13: 2013/03/02(土) 16:45:52.66 ID:tpOZl7Fqo
ミサト「例のあれね?」

リツコ「ええ、例え第五使徒が束でかかって来ても、余裕で殲滅が可能よ」

ミサト「そんなに?」

ミサト「それにあれって、物凄い電力が必要じゃないの?」

リツコ「心配要らないわ、過去にサンプルとして引き上げた使徒のS2機関の仕組みを研究解明して、
     建設が進んでいた新型の発電システムに組み込む事に成功、大出力の電力を無尽蔵に発電出来るわ」

リツコ「簡単に言うと炉心に縛り付けた使徒の目からビームを出させて、お湯沸かしてタービン回してるのよ」

ミサト「マジで?」

リツコ「マジよ」

リツコ「但し、この新型発電システムは、絶対口外してはならない…」

ミサト「こんな夢のような発電システム、知れたら世界中がひっくり返るわね…」

リツコ「ええ、戦争になりかねないわ」

ミサト「エネルギーには巨大な利権が絡んでるしね…」


14: 2013/03/02(土) 16:53:29.26
~~~~数日後~~~~

青葉「未確認飛行物体接近中」

マヤ「パターン青!使徒です!」

リツコ「あれを試す時が来たわね」

ミサト「ええ…」

ミサト「エバー三機は地上に展開、何時でも動けるようにして!」

シンジ『了解』

アスカ『あたしたちは見てればいいの?』

ミサト「もし迎撃が失敗した時、速やかに攻撃に入って!」

レイ『わかりました…』ハラハラ


ミサト「元箱根児童公園第4砲塔に回路開いて!」


日向「了解、回路開きます!」

ミサト「陽電子衝撃波砲にエネルギー充填!」

日向「充填開始します!」

日向「薬室内電圧上がります!臨界まで10、9、8、7、6、5、4、3 薬室内臨界に達しました!」

日向「いつでも撃てます!」

ミサト「目標に照準自動追尾!安全装置解除!」

日向「自動追尾よし!安全装置解除します!」

日向「目標、射程内に入りました!」

ミサト「まだよ、コアに照準を合わせて!」

日向「照準微調整、コアに合わせます!」

ピピピピピピ…ピー!



15: 2013/03/02(土) 17:01:05.14
日向「発射準備完了!」

ミサト「発射!!」

日向「発射!!」ポチッ


□≡≪バシャビュルルルルルル!!! ━━━━━━ビョョョ【使徒】ョョョーン━━━━∋

ギャアアアアア!  \チュドオオオオン!!/

リツコ「やったわ!」

ミサト「す、凄い…」

シンジ「一撃で使徒を倒しちゃったよ…」

アスカ「な~んだ、つまんないのっ!」

レイ「…」ホッ

~~~~~~~~

ミサト「なぜこれ程の威力が…?」

リツコ「砲身一本では、ポジトロンスナイパーライフルの2/3程度の威力よ」

リツコ「だけど三本の砲身から撃ち出された陽電子ビームが、お互いに引き寄せあい螺旋を描いた時、
     陽電子衝撃波砲本来の力が生み出されるのよ」

リツコ「その威力と射程はおよそ、ポジトロンスナイパーライフルの三倍」

ミサト「さ、三倍…」

ミサト「ATフィールドも意に介さず使徒を真っ二つに、コアごとぶち抜いたのも頷けるわ…」

リツコ「しかも冷却要らずで三回撃てるわよ?」

ミサト「エバー要らないじゃん」

リツコ「ま、そう言う事にはならないわよ、エヴァが無くなったらお話が終わってしまうし」

ミサト「にしても陽電子衝撃波砲って名前なんとかならないの?言いにくいわ」

リツコ「そうね~」

???「名付けてショックカノン!」

リツコ「その声は!?」

16: 2013/03/02(土) 17:03:49.53
リツコ「真田君!」

~~~~~~~~

リツコ「紹介します、今回の陽電子衝撃波砲改めショックカノンの設計を担当してくれた、
     真田シロウ三佐、地球防衛軍の技術士官をしてるわ」

真田「どうも真田です」

ミサト「NERV作戦課長の葛城です、よろしくお願いします」

ミサト「ねぇ、どう言うツテなの?」ヒソヒソ

リツコ「元カレよ」

ミサト「マジで!?なんか厳つい顔してるわよ?…老けてるし」

リツコ「一応彼歳下よ」

ミサト「そうなんだ」

真田「使徒ですか…初めて見ましたが実に興味深い…」

真田「地球外生命体の可能性も有りますね…」

リツコ「真田君、そこから先は詮索無用よ、最高機密だから…」

真田「ふっ、分かったよ…所で今夜は空いてるかな?食事でもと思ったんだが」

リツコ「久しぶりね、いいわよ、ご一緒させて頂くわ」

17: 2013/03/02(土) 17:15:46.75
~~~~市内某ホテルのレストラン~~~~

リツコ「大変結構なお味でしたわ」

真田「そうだな、久しぶりに旨いものを食ったよ」

リツコ「昔はカ○リーメ○トばかり食べてたのに、変わったのね」クスッ

真田「あの頃は頭が固かったんだよ、馬鹿みたいに意地になってたのさ」

真田「最近ちゃんと旨いものは旨いと、素直に言えるようになったよ」ハハッ

リツコ「ふっ、そのようね」

真田「ところで赤木博士…実は部屋を取ってあるんだが、そこで飲み直さないかな?」

リツコ「喜んで…」ニコッ



18: 2013/03/02(土) 17:37:33.85
~~~~二週間前~~~~
放課後帰宅途中


レイ「貼り紙…」

レイ「ウサギの赤ちゃんあげます…」

レイ「ウサギ……それはとても可愛いもの…」

レイ「飼いたいわ…」


~~~~~~~~


レイ「もらって来てしまった…」

ウサギ「プイプイ…」ピョコタンピョコタン

レイ「可愛い…//」

レイ「餌を買ってこないと…」

レイ「ウサギさん…待ってて」


~~~~~~~~


レイ「ただいま」

レイ「家に帰って初めて使った言葉…」

レイ「家に待ってる子が居る…心がポカポカする」


レイ「ウサギさん…ご飯よ」パラパラ

ウサギ「プイプイ♪」ポリポリ

レイ「…可愛い」ホワッ


19: 2013/03/02(土) 17:53:29.73
~~~~~~~~

ゲンドウ「何?レイがウサギを飼い始めただと?」

諜報員『はっ、白い子ウサギのようです』

冬月「驚いたな…ファーストチルドレンに、動物を可愛がる感情が芽生えたとは」

冬月「暫く様子を見るか、無下に取り上げる事もあるまい…」

ゲンドウ「あぁ…」クイッ

ゲンドウ「報告ご苦労だった、引き続き監視を続けたまえ…」

諜報員『はっ!失礼します!』





~~~~某ホテルの一室~~~~

リツコ「ハァハァ…凄いわ真田君…」

真田「ふっ、大した事じゃない、少し細工をしただけだ」

リツコ「こんなの初めてよ……腰が立たないわ…」

リツコ「まさかあの部分までサイボーグ化してたなんて…当時は生身だったじゃない?どうして?」


真田「もげた」


リツコ「」

真田「やむを得ずこうなっただけだよ」

リツコ「ややこしい話になりそうだから聞かないわ…」


20: 2013/03/02(土) 18:11:08.27
~~~~郊外飛行場~~~~

リツコ「お世話になったわね、真田君…ありがとうね」

真田「いや、俺が役に立てるなら何時でも声を掛けてくれ」

玲「技師長、そろそろ時間です」

真田「ああ、わかった山本」

リツコ(この人…目が赤いわ…どこかしらレイに似てるわね…)

リツコ「その方、赤い目をしてて珍しいわね、どう言う方?」

真田「こいつは山本玲、ウチの腕っコキのパイロットだ、火星生まれだよ」

リツコ「なるほど…(もう無茶苦茶ね)」




真田「じゃ、また会おう!」

リツコ「えぇ…」フリフリ



22: 2013/03/02(土) 19:01:13.84
~~~~数日後~~~~

レイ「非常召集…使徒だわ」

ウサギ「プイプイ…」ピョコタン

レイ「行ってくるわ、待ってて…」ナデナデ




ミサト「ショックカノンは使えないの!?」

日向「今メンテナンス中で射撃不能です!後一時間は掛かります!」

ミサト「くっ…こんな時に…」

ミサト「エバー全機発進よ!!」

シンジ『了解!』

アスカ『任せといて!』

レイ『……』

リツコ「おかしいわね、レイのシンクロ率が不安定だわ…」

ミサト「レイ!どうしたの!?集中して!!」

レイ『は、はい…』

アスカ『ちょっとエコヒイキ!!足引っ張らないでよね!?』

レイ『わかったわ…』

シンジ(綾波…どうしたんだろう?)

24: 2013/03/02(土) 19:12:06.50

アスカ『こんなのあたし一人で殲滅出来るわよ!!』

ミサト「今回の使徒は今までで最強の拒絶タイプよ!三機で力を合わせて戦わないと勝てないわよ!!」

アスカ『うっさいわね~黙って見てなさいよ!!』

ミサト「アスカ!!やめなさい!!」


アスカ『どおおおりゃあああああ!!』

ガイン! ドシャッ!

アスカ『ぶほっ!やったわね~こんちくしょ~!!』

シンジ『アスカ!危ない!!』

フアァァァァァァァ

アスカ『はっ!?』

ドバシャアアアア!!

アスカ『きゃあああああ!!』ドグシャッ

シンジ『アスカああああ!!』

マヤ「弐号機活動不能になりました!!」

ミサト「あのバカっ!」

シンジ『うおおおおおお!!よくもアスカおおおお!!』ダダダダダダ!

ミサト「ダメ!!シンジ君!!落ち着いて!!」

シンジ『うわあああああああ!!』

ガイン!ガイン!ガイン! シュルルッ!

バシュッ! ザクッ!!

シンジ『ぎゃあああああ!!』ドシャッ!

マヤ「初号機、頭部と腹部に損傷!パイロットに意識有りません!!」

ミサト「~~~!どいつもこいつも!!」

青葉「使徒が移動を始めました!」

レイ『!…そっちはダメ(ウサギさんが危ない!)』

青葉「使徒の移動予測線上に市街地が!」

25: 2013/03/02(土) 19:29:36.84
ミサト「レイのアパートがある方ね…」

ミサト「レイ!何とか市街地から引き離して!」


レイ『ダメ!こっちよ!』

使徒 クルッ! キュアァァ…ビシュゥゥゥゥ!!

レイ『させないわ』サッ

リツコ「よけた!」

マヤ「ファーストチルドレンのシンクロ率上がってます!89%!」

ミサト「どうなってるの?凄いわ!」


レイ『ウサギさん…絶対氏なせない、私が守るもの』カチャ!

日向「零号機、パレットライフル装備!」

レイ『こっちよ!』バババババババ!

使徒 スカカカカカン!

日向「全く通用しません!」

青葉「使徒が零号機に向かって移動します!」

ミサト「しめた!日向君!ショックカノンは後どれくらいで使えるの!?」

日向「後五分で使えます!」

ミサト「よし!」

ミサト「レイ!奴をショックカノンの射線上に誘きだして!出来るだけ市街地を避けるのよ!」

レイ『了解!』バババババババ!

ミサト(早く早く早く!)


26: 2013/03/02(土) 19:43:17.30
日向「使徒が射線上に入りました!」

ミサト「ショックカノンは!?」

日向「使えます!エネルギー充填開始します!」

ミサト「レイ!後もう少し持ちこたえて!」

レイ『はい!』バババババババ…カチッ

日向「ライフルの残弾有りません!」

レイ『くっ…』シャキン!

日向「零号機、プログナイフ装着!」

ミサト「無茶よ!突っ込む気!?」

レイ『大丈夫…わたしが氏んでも代わりが居るもの…(ウサギさんだけは絶対守る)』ダダダダダダ!

ミサト「レイ駄目よ!!」

レイ『ATフィールド…全開!』

カキィーン!キンッ!キンッ!

使徒 シュルルッ… シュパーン!!

レイ『ぐぅっ!』

マヤ「左腕切断!」


28: 2013/03/02(土) 20:10:41.40
ミサト「レイが持たない!日向君!撃って!!」

日向「し、しかし!充填が終わってません!出力が足りませんよ!」

ミサト「いいから撃って!!」

日向「はい!発射します!」

ミサト「レイ!避けて!!」

零号機 サッ!

日向「発射!!」ポチッ

□≡≪バシャビュルルルルルル! ━━━━━━*【使徒】バキャキャーン!

日向「駄目です!貫通出来ません!ATフィールドが弾け飛んだだけです!しかし使徒の活動が停止したようです!」

ミサト「目を回したようね!レイ!今よ!!」

レイ『えぇぇぇぇい!!」ザクッ!!ピシィッ!

レイ『まだ浅い…これなら!』ブン! ガシーン!!

ミサト「廻し蹴りでナイフを蹴りこんだ!?」

使徒 ギャアアアアアア!! チュドーン!!!


ミサト「やった!!」

青葉「使徒、形象崩壊!完全に活動停止です!」

リツコ「勝った…」

レイ『はあはあ…』

ミサト「レイ…お疲れ様、良くやったわ」ホッ…


ミサト「回収班は初号機と弐号機の回収急いで!」

31: 2013/03/02(土) 22:21:40.44


ゲンドウ「零号機パイロットに繋いでくれ…」


ゲンドウ「話は聞いた、良くやったな レイ」

レイ『碇指令…』ニコッ



冬月「レイのピンチにガクブルしてたくせにカッコ付けおって・・・」

ゲンドウ「…」


ミサト「シンジ君とアスカは無事?」



アスカ「あんた馬鹿ぁ!!なんであそこであたしが突っ込むのを止めなかったのよ!!」

アスカ「あたしの性格を考えたらわかるでしょお!!!」

シンジ「何言ってんだよ!!勝手に突っ込んで行ったクセに!!人のせいにすんなよ!!」

アスカ「うっさいわね!バカシンジのクセに!!あたしに口答えする気ぃ!!」

シンジ「バカ馬鹿言うなよ!!ホントに馬鹿になったらアスカが責任取ってくれんのかよ!?」

アスカ「はぁ!?あんた何言ってんの!?ホントに馬鹿になったんじゃない?お気の毒様!!!」

シンジ「かぁぁぁ!!あったまキタ!!アスカってば僕の部屋のゴミ箱からティッシュ持ってっただろ!?一体何に使ったのさ!?」

アスカ「はぁぁぁぁああああぁぁ??あ、あ、あんた、なな何変なこと言ってんのよ!!!???///」

シンジ「知ってんだぞ!!OOOに使ったんだろ!!」

アスカ「バカ!!!!知らないわそんなの!!!!!///」

シンジ「や~い、や~い変態女ぁ~~~」レロレロバァ~

アスカ「ムキィィィィィィィィィィィィ!!!!!!コロす!!!コロしきるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」

シンジ「ぎゃぁぁぁぁ!!変態が怒ったぁぁぁぁぁ!!!」




ミサト「………」

冬月「恥を晒しおってからに…ξ」

32: 2013/03/02(土) 22:28:32.13
~~~~~~~~~


ミサト「とにかく今回の命令無視は厳罰の対象になるから、そのつもりで居て頂戴・・・」

シンジ・アスカ「「は~い・・・」」

アスカ「アンタノセイダカラネ…コノウメアワセハシテモラウワヨ?」ヒソヒソ

シンジ「シラナイヨー!アスカガヒトニチョッカイカケルカラダロ!?」




33: 2013/03/02(土) 22:35:26.47
ミサト「あなたたち…自分の置かれた立場分かってる?」^^

シンジ・アスカ「「ごめんなさ~い・・・」」

~~~~~~~~

レイ「ただいま」

レイ「ウサギさん?」キョロキョロ

レイ「あれ?・・・」

レイ「ウサギ・・・さん?」
      
ウサギ「……」プルプルプルプル



34: 2013/03/03(日) 04:43:46.94
レイ「ウサギさん…怯えてる…」

レイ「おいで」

ウサギ「プイ…」ノソノソ

レイ「ウサギさん…」ダキッ
ウサギ「プイプイ…」ブルブル

レイ「怖かったのね…もう大丈夫…」ナデナデ





~~~~~~~~

アスカ「ボケシンジ!ご飯は!?」

シンジ「はい、ハンバーグ…」トン

アスカ「なんだ気が利くじゃない、って何よこのハンバーグ?」

アスカ「手作りじゃ無いじゃない!」

シンジ「うん、マル○ンハンバーグだけど、何か?」

アスカ「ふざけてんの!?あたしにこんな紛い物食べろってーの!?」バンッ

シンジ「僕は好きだよこれ、ケチャップぶりぶりかけてほら」ブリブリ

アスカ「絶対イヤ!!」

シンジ「嫌なら食うな」

アスカ「くっ…この…」プルプル…

シンジ「あ~旨い、絶妙にご飯に合うんだよな~」モリモリ


アスカ「……」グ~

アスカ「わかったわよ…食べるわよ…」モグ

アスカ「………」モグモグ

アスカ「割と美味しいじゃん…」モグモグ

シンジ「だろ?アスカが当番の時のレパートリー増えたね!油も引かずそのまま焼くだけだし」

シンジ「バカでも出来るよ?毎回パンじゃ飽きるんだよね~」

アスカ「チッ…」


35: 2013/03/03(日) 05:11:37.50
~~~~~~~~

レイ「さ…寝ましょう」

レイ「一緒に寝てあげる」

ウサギ「プイプイ」

レイ「暖かい…」キュ…


~~~~~~~~

レイ「朝……」

レイ「ウサギさん…ご飯よ」パラパラ

ウサギ「プイプイ」ポリポリ

レイ「今日は実験の日、あなたも来る?」

ウサギ「プイプイ」

レイ「そう」ニコッ





~~~~NERV~~~~

シンジ「綾波おはよう!」

レイ「おはよ…碇くん」

アスカ「あんたそのカゴ何よ?」

レイ「これ…ウサギ」

シンジ「うわ~可愛いなぁ~名前はなんて言うの?」

レイ「ウサギさん」

シンジ「そ、そうなんだ」

アスカ「ふ~ん、美味しそうなウサギね!」

シンジ「な、何言ってんだよアスカ!」

レイ「セカンド…あなた」キッ!

アスカ「なによ~ウサギなんてヨーロッパじゃ普通に食材よ!!」

アスカ「柔らかくて美味しいんだから!」

レイ「ダメ…ウサギさんは食べ物じゃない」

シンジ「行こう綾波…あんな野蛮人ほっとこう…」テクテク

レイ「そうね」テクテク



アスカ「ぐぬぬ~…バカシンジのヤツめぇ~」ムカムカ

青葉「あ、惣流大尉おはようございます」

アスカ「うっさい!糞ロン毛!!」ドカッ!

青葉「ぐわっ!」

アスカ「ふんっ!」ズカズカ


青葉「いてて…何キレてんだ…?」

36: 2013/03/03(日) 05:32:18.35
アスカ「何よバカシンジのヤツ…ファーストにばかり優しくしちゃって…」イライラ

アスカ「あたしにも優しくしなさいよね…」


ミサト「あらアスカ、どうしたの浮かない顔して?」

アスカ「なんでもないわ」フイッ スタスタ…



~~~~実験棟~~~~

リツコ「始めるわよ」

レイ『はい』

レイ『碇くん…ウサギさんお願い』

シンジ「任せといてよ!」

ガシューン ゥォンゥォンゥォンゥォンゥォン…

オペ「シンクロ率40%で安定」

リツコ「裏コードに切り換えて」

オペ「切り換えます」

ゥォンゥォンゥォンゥォンオンオンオン!

オペ「プラグ震度マイナスに移行!」

オンオンオンオンオンオン!


37: 2013/03/03(日) 05:58:03.58
レイ『くっ…何これ…心と身体が…荒ぶる…』

レイ『ウサギさん…』

グワワワワワワ!!

オペ「はっ!?シンクロ率が150%を越えました!プラグ深度マイナスにいっぱいです!」

バシッ!バチバチ!

リツコ「ヤバイわ!システムが焦げ付く!緊急停止よ!!」

オペ「はい!」ポチッ

バシッ!バシッ!

オペ「駄目です!コントロール出来ません!」

ミサト「何ですって!?リツコ!どうにかならないの!?」

リツコ「こうなったら…」スポッ

ビュウゥゥゥーン…


ミサト「止まった!どうやって!?」

リツコ「コンセント抜いただけよ」

ミサト「そうなんだ」


ミサト「はっ!それよりレイは!?」

リツコ「ハッチを開けて!」


プシュー ザバ~

ミサト「レイ!」


ミサト「( Д ) ゜ ゜」
リツコ「( Д ) ゜ ゜」
シンジ「( Д ) ゜ ゜」
その他「( Д ) ゜ ゜」

ピョン ピョン

うさ波「プイプイ」ピコッ

一同「「「「ウサギぃ!?」」」」

リツコ「そんな…あり得ないわ!」

ミサト「どうしよう、司令にコロされる…」ガクブル

シンジ「は、はやなみぃ!!」


うさ波「プイプイ!」ピョン

シンジ「綾波…こんな姿になっちゃって…」ジワッ

38: 2013/03/03(日) 06:34:00.30
うさ波(わたしの身体…どうなったの?)

うさ波(みんなが大きく見える…)

うさ波(碇くん…大きい…)

シンジ「綾波…ウサギになっても綾波は綾波だからね…」ダクダク

うさ波(わたしはウサギになったのね…)


リツコ「三人目を引き上げて頂戴、記憶のバックアップを書き込むわ」

ミサト「その手があったか」ポン


~~~~~~~~
シンジ こうしてウサギになってしまった綾波を、
僕は引き取って世話をすることになった。
綾波が飼っていたウサギさんもだ、
こいつが中々曲者だ。

アスカ「ああ~!またウサギがファーストに乗っかってるわよ!!」

ウサギ「ハッハッ」ムラムラ

うさ波(止めて!ウサギさん!)

シンジ「うわぁ!いつの間に!アスカ引き離して!」

アスカ「あいよ」ベリッ

ウサギ「プキャープキャー!」バタバタ!

うさ波(ウサギさん…怖い…)ウルウル


シンジ「参ったな~ウサギは繁殖力が強いからやりまくるんだよな~」

アスカ「お盛んなのね~」ゲラゲラ

シンジ「でも綾波の純血は守らないと!」

アスカ「ウサギを他にやっちゃえば良いじゃない」

シンジ「しかし、綾波が…」

シンジ「ねぇ綾波…ウサギさんは他に貰ってもらおうよ、じゃないと綾波が危ないよ」

うさ波(うんうん、そうして!)

シンジ「ダメだよな~、やっぱり…綾波は離れたくないだろな、あんなに可愛がってたし…」

うさ波(いやいや…違うの碇くん…)

うさ波(ウサギさんはもう、わたしの知ってるウサギさんじゃ無くなったわ)ウルウル

アスカ「仕方ないからケージに入れときなさいよ」

シンジ「そうだね、綾波…ここ入ってて…」カチャ

うさ波「プイプイ」ノソピョンノソピョン

パタン カチャ

シンジ「これで一安心」

アスカ「ウサギは出しとくんだ?」

シンジ「一緒に入れたら意味無いだろ!ケージが1つしか無いんだから仕方がないんだよ!」

アスカ「ま、どーでもいいけど~、お風呂入ってくるわー」スタスタ


41: 2013/03/03(日) 08:47:20.80
~~~~深夜~~~~

ウサギ「ハッハッ」ガリガリ

うさ波「!」ビクッ!

ウサギ「ハッハッ」ガリガリ

うさ波「キュウ!(ダメ!こないで!)」ガタピョン

ウサギ「ハッハッ」ガリガリ…

ガチャン キィ…

うさ波「キュウー!キュウー!(碇くん!たすけて!)」

ウサギ「ハッ!」ガシッ!

うさ波「キュウ~~!(いやぁー!)」

パチッ

シンジ「なんかガチャガチャうるさ…ってコラぁ!!」

シンジ「ウサギさん駄目じゃないかー!!」ベリッ!

ウサギ「プキャー!プキャー!」ジタバタ

うさ波(もういや…)ウルウル

43: 2013/03/03(日) 10:58:41.21
~~~~NERV本部~~~~
シンジ「リツコさん…綾波は元に戻せないんですか?」

リツコ「戻せない事も無いわ」

シンジ「それじゃ早く戻してください!」

リツコ「後3日待って、それまでにシステムが復旧するわ」

シンジ「わかりました、それまで綾波は僕が守ります!」

リツコ「何から?」

シンジ「ウサギさんです」

リツコ「なぜ?」

シンジ「綾波を襲うんですよ…サカっちゃって…」

リツコ「そのウサギをケージに入れたら良いじゃない」

シンジ「あ、そうか」

シンジ「中からなら開けられないや」

シンジ「ありがとうリツコさん!」タタタ…


リツコ「あの子…意外と馬鹿ね」フゥ~

44: 2013/03/03(日) 11:35:30.05
~~~~~~~~

シンジ「綾波!3日後元に戻れるよ!よかったね!」

うさ波「プイプイ♪」ピョコタン

シンジ「でもウサギの綾波も可愛かったよ♪」ナデナデ

うさ波「…///」

うさ波(碇くんに撫でられると…ポカポカする…)


アスカ「……」ムカッ


アスカ「ちょっとバカシンジ!何イチャイチャしてんのよ!」

シンジ「べ、別にイチャイチャなんかして無いじゃないか!」

アスカ「してんじゃない!ウサギ相手に鼻の下伸ばして、変態じゃないの!?」フンッ


シンジ「ななななんちゅう事言うんだよ…酷いよアスカ!!」ジワッ

うさ波 ガブッ!

アスカ「ギャアアア!いった~い!」

うさ波(碇くんを…いじめないで)


45: 2013/03/03(日) 12:37:54.84
アスカ「こ、このクソウサギぃ!!」ゲシッ!

うさ波「キャウ!」ドサッ!

シンジ「おいっアスカ!何も蹴ること無いだろ!!」ドン!

アスカ「キャッ!突き飛ばしたわねぇ!」キッ!

シンジ「アスカが悪いんだろ!!」


アスカ「何よ…そんなウサギばかり庇って…」ジワッ…

アスカ「もうしらない!!シンジのバカ!!」ダダタ! バタン!

アスカ「うわぁぁぁぁん」

シンジ「こっちだって知らないよ…」ボソ

シンジ「はっ!綾波大丈夫!?」

うさ波「キュウ…(大丈夫…ありがと碇くん…)」



48: 2013/03/03(日) 13:18:23.52
~~~~~~~~

エッグ…ウェェェ…グスッ…

シンジ「アスカ、まだ泣いてる…」

うさ波「プイプイ…(許してあげて…セカンドも寂しいのだと思う…)」

シンジ「ちょっと怒りすぎたかなぁ…可哀想になってきたよ…」


トントン

シンジ「アスカ…さっきは
突き飛ばしたりしてゴメン…」

ガチャ…

アスカ「あたしも……やり過ぎた…謝るわ…」グスッ

シンジ「アスカ…」

スタスタ

アスカ「エコヒイキ…いえ、レイ…さっきはゴメンね…感情的になりすぎたわ…」ペコ

うさ波「キュイッ!」ピョコタン


アスカ「シンジ…お腹すいた…」

シンジ「わかったよ、ハンバーグ作るから待ってて!」ニコ

アスカ「うん」ニコ




49: 2013/03/03(日) 15:27:25.82
~~~~~~~~

シンジ「出来たよ~」

アスカ「はーい」

うさ波「プイプイ」


いただきまーすプイプイ



アスカ「レイはサラダだけなのね」ムシャムシャ

シンジ「元々ベジタリアンだから迷わなくて済むよ」ニコ

うさ波「プイプイ♪」カリカリカリ

アスカ「そっか…お肉美味しいのに…」モグモグ





~~~~当日~~~~

リツコ「実験用プラグにレイを入れて頂戴」

シンジ「あ、はい…じゃあまたあとでね…」ヒョイ

うさ波「キュウ…」


リツコ「ハッチを閉めるわ」

プシュー


シンジ「綾波…」

ミサト「うまく行くといいわね」



50: 2013/03/03(日) 16:02:30.10
~~~~数時間後~~~~
リツコ「元に戻ったわ」

ミサト「やったわね」

リツコ「但し…」

シンジ「え?」


レイ「ただいま…」ピコン

アスカ「ブーーー!」

シンジ「は、はやなみっ!!///」

リツコ「うさ耳ね」フゥ~

ミサト「どこかで見たパターン…」プルプル


レイ「そんなに…おかしい?」ピコン

シンジ「いや、むしろそれが良いと思うよ///」

アスカ「こ、これは卑怯臭いわ…」

レイ「そう?」ピコピコ

シンジ「尻尾まで!!」プルプル


その後うさ耳レイは、芸能界デビューし、
一定期間アイドルとして、もてはやされた。
無口だが歌は上手かったので、
ビジュアル的に旬が過ぎても、
食うに困ることは無かったらしい。





終われ

51: 2013/03/03(日) 16:04:43.41
ご清読ありがとうございました(*_ _)ペコリ


52: 2013/03/03(日) 19:06:21.88
何か別の話になってるじゃねーかwwwwww真田どこ行ったwwww

53: 2013/03/03(日) 19:45:09.45
あれ?これ陽電子衝撃波砲で無双する話じゃなかったの?

54: 2013/03/03(日) 20:07:18.74
真田は山本と帰って出番終了しました。
陽電子衝撃波砲無双だけで行くとそれだけで終っちゃうし、
うさ耳レイやってみたかったし…(´・ω・`)

引用元: リツコ「ついに完成したわ」