1: 2015/08/26(水) 00:56:31.606
小鞠「どうかしたの?」

夏海「ここにあったリンゴがないんだって、姉ちゃん食べた?」

小鞠「知らないよそんなの」

雪子「おかしいわね……」

4: 2015/08/26(水) 00:57:08.544
夏海「母ちゃんの勘違いだな!それより姉ちゃん駄菓子屋いかない?」

小鞠「えっ?わたし今から部屋の掃除するんだけど」

夏海「えーっ!そんなの今度やればいいじゃん!」

小鞠「休みの日じゃないとしっかりやっておきたいの!夏海も自分の部屋やりなよ?」

夏海「ウチは休みの日はしっかり遊ぶことにしてるんだ!れんちょんつれて駄菓子屋いーこう!」

小鞠「…いつも遊んでるくせに!わたしは行かないからね!」

6: 2015/08/26(水) 00:57:59.854
小鞠「あぁ…けっこう本とか出しっぱなしで散らかっちゃってるなぁー」

小鞠「えっと、これはここにしまってっと…これはこっちにっと…」

(がらっ)

雪子「小鞠、少し買い物いってくるからよろしくね」

小鞠「うん…わかった」

小鞠「ふっー…あとは掃除機かけてっと…」

8: 2015/08/26(水) 00:58:51.336
小鞠「・・・」(ぶーん)

小鞠「こんなもんかな・・・って、わっ!」(ガシャン…ころころ)

小鞠「あぁ、せっかくまとめたゴミが散らかっちゃった…ゴミ箱、ゴミ箱」

小鞠「あれ?なんだろ?コレ…もしかして、りんご?」

小鞠「なんで、わたしの部屋のゴミ箱にリンゴの食べ残りがあるの?」

小鞠「まぁ、いいや…それよりゴミをっと…ベッドに下にまで…」

9: 2015/08/26(水) 00:59:39.882
小鞠「うーん…手が届かない…」(さわ)

小鞠「と、取れた…あっ、しょうきちさんだぁ…こんなところにあったんだ」

小鞠「あとはなにか…うん?」(さわさわ…ぶよぶよ)

小鞠「な、なんだろ?この感触……」(チラッ)

オジサン「…ハァハァ…ぜーぜー…ハァハァ…」(チラッ)

小鞠「・・・・・・!?」(びっくん)

小鞠「えっと…よし…大丈夫、ゴミ全部とれたし…」(すっ…)

10: 2015/08/26(水) 01:00:32.825
小鞠「え…えっと、しょうきちさんは机の上に置いてっと……」

小鞠「………あわわわわ!!!べべべべべットの下になんかいたぁぁぁぁぁぁぁ!!」

小鞠「しょうきちさんより大きい!だ、だ、大吉さんみたいのがいたぁぁぁぁぁ!!」

小鞠「…もしかしたら見間違いかもしれない…」

小鞠「もう一度…」

小鞠「…」(チラッ)

オジサン「ぜーぜー…ハァハァ…」(チラッ)

小鞠「あ、あのぉぉ…」

オジサン「……な、なんだい?」

11: 2015/08/26(水) 01:01:12.173
小鞠「ベッドの下で何してるんですか?」

オジサン「あ、ばれちゃった?」

小鞠「はい、バレちゃってます…」

オジサン「実はね、ずーっとオジサンココにいたんだよ…」

小鞠「なっ!?」

オジサン「ベットの下にいると苦しいから外でてもいい?」

小鞠「あっ、はい…」

12: 2015/08/26(水) 01:01:51.906
オジサン「よいしょっと…あー腹がつっかえて…おいしょ…」

小鞠(わぁぁ…このオジサン、パンツ一枚だぁ…)

小鞠「ずーっと、ココにいたんですか?」

オジサン「あ、うん、かれこれ四~五ヶ月ぐらいベッドの下で生活してたかな~」

小鞠「そうだったんですか…あっ!じゃ、このゴミ箱のリンゴって…」

オジサン「ごめん、今朝食べたんだよ。で、キミのお母さんが起きてくる音して慌てて」

小鞠「そうだったんですか!」

オジサン「ごめんね、勝手にゴミ箱使っちゃって」

小鞠「いえいえ、ぜんぜん気にしないでください!」

15: 2015/08/26(水) 01:02:50.533
オジサン「はぁ…しかし、バレちゃったか…それじゃオジサンもうここで暮らせないや」

小鞠「そ、そうですね」

オジサン「それじゃ、オジサン帰るからね…今までありがとう」

小鞠「えっ!あ、は、はい!」

オジサン「それじゃ元気でね!」(すっ、たたたたっ)

小鞠(だ、大吉さんもどうかお元気で…)


お し ま い

16: 2015/08/26(水) 01:07:27.406
こえーよ

17: 2015/08/26(水) 01:09:19.707

18: 2015/08/26(水) 01:23:23.043
新しい具のおっさんの姿を連想した

引用元: 雪子「夏海!あんた、ココに置いてあったリンゴ食べたでしょ!」夏海「ウチ食べてないよ!」