1: 2015/08/06(木) 22:00:12.76 ID:HojscNpY0
八幡「は?浮気?してねぇよ…」

上の作品の続きみたいなもんです


2: 2015/08/06(木) 22:04:36.87
雪ノ下のマンション

いろは「まあ、ここなら特に問題ないですかね~」

雪乃「問題ないわけじゃないけれど…どうして私のマンションなのかしら」

いろは「他の人の家ってわけにも行かないじゃないですか~」

結衣「う、うん…まあ、そうだよね…」

八幡「しかし、この酒の類はどこから持ってきたんだ?」


いろは「わたしの家から拝借したものとか、色々ですよ」

八幡「さっき陽乃さんがいた気がするんだが…」

いろは「あの人からも頂きました☆」

3: 2015/08/06(木) 22:09:06.54
八幡「ということは、陽乃さんにはバレてるじゃねぇか」

いろは「そういうことになりますね~」

八幡「…」


雪乃「さっき私にも言ってたわ」

八幡「そうなのかよ?」

雪乃「ええ、『節度を持って飲みましょう』って」

結衣「この状況で節度を持ってとか…あははは、なんか変な感じだよね…」


八幡(ていうか、男が俺だけですしっ!?)

4: 2015/08/06(木) 22:13:39.83
いろは「じゃあ、節度を持って…かんぱ~いっ!」

八幡「かんぱい…」

結衣「か、乾杯…」

雪乃「乾杯」


いろは「でも、昨日は危なかったですよねっ」

雪乃「ええ、私としたことが…なぜあんな所に行ったのかしら」

結衣「ま、まあヒッキーといろはちゃんの浮気問題があったし、仕方ないよっ」


八幡「確かに…あぶなかったな…」

5: 2015/08/06(木) 22:17:35.53
八幡(浮気問題のあれが終わった後、居酒屋に行ってしまったわけだが…)

八幡(店員さんに危うくバレそうになったわけで…)


いろは「バレそうになって、そのまま撤収でしたね~」

雪乃「まあ仕方ないわね」

結衣「特にいろはちゃんがね…」


いろは「うう~…やっぱりわたし子供っぽいですか~?」

八幡「まあ、タイトスカートだけではごまかせんな」

いろは「ちぇ、いけると思ったんだけどな…」

6: 2015/08/06(木) 22:23:52.38
八幡「まあ、学生ってばれてたら停学とかで済む問題かも怪しかったな…」

いろは「え…」

雪乃「そうね…」

結衣「う、うん…そうだね」


八幡「陽乃さんもそれ言いたかったんじゃないか?」

雪乃「ええ、めずらしく真剣になってたように見えたから」


いろは「うう…すみませんでした…」

八幡「行ったのは俺たちだし、お前が謝ることじゃないけどな」

いろは「そうですか?じゃあ改めまして、乾杯」

八幡「切り替え、早すぎないか?」

7: 2015/08/06(木) 22:27:22.26
いろは「う~~~ん」

雪乃「どうしたの?」

いろは「ビール、あんまりおいしくないですよね」


結衣「うん、それは思う」

雪乃「私は嫌いではないけれど」

いろは「そうですか?先輩は?」

八幡「味はうまくないんじゃないか?腹に貯まる感じが苦手だな」

いろは「ですよね?日本酒のほうがいいですかね?」

八幡「度数高いし、酔いやすいんじゃないか?」

いろは「試してみましょう」

11: 2015/08/06(木) 22:51:07.01
八幡「うおっ、臭いからしてきつそうじゃねぇか…!」

いろは「なに言ってるんですか、先輩。まさか飲むの初めてなんですか~?」

八幡「いや、この年で日本酒なんて飲まないからね普通は」


雪乃「というより、あなたも初めてでしょう?」

いろは「どうでしょう?昔、お父さんの目を盗んで飲んだとかそういうのはあるんですよ」

結衣「ふんふん、それで?」

いろは「でもそのときなんて、何飲んだかとか見てないですし…覚えてないですね」


八幡「で、これは家から持ってきたやつか」

いろは「そういうことです」

13: 2015/08/06(木) 22:58:11.05
いろは「とりあえず、注ぎますね」

八幡「注ぐって…それ、使い方合ってんのか?」

いろは「いいじゃないですか、細かいことは」トクトク


雪乃「私にもお願いするわ」

結衣「ゆきのんも?じゃ、じゃああたしもっ!」

いろは「結衣先輩も意外と乗り気ですよね…」トクトク


八幡「由比ヶ浜は、悪巧みとかは勢いでするタイプかな」

結衣「ちょっと、聞こえてるしっ!」

八幡「三浦にタバコとか進められたら、勢いで吸ってみるってこととか…」

結衣「優美子そんなことそんなことしないしっ!ひどいし!」

八幡「冗談だっての、あーしさんがそんなことするとは思えないしな」

15: 2015/08/06(木) 23:02:45.11
結衣「え?う、うん…そうだけど…」

いろは「…なんだか、今愛を感じたんですけど…」

八幡「はあ?どういう意味だ…?」


雪乃「比企谷くん…あなた、私と付き合ってるということ忘れてないでしょうね?」

八幡「忘れてねぇよ…」

雪乃「そう、じゃあ他の女性を褒めたりするのはやめてもらえる?」


八幡「いや、別に褒めたわけじゃないぞ…?三浦はいい奴だろ?」

結衣「うん…そうだけどさ…ヒッキーからそんな言葉出るとか…意外」

八幡「俺は一体なんなんだよ…やっぱりまだ備品なのか」

16: 2015/08/06(木) 23:06:45.50
雪乃「大丈夫よ、あなたは私の立派な彼氏だから」

八幡「まず、備品を撤回してくれませんかね…」


いろは「まあまあ、では飲みましょうっ」

ゴクゴク

八幡「う…」

雪乃「これは……!」

結衣「ちょっと飲んだだけだけど…なんか熱い…!」

八幡「さすがに強いな…15度くらいだろ、確か」

17: 2015/08/06(木) 23:10:57.46
いろは「あ…一気飲みしちゃいました…」

雪乃「え…?」

結衣「だ、大丈夫なの?」

いろは「なんか、平気ですよ~?ビールよりお腹にきませんし」


八幡「いや…そりゃ、腹にはこないけど…こういうのは後からくるだろ…?」

いろは「いえ、全然いけそうです☆」

八幡「ホントに大丈夫か?あと、あざとい表情ここですんなよ…」

いろは「今度は先輩が注いでください」

八幡「わかったよ」

18: 2015/08/06(木) 23:15:50.30
結衣「あれ?なんだか二人仲良くない…?」

雪乃「こういう場だからもあるでしょうけど…もう…」

結衣「いいの、ゆきのん?怒らないの?」


雪乃「せっかくのお酒の場だし、大目に見るわ」


いろは「ほら、今度は先輩ですよ~~っ」

八幡「おい…なんかテンション高くないか…?」

いろは「わたしはいつもテンション高いです~~っ!」

八幡「酔ってきてるだろ…一色…」

いろは「酔ってません~~!」

19: 2015/08/06(木) 23:18:56.34
結衣「あっちは楽しそうだけど…どうしようか、ゆきのん?」

雪乃「あの、由比ヶ浜さん…」

結衣「なに?」


雪乃「私はこれを試してみたいのだけれど…」


結衣「これって…ウイスキー?」

雪乃「ええ」

結衣「アルコール度数高いでしょ?」

雪乃「喉が焼けるような感覚になるらしいわね」

30: 2015/08/07(金) 11:09:05.70
結衣「これ飲んでみるの…?」

雪乃「ええ、せっかくだから」


結衣「よ、よ~し、やってみようかっ!」

雪乃「やはり勢いで行くタイプね…」

結衣「あれ、ゆきのんひどいっ!?」

雪乃「冗談よ、飲んでみましょう」

結衣「う、うん…」

31: 2015/08/07(金) 11:14:20.88
雪乃「乾杯」

結衣「か、かんぱ~い…」

ゴクゴク


雪乃「あら、これは…」

結衣「熱い…でも、けっこういける…?」

雪乃「ウイスキーは日本酒よりも飲みやすいとは聞くけれど」


結衣「でも…強すぎ…水割りにしよ」

雪乃「そうね、それがいいわ」

32: 2015/08/07(金) 11:19:52.01
いろは「せんぱい~~っほら、もっといきましょ!」

八幡「一色…酔いすぎ…こっちの酔いが冷めてくるわっ」

いろは「酔ってません~~っ!」



八幡「酔っぱらいはみんなそう言うんだよ…」


雪乃「そっちは楽しそうね」

八幡「雪ノ下…」

雪乃「妬いてしまうわね」

八幡「やめろよ」

雪乃「わかっているわよ」

33: 2015/08/07(金) 11:24:07.62
結衣「えへへ、でもこういう雰囲気もいいよねっ」

雪乃「お酒の場の雰囲気がいいの?」

結衣「そうじゃなくって、こういう関係になれたんだよあたしたちっ」


八幡「まあ、そうかもな…いい関係にはなれたか」

雪乃「あら、あなたの口からそんな言葉が…あしたは隕石ね」

八幡「酔ってるんだよ…」


雪乃「お酒のせいにしたわね」

八幡「けっこう日本酒飲んでるし」

34: 2015/08/07(金) 11:30:00.07
雪乃「私もウイスキーをいただいてるわ」

八幡「大丈夫か?」

雪乃「おそらくね」

八幡「なんか、雪ノ下じゃないみたいだ」

雪乃「どういう意味かしら?」

八幡「はっちゃけ具合が」

雪乃「私だってハメを外す時くらいあるわ、普通の女の子だし」

八幡「自分で言うかね…」

35: 2015/08/07(金) 11:35:57.01
結衣「でも、去年は色々あったもんね…」

八幡「そうだな」

雪乃「あの頃から比べたら…今の状況は奇跡的なのかもしれないわね」


結衣「うん、ちょっと前はヒッキーの浮気問題があったばっかりだし~」


八幡「やめてください、ホント…浮気じゃないです」

雪乃「ふふっ」

八幡「うっ…」(そんな笑顔見せるなよ…なんか理性の化け物が氏んでしまいそうになる)


いろは「ふにゃ~~~~」

結衣「いろはちゃん、酔いつぶれてるみたいだよ…」


36: 2015/08/07(金) 11:41:34.93
八幡「あいつ、飲みすぎたからな…短時間に」


結衣「う~ん、でもあたしも変になってきた~~」グデ~~


八幡「お前ら、弱くないか?」

雪乃「仕方ないわ、お酒は得手不得手があるのだし…ウイスキーだから」


結衣「ヒッキー、膝枕してほしいな…」

八幡「ば、バカ言うな…」

結衣「えへへ、ヒッキー照れてるし」

八幡「うるせぇよ…」


雪乃「一色さんといい、モテるわね比企谷くん」

37: 2015/08/07(金) 13:09:37.34
チッチッチッ

結衣「すやすや…」

いろは「ううん…」

雪乃「二人とも寝てしまったわね…」

八幡「そうだな……」

雪乃「…」

八幡「…」

雪乃「ねえ…」

八幡「そ、そろそろ寝ようぜ…どうせ、あした二日酔いとかなりそうだしな」

雪乃「というより、みんな泊まっていくのね」

八幡「しょうがねぇだろ?こんな状態で帰っても、親にバレるし」

雪乃「それもそうね」

38: 2015/08/07(金) 13:15:11.68
雪乃「私は由比ヶ浜さんの隣で寝るわ」

八幡「一色もそこで寝かせてやってくれ」

雪乃「わかったわ」

八幡「お、俺は向こうの方で寝るな」

雪乃「比企谷くん」

八幡「なんだよ?」


雪乃「我慢できなくなったら…その…いいわよ…」

八幡「な、なに言ってんだ…みんないるじゃねぇか…」

雪乃「酔いつぶれて寝てるから、気づかれないわよ?」

八幡「ば、バカ言うな…」

雪乃「酔ってるのよ…」

八幡「それ、ずるいぞ」

39: 2015/08/07(金) 13:21:49.61
チッチッチッチッ


八幡「…寝にくいな…非常に寝にくい…頭も痛いし…」


雪乃「…」

いろは「すや~」

結衣「すやすや」


八幡「向こうではみんな寝てるみたいだな…暗いから見えないけど」


八幡「……」

八幡「トイレでも行くか」

40: 2015/08/07(金) 13:26:01.53
ジョボボボボボ

八幡「ふう…なんか心臓に悪い…ほんとに理性が変だ」

スタスタ


雪乃「すやすや」

結衣「すや」

いろは「ふにゃ…」


八幡(美少女3人と一緒の部屋で寝るとか…どこのハーレムだよ…)

八幡(まさか、俺が体験することになるとは…)

八幡「ダメだ…気が滅入る、酒飲んでもっと酔ってしまおう」

41: 2015/08/07(金) 13:29:34.03
グビグビグビグビ

八幡「うえ…日本酒こんなに飲んで大丈夫かな…?」

八幡「……」

ゴクゴク

ゴクゴク

八幡「き、気持ち悪い……」

八幡「なんかもうよくわからんようになってきた…」


……

八幡「これが放心状態か?」



雪乃「…」

結衣「…」

いろは「…」


八幡「……ま、いいよね?雪ノ下はいいって言ってたし…」ゴソゴソ




42: 2015/08/07(金) 13:33:55.15
「…ん……?」

八幡「えっと…こんな感じか…?」ゴソゴソ

「え?え?」

八幡「ごめんな、でも我慢できなくてさ…いいって言ってたよな?」

「え……?」

45: 2015/08/07(金) 13:45:37.28
八幡「~~~~~~!!」

結衣「…ヒッキー…まず、離れようか?ゆきのんが起きちゃうよ…?」

八幡「わ、わかった…」


結衣「うん…」

八幡「あ、あの由比ヶ浜……」

結衣「とりあえず、向こうで朝まで寝よ?明日考えるとして」

八幡「……わ、わかった…」

結衣「じゃ、お休み」

八幡「あ、ああ…おやすみ……」


八幡(お、おい……これは…どうなるんだ?)

49: 2015/08/07(金) 14:05:12.50
朝 チュンチュン


八幡「……」

八幡(全く寝れなかった…しかし、頭痛い…)


雪乃「おはよう、比企谷くん…」

八幡「お、おう…」

雪乃「どうしたの?ものすごく顔色悪いわよ…?」

八幡「昨日の酒が残ってるのかな…」

雪乃「大丈夫?そんなどころじゃないような気もするけど」

八幡(昨日すごいことがありましたからね?俺もなんであんなことしたんだか…)

結衣「う~~ん、ちょっと残ってるよね、やっぱり~~」

八幡「!!」

雪乃「?どうしたの?」

八幡「な、なんでもない…顔洗ってくるな…」

52: 2015/08/07(金) 14:10:44.08
ザバーーーー

八幡「……ふう、俺の人生最大のピンチ…なんちゃって」


いろは「うえ~~~先輩、しんどいです~~~!」

八幡「一色…昨日飲み過ぎたな…」

いろは「今日も休みじゃなかったら、大変でした…」

八幡「とりあえず、雪ノ下にお茶でもいれてもらえ」

いろは「わかりました~~」バタン


八幡「はあ…バレてはなさそうか…」

ガチャ


結衣「やっはろ、ヒッキー」

八幡「由比ヶ浜…」




53: 2015/08/07(金) 14:16:45.20
結衣「あ、あははははは……びっくりしちゃったよ…さすがに」

八幡「…あれは、その…」

結衣「うん…ゆきのんと間違えたんだよね?」


八幡「そ、その…本当にすまん…なんて謝ったらいいか…」

結衣「初めて奪われちゃったな…」

八幡「由比ヶ浜…ご、ごめん…」

結衣「お詫びとして、あたしと付き合ってもらおっかな~?」

八幡「あ…いや、それは…」


結衣「な~んてね、冗談だよ」

54: 2015/08/07(金) 14:20:16.66
結衣「あんな密室で男女でお酒飲んでたんだし…間違い起きてもしょうがないって」

八幡「で、でも…」

結衣「それに…ヒッキーだったから…いやじゃなかったし」


八幡「由比ヶ浜、お前…」

結衣「でも、間違えてされたっていうのはショックかな?あはは」

八幡「……」


結衣「だからさ、あんまり気にしないでよ、ヒッキー」

八幡「気にするっての…」


結衣「ほんと?じゃあさ、お願いがあるんだけど」

八幡「な、なんだ?俺でできることなら…」

56: 2015/08/07(金) 14:25:53.94
結衣「妊娠してるかどうか確かめるの、一緒にしてくれる?」

八幡「え……?」

結衣「その…不安だからさ、やっぱり…」


八幡「し、しまった…お、俺…」

結衣「う、うん…中でしたよね…だからさ…」

八幡「……」

八幡(雪ノ下は昨日は…避妊対策してたってことか…?)


結衣「ついてきてくれるよね…?お母さんとかには言えないもん…」

八幡「わ、わかった…」


結衣「うん…あ、あとさ、ゆきのんとは今まで通りにしててよねっ」

八幡「ああ…わかってる…」



57: 2015/08/07(金) 14:38:27.72
それから…奉仕部


結衣「……」


八幡「……」


雪乃「どうしたの?最近元気ないように見えるけど?」

結衣「え…?そんなことないよ…ちょっと疲れてるけど…」

雪乃「そうなの?なにかあったのかしら?」

結衣「う、ううん…別に…」

八幡「……」

いろは「なんだか、先輩も元気なくないですか?」

八幡「そんなことねぇよ…」

58: 2015/08/07(金) 14:41:29.26
いろは「あ、じゃあ景気づけにまた酒盛りでもします?」

雪乃「そうね、悪くないかもしれないわね」

結衣「あ、いや~あたしはやめとこうかな…」

雪乃「え…由比ヶ浜さん?」

いろは「結衣先輩…?どうしたんですか?」

結衣「やっぱりああいうのはしない方がいいと思うよ…うん」


雪乃「…?」

八幡「…そうだな」

いろは「え~、先輩もですか~?」

59: 2015/08/07(金) 14:45:24.07
帰り道


結衣「…」

八幡「……」


結衣「ねえ、ヒッキー」

八幡「なんだ?」

結衣「あのさ…見事におめでただったね…」

八幡「そうだな……」

結衣「たった一回でなるんだ…あははは」

八幡(そう…由比ヶ浜は妊娠してしまった……)

60: 2015/08/07(金) 14:52:46.40
結衣「でも、不思議と嫌な気分でもないんだ…不思議な感じ」

八幡「由比ヶ浜…」

結衣「やっぱり好きな人だと嬉しいのかな」


八幡「……」

八幡(誰に相談できるわけでもなく……相談できる相手は…限られてた)


進路指導室 回想


静「で?私を呼んだかと思えば…そんな話をしてくれたのか、君たちは…」

八幡「はい…すみません」

結衣「……」

静「別に謝らなくてもいいが…まあ、私は君たちの顧問だしな」


62: 2015/08/07(金) 14:57:18.57
静「しかし、内容が斜め上に行き過ぎだ…!」

八幡「は、はい……」


結衣「ご、ごめんなさいっ」

静「じゃあ、あれか?居酒屋にいたというグループも比企谷たちか?」

八幡「知ってるんですか?」

静「少し噂になっていてな…ここの生徒が行ってたんじゃないかという」


八幡「すみません…」

静「あ~もう…そっちの件は大丈夫だ。なんとか収束できると思う」

静「それより、こっちの方が問題だ…」

八幡「はい…」

64: 2015/08/07(金) 15:03:01.12
静「乱交パーティまがいのことして…妊娠とか…」

八幡「…」

結衣「…」

静「しかも君たちが…信じられん…私は学校で一番信頼してるメンバーといってもいいぞ?」


八幡「す、すみません…俺が悪いんです…」

静「まあ、パーティのことやこのことについては、言うつもりはないから安心しろ」

結衣「先生…!」

静「はあ…バレたら確実に私のくびも飛ぶな…」

65: 2015/08/07(金) 15:07:56.42
八幡「あの…平塚先生…それで」

静「ああ、そろそろ本題に入ろうか」

結衣「…」


静「まあ、察しはつくと思うが…おろすのが賢明だ」

結衣「……!」

八幡「…そうですか…」

静「生んでどうするんだ?世の中には君らよりもっと若くして生んでる人もいるだろうが…」

静「今の君たちに、子供を幸せにできるか?」

八幡「……それは…」

結衣「……」

67: 2015/08/07(金) 15:11:53.73
静「親御さんの庇護のもとで育ってる、甘ったれた君たちに子供を育てるなんてできるわけがない」


八幡「…そうですね…」

結衣「で、でも…」


静「抵抗があるのはわかる、しかし生むとなれば学校にもいられなくなるし…」

静「世間的にもかなり不利なことになる」


八幡「…」

静「それだけはしてほしくない」

結衣「先生…」

静「間違いを繰り返すな」

結衣「……はい」

68: 2015/08/07(金) 15:16:24.41
静「あと、おろすなら早い方がいいぞ」

静「値段的な問題もあるし」

八幡「どのくらいかかるんですかね…?」


静「10~20万をみておけばいいかな」

八幡「けっこうかかりますね…」

静「バイトして貯めるんだな、受験生」

八幡「う……」


静「それと…」

静「こういうことは、ちゃんと自分で責任のとれる年齢になってからするんだな」

69: 2015/08/07(金) 15:19:35.71
回想終了


八幡「平塚先生には迷惑かけたな…」

結衣「うん…すっごくね…」


八幡「なあ由比ヶ浜…俺さ、雪ノ下と…」

結衣「ダメだよ」

八幡「え?」

結衣「それだけは、してほしくない」

八幡「由比ヶ浜…」

結衣「義務感で付き合ってくれても…あたしは嬉しくないよ…」


八幡「……」

70: 2015/08/07(金) 15:23:00.84
結衣「ヒッキーはさ、ゆきのんのこと好きで付き合ってるんでしょ?」

八幡「あ、ああ…もちろん」

結衣「じゃあ、それを貫き通してよ、責任をもって」

八幡「…」


結衣「大丈夫だよ、あたしがおろせば何とか丸く収まると思うし…なんとか…」

八幡「…由比ヶ浜」

結衣「あはははは…」


八幡「金は俺が用意するから…」


結衣「うん、ありがとうヒッキー」

71: 2015/08/07(金) 15:27:27.90
八幡(俺は…由比ヶ浜を傷つけた…)

八幡(その前は…浮気まがいで雪ノ下も傷つけた…)


八幡「なにやってんだ俺…最悪だな…」

結衣「わかってるんなら反省していこ?お互いにねっ」

八幡「そうだな…」


八幡(まず、初めの反省点としては…)


八幡(これは当たり前のことなんだが…お酒は20歳になってからっ!)


おしまい

72: 2015/08/07(金) 15:28:27.97
これで終了です、お騒がせしました

73: 2015/08/07(金) 15:28:51.38
何なんだこれ...

引用元: 八幡「とりあえず飲むことになった」