1: 2022/03/28(月) 21:20:27.31 ID:041HQ8TZ3
シャミ子「夢の中こそ私のほんりょー発揮です!」

シャミ子「桃が私の眷属になるまで頑張りますよ!!」

桃「…ふぅ」

桃「そうやって昨日も夢の中に来てさ、昼間は学校でウトウトしてたよね?」

桃「こうしてさ、わちゃわちゃしてると熟睡できないんじゃない?」

シャミ子「フッフッフッ…」

桃「シャミ子どうしたの? とうとう頭がおかしくなったの?」

シャミ子「それが狙いだ!」

桃「な、なんだって!?」

2: 2022/03/28(月) 21:22:03.11 ID:041HQ8TZ3
シャミ子「まぞくは知っています」

桃「え、何を?」

シャミ子「昨日、桃も学校で夢見心地だったことを!」

桃「ちっ、気付かれてたか…」

シャミ子「つまり、私が桃の夢の中で騒ぐことで安眠を妨害し…」

シャミ子「最終的には桃の正常な思考力を奪って眷属堕ちさせる…」

シャミ子「これぞ、まぞく的パーフェクトプランです!!」

桃(…リリスさんの入れ知恵かな?)

桃「落ち着こうシャミ子、さっそく思考力が落ちてリリスさんに騙されてるよ」

桃「それは完璧とは程遠い、穴ぼこだらけのへっぽこ自爆プランだよ?」

シャミ子「ええい、勝手に察して優しく諭すな!」

3: 2022/03/28(月) 21:23:30.50 ID:041HQ8TZ3
シャミ子「私、気付いたんです」

シャミ子「私と桃の戦力差は月とすっぽん、バナナとメロン、アリとアリゲーター」

シャミ子「そんな私が犠牲もなしに桃に勝つことなんて…あり得ない、と!」

桃「…ふぅ、これでよし、と」

桃「あ、シャミ子、話終わった?」

シャミ子「ふがーっ! 何してるんですか、ちゃんと私の話を聞いて下さいっ!!」

シャミ子「…って、あれ? 桃、いつの間に変身したんですか?」

桃「うん、ついさっきね」

シャミ子「んん…? なんか体の自由が…?」

シャミ子「…」(お縄グルグル~)

シャミ子「わ、わたし縛られてるっ!!?」

桃「やっと気付いたの?」

4: 2022/03/28(月) 21:24:19.65 ID:041HQ8TZ3
シャミ子「両手両足を一か所で拘束され、宙づりにされて身動きが取れないっ!」

シャミ子「え、なぜっ!? いつ、どうしてっ!?」

桃「ふーやれやれ…」

シャミ子「あ、桃が横になって寝ようとしてるっ!?」

シャミ子「桃っ! 私ぜぇーったい諦めませんよ!?」

シャミ子「桃のことすっごい寝不足にしちゃります!!」

桃(ほんとうるさいなぁ…)

桃「…シャミ子、いい加減にしなよ」

桃「良ちゃん、ミカン、杏里… 寝不足になったらみんなが心配するよ?」

桃「シャミ子は身長がお子様なんだから、夜はしっかり寝た方がいい」

シャミ子「ぐぬぬぬ…!」

シャミ子「胸は桃の方がお子ちゃまじゃないですかっ!?」

桃「!!」

5: 2022/03/28(月) 21:25:12.21 ID:041HQ8TZ3
桃「な、そ…それはシャミ子が規格外なだけで…」

シャミ子「ミカンさんより杏里ちゃんより、下手したら良よりも控えめですっ!」

桃「!!!」

シャミ子「桃のまな板! せんたく板! へいばん魔法少女っ!!」

桃「シャミ子…」

シャミ子「平たい胸族! ぜっぺ…」 桃「ねぇ、シャミ子…」

シャミ子「…きぃやあああっ!?」

シャミ子「桃が見たこともない邪悪なオーラをまとってます!!!」

桃「身体的特徴をイジってはいけないって…お母さんから教わらなかった?」

シャミ子「教わりまじだゴベンナサイッ!!」

6: 2022/03/28(月) 21:26:23.61 ID:041HQ8TZ3
桃「とうっ!」

シャミ子「ひゃあっ!」

シャミ子「い、今なんで私のおパンツを脱がしたんですかっ!?」

桃「口で言って分からないから、お仕置きするんだよ…」

桃「 シ ャ ミ 子 が 悪 い ん だ よ 、 分 か る よ ね ? 」

シャミ子「ひぃぃぃっ!」

シャミ子「こんな時こそ…ナントカの杖っ! すっごい強い武器になぁれっ!!」

シャミ子「なれっ! それっ! …あれっ!? ならないっ!!?」

シャミ子「なんでーーーっ!!!?」

桃「それならもう預かったから」

シャミ子「あぁっ! 孫の手とすり替わってるっ! いつの間にっ!?」

7: 2022/03/28(月) 21:27:25.59 ID:041HQ8TZ3
桃「シャミ子、コレお仕置きに使えるいい感じの棒に変えてくれない?」

シャミ子「する訳ないだろう! 何なんですか、その禍々しいワードはっ!?」

『ぽむぅん!!』 シャミ子「はひゃあっ!」

桃「!!」

シャミ子「…やってしまいました」

シャミ子「つい、何かいい感じのお仕置き棒をイメージしてしまいました…」

桃「うわぁ…シャミ子これは…うわぁ…」

シャミ子「うううぅ…」

桃「見てよココの曲線…こんなひわいな形…流石の私もドン引きだよ…」

シャミ子「だだだ、だって! もんもが変なこと言うからっ!!」

8: 2022/03/28(月) 21:28:26.75 ID:041HQ8TZ3
桃「まぁ丁度いいや、これを使ってお仕置きしよう」

桃「二度と同じ真似はしないって思えるように…」

シャミ子「やだやだヤダヤダっ! 絶対にダメだぞっ!!」

桃「それって前フリかな?」

シャミ子「フリじゃないですっ!!!」

桃「問答無用っ!」

シャミ子「にぎゃぁああー-----っ!!!」

シャミ子「やめてやめてやめてっ! ブルブル振動するのやめて下さいっ!!」
シャミ子「ゆ、許してぇっ! まぞくはしっぽダメなんですぅっ!!」
シャミ子「えええぇっ!? それってそういう使い方するんですかあっ!?」
シャミ子「ぴぎゃああああっっっ!!!」


9: 2022/03/28(月) 21:29:15.77 ID:041HQ8TZ3
桃「…ふぅ、こんなもんかな」

シャミ子「ひぃひぃ…はぁはぁ…」

桃「シャミ子、反省したかな? したよね? もう二度とこんなことしないよね?」

シャミ子「…こ、こここ」

桃「こここ?」

シャミ子「こ、これで勝ったと思うなよ~~~~!!」


ーーー『頑張れシャミ子、辛い時は畳の目を数えるんだ!』

ーーー『そうすれば、じきに終わるぞ!!』

10: 2022/03/28(月) 21:30:25.73 ID:041HQ8TZ3
~ 翌日 ~

桃「…で、何で今日も来てるのかな?」

シャミ子「フフフ…」

シャミ子「まぞくは諦めが悪いんです、桃を眷属にするまで私は屈しません」

桃「う~ん…」

シャミ子「?」

桃「シャミ子さ、もしかして…」

シャミ子「な、なんですか?」

桃「あのお仕置きが気に入っちゃったの?」

シャミ子「なぁっ!!? そそそ、そんなわけないですよっ!!!」

桃「そっかぁ…シャミ子ってムッツリどスケベまぞくだったんだね…」

シャミ子「ち、ちがっ、ちがうぞっ!!」

桃「…私を眷属にするまで屈しないって、ある意味すでに屈してるよね?」

シャミ子「だから、ちーがーうーぞぉーっ!!」


~ 終 ~

引用元: シャミ子「フハハハ! スーパーまぞくタイムだ!」桃「また来た…」