ちょっと荷物持ってて」

シャミ子「はい」

みかん「つぶやいたーにのせよ、桃も見てくれるかしら」

シャミ子「桃はそういうことに無頓着ですからね」

みかん「シャミ子の写真もとろ!」

シャミ子「え?私とるんですか?」

みかん「はいとるわよ~!」キャッキャッ

シャミ子「イエーイ!」キャッキャッ

桃「……」いらいら

24: 2020/02/11(火) 20:01:00.885 ID:0UJmLVjU0
ばんだ荘

みかん「さ、入って入って!」

シャミ子「その前に家からオリーブオイルとってきます!ちょっと待っててください!」

みかん「うん、わかったわ!」

桃「……みかん」

みかん「うわっ!!!?」

桃「……」

みかん「ど、どうしたの桃?」

桃「……」

みかん「桃?」

桃「……なんでもないよ」

みかん「そ、そう」

桃「じゃあ私帰るから……」

みかん「え、ええ、またね」

桃「……」

30: 2020/02/11(火) 20:05:10.058 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「みかんさんオリーブオイル持ってきましたよ!」

みかん「早かったわね!」

シャミ子「じゃあご飯作りましょう!」

みかん「お願いね!」

シャミ子「……鍋はどこですか?」

みかん「ないわよ」

シャミ子「じゃあ鍋も家から持ってきますね!」

みかん「なにからなにまでごめんね」

33: 2020/02/11(火) 20:07:40.687 ID:0UJmLVjU0
みかん「ふんふ~ん♪」

桃「……」ゆらぁ

みかん「うわあああああああああああああ!!!」

桃「……」

みかん「ど、どうしたの桃?」

桃「……たまたま通りかかっただけだよ」

みかん「そ、そう」

桃「……」

みかん「どうかしたの?」

桃「別に……」

みかん「……」

桃「じゃ……」すたすた

みかん「……」

58: 2020/02/11(火) 20:22:06.071 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「鍋持ってきました!」

みかん「ねぇ作ってるところ隣でみてていい?」

シャミ子「いいですよ!でも柑橘系は入れないでくださいね!」

みかん「我慢するわ」

72: 2020/02/11(火) 20:28:27.833 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「パスタをゆでているあいだにアスパラとベーコンを切って……まな板と包丁はどこですか?」

みかん「ないわ!」

シャミ子「じゃあとってきますね!」

みかん「ごめんね手間ばっかりかけて」

シャミ子「いいんですよ!」

みかん「本当に良い子ねシャミ子って……」

桃「……」ふらっ

みかん「ぎゃあああああああああああああああ!!!」

桃「……」

みかん「ど、どうしたの?」

桃「たまたま通りかかったんだよ……」

みかん「あなたさっきもそういったじゃない」

桃「出かければ帰ってくるものだからね……偶然だよ……」

みかん「……も、もしかしてシャミ子とお泊り会するのに参加したいの?」

桃「そんなことないよ……えっ?お泊り会するんだ……へー、知らなかった。楽しんでね」

みかん「……え、ええ」

桃「じゃあ帰るから」すたすた

みかん「……」

84: 2020/02/11(火) 20:33:37.922 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「アスパラとベーコンを切って……フライパンはどこですか?」

みかん「……フライパンもないわ」

シャミ子「じゃあ家から」

みかん「また家に帰るの?」

シャミ子「どうかしたんですか?」

みかん「いえ、なんかいろいろあって」

シャミ子「じゃあナントカの杖を使います!フライパンになれ!」

みかん「ほっ……」

桃「……チッ」みかんの家のドアにへばりついて盗み聞きしている

95: 2020/02/11(火) 20:40:34.624 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「ベーコンをいためて、アスパラをいためて」

みかん「手際がいいわね」

シャミ子「みかんさんも練習すればすぐできるようになりますよ、なんなら教えてあげますよ!」

みかん「そうね、自炊できた方がいいわよね、今度教えてもらおうかしら」

シャミ子「簡単ですよ!……カルボナーラの素をいれて~♪」

みかん「すごいすごい!おいしそう!」

シャミ子「パスタをいれて」

みかん「完成!?」

シャミ子「そうですね!もう完成したようなものですよ!」

みかん「わーい!」

桃「ぐ……ぐぬぬ……!」ぎりぎり

100: 2020/02/11(火) 20:43:35.253 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「さぁ、食べましょう!」

みかん「いただきまーす!」

シャミ子「はいどーぞ」

みかん「……」もぐもぐ

シャミ子「どうですか?」

みかん「おいしー!!!」

桃「……」ぶるぶる

桃「あっ!」ぼふんっ

桃「や、闇堕ちしてしまった……」

110: 2020/02/11(火) 20:49:44.841 ID:0UJmLVjU0
みかん「本当においしいわシャミ子!あなた天才よ!」キャッキャッ

シャミ子「自画自賛するつもりはありませんが、自分でも上手にできたと思います!」キャッキャッ

桃「ど、どうしよう……」

桃「闇堕ちから戻るためにはたぶんシャミ子の作ったパスタを食べるしかない……」

桃の脳内

桃「シャミ子、みかん、今までずっと覗いてたんだ
  覗いてたら羨ましくて闇堕ちしちゃった
  元に戻るためにパスタ食べさせて」

シャミ子「のぞいてたんですか……ドン引きです……」

みかん「どうして参加したいかきいたときに参加したいって言わなかったの……?」

…………

桃「どうしよう……どうしよう……」

120: 2020/02/11(火) 20:58:20.043 ID:0UJmLVjU0
桃「……」

桃「消滅しよう……消滅するしかない……」

みかん「おいしかったわ、ごちそうさま」

シャミ子「おいしいって言ってもらえると嬉しいです!」

みかん「それにしてもちょっと作りすぎじゃない?明日の分も作ってくれたの?」

シャミ子「いえ、これは桃にもお裾分けしようと思って」

桃「!?」

みかん「あー桃の分なんだ」

シャミ子「桃は食生活が堕落しがちですからね、いい機会だと思って」

桃「……!」だだっ 家に帰る

シャミ子「じゃあもっていってきますね」

みかん「うん、桃も一人で寂しいでしょうからゆっくりしてくればいいわよ」

シャミ子「はい!」

133: 2020/02/11(火) 21:05:14.867 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「……」こんこん

桃「はぁはぁ……なにかなシャミ子?」がちゃ

シャミ子「貴様なぜ闇堕ちしている!?そしてなぜ息が荒い!?」

桃「そこは引っかからなくていい」

シャミ子「……晩御飯を作りすぎたから持ってきてやったぞ感謝するがいい」

桃「ありがとうシャミ子、いただくよ」

シャミ子「配下の管理も女王の仕事だからな」

桃「うん、じゃあね」

シャミ子「一人で食べるのは寂しくありませんか?」

桃「……あがってく?」

シャミ子「じゃあそうします!」

140: 2020/02/11(火) 21:11:28.382 ID:0UJmLVjU0
桃「おいしい!おいしいよシャミ子!」もぐもぐ

シャミ子「おいしいですか?よかったです!」

桃「おいし……」ぼふんっ

シャミ子「……闇堕ちから戻りましたね、原因はこれだったんですか?」

桃「そこは引っかからなくていい、それより本当においしいよシャミ子!」

シャミ子「実はみかんさんと食べたんですけどみかんさんもおいしいと言ってくれました」

桃「確か二人でお泊り会してるんだよね」

シャミ子「はい!みかんさんから誘われました!」

桃「……そうなんだ」

シャミ子「桃もこれを食べたら一緒にみかんさんの部屋に行きませんか!?」

桃「……行く」

シャミ子「じゃあ布団を持っていきましょう!」

147: 2020/02/11(火) 21:15:01.514 ID:0UJmLVjU0
シャミ子「戻りましたみかんさん」

桃「……」

みかん「桃も来たのね」

桃「邪魔だったかな?」

みかん「なんで邪魔なのよ」

桃「……」

みかん「じゃあお風呂に入ってみんなで寝ましょう!」

シャミ子「はい!そうしましょう!」

桃「うん」

おわり

引用元: みかん「シャミ子!今日私の部屋に泊まりに来ない?」