1: 2012/12/31(月) 01:12:10.99
P「こんな時期に?」

小鳥「みんなのオフがなかなか重ならなかったので」

P「まあ確かに、忙しい時期ではありますしね」

小鳥「年末年始の特番も殆ど収録し終えましたし」

P「生放送以外は、かなり早いうちに収録しちゃいますしね」

小鳥「なので、少し遅くなりましたが忘年会を開催しようかと」

P「なるほど……まあそういうことなら、俺が幹事でもいいですよ」

小鳥「楽しみですねぇー……うふふっ、酔ったみんなはどんな感じになるのかしら」

P「おい音無」

小鳥「はい」

P「正座」

小鳥「はい」

4: 2012/12/31(月) 01:16:09.89
P「いいですか、今や一般の未成年ですら飲酒で大炎上する時代ですよ」

小鳥「はい」

P「それが、事務所の忘年会で未成年のアイドルが飲酒とか」

小鳥「い、いえいえ、飲酒とは言ってませんよ!」

P「でも今酔うだの何だの言いましたよね?」

小鳥「そ、それがですね……よいしょっと」

P「? 何ですか、その瓶は」

小鳥「神奈川の知人から貰ったんですけど」

P「顔が広いですね」

小鳥「これはお酒じゃないんですけど、飲むと気分が良くなるお酒のようなお水なんです」

P「はあ」

小鳥「なので、これはお酒じゃないからセーフですよね? だって飲酒じゃありませんから!」

P「何ですかその理屈は」

8: 2012/12/31(月) 01:20:42.35
P「つまり、忘年会と称してアイドル達の酔っ払った姿が見たいだけなんじゃないですか」

小鳥「ぴよぴよ」

P「空を見てないでこっちを見てください」

小鳥「で、でも、この一年頑張ってきたみんなの慰労をかねてですね」

P「それはまあ、このまま何もなしに年を終えるのはどうかと思いますけど」

小鳥「プロデューサーさんも、そのために頑張ってスケジュールを調整したんじゃないですか」

P「確かに年末のオフは、できるだけ重なるようにはしましたけど……」

小鳥「それなら、みんなで揃って年越し! っていうのもいいじゃありませんか」

P「それは……うーん……そうですねぇ」

小鳥「それでは決定ですね!」

P「わかりました、ただしその瓶は没収です」

小鳥「ピヨッ!?」

10: 2012/12/31(月) 01:24:06.31
P「会場は俺の方で探しておきますから、音無さんはアイドル達への連絡をお願いします」

小鳥「はい、わかりました」

P「しかし、普通の飲み会とは訳が違うからなぁ……うーん、どうしたもんか」 ブツブツ



小鳥(んふふ……)

小鳥(甘い、甘いですよプロデューサーさん!)

小鳥(この音無小鳥、貴重なお酒じゃない水を一つしか用意してないとお思いですか!)

小鳥(撮影機材も準備しておかないと……うふふ)



P「音無さん、会場の件なんですけど」

小鳥「はーい♪」

13: 2012/12/31(月) 01:28:58.50





ワイワイ


春香「えへへっ、まさか皆で忘年会ができるとは思わなかったよ」

やよい「はいっ! 私、ぼうねんかいって初めてだから楽しみですー!」 ウッウー

伊織「にひひっ♪ 年末なんだし、伊織ちゃんをしっかり労ってもらわないとね!」

亜美「食べるぞー! ねっ、真美!」

真美「騒ぐぞー! ねー、亜美!」

律子「はいはーい、騒いでないで座って!」

真「あれっ、みんな案外普通の服装なんだ」 キャッピピピーン

雪歩「真ちゃん、その格好で来たの……?」

響「さっそく年忘れしたい気分だなぁ」

貴音「面妖な……」

14: 2012/12/31(月) 01:33:32.91
あずさ「はーい、皆さんお席にどうぞー」 

P「……すいませんあずささん、幹事の手伝いみたいなことをやらせてしまって」

あずさ「いいんですよ、これも年長者の義務ですから」 ニコニコ

P「ありがとうございます」

あずさ「それに、こういう役目にも楽しいことはありますから」

春香「……あれっ?」

美希「ねえねえハニー、社長はいないの?」

P「何でも、ハワイで年越しだとさ」

亜美「うあー、自分ばっかりセレブっぽくてずるい!」

真美「これはお土産がしょぼかったらセーサイだね、セーサイ!」

小鳥「はいはい、皆さんグラスを持ってくださーい」

15: 2012/12/31(月) 01:37:39.11
 

伊織「……ちょっと、プロデューサー」 クイクイ

P「ん? どうした?」

伊織「まったくもう、少しくらい相談してくれても良かったのに」

P「相談?」

伊織「確かに、律子あたりはこういうことに財布の紐が固そうだけど」

P「な、何の話だ?」

伊織「いくら経費節減だからって、お水で乾杯ってどうかと思うわ」

P「」

伊織「相談してくれれば、会場の斡旋くらい新堂に頼んで……」

P「ちょ、ちょっとその乾杯待った!!」




一同「かんぱーーい!!」

17: 2012/12/31(月) 01:40:58.63
P「うぉおおおおおい音無ィイ!!」

小鳥「はいプロデューサーさん、音無です小鳥です」 ピヨピヨ

P「あれ! あの水! 俺が没収した奴ですよね!」

小鳥「そうですよ、そのお水ですよ」

P「だ、だから、あーもう……」

小鳥「プロデューサーさんったら、お水なんだから問題ありませんってば」

P「そういう問題じゃ……」

小鳥「プロデューサーさん」

P「はい?」

小鳥「お酒じゃなきゃ犯罪じゃないんですよ」

P「今の音無さん、すっごく悪い顔してます」

19: 2012/12/31(月) 01:44:22.81
やよい「うっうー! このお水、すっごく美味しいですー!」

真「本当だね、甘口で飲みやすいよ」

P「酒じゃないけどな」

あずさ「うふふっ、御刺身に良く合うわね~」

P「酒じゃないですけどね」

美希「えへへっ、ハニー……ミキね、なんだか体がぽかぽかしてきちゃったの」

P「酒じゃないけどな。 おい音無ィ!!」

小鳥「ぴよ?」

21: 2012/12/31(月) 01:47:32.44
P「酒じゃ!! なくても!! 酔っ払ったら同じことでしょうが!!」

小鳥「ああもうプロデューサーさん、落ち着いてください」

P「こ、これが落ち着いていられますか!」

小鳥「そんなに大声を出したら喉を痛めちゃいますよ? はい、お水」

P「あ、どうも」 ゴクゴク

小鳥「あっ、私はウーロンで割ろうかなー♪」

P「あっ俺が作りましょうか?」

小鳥「えっ、いいんですか!?」

P「はい、えーっと……」





P「音無ィイイイ!!」

小鳥「時間差!」 ピヨ

22: 2012/12/31(月) 01:50:32.03
美希「もー、ハニーったらうるさいの」

P「いや、でもこれは大事なことdうおっ!?」

美希「えへへぇ……もっとのーんびり、しよ? ね?」 

P「まて美希、のんびりするのはいいが」

美希「なに?」

P「俺の背中に乗っかるのは駄目だ」

美希「ハニーの背中、おっきいのー……」 グイグイ

P「重い! いや重くはないけど! やめなさい美希!」

小鳥「あら美希ちゃんったら、甘えんぼさんねー」 

美希「うんっ、ミキはハニーに甘えんぼなの」

P「自覚がある甘えん坊ってタチが悪いぞ!」

23: 2012/12/31(月) 01:52:36.27
小鳥「いいじゃないですかプロデューサーさん、役得ですよ役得!」

P「あんたそれでも事務員か!」

美希「あっ、ミキもハニーに注いであげるの!」

P「いや、俺は」

美希「ささっ、どーぞなの」 トクトク

P「お、おう……」

小鳥「いいですねー、人気アイドルのお酌だなんて贅沢の極みですよ」

P「た、確かにそうですけど」




一同「!!」

24: 2012/12/31(月) 01:55:27.51
春香「プ、プロデューサーさん! お酌ですよ、お酌!」

あずさ「はいプロデューサーさん、どうぞ一献」 ニコニコ

亜美「ささっ兄ちゃん、ぐいーっと!」

真美「さあさあ兄ちゃん、ぐびぐびーっと!」

貴音「僭越ながら、お酌をさせていただきます」

響「さあプロデューサー、自分が注いであげるぞ!」

雪歩「ううっ、御猪口じゃ小さすぎるかも……」

真「すいませーん! なんか丼みたいなやつありませんかー!?」



P「勘弁してください下戸なんです」

28: 2012/12/31(月) 01:58:22.51
あずさ「あらあらー……確かに、飲めない人に無理やり飲ませるのは良くないわねぇ」

亜美「ちぇー」

真美「ブ→ブ→!」

律子「はいはい、みんなプロデューサーにばっかり絡まないの!」

真「はーい……」




P「た、助かった……」

千早「プロデューサー」

P「おう千早、隣いいか?」

千早「……ええ、どうぞ」

30: 2012/12/31(月) 02:00:36.65
P「いやぁ、ひどい目にあった……」

千早「ふふっ、そうですか」 グビグビ

P「本当、大人しい千早の隣なら落ち着く……よ……」

千早「…………」 ゴキュゴキュ

P「……千早……さん?」

千早「ぷはっ……はい、何れすか?」

P「あっ何でもないです」

千早「ふふっ、変なプロデューサー……うふっ、うふふっ」 グビグビ

P「あ、俺ちょっと向うの方に……」

千早「は?」

P「あっ何でもないです」

32: 2012/12/31(月) 02:04:48.37
P「な、なあ、千早?」

千早「はい?」

P「その、飲みすぎは喉に良くないかなーって」

千早「うふふっ、何を言ってるんですかプロデューサー。これはお水ですよ?」

P「いや、まあ、そうだよお酒じゃないよ」

千早「もう、水の飲みすぎって、水……ふふっ、うふふっ」 パシパシ

P「何がツボに入ったのか知らないけど、笑いながら頭を叩かないでください」

千早「ふぅ……何だか気分が良くなってきました」

P「そ、そうかー良かったなー」

亜美「千早お姉ちゃん、楽しんでるかーい!?」

真美「盛り上がってるかーい!?」

千早「ええ、盛り上がってるわよ」 クスクス

P「二人とも、お願いだから今の千早を煽らないで……」

33: 2012/12/31(月) 02:08:28.71
千早「…………」 スクッ

P「ど、どうした千早、いきなり立ち上がって」

千早「……ふふっ、うふふっ」 ヒック

P「千早さん落ち着いてください」

亜美「おおっ、どうしたの千早お姉ちゃん?」

真美「もしかして、一発芸でも披露しちゃったりする!?」 ワクワク

千早「一発芸……?」

P「こ、こら二人とも、今の千早にそういうことは……」

千早「ひっく……一番、如月千早!」

P「!?」

千早「春香の物真似をします」

春香「!?」

35: 2012/12/31(月) 02:14:31.72
 
 
 
 
千早「もっ↑と↓遠く↑へ↑泳い↓でー↑みた↑い↓♪」


真「こ、これは……!」

雪歩「知ってるの真ちゃん!」



千早「ひ↓かり↑満ち↑る↓し↓ろい↑アイ↑ラン↑ド♪」


真「春香の持ち歌、太陽のジェラシー……あの初期の音階を、ここまで正確に再現できるなんて……」

雪歩「さ、さすが765プロの歌姫……」






春香「」

P「は、春香、元気出そう、な?」

 

37: 2012/12/31(月) 02:19:44.22
P「だ、大丈夫だ春香、あれはだいぶ昔の話で……」

春香「そ、そうですよね……あはは」


あずさ「プロデューサーさぁーん、どこですかー?」

P「こ、今度はあっちか……亜美真美、春香のフォローは任せた」

亜美「アイアイサー!」

真美「お任せあれ!」




あずさ「もうプロデューサーさん、遅いですよー」 ニコニコ

P「いやぁ、色々と目を離せない子が多すぎて」

あずさ「すっごく寂しがってたんですよ?」 ウフフ

P「寂しがってた? 誰がですか?」

あずさ「うふふっ、律子さんが」

P「……またまた、ご冗談を」

40: 2012/12/31(月) 02:23:50.44
律子「ぷろでゅーさぁー……」

P「うおっ!?」

律子「もうっ、どこ行ってたんれすかぁ」 グイグイ

P「り、律子、飲みすぎじゃないか?」

律子「飲みすぎ? お水をれすか?」

P「あ、そうか、これ水だっけ……」

律子「プロデューサー」

P「ん?」

律子「あーん♪」

P「」

律子「はい、あーん♪」

P「あずささん、これはどういう」

あずさ「あらあらー」 ウフフ

43: 2012/12/31(月) 02:27:39.62
律子「この煮物、美味しいんれすよぉ……あーん♪」

P「い、いや、自分で食えるから」

律子「えっ……」

P「えっ」

律子「……うぅ、あずささぁーん」

あずさ「はいはい、よしよーし」

P「え、えーっと」

あずさ「おかしいわねぇ、優しいプロデューサーさんなら」

あずさ「アイドルや同僚が差し出した食べ物を」

あずさ「自分で食べられるからいらないなんて、断る人じゃないんだけど……」 チラッ

P(小悪魔だ、目の前に小悪魔がいる)

あずさ「うふふっ」

44: 2012/12/31(月) 02:29:42.35
P「……り、律子」

律子「…………」 グスッ

P「あ、あーん……」

律子「……あっ」

P(め、めちゃくちゃ恥ずかしい……)

律子「あ、あ……」




律子「……わ、わふー!!」 アーン

P「おごぉ!?」

あずさ「あらあらー♪」

47: 2012/12/31(月) 02:32:26.96
 
 
 
律子「えぇー、もう行っちゃうんれすかぁ?」

P「お、おう、ちょっと鼻の奥が痛いし」

律子「?」

P「いや、何でもない」

あずさ「律子さんのことは私に任せてください」 ウフフ

P「…………」

あずさ「うふふっ」

P「お、お任せします、はい」

49: 2012/12/31(月) 02:35:56.27
P(まあ年長者組はさておき、心配なのは……)

P「よ、よう、楽しんでるか?」

P(中学生組なんだよなぁ……)

やよい「はいっ、楽しんでますー!」 ウッウー

P「や、やよいは平気なのか?」

やよい「何がですか?」

P「その、酔ったりとかは」

やよい「えへへっ、酔うのはお酒を飲んだ時で、お水を飲んだ時は酔ったりしませんよ?」

P「いや、そうなんだけど」

やよい「?」

P(……よかった、やよいは天使のままだ)

51: 2012/12/31(月) 02:38:49.74
亜美「あっ、兄ちゃーん!」

P「おう、亜美に真美……どうした?」

真美「うあうあー、とにかく大変なんだよー!」

P「とにかくと言われても……何かあったのか?」

亜美「え、えっとね、いおりんが……その」

真美「あっちの、隅っこの方で……その」

P「なんだ、珍しく歯切れが悪いな」

亜美「いやー、亜美たちにもどう説明すればいいか」

真美「うん、あれはケイヨーしがたいよね……」

P「まあいいけど……伊織はあっちにいるんだな?」

亜美「う、うん!」

真美「早く見てきてYO!」

P「何なんだ、一体……」

53: 2012/12/31(月) 02:44:22.90
 
 
P「……伊織ー?」 ヒョイ

伊織「……本当にもう、こっちの気も知らないで……ひっく」 グビグビ

P「…………」

伊織「ぷはっ……そうよね、うさちゃんもそう思うでしょ……ひっく」

P(う、うさちゃん相手に一人酒……いや酒じゃないけど)

伊織「そうなのよ、本当にわかってないのよ、あいつったら……」

P(す、ストレス溜まってんのかな……)

伊織「……あ、もう空っぽになっちゃったわ」

P「い、伊織?」

伊織「…………」

P「ど、どうしたんだ?こんな隅っこで」

55: 2012/12/31(月) 02:50:24.64
伊織「…………」

P(な、なんだ?怒られるのか?)

伊織「にひひっ♪」

P「あれっ?」

伊織「もうっ、来るのが遅いんだから♪」

P「あ、あのー、伊織さん?」

伊織「いいから、あんたは隣に座るのっ」

P「は、はい」

伊織「まったくもう、来るのが遅すぎるのよ」 ギュー

P「…………」

伊織「罰として、私が良いって言うまで椅子になりなさいよね♪」

P(どうなってるんだろう)

56: 2012/12/31(月) 02:54:34.59
P「なあ伊織」

伊織「なぁに?」 スリスリ

P「あっちの様子とか見てきていい?」

伊織「んー……」

P「…………」

伊織「だぁめ♪」 ギュー

P「駄目ですか」

伊織「うん、駄目なの。にひひっ♪」

P「…………」

伊織「勝手にどっかに行ったら泣いちゃうんだから」

P「は、はいすいません」

伊織「んー♪」

P(……足が痺れてきた)

60: 2012/12/31(月) 03:08:18.77
真「ううっ、プロデューサー!」

雪歩「駄目だよ真ちゃん、今度はこっち! こっちを着てみて!」 カッ

P「ぎゃー!?」

伊織「ちょっと、今プロデューサーは私のなんだから!」

P「何をさらっと……こら真、服をはだけさせたまま飛びついてくるんじゃない!」

真「だって、雪歩がタキシードとか紫色のスーツとか着させようとするんです!」

雪歩「後はこっちのサングラスも! あっ、これはかけるんじゃなくて首元にね!」

P「ゆ、雪歩も落ち着け! っていうか何だその派手なスーツ、黒井社長でもそんなの着てないぞ!」

雪歩「派手とかそんなんじゃないんです、真ちゃんに似合うかどうかが大事なんですぅ!」 フンスー

真「や、やだ、ボクはもっとふりふりでひらひらがいいんだ!」

雪歩「駄目だよ真ちゃん、真ちゃんはギラギラでビシーッとしてた方がいいよ!」

P(いや、どっちもおかしいと思うんだが……)

62: 2012/12/31(月) 03:14:28.27
伊織「ちょっと、今は私のなんだから後にして!」 グイグイ

真「駄目だよ、プロデューサーはキャピキャピしてるボクが一番だと思いますよね!」 グイグイ

雪歩「ううん、プロデューサーならわかってくれますよね、かっこいい真ちゃんの魅力を!」 グイグイ

P「三方向から揺さぶらないでくれお願いだから!」

伊織「あ、あんたが望むなら、あんたにあーんしてあげてもいいんだから!」

真「あっ、じゃあボクもプロデューサーに何か食べさせてあげたいな!」

雪歩「それじゃあ私はお酌をします!」

P「ちょ、ちょっと勘弁して、とりあえず揺さぶらないで!」

伊織「ほ、ほら食べなさいよっ!」 アーン

真「はいプロデューサー、口を開けてください!」 アーン

雪歩「プロデューサー、一献どうぞ」 トクトク

P「俺にどうしろと!?」

64: 2012/12/31(月) 03:20:57.66
 
 
 
P「ひどい目にあった」 ボロッ

P「…………」





千早「うふふっ、高槻さーん」

やよい「はい千早さん、あーんです!」

千早「あーん」

やよい「美味しいですかー?」

千早「ええ、たまらないわ」

やよい「うっうー、嬉しいですー!」

千早「ふふっ、ふふふっ」




P「……見なかったことにしよう」

65: 2012/12/31(月) 03:24:20.23
貴音「そこでわたくしはこう言ったのです」

響「う、うん」

貴音「らぁめんに最初から胡椒をかけるのではなく、まず……ふむ、グラスが空になってしまいました」

響「そ、そうだなー」

貴音「もう一杯……はて、どこまで話しましたか」

響「な、なあ貴音、その」

貴音「では最初からお話しましょう。わたくしが思うに、らぁめんとは……」

響「うぎゃー!」

66: 2012/12/31(月) 03:27:53.02
春香「あっ、プロデューサーさん!」

P「おう、春香……」

春香「なんだか、大変なことになっちゃってますね……」

P「本当にもう、どうしてこんなことに……春香は平気か?」

春香「あ、あはは……実は私も、足取りが少し危ないです」

P「そうか……」

春香「で、でも、転びそうな時は転ばないのが私ですから!」

P「無理するなよ、ところで」

春香「はい?」

P「諸悪の根源は?」

春香「えっと……」

P「鳥は?」

春香「あっちです」

70: 2012/12/31(月) 03:33:28.11
 
小鳥「えーっと、予備のバッテリー、予備の……あっ、あった」

P「音無さん」

小鳥「はいっ? あ、プロデューサーさん」

P「いつの間にか、会場が混沌の渦なんですけど」

小鳥「そうですね!」

P「この光景を見て、どう思います?」

小鳥「酒池肉林って感じで素敵です!」 ピヨヨ

P「言いたいことはそれだけですか」

72: 2012/12/31(月) 03:35:47.14
千早「ぷろでゅーさぁー……」 クイクイ

P「ちょっと待っててくれ千早、俺はこの鳥に説教をしないといけない」

千早「駄目れす」

P「いいや今回はきちんと言っておかないと」

千早「今日は千早って呼んじゃ駄目なんれす」

P「いや千早、今日という今日は……何?」

千早「今日の私は千早じゃないんれす」 ヒック

P「…………」

千早「ひっく」

P「いや、千早は千早だよね」

千早「千早って呼んじゃ駄目れす」

P「……音無さん?」

小鳥「ぴよ。ぴよぴよ」

73: 2012/12/31(月) 03:40:46.84
P「千早」

千早「…………」 プイ

P「…………」

千早「…………」

P「ちーちゃん」

千早「はいっ!」 

P「ははは、千早はご機嫌だなぁ」

千早「…………」 プイッ

P「冗談だよちーちゃん」

千早「もうっ、仕方ないれすねー♪」 ニコニコ

P(何この子かわいい)

小鳥(後で焼き増ししておかないと)

77: 2012/12/31(月) 03:49:08.55
P「音無さん」

小鳥「はい?」

P「俺はちょっと千早の様子を見てますので」

千早「…………」 プイッ

P「……ちーちゃんの様子を見てますので」

千早「……♪」 ニコニコ

小鳥「あ、はいはい」

P「他の子たちの相手をお願いします」

小鳥「はい……えっ?」

P「それじゃ」

小鳥「えっ?」

80: 2012/12/31(月) 04:00:05.28
伊織「ちょっと小鳥、あいつは!? あいつはどこに行ったのよ!」

真「小鳥さん、やっぱりボクにはふりふりでひらひらの方がいいですよね!? ね!?」

雪歩「駄目だよ真ちゃん、真ちゃんはもっとギラギラでビシーッじゃないと!」

律子「ぐすっ……プロデューサー、どこ行っちゃったんれすかぁ」

美希「えへへっ、ハニーの上着……ハニーの匂いがするの」 スンスン

あずさ「あらあらー、私もお裾分けしてもらいたいわー」 ウフフ

春香「ふ、二人とも落ち着いて……あ、私にもちょっと嗅がせて」

貴音「つまり、らぁめんとは……はて、どこまで話しましたか」

響「うぎゃー! ぴよ子助けてー!!」 ガナハー

やよい「うっうー、皆さん楽しそうですー!」

亜美「ピヨちゃーん、楽しんでるか→い!」

真美「盛り上がってるか→い!!」




小鳥「……ピヨ」

81: 2012/12/31(月) 04:06:03.47
音無小鳥は悟った


この若さ故の圧倒的なノリに、自分一人で立ち向かうことがどれほど無謀であるかを
年齢の差、年代の違い、今まで目をそらしてきたものが、今圧倒的な現実となって、目の前に立ちはだかっていた

これに立ち向かう手段は、もはや一つしか残されていなかった



小鳥「それは……」

小鳥「……私自身が酔っ払いになることピヨ」 グビグビグビグビ




彼女たちの宴はこれからだ!完!

86: 2012/12/31(月) 04:11:06.08
乙!!

引用元: P「765プロで忘年会ですか?」