1: 2012/07/07(土) 16:29:57.09 ID:z0CLLttfO
マミ「鹿目さんや美樹さんと一緒のクラスなんて夢みたい!」

まどか「私も嬉しいですよ」

さやか「あたしもマミさんとこうして話せるのが嬉しいよ」

マミ「ふふ。そう言ってもらえてよかったわ」

ほむら「…なんだか慣れないわね…」

4: 2012/07/07(土) 16:32:48.19
勉学と魔法少女の両立は厳しかったか

7: 2012/07/07(土) 16:35:15.66 ID:z0CLLttfO
マミ「でもクラスメイトなんだから敬語はだめよ?」

まどか「えっと…でもやっぱりマミさんはマミさんだから…てぃひひ」

さやか「あたしはフレンドリーでいいと思うよ?」

マミ「そうよね!ぜひ美樹さんもため口で話してね!」

さやか「オッケー!」

ほむら「……私には敬語使ってもいいのよ」

さやか「あんたは最初から同学年でしょうが」

11: 2012/07/07(土) 16:40:07.31 ID:z0CLLttfO
まどか「三年生にもなるとお勉強が難しいや」

さやか「マミさんはこの内容を勉強してたんですもんね。すげーや」

マミ「私にとっては同じ内容の繰り返しだから少し退屈ねぇ」

さやか「さっすがマミさん。大人の余裕っすね!」

マミ「もう!あなたとは一つしか違わないでしょ?」

さやか「いやぁ…マミさんはあたしにとっては遠いとこにいますからー…」

マミ「なによそれ」クスッ

14: 2012/07/07(土) 16:45:10.06 ID:z0CLLttfO
ほむら「これからテストらしいわよ」

さやか「えぇー…三年生になってしょっぱなそれかよ…」

まどか「私もテストは好きじゃないなぁ…」

マミ「……大丈夫よ二人とも。わからないところがあったら教えてあげるから」

さやか「頼りになるなー」

テスト中

さやか「……うーん…」

まどか「……」カリカリ

マミ(…ふふ。後ろの席だから二人の様子がまるわかりね)

マミ(私にとっては一度やった内容だし、暇なくらい簡単なのだけど…)

マミ(…ちょっとくらい寝ててもばれないわよね…?)

マミ(…………)クー

ほむら「…ふぅ…」

ほむら「…テストをやらなくてもいいのは楽ね…その間暇だけど」

ほむら「あ…名前は書かなきゃ…」ケシケシ

16: 2012/07/07(土) 16:50:08.59 ID:z0CLLttfO
さやか「今は…ほむら?テストどうだった?」

ほむら「解いた気がしなかったわね」

まどか「あはは…まぁほむらちゃんはそうだよね」

ほむら「まぁいいんだけどね…」

さやか「……」

マミ「……ん?ふぁ…」

まどか「…マミさんかな?」

マミ「え?あ、はい。ごめんなさい、寝ていたわ」

17: 2012/07/07(土) 16:55:07.25 ID:z0CLLttfO
さやか「マミさんにはやっぱり簡単すぎだったかね」

マミ「ふふ、そうね。二人は?」

まどか「私は…てぃひひ、ちょっと自信ないかな…」

さやか「右に同じっす…」

マミ「あらあら。なら私の家でお勉強会でもしましょうか?」

さやか「えっ?」

22: 2012/07/07(土) 17:00:08.40 ID:z0CLLttfO
マミ「最近みんなで集まることってなかったでしょう?そうだ、佐倉さんも誘いましょうか!」

さやか「……杏子は」

マミ「?」

さやか「あ…い、いえ…じゃあお言葉に甘えまして…」

まどか「マミさんのおうちでですか?」

マミ「?えぇ。そりゃ私の家でだけど…」

まどか「わかりました。私、楽しみにしてますね!」

マミ「そう?なら私は早く帰って準備しなくちゃね!勉強会は明日でいい?」

さやか「はい!おいしいお菓子を期待してるね!」

マミ「あらあら」

23: 2012/07/07(土) 17:05:08.10 ID:z0CLLttfO
深夜

ほむら『…もしもし』

さやか『……ん、こんな時間に電話ってことはほむらだね…ふわぁ…』

ほむら『えぇ…ごめんなさいね、こんな時間になって…』

さやか『しょうがないよ。ほむらが悪いんじゃない』

さやか『それより電話の内容は、杏子のことだね?』

ほむら『…えぇそうよ。あなたなら今も杏子と仲良くやってるでしょ?だからうまくつれてきてほしいの』

さやか『わかってる。明日だよね?…マミさんちでだよね?』

ほむら『そうね』

さやか『…マミさん、喜んでくれるといいね』

ほむら『…そうね……』

26: 2012/07/07(土) 17:10:06.56 ID:z0CLLttfO
翌日

マミ「今日はみんな集まってくれてありがとね!」

マミ「特に佐倉さん!久しぶりね!元気にしてた?」

杏子「おう。元気にやってるよ」

マミ「私ね、佐倉さんに食べてもらおうと思ってケーキ焼いたのよ!」

杏子「そりゃ楽しみだな」

マミ「うふふ」

杏子「マミ…その…」

マミ「なあに?」

杏子「…今日はいっぱい楽しめよ」

マミ「うん!」

28: 2012/07/07(土) 17:15:09.12 ID:z0CLLttfO
マミ「今ケーキ持ってくるわね?」

まどか「あ、手伝いますよ」

マミ「いいのいいの。私にやらせて?」

まどか「そうですか?じゃあ待ってますね」

マミ「うん。まってて」パタパタ

マミ「ふんふーん♪四当分して…と」

まどか「…マミさん、やっぱり嬉しかったんだ。みんなで集まるの」

さやか「きてよかったね杏子」

杏子「そうだな…とりあえずはな」

29: 2012/07/07(土) 17:20:16.43 ID:z0CLLttfO
さやか「いつも通りのあんたでいいんだからね?余計な気は使わなくていいから」

さやか「マミさんにも心配をかけないように」

杏子「わかってるよ。でもいつまでもこのままにしとくのもどうかと思うよ」

まどか「うん…私たちも最初は嬉しかったんだけど」

さやか「ほむらの事情もあるし…」

杏子「こっちから言ってやった方がマミのためになるんじゃないのか?」

まどか「……私は…」

杏子「…あぁごめんごめん。マミが傷付くかもしれないってのが嫌なんだよな」

さやか「あたしも…マミさんには自分から気づいてほしいよ」

さやか「でも…だからっていつまでもこのままじゃいられないってこともわかる」

さやか「だから…昨日ほむらと相談したんだよ」

まどか「…なにを?」

杏子「教えてみろ、さやか」

30: 2012/07/07(土) 17:25:20.72 ID:z0CLLttfO
さやか「今回の勉強会でマミさんにたくさん喜んでもらいたいなって」

まどか「それって…そういうことだよね…」

さやか「うん…」

杏子「それは賛成だけど…誰が伝えるんだ?」

さやか「……あたし、かな」

まどか「さやかちゃん…」

杏子「…いいよさやか。あたしが伝える」

さやか「え?」

杏子「今までマミの一番近くにいて辛かったろ。あたしは逃げた。だから最後くらいあたしにやらせてくれ」

まどか「逃げただなんて…」

さやか「…わかった。お願い」

杏子「あぁ。だから今日は目一杯楽しもう。マミとさ」

31: 2012/07/07(土) 17:30:14.35 ID:z0CLLttfO
マミ「お待たせ~」

さやか「お、きたきたー!マミさんのケーキ!」

まどか「久しぶりだね!」

マミ「ふふふ。そうかしらね。私も最近ケーキ焼いてなかったみたいでちょっと作るのに苦労したのよ」

杏子「そりゃあな…」

マミ「え?」

さやか「さぁ食べよう食べよう!」

マミ「まあまあ、美樹さんったらくいしんぼね」

34: 2012/07/07(土) 17:35:45.67 ID:z0CLLttfO
さやか「おいしい!さっすがマミさん!」

まどか「うーん!お店のよりおいしいよ!」

杏子「愛情がこもってるからな~」

マミ「もー。ほめてもなにも出ないわよ?…じゃ、私も…ぱくっ」

マミ「もぐ……ん?こんな味だったかしら…?」

杏子「どうした?」

マミ「私がいつも作るケーキと味が違うような…」

杏子「気のせいだろ。このケーキも十分うまいよ」

マミ「そう…ならよかった」

35: 2012/07/07(土) 17:40:11.28 ID:z0CLLttfO
マミ「さて!食べ終わったらさっそくお勉強よ!」

さやか「ぎゃー!」

まどか「うぅ…お勉強は苦手だよぉ…」

杏子「大変だなあんたら」

マミ「なにいってるの。あなたも勉強するのよ」

杏子「え!」

マミ「そのために呼んだんだもの」

杏子「うっわぁ…どうしよ…帰ろうかな…」

さやか「逃がさないよ杏子~」ガシッ

杏子「うく…」

36: 2012/07/07(土) 17:45:08.51 ID:z0CLLttfO
マミ「じゃあ準備しててね。今お茶のお代わりだすから」

さやか「らじゃー」

杏子「あまーくしてくれー」

マミ「はいはい」


マミ「ふふ…みんなにお茶を出してあげることがこんなに嬉しいなんてね…」

マミ「鹿目さんも美樹さんも佐倉さんも喜んでくれてよかった…また5人揃えて…」

マミ「…ん?5人…?4人よね?…なんで間違えたのかしら?」

マミ「あれ、この棚…埃が…しばらく掃除してなかったかしら…?」

マミ「そういえば…最後に掃除したの…いつだったかしら…」

37: 2012/07/07(土) 17:50:10.10 ID:z0CLLttfO
マミ「おまたせー」

杏子「うえー…勉強したくねー…」

さやか「正面に同じー…」

まどか「てぃひひ…大丈夫だよ二人とも。頭のいいマミさん達がついてるから」

マミ「達?私のほかに誰かいるかしら?」

まどか「え、あ、ごめんなさい!間違えました!」

マミ「…?」

さやか「まどかったらさやかちゃんも頼ってくれてるのぉ?まったく仕方ないなぁ!」

杏子「さやかに頼ったら人としておしまいだな」

さやか「なんだとうこのお馬鹿!」

杏子「超ばーか」

38: 2012/07/07(土) 17:55:09.45 ID:z0CLLttfO
さやか「あー…」

杏子「んー…」

まどか「マミさーん。さやかちゃんと杏子ちゃんがまたヘルプでーす」

マミ「えー?またわからなくなっちゃったの二人とも」

さやか「ぐぞぉ…1学年あがるだけでこんなに難しいとは…」

マミ「あのね美樹さん。この問題、2年の復習問題よ?」

杏子「普段から勉強してないことが露呈されましたなぁ」

さやか「むきー!うるさいうるさい!」

まどか「どうどうさやかちゃん」

マミ「…うふ、あははは!」

杏子「どした?マミ」

42: 2012/07/07(土) 18:00:26.92 ID:z0CLLttfO
マミ「みんなでお勉強ってこんなに楽しいのね!」

マミ「今までお友達とこういうことしたことなかったから…とても嬉しいの」

マミ「だから、大好きな鹿目さん、美樹さん、佐倉さんと一緒にお勉強会できたことが嬉しくて…」

まどか「……っ!」パッ

マミ「ど、どうしたの鹿目さん?」

まどか「すいませんマミさん…私お手洗いに…」ガチャ

マミ「…変に思われちゃったかしら」

さやか「そんなことないよ。あたしたちはマミさんの友達だから」

杏子「あぁ…同じ魔法少女だ。ひとりぼっちなんかじゃないさ」

マミ「…ありがとう…」

43: 2012/07/07(土) 18:05:14.68 ID:z0CLLttfO
マミ「なんだかね…私、最近変なんだ」

さやか「…なにがですか?」

マミ「急に眠くなることがあって…でも寝てる間に身体が動いてるような気もするし…」

マミ「あ、でも病気とかじゃないと思うのよ?なんだか妙に身体が軽いし」

さやか「……それは…えっと…」

杏子「…なぁマミ。おかしいと思うところってそれだけか?」

44: 2012/07/07(土) 18:10:07.79 ID:z0CLLttfO
マミ「え…?」

杏子「誰か足りないと思わないか?」

マミ「…わからないけど…なにか忘れてるような気がするの…ずっと胸がもやもやするっていうか…すかすかするっていうか…」

杏子「…そっか」

マミ「でも最近は鹿目さんも美樹さんもそばにいてくれるから楽しいわ。前は近くには誰もいなかったから…」

杏子「…マミ、あんたが楽しんでいるかわりに誰かが辛い思いをしてるってことになってたら、どう思う?」

さやか「ちょっと杏子!?」

マミ「え…ど、どういうこと…?」

杏子「…ごめん。なんでもないよ」

さやか「…………」

マミ「私の代わりに…誰か…」

45: 2012/07/07(土) 18:15:15.92 ID:z0CLLttfO
さやか「今日は楽しかったよマミさん!」

まどか「うん!マミさんといっぱいお話できて楽しかった!」

杏子「ケーキもうまかったしなぁ~」

さやか「あんたはそればっかっすなあ」

マミ「鹿目さん、途中から目が真っ赤になってたけど…本当に大丈夫…?」

まどか「えと…ただの花粉症ですからたいしたことないですよ」

マミ「そう…?」

杏子「…んじゃ、あたしは帰るよ」

さやか「杏子はマミさんちに泊まってけば?」

杏子「は!?」

47: 2012/07/07(土) 18:20:09.43 ID:z0CLLttfO
マミ「それいいわね!泊まっていってよ佐倉さん!」

杏子「い、いいって」

さやか「遠慮すんなよ佐倉さーん」

まどか「泊まっちゃいなよ佐倉さん」

杏子「お前らな…はぁ、わかったよ」

マミ「ふふ…嬉しいな♪」

さやか「まどかー?大丈夫かー?」

まどか「うん…マミさんがあそこまで私たちのこと思ってくれてたんだってわかったら…なんだか嬉しいやら悲しいやらで…」

さやか「うん…だからこそマミさんはあたしたちに会いに来てくれたんだ…あたしたちにチャンスをくれたんだ…」

さやか「お別れの言葉を言えるチャンスを…」

48: 2012/07/07(土) 18:25:25.57 ID:z0CLLttfO
マミ「今日は佐倉さんと一緒~♪」

杏子「…なんでそんなに喜んでんだよ?」

マミ「だって久しぶりなんだもの!佐倉さんがうちに泊まるの」

杏子「そうだな…ここにも大分きてなかったからな…」

マミ「今日の晩御飯は佐倉さんが好きなのを作るわ!なにがいい?」

杏子「マミが食べたいものが食べたいな」

マミ「え…?」

杏子「いいだろ?」

マミ「じゃ…「マミの気まぐれ偏西風地中海の山の幸たっぷり中華と和のパスタで」

杏子「はっちゃけすぎだろ。それは一体どんな料理なんだよ…」

50: 2012/07/07(土) 18:30:22.33 ID:z0CLLttfO
杏子「うめー!名前は意味わかんないのになんかうめー!」

マミ「でしょ?むふう」

杏子「どや顔はうざいけど…こんなご飯なら毎日でも食いたいな」

マミ「じゃあ毎日つくってあげるわよ。だからいつも私の家にいていいんだからね?」

杏子「……そうだな…」

マミ「さて、と。じゃあ次は一緒にお風呂入りましょっ!」

杏子「んな!?そんな恥ずかしい真似ができるか!」

マミ「えー?どうしてー?もっとお姉さんに甘えてもいいのよー?」ギュゥ

杏子「甘えてんのはお前の方・だ!離れろー!」

51: 2012/07/07(土) 18:32:57.23
何が起こってるんdis?

53: 2012/07/07(土) 18:36:18.09 ID:z0CLLttfO
1時間後

マミ「ふぅ…楽しかったぁ」

杏子「あぁ…無駄に疲れた…」

マミ「佐倉さんてとってもツルツルなのね。ふふ…」

杏子「だー!もううっぜーなあ!さっさと寝るぞ!」

マミ「はいはい」


杏子「って一緒に寝るのかよ…」

マミ「うん。今日くらいは佐倉さんを抱き枕にさせて」

杏子「ん?今日だけでいいのかよー?」

マミ「うん。今日だけで…今日だけは…」

杏子「…お前まさか…知って…」

マミ「…今だけは言わないで…もうちょっとだけ…」

54: 2012/07/07(土) 18:40:14.15 ID:z0CLLttfO
杏子「マミ…」

マミ「私ね…側に鹿目さんや美樹さんがいて…クラスでもひとりぼっちじゃなくて…嬉しかった…」

マミ「今までひとりぼっちで…一緒に戦ってくれる人もいなくて…心細かったの」

杏子「…………」

マミ「でも、鹿目さん、美樹さん、佐倉さん…そして…………………。みんながいてくれたから。私はずっとみんなのそばにいたかった」

杏子「…………!」

マミ「だから最後にちょっとだけわがまましちゃったのね。ずっと…気付かなかった…」

杏子「マミ…」

マミ「…もう眠くなっちゃった…先に寝るわね、佐倉さん」

マミ「最後にもう一回抱き締めさせて…」ギュゥ

杏子「…マミ、おやすみ」

マミ「…………くー…」

55: 2012/07/07(土) 18:45:26.56 ID:z0CLLttfO
杏子「…………」

ほむら「…………」

杏子「……暑いから離せよ」

ほむら「あら、ごめんなさい」

杏子「……なあ」

ほむら「なにかしら?」

杏子「前から気になってたんだけど…」

杏子「…お前って…その、寝てる間は意識あるのか?」

ほむら「いいえ?寝てる間はそりゃあ意識がないわよ?ツルツル杏子」

杏子「……ぐ、ぐぅー……!///」

ほむら「ふふん」

57: 2012/07/07(土) 18:53:28.67 ID:z0CLLttfO
杏子「…ごめんな、ほむら…あとまどかにさやか」

ほむら「どうしてあなたが謝るのよ?」

杏子「…あたしは…あんた達に少し嫉妬してたんだ…」

ほむら「嫉妬…?」

杏子「マミは自分のこと…今までひとりぼっちだと思ってたんだ…だから最後にあたしたちの前に現れた」

杏子「でもマミはひとりぼっちなんかじゃない。あたしが側にいた時もあったんだ…そりゃああたしがマミから離れたんだけど…」

杏子「それなのにひとりぼっちだって思い込んで…それでまどかやさやかと同じクラスになってさ」

杏子「それがなんか悔しかった」

ほむら「杏子…」

59: 2012/07/07(土) 19:03:32.79 ID:z0CLLttfO
杏子「でもやっぱり…マミとまたあえて…マミと話せて…マミと触れあえてさ…」

杏子「あたし…嬉しかったんだ…」

ほむら「…………」

ほむら「私は…このままでもいいのよ…?」

杏子「…それは駄目だ」

ほむら「だって…杏子もまどかもさやかも…巴さんともっと一緒にいたいはず」

杏子「駄目だ!あんたにはあんたの人生があるだろ!?」

杏子「マミが現れた時からソウルジェムの濁りも早くなったんだろ!?」

ほむら「…えぇ…」

杏子「マミが眠ってる間に必氏で魔女を倒して、グリーフシードをてにいれて…そるじゃあんたもどんどんぼろぼろになっていく!」

杏子「マミももう気付いてるんだ…マミだってこう言うさ」

杏子「ほむら。お前はお前の人生を大切にするべきだってさ」

61: 2012/07/07(土) 19:08:24.01 ID:z0CLLttfO
ほむら「…でも私…このままじゃみんなが悲しむから…」

杏子「…明日。あたしがマミに伝える」

ほむら「…………」

杏子「今まで一緒にいれたのが奇跡だったんだ」

杏子「ほむら…今まであたし達に夢を見せてくれて…ありがとう…」

ほむら「…ぅ…ひっく…」

杏子「…今日は帰るよ。また明日な」

杏子「ほむら…マミ」

ほむら「……うん、またね」

ほむら「杏子…」
マミ「佐倉さん…」

63: 2012/07/07(土) 19:11:31.41 ID:z0CLLttfO
まどか「おはようマミさん」

さやか「ふわぁ…おはよ~」

マミ「おはよう。鹿目さん、美樹さん」

ほむら「…私も、おはよう」

まどか「おはようほむらちゃん」

さやか「おはよ~ほむら~」

ガラッ

杏子「おはよ」

マミ「あれ…?佐倉さん!?」

65: 2012/07/07(土) 19:15:49.07 ID:z0CLLttfO
さやか「どうしたのあんた?学校なんてきちゃってさ」

杏子「どうしたのはねーだろ?まどかとさやかとほむらとマミがいて…」

杏子「あたしがいねーってどういうことだよっ!ひとりぼっちは寂しいじゃねーかっ!」

マミ「佐倉さん…ふふふ!」

まどか「そうだね。私たちは5人一緒じゃないと!」

さやか「でも離れたところにいても心はずっと一緒だけどね!」

ほむら「…臭いこと言うわね、あなた」

さやか「え…く、臭かったかな…?」クンクン

まどか「あはは、そういう意味じゃないよさやかちゃーん」

68: 2012/07/07(土) 19:25:52.41 ID:z0CLLttfO
マミ「…うん。佐倉さんも揃って5人、一緒のクラスね」

マミ「私…もう寂しくない。いつも私の側にはみんながいてくれるから…」

マミ「思い残すことはないわ」

まどか「…マミさん、今までありがとうございました」

さやか「マミさんがあたし達を助けてくれました…マミさんがいないと、今のあたし達はいなかった…」

杏子「ワルプルギスの夜に勝てたのはマミがあたし達を庇ってくれたからだ…この恩は一生忘れないからな」

マミ「…うん。みんなを助けることができて良かった」

マミ「私はワルプルギスの夜と戦った日…氏んでしまっていたのよね。やっと思い出した…」

70: 2012/07/07(土) 19:31:59.53 ID:z0CLLttfO
マミ「みんなに会いたくて…もう一度話したくて…そう、暁美さんの身体に入り込んでしまってた」

マミ「私自身の身体だと思い込んでいたわ。これも魔法の力なのかしらね…」

マミ「私には暁美さんの声を聞くことはできないけど…暁美さんには感謝してるわ

マミ「これまでありがとう…あと乗り移っちゃってごめんなさい…」

ほむら「…いえ」

マミ「これからはちゃんと返すから。私はここにいちゃいけない存在だからね」

マミ「…私、もうなにも怖くないわ」




ほむら「…………」

ほむら「巴さん…今までありがとうございました」

71: 2012/07/07(土) 19:36:06.59 ID:z0CLLttfO
ほむら(巴さん…あなたがいたからこのループから抜け出せました)

ほむら(あなたがいたからまどかを、さやかや杏子も救えました)

ほむら(こうしてみんなで笑い会えることが出来るのも巴さんのおかげです)

ほむら(あなたは遠いところへいってしまったけど…心はいつも私達と一緒です)

ほむら「私たちの絆を…あなたが繋ぎ止めてくれたから」

終わり

72: 2012/07/07(土) 19:37:10.87 ID:z0CLLttfO
お疲れさまでした
矛盾点があったらすいませんでした

73: 2012/07/07(土) 19:38:52.04

ダブったとか言ってた奴屋上な

74: 2012/07/07(土) 19:45:58.15
おつ

引用元: マミ「鹿目さん達と同学年になったわ」