1: 2012/05/02(水) 14:53:15.99 ID:FgWgPU8a0
P「誰も何も知らないのか?」
春香「そういえば、最近あんまり見ませんね…」
真「電話やメールとかしたんですか?」
P「一応、三日前にメールしたんだけど、返事がないし
それからは毎日電話してるんだけど出ないんだよな」
貴音「なんと、それは一大事です」
千早「自宅にも、電話はしたんですか?」
P「ああ、出ないんだ
社長に事情伝わってないか聞きたいんだけど
あの人ふらっと出かけて帰ってこないからな…」
亜美「社長と新婚旅行行ってたりして!」
真美「ランデブー!」
P「ハネムーンな
それにしても、お前らも誰も何も知らないのか…弱ったな」
響「家に押しかけちゃえば?」
P「そうだな、一応最後の手段として考えておかないと」
春香「そういえば、最近あんまり見ませんね…」
真「電話やメールとかしたんですか?」
P「一応、三日前にメールしたんだけど、返事がないし
それからは毎日電話してるんだけど出ないんだよな」
貴音「なんと、それは一大事です」
千早「自宅にも、電話はしたんですか?」
P「ああ、出ないんだ
社長に事情伝わってないか聞きたいんだけど
あの人ふらっと出かけて帰ってこないからな…」
亜美「社長と新婚旅行行ってたりして!」
真美「ランデブー!」
P「ハネムーンな
それにしても、お前らも誰も何も知らないのか…弱ったな」
響「家に押しかけちゃえば?」
P「そうだな、一応最後の手段として考えておかないと」
2: 2012/05/02(水) 14:57:33.66 ID:FgWgPU8a0
ガラッ
高木「おはよう、諸君」
P「しゃ、社長!」
高木「お、おぉどうしたんだね、皆して」
真美「やよいっちを誘拐したのは社長さん、あんただね?」
P「新婚は?」
亜美「お流れかな」
高木「ああ、高槻君のことか
連絡が遅れてすまないが、彼女は暫く仕事をお休みするそうだ」
一同「…え!?」
春香「お休みって…どういう事ですか?」
真「何か重い病気とか…」
美希「それとも、何か問題起こして干されちゃってるとか!?」
高木「落ち着きたまえよ、君達
慌てても何も良い事はないぞ」
P「…それで、一体どうしてです?」
高木「おはよう、諸君」
P「しゃ、社長!」
高木「お、おぉどうしたんだね、皆して」
真美「やよいっちを誘拐したのは社長さん、あんただね?」
P「新婚は?」
亜美「お流れかな」
高木「ああ、高槻君のことか
連絡が遅れてすまないが、彼女は暫く仕事をお休みするそうだ」
一同「…え!?」
春香「お休みって…どういう事ですか?」
真「何か重い病気とか…」
美希「それとも、何か問題起こして干されちゃってるとか!?」
高木「落ち着きたまえよ、君達
慌てても何も良い事はないぞ」
P「…それで、一体どうしてです?」
6: 2012/05/02(水) 15:02:16.50 ID:FgWgPU8a0
高木「詳しい話は、出来ない
理由も私の口からは言えない」
P「…具体的に、いつまで休みを取るとかは?」
高木「…彼女次第だ
だが、彼女が病気をしているとかそういう訳ではないから、そこは安心したまえよ
君達も自分の仕事に戻りなさい」
~~
春香「どうしたんだろう」
雪歩「とりあえず、病気や怪我じゃなくって、何よりですけど…」
美希「やっぱり、気になるの!」
真「でも、社長が話さないってことはそれなりに理由があって話さないんじゃないかな」
P「多分な」
春香「わっ!?」
P「さ、心配したところでやよいが出てくる訳じゃないんだ
やるべき事をやれ、メール送ってあげるくらいなら、いいんじゃないか?」
春香「そ、そうですよね」
理由も私の口からは言えない」
P「…具体的に、いつまで休みを取るとかは?」
高木「…彼女次第だ
だが、彼女が病気をしているとかそういう訳ではないから、そこは安心したまえよ
君達も自分の仕事に戻りなさい」
~~
春香「どうしたんだろう」
雪歩「とりあえず、病気や怪我じゃなくって、何よりですけど…」
美希「やっぱり、気になるの!」
真「でも、社長が話さないってことはそれなりに理由があって話さないんじゃないかな」
P「多分な」
春香「わっ!?」
P「さ、心配したところでやよいが出てくる訳じゃないんだ
やるべき事をやれ、メール送ってあげるくらいなら、いいんじゃないか?」
春香「そ、そうですよね」
10: 2012/05/02(水) 15:06:49.30 ID:FgWgPU8a0
千早「あの、プロデューサー」
P「…どうした?」
千早「率直に答えて欲しいのですけど
もう、一週間顔を出していない高槻さんがこれ以上出てこなかったら
芸能界に復帰するのは、難しいのでは?」
P「たしかにな、フラ~っと戻ってきて受け入れてもらえる甘い世界じゃない
根掘り葉掘り聞かれたり、妙な記事を書かれたりもあるかもしれない」
千早「そう、ですよね」
P「…一ヶ月、かな」
千早「あと、3週間?」
P「ああ、それくらいで戻ってこないと、局の方から捨てられちゃうだろうね
番組もポシャった訳だし」
千早「あと、もう一ついいですか?」
P「何だ?」
千早「本当にプロデューサーは何も知らないんですか?」
P「ああ、知らない
だけど、もし知った所でお前達にそれを話せるかどうかはわからないぞl」
千早「……ありがとうございます」
P「…どうした?」
千早「率直に答えて欲しいのですけど
もう、一週間顔を出していない高槻さんがこれ以上出てこなかったら
芸能界に復帰するのは、難しいのでは?」
P「たしかにな、フラ~っと戻ってきて受け入れてもらえる甘い世界じゃない
根掘り葉掘り聞かれたり、妙な記事を書かれたりもあるかもしれない」
千早「そう、ですよね」
P「…一ヶ月、かな」
千早「あと、3週間?」
P「ああ、それくらいで戻ってこないと、局の方から捨てられちゃうだろうね
番組もポシャった訳だし」
千早「あと、もう一ついいですか?」
P「何だ?」
千早「本当にプロデューサーは何も知らないんですか?」
P「ああ、知らない
だけど、もし知った所でお前達にそれを話せるかどうかはわからないぞl」
千早「……ありがとうございます」
11: 2012/05/02(水) 15:13:08.75 ID:FgWgPU8a0
~14日後~
春香「…やよい、アイドルの仕事好きじゃなかったのかな」
美希「そんな事、ないと思うな」
千早「好き嫌い、関係なく
そろそろ、マズいんじゃないかしら」
春香「このままじゃ、やよいが戻って来た時には…」
亜美「いないんじゃ、お仕事も取りにいけないもんね」
小鳥「…皆、不安がってますよ」
P「俺だって、不安ですよ
今じゃ、営業リストにやよいの名前入れられないんですから」
小鳥「竜宮の4人には?」
P「律子にだけ、メールを入れておいた
伊織なんて、毎日電話してるらしいけど…」
春香「プロデューサーさん」
P「な、なんだ?」
春香「このままじゃ、やよい本当にアイドル辞めちゃいますよ
会いに行きましょうよ」
春香「…やよい、アイドルの仕事好きじゃなかったのかな」
美希「そんな事、ないと思うな」
千早「好き嫌い、関係なく
そろそろ、マズいんじゃないかしら」
春香「このままじゃ、やよいが戻って来た時には…」
亜美「いないんじゃ、お仕事も取りにいけないもんね」
小鳥「…皆、不安がってますよ」
P「俺だって、不安ですよ
今じゃ、営業リストにやよいの名前入れられないんですから」
小鳥「竜宮の4人には?」
P「律子にだけ、メールを入れておいた
伊織なんて、毎日電話してるらしいけど…」
春香「プロデューサーさん」
P「な、なんだ?」
春香「このままじゃ、やよい本当にアイドル辞めちゃいますよ
会いに行きましょうよ」
13: 2012/05/02(水) 15:17:56.53 ID:FgWgPU8a0
P「辞めるって…そんな事を言うなよ」
春香「だって、もう三週間も来てないんですよ!
駄目ですよ!やよいがいないと、事務所の皆も不安で…」
P「押しかける事が、本当にやよいのためになるかなんて、まだわからないだろ?」
春香「でも…それじゃ、何も出来ないじゃないですか」
P「…出来ること、あるだろ
メールとか、電話とか」
~~
小鳥「それじゃあ、お疲れ様です」
P「お疲れ様です」
P「メールとか、電話ね…
やよいの顔も見れないんじゃ、不安だよな」
Prrrrr Prrrrrガチャ
やよい『…』
P「ガチャ? や、やよい?」
やよい『…はい』
P「初めてだな、電話出てくれたの」
春香「だって、もう三週間も来てないんですよ!
駄目ですよ!やよいがいないと、事務所の皆も不安で…」
P「押しかける事が、本当にやよいのためになるかなんて、まだわからないだろ?」
春香「でも…それじゃ、何も出来ないじゃないですか」
P「…出来ること、あるだろ
メールとか、電話とか」
~~
小鳥「それじゃあ、お疲れ様です」
P「お疲れ様です」
P「メールとか、電話ね…
やよいの顔も見れないんじゃ、不安だよな」
Prrrrr Prrrrrガチャ
やよい『…』
P「ガチャ? や、やよい?」
やよい『…はい』
P「初めてだな、電話出てくれたの」
14: 2012/05/02(水) 15:23:00.51 ID:FgWgPU8a0
やよい『…』
P「やよいは、アイドルの仕事好きか?」
やよい『…すき、です』
P「そっか、それだけ聞ければ、俺は嬉しいよ」
やよい『…ごめんなさい』
P「謝らなくてもいいんだよ
なあ、やよい?今日ボーナス出たんだ
久しぶりに、やよいの家で焼肉やりたいな」
やよい『ありがとうございます、きっと、弟たちもよろこびます』
P「…行っても、いいのか?」
やよい『…はい』
P「そっか、ありがとうな
肉食べきれないくらい買ってくから、長介達に覚悟しとけって言っておいてくれ」
やよい『…ありがとうございます』
P「…一歩、前進かな
久しぶりだと、妙に緊張するな…」
P「やよいは、アイドルの仕事好きか?」
やよい『…すき、です』
P「そっか、それだけ聞ければ、俺は嬉しいよ」
やよい『…ごめんなさい』
P「謝らなくてもいいんだよ
なあ、やよい?今日ボーナス出たんだ
久しぶりに、やよいの家で焼肉やりたいな」
やよい『ありがとうございます、きっと、弟たちもよろこびます』
P「…行っても、いいのか?」
やよい『…はい』
P「そっか、ありがとうな
肉食べきれないくらい買ってくから、長介達に覚悟しとけって言っておいてくれ」
やよい『…ありがとうございます』
P「…一歩、前進かな
久しぶりだと、妙に緊張するな…」
16: 2012/05/02(水) 15:25:38.52 ID:FgWgPU8a0
P「お邪魔しまーす」
たったったった
長介「兄ちゃん、久しぶり
浩司ー!さっさと降りてこーい!」
P「おお、デカくなったな」
かすみ「お姉ちゃん、おかえり
お兄ちゃんも、いらっしゃい」
浩司「俺も俺も!3せんち延びた!」
やよい「こーら、先にいらっしゃいでしょ?」
浩司「おかえり!ねえねえ伸びたっしょ!?」
P「伸びた伸びた、もう2mあるわ
あれ、かすみも伸びた?」
かすみ「うん、1せんちだけ…」
P「お前らグングン伸びるな」
やよい「それじゃあ、焼肉の準備してますから、リビング行って待っててくださーい」
P(…家族の皆、相変わらずみたいだな
少し安心できた)
たったったった
長介「兄ちゃん、久しぶり
浩司ー!さっさと降りてこーい!」
P「おお、デカくなったな」
かすみ「お姉ちゃん、おかえり
お兄ちゃんも、いらっしゃい」
浩司「俺も俺も!3せんち延びた!」
やよい「こーら、先にいらっしゃいでしょ?」
浩司「おかえり!ねえねえ伸びたっしょ!?」
P「伸びた伸びた、もう2mあるわ
あれ、かすみも伸びた?」
かすみ「うん、1せんちだけ…」
P「お前らグングン伸びるな」
やよい「それじゃあ、焼肉の準備してますから、リビング行って待っててくださーい」
P(…家族の皆、相変わらずみたいだな
少し安心できた)
17: 2012/05/02(水) 15:27:39.79 ID:FgWgPU8a0
やよい「じゃーん、プロデューサーの買ってくれたお肉でーす」
浩司「いえーい!」
長介「浩司、ケーブルに足ひっかけるなよ」
P「あんま高いもんじゃないけど、量はあるから沢山食べていいぞ」
やよい「お手てを合わせて」
一同「いただきます」
P「ほら、ジャンジャン焼くぞ」
浩司「この肉俺の!予約!」
長介「欲張らなくたってまだあるって」
やよい「はい、今日は特別にジュースもありまーす」
かすみ「わぁ、すごい!」
P「オネショするなよ」
やよい「もう、ご飯中にそういう事言わないでくださーい」
浩司「いえーい!」
長介「浩司、ケーブルに足ひっかけるなよ」
P「あんま高いもんじゃないけど、量はあるから沢山食べていいぞ」
やよい「お手てを合わせて」
一同「いただきます」
P「ほら、ジャンジャン焼くぞ」
浩司「この肉俺の!予約!」
長介「欲張らなくたってまだあるって」
やよい「はい、今日は特別にジュースもありまーす」
かすみ「わぁ、すごい!」
P「オネショするなよ」
やよい「もう、ご飯中にそういう事言わないでくださーい」
18: 2012/05/02(水) 15:31:24.40 ID:FgWgPU8a0
長介「浩三はこの前したもんな」
浩司「してねーし!」
やよい「二人とも!」
長介・浩司「はい…」
やよい「まったく、長介はどんどんプロデューサーみたいになってきちゃうし…」
P「俺のせいかよ」
浩司「真似っこだー、せけー」
長介「セコくないし、真似してねーよ」
P「ほらほら、喧嘩する暇あるなら肉食え肉」
浩司「あ!それ俺が予約してたの!」
P「申し訳ありません
予約キャンセルの電話が入りましたので頂きました
美味しいです、ああー、うまいうまい」
かすみ「わ、私のお肉あげるから…」
長介「ありがとう」
浩司「あー!バカ!」
浩司「してねーし!」
やよい「二人とも!」
長介・浩司「はい…」
やよい「まったく、長介はどんどんプロデューサーみたいになってきちゃうし…」
P「俺のせいかよ」
浩司「真似っこだー、せけー」
長介「セコくないし、真似してねーよ」
P「ほらほら、喧嘩する暇あるなら肉食え肉」
浩司「あ!それ俺が予約してたの!」
P「申し訳ありません
予約キャンセルの電話が入りましたので頂きました
美味しいです、ああー、うまいうまい」
かすみ「わ、私のお肉あげるから…」
長介「ありがとう」
浩司「あー!バカ!」
19: 2012/05/02(水) 15:34:38.04 ID:FgWgPU8a0
やよい「プロデューサー、携帯鳴ってますよ?」
P「ん?ああ、本当だ、ありがとう」
[from:秋月律子
件名:大丈夫ですか?
本文:2週間経ちましたけど…
私達は竜宮の方が忙しくてほとんど事務所に顔出せてませんけど
メールがないって事は、まだやよい事務所に来てないんですよね?
今度、オフが取れたら飲みに行きましょう
一人で抱え込んだら駄目なのは、やよいもプロデューサー殿も一緒です]
P「…」
かすみ「どうか、したの?」
P「いや、なんでもない
って浩司、俺の肉食ったろ」
浩司「予約きゃんせるでーす」
P「くっそ…最後の肉が…」
かすみ「…あげる」
長介「ありがとう」
P「おま…!」
P「ん?ああ、本当だ、ありがとう」
[from:秋月律子
件名:大丈夫ですか?
本文:2週間経ちましたけど…
私達は竜宮の方が忙しくてほとんど事務所に顔出せてませんけど
メールがないって事は、まだやよい事務所に来てないんですよね?
今度、オフが取れたら飲みに行きましょう
一人で抱え込んだら駄目なのは、やよいもプロデューサー殿も一緒です]
P「…」
かすみ「どうか、したの?」
P「いや、なんでもない
って浩司、俺の肉食ったろ」
浩司「予約きゃんせるでーす」
P「くっそ…最後の肉が…」
かすみ「…あげる」
長介「ありがとう」
P「おま…!」
21: 2012/05/02(水) 15:38:00.19 ID:FgWgPU8a0
P「まったくたくましいな、この家の子供は」
かすみ「皆、楽しく食べたいから」
P「まあ、必死になった方が楽しいな」
かすみ「それじゃあ、お姉ちゃんのお手伝いしてくるね」
P「ああ、俺もすぐ行くよ
長介、ちょっと散歩に付き合ってくれるか?」
長介「ん?いいけど」
浩司「俺も行く!!」
P「駄目、漢の散歩だ、浩司にはまだ早い」
浩司「俺も男だし!」
P「逆立ちで町中散歩するんだけど、それでも行きたいの?」
浩司「えー!?俺逆立ちできねー!」
P「じゃ、出来るようになったら連れてってやるよ」
浩司「ずりー」
長介「また今度な」
かすみ「皆、楽しく食べたいから」
P「まあ、必死になった方が楽しいな」
かすみ「それじゃあ、お姉ちゃんのお手伝いしてくるね」
P「ああ、俺もすぐ行くよ
長介、ちょっと散歩に付き合ってくれるか?」
長介「ん?いいけど」
浩司「俺も行く!!」
P「駄目、漢の散歩だ、浩司にはまだ早い」
浩司「俺も男だし!」
P「逆立ちで町中散歩するんだけど、それでも行きたいの?」
浩司「えー!?俺逆立ちできねー!」
P「じゃ、出来るようになったら連れてってやるよ」
浩司「ずりー」
長介「また今度な」
26: 2012/05/02(水) 15:44:38.50 ID:FgWgPU8a0
~~
長介「…姉ちゃんの話?」
P「俺もあれこれ嗅ぎ回ったりするのは好きじゃない
だから、やよいが家で元気にしてるかだけ、教えて欲しい」
長介「うん、元気だよ」
P「そうか、よかった…」
長介「姉ちゃん、クビになるの?」
P「このまま来ないと、少し危ないな」
長介「お願いだから、クビにしないであげて
姉ちゃんも、すぐに戻ると思うから」
P「俺もクビになんてなって欲しくないよ
でも、俺が決められる事じゃない」
長介「この通り!」
P「お、おい…頭を下げられても困るって
大丈夫だよ」
長介「ここ最近は、通夜とかで忙しかったから疲れも溜まってて…
でも、姉ちゃんも仕事が大好きなんだ」
P「通夜…?」
長介「…姉ちゃんの話?」
P「俺もあれこれ嗅ぎ回ったりするのは好きじゃない
だから、やよいが家で元気にしてるかだけ、教えて欲しい」
長介「うん、元気だよ」
P「そうか、よかった…」
長介「姉ちゃん、クビになるの?」
P「このまま来ないと、少し危ないな」
長介「お願いだから、クビにしないであげて
姉ちゃんも、すぐに戻ると思うから」
P「俺もクビになんてなって欲しくないよ
でも、俺が決められる事じゃない」
長介「この通り!」
P「お、おい…頭を下げられても困るって
大丈夫だよ」
長介「ここ最近は、通夜とかで忙しかったから疲れも溜まってて…
でも、姉ちゃんも仕事が大好きなんだ」
P「通夜…?」
30: 2012/05/02(水) 15:51:15.70 ID:FgWgPU8a0
長介「だから、クビにしないであげて!」
P「長介、通夜って何の話だ」
長介「…姉ちゃんから、聞いてないの?」
P「ああ」
長介「母さんと父さん、事故で死んじゃったんだ
叔父さん達の家で暮らすかって話とかで、忙しくて
気が参っちゃってるんだ…」
P(こりゃ、社長の口から言えない訳だ…)
P「長介、社長は甘い人だから
そういう事情があるならいくらでもやよいの事を待ってくれると思うよ
だから、安心していい」
長介「ほ、本当!?」
P「ああ、大丈夫だ
もしやばかったら俺が代わりにクビになってやるよ」
長介「やるじゃん!」
P「まあな、そろそろ戻るか」
長介「うん」
P「長介、通夜って何の話だ」
長介「…姉ちゃんから、聞いてないの?」
P「ああ」
長介「母さんと父さん、事故で死んじゃったんだ
叔父さん達の家で暮らすかって話とかで、忙しくて
気が参っちゃってるんだ…」
P(こりゃ、社長の口から言えない訳だ…)
P「長介、社長は甘い人だから
そういう事情があるならいくらでもやよいの事を待ってくれると思うよ
だから、安心していい」
長介「ほ、本当!?」
P「ああ、大丈夫だ
もしやばかったら俺が代わりにクビになってやるよ」
長介「やるじゃん!」
P「まあな、そろそろ戻るか」
長介「うん」
34: 2012/05/02(水) 15:58:26.51 ID:FgWgPU8a0
~~
P「という訳だ
まあ結局俺からも理由は言えてないけど
つまりは社長がクビにする事はまずないだろうから
のんびり待ってやろう」
響「…社長がクビにしなくたって、これだけぷーになってたらお仕事もらえないぞ…」
P「まあな…
でも、俺達が先に心配すべくは…」
千早「春香ですね」
P「まさかこのタイミングで高熱なんてな…」
真「春香らしいっちゃ春香らしいけどね」
美希「春香ならステーンって転べば風邪菌もとんでっちゃうの」
雪歩「皆…もっと心配してあげましょうよぉ…」
ガラ
律子「ただいま戻りましたー」
亜美「づかれだ→!」
あずさ「よしよし」
P「という訳だ
まあ結局俺からも理由は言えてないけど
つまりは社長がクビにする事はまずないだろうから
のんびり待ってやろう」
響「…社長がクビにしなくたって、これだけぷーになってたらお仕事もらえないぞ…」
P「まあな…
でも、俺達が先に心配すべくは…」
千早「春香ですね」
P「まさかこのタイミングで高熱なんてな…」
真「春香らしいっちゃ春香らしいけどね」
美希「春香ならステーンって転べば風邪菌もとんでっちゃうの」
雪歩「皆…もっと心配してあげましょうよぉ…」
ガラ
律子「ただいま戻りましたー」
亜美「づかれだ→!」
あずさ「よしよし」
35: 2012/05/02(水) 16:05:18.88 ID:FgWgPU8a0
P「お、お疲れ伊織」
伊織「そんな事より、進展は?」
P「あったと言えば、あった」
伊織「でも、やよいの姿はないのね」
P「…待つしかない」
伊織「あと1週間もすればやよいが通る企画なんて業界からなくなっちゃうわよ!」
真美「そこは、水瀬グループの力でバーンって!」
伊織「やよいが、そんな事して喜ぶ訳ないじゃない…」
P「…」
千早「水瀬さん、今後の仕事は?」
伊織「え?これからブーブーエスTVで打ち合わせがあって
明日は地方の応援ライブで明後日はサクラドットTVの収録に…」
千早「つまり、カツカツなのね
私、高槻さんの家を訪ねてみます」
P「お、おい…さっきも言ったけど、やよいは仕事が嫌で来ない訳じゃないんだ
俺達が今更出て行っても仕方がないぞ」
千早「いいんです」
伊織「そんな事より、進展は?」
P「あったと言えば、あった」
伊織「でも、やよいの姿はないのね」
P「…待つしかない」
伊織「あと1週間もすればやよいが通る企画なんて業界からなくなっちゃうわよ!」
真美「そこは、水瀬グループの力でバーンって!」
伊織「やよいが、そんな事して喜ぶ訳ないじゃない…」
P「…」
千早「水瀬さん、今後の仕事は?」
伊織「え?これからブーブーエスTVで打ち合わせがあって
明日は地方の応援ライブで明後日はサクラドットTVの収録に…」
千早「つまり、カツカツなのね
私、高槻さんの家を訪ねてみます」
P「お、おい…さっきも言ったけど、やよいは仕事が嫌で来ない訳じゃないんだ
俺達が今更出て行っても仕方がないぞ」
千早「いいんです」
36: 2012/05/02(水) 16:11:19.18 ID:FgWgPU8a0
千早「…自己満足ですけど
何かしないと、こっちが参ってしまいます
高槻さんには、申し訳ないですけどね」
真美「やよいっちなら許してくれるっしょ!
真美も今日はお仕事だから明日押しかけちゃお→っと!」
P「お前らなぁ…」
貴音「よいではないですか」
P「貴音まで…」
貴音「皆、不器用なのですから、これくらいしか出来ないのです
私も、やよいに持っていくお土産を考えておかなければなりませんね」
P「やれやれ…千早、送るよ
俺の営業先、同じ方向だから」
千早「ふふ、ありがとうございます」
伊織「あ、あんた達!私がオフの日までにはやよい修理しときなさいよ!」
真「へへっ 任せて!」
何かしないと、こっちが参ってしまいます
高槻さんには、申し訳ないですけどね」
真美「やよいっちなら許してくれるっしょ!
真美も今日はお仕事だから明日押しかけちゃお→っと!」
P「お前らなぁ…」
貴音「よいではないですか」
P「貴音まで…」
貴音「皆、不器用なのですから、これくらいしか出来ないのです
私も、やよいに持っていくお土産を考えておかなければなりませんね」
P「やれやれ…千早、送るよ
俺の営業先、同じ方向だから」
千早「ふふ、ありがとうございます」
伊織「あ、あんた達!私がオフの日までにはやよい修理しときなさいよ!」
真「へへっ 任せて!」
37: 2012/05/02(水) 16:16:28.90 ID:FgWgPU8a0
ピンポーン
千早(…最悪ね、こんなタイミングで雨に降られるなんて
ビショ濡れで押しかけられて、本当にいい迷惑じゃない…)
ガチャ
やよい「ち、千早さん…ビショビショじゃないですか」
千早「ごめんなさい、天気予報は晴れだったものだから…」
やよい「と、とりあえず上がって下さい
かすみー!お風呂急いで沸かしてー!」
千早「お風呂まで、悪いわよ」
やよい「風邪引いちゃいます」
千早「なんだか、ごめんなさいね
高槻さんを励ますつもりで来たのに、迷惑ばかりかけてしまって」
やよい「はわわっ、鞄の中身大丈夫ですか?」
千早「あら、大変」
千早(…最悪ね、こんなタイミングで雨に降られるなんて
ビショ濡れで押しかけられて、本当にいい迷惑じゃない…)
ガチャ
やよい「ち、千早さん…ビショビショじゃないですか」
千早「ごめんなさい、天気予報は晴れだったものだから…」
やよい「と、とりあえず上がって下さい
かすみー!お風呂急いで沸かしてー!」
千早「お風呂まで、悪いわよ」
やよい「風邪引いちゃいます」
千早「なんだか、ごめんなさいね
高槻さんを励ますつもりで来たのに、迷惑ばかりかけてしまって」
やよい「はわわっ、鞄の中身大丈夫ですか?」
千早「あら、大変」
38: 2012/05/02(水) 16:21:13.59 ID:FgWgPU8a0
やよい『湯加減、どうですか?』
千早「丁度いいわ、本当にありがとう」
やよい『狭いお風呂で、ごめんなさい』
千早「いえ、私の家もこんなものよ
あら、同じシャンプーだわ」
やよい『そうなんですか?それ、安くてお得って感じですよね』
千早「ええ、匂いも素敵よね」
やよい『はい、お花の香りで、ふわふわです』
千早「…そういえば、着替えは…」
やよい『今、長介がぐるぐるーって回してます!』
千早「えっと…それ、乾くの?」
やよい『初めてだから、まだわからないです』
千早「…」
千早「丁度いいわ、本当にありがとう」
やよい『狭いお風呂で、ごめんなさい』
千早「いえ、私の家もこんなものよ
あら、同じシャンプーだわ」
やよい『そうなんですか?それ、安くてお得って感じですよね』
千早「ええ、匂いも素敵よね」
やよい『はい、お花の香りで、ふわふわです』
千早「…そういえば、着替えは…」
やよい『今、長介がぐるぐるーって回してます!』
千早「えっと…それ、乾くの?」
やよい『初めてだから、まだわからないです』
千早「…」
39: 2012/05/02(水) 16:28:23.07 ID:FgWgPU8a0
千早「これ…」
やよい「…お母さんの、服です」
千早「ありがとう、洗って返すわ
お母様にも、お礼を言っておいて貰えると嬉しいのだけど」
やよい「…」
千早「どうか、したの?」
やよい「…ぎゅってしてもらって、いいですか」
千早「え?ええ、構わないけど…」 ぎゅ
やよい「千早さんに、この服あげます」
千早「いいの?勝手にお母様の服を…」
やよい「もう、いないんです」
千早「…」
やよい「もう…もう…おかあさん…」
千早「高槻さんのお母様は、すごくお洒落な方だったのね」
やよい「おかあさん…うええぇぇん」
千早「よしよし」
やよい「…お母さんの、服です」
千早「ありがとう、洗って返すわ
お母様にも、お礼を言っておいて貰えると嬉しいのだけど」
やよい「…」
千早「どうか、したの?」
やよい「…ぎゅってしてもらって、いいですか」
千早「え?ええ、構わないけど…」 ぎゅ
やよい「千早さんに、この服あげます」
千早「いいの?勝手にお母様の服を…」
やよい「もう、いないんです」
千早「…」
やよい「もう…もう…おかあさん…」
千早「高槻さんのお母様は、すごくお洒落な方だったのね」
やよい「おかあさん…うええぇぇん」
千早「よしよし」
45: 2012/05/02(水) 16:36:34.20 ID:FgWgPU8a0
やよい「すみませんでした…」
千早「いいのよ、辛いときは泣いても
…お母様は、いつ?」
やよい「…3週間前」
千早「辛くて、お仕事どころじゃないわよね」
やよい「でもでも、それは…私のわがままです…」
千早「わがままくらい、皆平気よ」
やよい「…本当ですか?」
千早「ええ、社長も何年でも待つって言ってたわ」
やよい「社長が…?」
千早「以前、弟の話を少しした事があるけど、覚えてる?」
やよい「もちろん、覚えてます」
千早「高槻さんには、特別に良い事を教えてあげるわ
おはよう、おやすみなさい、いただきますと、ごちそうさま
この4つを言うときに、心の中で居なくなってしまった大切な人にも言うの
それだけで、気持ちがずっと楽になるのよ」
やよい「おはよう、おやすみ…挨拶ですか?」
千早「いいのよ、辛いときは泣いても
…お母様は、いつ?」
やよい「…3週間前」
千早「辛くて、お仕事どころじゃないわよね」
やよい「でもでも、それは…私のわがままです…」
千早「わがままくらい、皆平気よ」
やよい「…本当ですか?」
千早「ええ、社長も何年でも待つって言ってたわ」
やよい「社長が…?」
千早「以前、弟の話を少しした事があるけど、覚えてる?」
やよい「もちろん、覚えてます」
千早「高槻さんには、特別に良い事を教えてあげるわ
おはよう、おやすみなさい、いただきますと、ごちそうさま
この4つを言うときに、心の中で居なくなってしまった大切な人にも言うの
それだけで、気持ちがずっと楽になるのよ」
やよい「おはよう、おやすみ…挨拶ですか?」
46: 2012/05/02(水) 16:42:38.82 ID:FgWgPU8a0
千早「そう、毎日、毎日挨拶をするの
気持ちをこめて、優しく
それが、亡くなった人と、私達が一緒に暮らす魔法」
やよい「魔法…」
千早「魔法だなんて、ちょっと胡散臭かったかしら」
やよい「ぜんぜん!すっごく、素敵です!」
千早「ふふ、ありがとう
今日の夜ご飯にでも、試してみて」
やよい「はい!」
~~
やよい「それじゃあ、おててを合わせて」
長介・かすみ・浩司「いただきます!」
やよい「…いただきます」
(たーんとおたべ)
長介「…なんで泣いてるの?」
やよい「ううん!なんでもないから
たーんとおたべ!」
浩司「母ちゃんみたい!」かすみ「うん♪」 おわり
気持ちをこめて、優しく
それが、亡くなった人と、私達が一緒に暮らす魔法」
やよい「魔法…」
千早「魔法だなんて、ちょっと胡散臭かったかしら」
やよい「ぜんぜん!すっごく、素敵です!」
千早「ふふ、ありがとう
今日の夜ご飯にでも、試してみて」
やよい「はい!」
~~
やよい「それじゃあ、おててを合わせて」
長介・かすみ・浩司「いただきます!」
やよい「…いただきます」
(たーんとおたべ)
長介「…なんで泣いてるの?」
やよい「ううん!なんでもないから
たーんとおたべ!」
浩司「母ちゃんみたい!」かすみ「うん♪」 おわり
51: 2012/05/02(水) 16:52:33.10
乙。もう少し見たかったが
52: 2012/05/02(水) 17:00:27.36
乙。リアルなら慎吾みたいに無休だろうなぁ
53: 2012/05/02(水) 17:01:42.05
ミンゴス惚れ直した
引用元: P「やよいが仕事に来なくなった」
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