1: 2012/06/07(木) 18:11:43.59 ID:6mXiJpB00
ガチャッ
P「ただいまうおぁ寒っ!?」ゾクゾクッ
春香「な、なななんで事務所こんなにひひひ冷えてんですかね」ガタガタ
P「設定温度は……15℃!?」ブルブル
P「バカじゃねーの?ってかバカじゃねーの!?」ブルブル
春香「い、いくら外が暑いからって下げ過ぎですよ、これ……」ガタガタ
毛布「Zzzz」スヤスヤ
P「ただいまうおぁ寒っ!?」ゾクゾクッ
春香「な、なななんで事務所こんなにひひひ冷えてんですかね」ガタガタ
P「設定温度は……15℃!?」ブルブル
P「バカじゃねーの?ってかバカじゃねーの!?」ブルブル
春香「い、いくら外が暑いからって下げ過ぎですよ、これ……」ガタガタ
毛布「Zzzz」スヤスヤ
3: 2012/06/07(木) 18:13:47.41 ID:6mXiJpB00
P「と、とにかくリモコン探せ、リモコン!」ブルブル
春香「こ、小鳥さんどこ行ったんでしょうね……」ガタガタ
P「今日あの人は腹下して休んでるんだよ……だから、犯人がいるはずだ」ブルブル
P「夏場に入ると生ものは傷みやすくなるからな、春香も気をつけるんだぞ」ブルブル
春香「はい……あっ」
P「どうした?見つかったか?」
春香「あれ……」スッ
毛布「Zzzz」スヤスヤ
春香「こ、小鳥さんどこ行ったんでしょうね……」ガタガタ
P「今日あの人は腹下して休んでるんだよ……だから、犯人がいるはずだ」ブルブル
P「夏場に入ると生ものは傷みやすくなるからな、春香も気をつけるんだぞ」ブルブル
春香「はい……あっ」
P「どうした?見つかったか?」
春香「あれ……」スッ
毛布「Zzzz」スヤスヤ
6: 2012/06/07(木) 18:16:03.01 ID:6mXiJpB00
P「………」
春香「………」
毛布「Zzzz」スヤスヤ
ガバッ
美希「っ!?……さ、寒いの……」ガタガタ
P「じ、自分で温度設定しておいて、毛布を被るとは……!」ワナワナ
美希「むぅ……それ取っちゃやぁっ!」ガシッ
P「だったらリモコン出せやコラァ!」グイッ
春香「あ!ありましたよ、プロデューサーさん!」ヒョイ
春香「………」
毛布「Zzzz」スヤスヤ
ガバッ
美希「っ!?……さ、寒いの……」ガタガタ
P「じ、自分で温度設定しておいて、毛布を被るとは……!」ワナワナ
美希「むぅ……それ取っちゃやぁっ!」ガシッ
P「だったらリモコン出せやコラァ!」グイッ
春香「あ!ありましたよ、プロデューサーさん!」ヒョイ
7: 2012/06/07(木) 18:18:17.16 ID:6mXiJpB00
P「ナイス春香!それをこっちに渡すんだ!!」
春香「はい、プロデューサーさっ」ガッ
春香「わわっ、わっ、わっ………あっ」ビュンッ
P「えっ」
ガンッ
プスン
美希「……エアコンが止まったの」
春香「はい、プロデューサーさっ」ガッ
春香「わわっ、わっ、わっ………あっ」ビュンッ
P「えっ」
ガンッ
プスン
美希「……エアコンが止まったの」
8: 2012/06/07(木) 18:20:19.12 ID:6mXiJpB00
P「投げる方向全然違うだろ~、春香……」スタスタ
春香「ご、ごめんなさいプロデューサーさん!」
ヒョイ
P「さて、温度設定を………あれ?」カチカチ
春香「?……どうしました?」
P「……ウンともスンとも言わねぇ……」カチカチ
春香「ご、ごめんなさいプロデューサーさん!」
ヒョイ
P「さて、温度設定を………あれ?」カチカチ
春香「?……どうしました?」
P「……ウンともスンとも言わねぇ……」カチカチ
9: 2012/06/07(木) 18:22:28.72 ID:6mXiJpB00
春香「こ、壊れちゃったんですか!?」
P「……ま、まぁ、リモコンが壊れても、本体の方を操作すれば動くだろ」スタスタ
美希「リモコン、エアコンに直撃したの」
P「……いやいや、まさかそんな事で壊れたりするはず……」カチャカチャ
P「………」カチャカチャ
春香「………」
美希「……動かないの」
P「……やっべぇ」タラリ
P「……ま、まぁ、リモコンが壊れても、本体の方を操作すれば動くだろ」スタスタ
美希「リモコン、エアコンに直撃したの」
P「……いやいや、まさかそんな事で壊れたりするはず……」カチャカチャ
P「………」カチャカチャ
春香「………」
美希「……動かないの」
P「……やっべぇ」タラリ
11: 2012/06/07(木) 18:25:29.68 ID:6mXiJpB00
~翌日~
ゴロゴロゴロ……
P「……律子ぉ、今日の天気予報は~?」パタパタ
律子「連日の記録的な長雨により湿度は70%以上……」
律子「気温は30℃を超える真夏日になり、午後から天気が崩れ出すでしょう」
美希「律子、さん……何で、こんなに事務所暑いの……」パタパタ
律子「あんたらが昨日エアコンブッ壊したからです」
春香「うぅっ……ほ、本当にごめんなさい……」パタパタ
P「とはいえ、流石に無風はしんどいな……あっ!」パタパタ
春香「……どうかしたんですか、プロデューサーさん?」
P「確か備品に扇風機があったはずだ!あれを使おう!」スタスタ
ゴロゴロゴロ……
P「……律子ぉ、今日の天気予報は~?」パタパタ
律子「連日の記録的な長雨により湿度は70%以上……」
律子「気温は30℃を超える真夏日になり、午後から天気が崩れ出すでしょう」
美希「律子、さん……何で、こんなに事務所暑いの……」パタパタ
律子「あんたらが昨日エアコンブッ壊したからです」
春香「うぅっ……ほ、本当にごめんなさい……」パタパタ
P「とはいえ、流石に無風はしんどいな……あっ!」パタパタ
春香「……どうかしたんですか、プロデューサーさん?」
P「確か備品に扇風機があったはずだ!あれを使おう!」スタスタ
12: 2012/06/07(木) 18:28:02.19 ID:6mXiJpB00
ブウウウウウウン
美希「……風が温いの」
P「……嫌なら扇風機の前からどいてくれないか」
美希「どうしてそんなひどいこと言うの、ハニー?」
P「首振り式なんだよこれは!広範囲に風が来るように出来てるんだよ!」ガキョッ
ブウウウウウウン
春香「あっ、涼しい~……生き返った気分です」ソヨソヨ
美希「………」
美希「……風が温いの」
P「……嫌なら扇風機の前からどいてくれないか」
美希「どうしてそんなひどいこと言うの、ハニー?」
P「首振り式なんだよこれは!広範囲に風が来るように出来てるんだよ!」ガキョッ
ブウウウウウウン
春香「あっ、涼しい~……生き返った気分です」ソヨソヨ
美希「………」
13: 2012/06/07(木) 18:30:34.64 ID:6mXiJpB00
ガキョッ
P「あっこら!美希!」ガキョッ
美希「むー!」ガキョッ
春香「ちょっ!わ、私にも風を当ててくださいよ!!」ガシッ
美希「離すのー!」ガシッ
ボキッ
プラーン
P「あっ……あぁぁぁぁ………」ガックリ
美希「……また春香が壊したの」
春香「……わ、わざとじゃないのに……」シクシク
律子「………」イライラ
P「あっこら!美希!」ガキョッ
美希「むー!」ガキョッ
春香「ちょっ!わ、私にも風を当ててくださいよ!!」ガシッ
美希「離すのー!」ガシッ
ボキッ
プラーン
P「あっ……あぁぁぁぁ………」ガックリ
美希「……また春香が壊したの」
春香「……わ、わざとじゃないのに……」シクシク
律子「………」イライラ
15: 2012/06/07(木) 18:33:09.17 ID:6mXiJpB00
ゴロゴロゴロ……
春香「途端に暗くなってきましたね……」パタパタ
美希「……さっきよりもっと暑くなってきた気がする」パタパタ
P「ふっふっふ……こうなれば、昔ながらの納涼法をやるまでだ」チャプチャプ
春香「バケツに水汲んで来て、どうするんです?」
P「こうして水に両足を突っ込むことで、足の先端から涼しさを感じるのさ」ピッチャピッチャ
春香「途端に暗くなってきましたね……」パタパタ
美希「……さっきよりもっと暑くなってきた気がする」パタパタ
P「ふっふっふ……こうなれば、昔ながらの納涼法をやるまでだ」チャプチャプ
春香「バケツに水汲んで来て、どうするんです?」
P「こうして水に両足を突っ込むことで、足の先端から涼しさを感じるのさ」ピッチャピッチャ
16: 2012/06/07(木) 18:36:13.41 ID:6mXiJpB00
美希「……温いの」
P「無いよりマシだろ……考えるな、感じるんだ」
春香「流石プロデューサーさん!早速私もやってみますね!」チャプチャプ
P「!……ま、待て春香!お前が水汲んできたら、絶対こぼs」ガタッ
ガッ
P「あっ……し、しまっ」
バシャーン
カランカラン……
美希「……水浸しなの」
律子「……プロデューサー」イライライライラ
P「……すんません、すぐ片づけます」
P「無いよりマシだろ……考えるな、感じるんだ」
春香「流石プロデューサーさん!早速私もやってみますね!」チャプチャプ
P「!……ま、待て春香!お前が水汲んできたら、絶対こぼs」ガタッ
ガッ
P「あっ……し、しまっ」
バシャーン
カランカラン……
美希「……水浸しなの」
律子「……プロデューサー」イライライライラ
P「……すんません、すぐ片づけます」
17: 2012/06/07(木) 18:38:47.88 ID:6mXiJpB00
春香「…」パタパタ
美希「…」パタパタ
律子「…」
P「(……とうとう誰も喋らなくなった……が、蒸し暑い事に変わりはない)」パタパタ
プーーーーーーーー……ン
美希「!」
パシン
春香「痛っ!……な、何するの!?」
美希「蚊」
春香「……はい?」
美希「蚊がいたから」
春香「………」イラッ
美希「…」パタパタ
律子「…」
P「(……とうとう誰も喋らなくなった……が、蒸し暑い事に変わりはない)」パタパタ
プーーーーーーーー……ン
美希「!」
パシン
春香「痛っ!……な、何するの!?」
美希「蚊」
春香「……はい?」
美希「蚊がいたから」
春香「………」イラッ
18: 2012/06/07(木) 18:42:19.59 ID:6mXiJpB00
プーーーーーーーー……ン
バシッ
美希「いたっ!」
春香「ごめんなさい。蚊、飛んでたから」
美希「………」イラッ
P「お、おい、お前ら、もうそこまでにして――」
バシーン
P「ぶへっ!」
ベシーン
P「べほまっ!?」
春香・美希「「蚊」」
P「………」ヒリヒリ
バシッ
美希「いたっ!」
春香「ごめんなさい。蚊、飛んでたから」
美希「………」イラッ
P「お、おい、お前ら、もうそこまでにして――」
バシーン
P「ぶへっ!」
ベシーン
P「べほまっ!?」
春香・美希「「蚊」」
P「………」ヒリヒリ
21: 2012/06/07(木) 18:45:57.72 ID:6mXiJpB00
プーーーーーーーー……ン
P「………」ギリッ
ピトッ
P「……今だっ!!」
パン
律子「………」ヒリヒリ
P「ホラ見て!蚊をやっつけたよ律子姉ちゃん!(裏声)」
ドゴォ
春香「……グーパン……」
美希「……みぞおちに入ったの」
P「………」ギリッ
ピトッ
P「……今だっ!!」
パン
律子「………」ヒリヒリ
P「ホラ見て!蚊をやっつけたよ律子姉ちゃん!(裏声)」
ドゴォ
春香「……グーパン……」
美希「……みぞおちに入ったの」
24: 2012/06/07(木) 18:49:21.40 ID:6mXiJpB00
ザァー……
春香「雨まで降ってきましたね……」パタパタパタパタ
美希「ジメジメしてて最高に蒸し暑いの……」パタパタパタパタ
P「……もう我慢の限界だっ!」ガタタッ
春香「!?」
P「俺は、脱ぐ!」ヌギッ
美希「ヘンタイさん!?」
P「何言ってんだ、男が上脱いだってどうって事ないだろ」ヌギヌギ
P「あ、お前らはダメだからな。周りの目というものがあるからな」キリッ
春香「雨まで降ってきましたね……」パタパタパタパタ
美希「ジメジメしてて最高に蒸し暑いの……」パタパタパタパタ
P「……もう我慢の限界だっ!」ガタタッ
春香「!?」
P「俺は、脱ぐ!」ヌギッ
美希「ヘンタイさん!?」
P「何言ってんだ、男が上脱いだってどうって事ないだろ」ヌギヌギ
P「あ、お前らはダメだからな。周りの目というものがあるからな」キリッ
25: 2012/06/07(木) 18:52:45.79 ID:6mXiJpB00
春香「そ、そんな!プロデューサーさんだけずるいです!!」
美希「ミキも脱がせてよ~!!」
P「ダメだ!これは男だけの特権だ!」
春香「って言うか周囲の目って、男はプロデューサーさんしかいないじゃないですか!」
美希「ハニーがずーっと目をつぶってればいいの!」
P「それじゃ仕事ができんだろうが!」カチャカチャ
春香「何ナチュラルにベルトまで外そうとしてるんですかっ!?」
ワーワー ギャーギャー
プチン
律子「うるさぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!!」バンッ
P「」ビクッ
春香「」ビクッ
美希「」ビクッ
美希「ミキも脱がせてよ~!!」
P「ダメだ!これは男だけの特権だ!」
春香「って言うか周囲の目って、男はプロデューサーさんしかいないじゃないですか!」
美希「ハニーがずーっと目をつぶってればいいの!」
P「それじゃ仕事ができんだろうが!」カチャカチャ
春香「何ナチュラルにベルトまで外そうとしてるんですかっ!?」
ワーワー ギャーギャー
プチン
律子「うるさぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!!」バンッ
P「」ビクッ
春香「」ビクッ
美希「」ビクッ
28: 2012/06/07(木) 18:56:16.81 ID:6mXiJpB00
律子「私はエアコンも欲しがらず!扇風機にも当たらず!」
律子「水にも浸からないで!ずっとずっと!今の今までガマンしてきたのに!!」
律子「あんた達は遊んでばっかで喧嘩ばっかり!」
律子「物は壊すわバケツはひっくり返すわ!!」
律子「一体誰のおかげで!こんなクソ暑い中!」
律子「私が仕事しなきゃなんないと!思ってんですかっ!!」バンッ
P「…」シュン
春香「…」シュン
美希「…」シュン
律子「水にも浸からないで!ずっとずっと!今の今までガマンしてきたのに!!」
律子「あんた達は遊んでばっかで喧嘩ばっかり!」
律子「物は壊すわバケツはひっくり返すわ!!」
律子「一体誰のおかげで!こんなクソ暑い中!」
律子「私が仕事しなきゃなんないと!思ってんですかっ!!」バンッ
P「…」シュン
春香「…」シュン
美希「…」シュン
32: 2012/06/07(木) 18:59:57.76 ID:6mXiJpB00
律子「……もういい、もういいわ!」
律子「ええそうよ、脱ぎたきゃ脱げばいい!私だって今すぐ脱ぎたい!!」
P「えっ」
律子「こんなスーツジャケット着て真面目に仕事してる私の方がバカなんだから!そうなんでしょ!!」ヌギヌギ
P「た、大変だ!律子が暑さに頭をやられた!!」
春香「おおお落ち着いてください律子さんっ!」
美希「み、ミキが悪かったのぉ!」
ピシャーン!!
フッ
律子「ええそうよ、脱ぎたきゃ脱げばいい!私だって今すぐ脱ぎたい!!」
P「えっ」
律子「こんなスーツジャケット着て真面目に仕事してる私の方がバカなんだから!そうなんでしょ!!」ヌギヌギ
P「た、大変だ!律子が暑さに頭をやられた!!」
春香「おおお落ち着いてください律子さんっ!」
美希「み、ミキが悪かったのぉ!」
ピシャーン!!
フッ
33: 2012/06/07(木) 19:03:19.24 ID:6mXiJpB00
「げっ、停電かよ……!?」
「何も見えないの」
「そんな……まだ、保存してなかったのに……」ガックリ
「プロデューサーさん、懐中電灯見つけました!」
「でかした春香、早速付けてくれ」
カチッ
春香「……こんばんは、稲○淳二です」ボゥッ
P「そういうの、いいから」
「何も見えないの」
「そんな……まだ、保存してなかったのに……」ガックリ
「プロデューサーさん、懐中電灯見つけました!」
「でかした春香、早速付けてくれ」
カチッ
春香「……こんばんは、稲○淳二です」ボゥッ
P「そういうの、いいから」
35: 2012/06/07(木) 19:06:54.43 ID:6mXiJpB00
ザァー………
P「ブレーカーが落ちた訳じゃないから、しばらくかかるなこりゃ」
律子「はぁ……もうどうでも良くなっちゃった」
美希「……周りが真っ暗闇で、何かいそうな雰囲気なの」
春香「ち、ちょっとやめてよ美希!」ビクビク
P「自分からネタ振っといてそれかよ……そうだな、それも納涼と言えば納涼だが」
美希「……怖い話で、涼しくなる?」
律子「な、なる訳ないじゃないの」
P「……これはリーマンの知り合いから聞いた話なんだけど」ニヤッ
P「ブレーカーが落ちた訳じゃないから、しばらくかかるなこりゃ」
律子「はぁ……もうどうでも良くなっちゃった」
美希「……周りが真っ暗闇で、何かいそうな雰囲気なの」
春香「ち、ちょっとやめてよ美希!」ビクビク
P「自分からネタ振っといてそれかよ……そうだな、それも納涼と言えば納涼だが」
美希「……怖い話で、涼しくなる?」
律子「な、なる訳ないじゃないの」
P「……これはリーマンの知り合いから聞いた話なんだけど」ニヤッ
37: 2012/06/07(木) 19:11:03.64 ID:6mXiJpB00
P「友達から『ワンピースを着た少女の怪談を聞いて以来、変な事が起きる』って奴がいてね」
律子「ち、ちょっと、勝手に始めないでくださいよ」
美希「律子、さん……黙って」
P「最初は冗談だと思って、皆相手にしなかったんだが……」
P「ある日、友達の一人の家にそいつから電話がかかってきてな」
P「『今、窓の外にワンピースの少女が』って一言、そう言って切れちまったんだそうだ」
春香「……そ、それで?」ゴクッ
P「気になった友達が、そいつの下宿先を尋ねたら……」
P「人が一人入れる穴が出来てて、その中で腹部をシャベルに貫かれて氏んでたんだと」
美希「………うわぁ」
律子「ち、ちょっと、勝手に始めないでくださいよ」
美希「律子、さん……黙って」
P「最初は冗談だと思って、皆相手にしなかったんだが……」
P「ある日、友達の一人の家にそいつから電話がかかってきてな」
P「『今、窓の外にワンピースの少女が』って一言、そう言って切れちまったんだそうだ」
春香「……そ、それで?」ゴクッ
P「気になった友達が、そいつの下宿先を尋ねたら……」
P「人が一人入れる穴が出来てて、その中で腹部をシャベルに貫かれて氏んでたんだと」
美希「………うわぁ」
40: 2012/06/07(木) 19:14:27.72 ID:6mXiJpB00
ザァー………
律子「ふ、ふーん……まぁ、小説によくある猟奇的な殺人事件ね」
P「いやぁ、この話には続きがあってな」
春香「つ、続き……?」
P「この話を聞いた奴、喋った奴、全員……」
P「三日以内に『ワンピースの少女』を見てるんだよ」
ピシャーン……ゴロゴロゴロ………
P「だから、お前らも気をつけようなって話」
律子「ふ、ふーん……まぁ、小説によくある猟奇的な殺人事件ね」
P「いやぁ、この話には続きがあってな」
春香「つ、続き……?」
P「この話を聞いた奴、喋った奴、全員……」
P「三日以内に『ワンピースの少女』を見てるんだよ」
ピシャーン……ゴロゴロゴロ………
P「だから、お前らも気をつけようなって話」
43: 2012/06/07(木) 19:18:08.86 ID:6mXiJpB00
春香「そ、その知り合いの人は、どうなったんです……?」
P「この話をした数日後、南シナ海に散ったよ。いい奴だったのになぁ」シミジミ
美希「………」
律子「ちょっと美希、何黙ってるのよ……」
カツーン……… カツーン………
美希「……誰か、来てるの」
P「この話をした数日後、南シナ海に散ったよ。いい奴だったのになぁ」シミジミ
美希「………」
律子「ちょっと美希、何黙ってるのよ……」
カツーン……… カツーン………
美希「……誰か、来てるの」
45: 2012/06/07(木) 19:22:07.72 ID:6mXiJpB00
春香「………マジですか?」
P「うーん、ホントに出たらシャレにならんな」
律子「えっ………」
カツーン……… カツーン………
美希「近づいてきてるの……!」
春香「ぷ、ぷぷプロデューサーさんが、あんな話するからっ……!」ビクビク
律子「ほほほホントに出たらどうするつもりなんですかっ!?」ビクビク
P「……とりあえず、すまん」
律子「あ、謝らないでくださいよ!!」ビクビク
P「うーん、ホントに出たらシャレにならんな」
律子「えっ………」
カツーン……… カツーン………
美希「近づいてきてるの……!」
春香「ぷ、ぷぷプロデューサーさんが、あんな話するからっ……!」ビクビク
律子「ほほほホントに出たらどうするつもりなんですかっ!?」ビクビク
P「……とりあえず、すまん」
律子「あ、謝らないでくださいよ!!」ビクビク
46: 2012/06/07(木) 19:25:33.71 ID:6mXiJpB00
ガチャッ バタン
ポタッポタッ…… ドサッ………
春香「な、何?……これ何の音?えっ……?」ビクビク
P「……事務所に入ってきたな」
美希「律子、さん……人間は人間が多分、一番怖いんだって思うな……」
律子「ななな何で今それを私に言うのよ……!!」ビクビク
「……誰か、いるんですか……?」スタスタ
春香「こ、こっちに来ますよ……!」ビクビク
P「そりゃそうだろ。暗闇の中、懐中電灯付けてんだし」
美希「場所を知らせてるようなものなの」
律子「け、消しなさい今すぐっ!……い、いや、消さないで!!」ビクビク
ポタッポタッ…… ドサッ………
春香「な、何?……これ何の音?えっ……?」ビクビク
P「……事務所に入ってきたな」
美希「律子、さん……人間は人間が多分、一番怖いんだって思うな……」
律子「ななな何で今それを私に言うのよ……!!」ビクビク
「……誰か、いるんですか……?」スタスタ
春香「こ、こっちに来ますよ……!」ビクビク
P「そりゃそうだろ。暗闇の中、懐中電灯付けてんだし」
美希「場所を知らせてるようなものなの」
律子「け、消しなさい今すぐっ!……い、いや、消さないで!!」ビクビク
47: 2012/06/07(木) 19:29:52.75 ID:6mXiJpB00
「?律子さん……?」
P「……ご指名だぞ、律子」
律子「い、嫌です!絶対嫌ですからねっ!!」ビクビク
美希「懐中電灯あげるから、頑張るの!」
春香「律子さんの尊い犠牲は無駄にはしません……!」
律子「こ、来なっ……来ないでぇぇぇぇぇぇっ!!」ヒシッ
パッ
P「お、復帰したか」
雪歩「……な、何なんですか、一体……?」ビクビク
P「……ご指名だぞ、律子」
律子「い、嫌です!絶対嫌ですからねっ!!」ビクビク
美希「懐中電灯あげるから、頑張るの!」
春香「律子さんの尊い犠牲は無駄にはしません……!」
律子「こ、来なっ……来ないでぇぇぇぇぇぇっ!!」ヒシッ
パッ
P「お、復帰したか」
雪歩「……な、何なんですか、一体……?」ビクビク
48: 2012/06/07(木) 19:33:06.44 ID:6mXiJpB00
春香「なぁんだ、雪歩だったのね……もぉ、びっくりさせないでよ~」
雪歩「え、えぇ?……わ、私、何もしてないのに……」
P「そこの大仰な荷物は何だ?」
雪歩「あ、それはですね……」
律子「わ、ワンピースの少女って……雪歩だったの……!?」ビクビク
雪歩「えっ?」
律子「ひぃぃぃい!こ、殺さないでぇ!まだ氏にたくないっ!!」ギュウウウ
P「大変だー、また律子が暑さに頭をやられたー」パタパタ
春香「落ち着いてくださーい律子さーん」パタパタ
美希「ミキが悪かったのー」パタパタ
雪歩「え、えぇ?……わ、私、何もしてないのに……」
P「そこの大仰な荷物は何だ?」
雪歩「あ、それはですね……」
律子「わ、ワンピースの少女って……雪歩だったの……!?」ビクビク
雪歩「えっ?」
律子「ひぃぃぃい!こ、殺さないでぇ!まだ氏にたくないっ!!」ギュウウウ
P「大変だー、また律子が暑さに頭をやられたー」パタパタ
春香「落ち着いてくださーい律子さーん」パタパタ
美希「ミキが悪かったのー」パタパタ
51: 2012/06/07(木) 19:36:40.26 ID:6mXiJpB00
P「魔法ビン……それもこんな大量に?」
雪歩「家の方で麦茶、作り過ぎちゃって……良かったら、どうぞ」
春香「麦茶っ!?」ガバッ
トクトクトクトク………グビッ
春香「キンキンに冷えてる~……しゃ~わせ~……」サワヤカー
P「……お、俺にもくれ!」
美希「ミキにも~!」
律子「……雪歩が麦茶の量産体制に入っただけだったのね……」ホッ
雪歩「家の方で麦茶、作り過ぎちゃって……良かったら、どうぞ」
春香「麦茶っ!?」ガバッ
トクトクトクトク………グビッ
春香「キンキンに冷えてる~……しゃ~わせ~……」サワヤカー
P「……お、俺にもくれ!」
美希「ミキにも~!」
律子「……雪歩が麦茶の量産体制に入っただけだったのね……」ホッ
52: 2012/06/07(木) 19:40:05.87 ID:6mXiJpB00
P「よーし、丁度いい時間だな……」
P「春香、美希、雪歩!生放送の歌番に出る準備は出来てるな!」
春香「麦茶の力で元気バリバリですよ!!」
美希「麦茶は世界を救うの!」
雪歩「えっ……あ、む、麦茶ーっ」
P「よし……律子!」
律子「はい?」
P「そろそろ、腕を離してくれないか?」
律子「え………あっ」
P「春香、美希、雪歩!生放送の歌番に出る準備は出来てるな!」
春香「麦茶の力で元気バリバリですよ!!」
美希「麦茶は世界を救うの!」
雪歩「えっ……あ、む、麦茶ーっ」
P「よし……律子!」
律子「はい?」
P「そろそろ、腕を離してくれないか?」
律子「え………あっ」
56: 2012/06/07(木) 19:44:30.79 ID:6mXiJpB00
P「それじゃ、行ってくる!留守番よろしくな、律子」
ガチャ バタン
律子「…」
トクトクトクトク……ゴクゴク
律子「…」サワヤカー
律子「…」
律子「…」
律子「………は、恥ずかし過ぎて氏にたい………」カァァ
ガチャ バタン
律子「…」
トクトクトクトク……ゴクゴク
律子「…」サワヤカー
律子「…」
律子「…」
律子「………は、恥ずかし過ぎて氏にたい………」カァァ
57: 2012/06/07(木) 19:49:30.41 ID:6mXiJpB00
高木「!……お、おい、君!」
P「はい、何でしょう社長」
高木「一体どこへ行こうと言うのだね」
P「これから春香達を連れてTV局まで行こうかと」
高木「!?……ダメだ、外に出てはいかん!」
P「ど、どうしてですか?雨が降ってるからですか?」
高木「雨は関係ない!」
P「そ、それじゃ、何故……!?」
高木「分からんのかね!?」
高木「服を着たまえ!服を!!」
P「!?」
おわり
P「はい、何でしょう社長」
高木「一体どこへ行こうと言うのだね」
P「これから春香達を連れてTV局まで行こうかと」
高木「!?……ダメだ、外に出てはいかん!」
P「ど、どうしてですか?雨が降ってるからですか?」
高木「雨は関係ない!」
P「そ、それじゃ、何故……!?」
高木「分からんのかね!?」
高木「服を着たまえ!服を!!」
P「!?」
おわり
59: 2012/06/07(木) 19:51:36.31
乙
61: 2012/06/07(木) 19:53:29.34
乙w
多分暗かったんだろう
多分暗かったんだろう
引用元: 律子「不快指数100%」
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