1: 2008/05/30(金) 13:59:53.98 ID:cDpoyk310
キョン「俺、実は姉萌えなんだ」
長門「?」
キョン「実際に妹がいると姉という存在に憧れるもんだ」
長門「理解出来ない」
キョン「あ~……すまん、今のは忘れてくれ」
長門「……」フルフル
キョン「いや、そこで拒否されても俺にはどうしようもないんだが」
長門「……試してみれば問題ない」
キョン「なんだって?」
長門「……わたしはあなたの姉」
長門「?」
キョン「実際に妹がいると姉という存在に憧れるもんだ」
長門「理解出来ない」
キョン「あ~……すまん、今のは忘れてくれ」
長門「……」フルフル
キョン「いや、そこで拒否されても俺にはどうしようもないんだが」
長門「……試してみれば問題ない」
キョン「なんだって?」
長門「……わたしはあなたの姉」
2: 2008/05/30(金) 14:04:09.55 ID:cDpoyk310
キョン「……つまりどういうことだ?」
長門「わたしを姉と思って接して欲しい」
キョン「それこそ意味がわからんぞ」
長門「……」
キョン「それにだな、俺の言う姉萌というのは……」
長門「……」
キョン「思わなきゃ駄目か?」
長門「……」コクリ
キョン「どうしてまた」
長門「有機生命体の思考への理解を深めるため」
キョン「思考っていうよりも嗜好なんだが」
長門「?」
キョン「……とりあえずやってみるか」
長門「……」コクリ
長門「わたしを姉と思って接して欲しい」
キョン「それこそ意味がわからんぞ」
長門「……」
キョン「それにだな、俺の言う姉萌というのは……」
長門「……」
キョン「思わなきゃ駄目か?」
長門「……」コクリ
キョン「どうしてまた」
長門「有機生命体の思考への理解を深めるため」
キョン「思考っていうよりも嗜好なんだが」
長門「?」
キョン「……とりあえずやってみるか」
長門「……」コクリ
5: 2008/05/30(金) 14:08:13.43 ID:cDpoyk310
長門「まずは呼称の変化」
キョン「胡椒?」
長門「呼び方。あなたはわたしをいつも“長門”と呼んでいる」
キョン「ああ、そういうことか」
長門「……」
キョン「それじゃあ……姉さん」
長門「……悪くない」
キョン「なんかしっくりこないな。姉ちゃん、もなんか変だし」
長門「……わたしはそれでも構わない」
キョン「普通に呼び捨てで“有希”っていうのが一番か?」
長門「……!」
キョン「それじゃあ……有希」
長門「……姉萌について理解が深まった気がする」
キョン「胡椒?」
長門「呼び方。あなたはわたしをいつも“長門”と呼んでいる」
キョン「ああ、そういうことか」
長門「……」
キョン「それじゃあ……姉さん」
長門「……悪くない」
キョン「なんかしっくりこないな。姉ちゃん、もなんか変だし」
長門「……わたしはそれでも構わない」
キョン「普通に呼び捨てで“有希”っていうのが一番か?」
長門「……!」
キョン「それじゃあ……有希」
長門「……姉萌について理解が深まった気がする」
7: 2008/05/30(金) 14:11:47.15 ID:cDpoyk310
キョン「しかし、俺の考える姉萌は学校ではそんなにベタベタしないんだ」
長門「……そう」
キョン「だから学校では普段通りだな」
長門「しかし、それでは姉萌について理解出来ない」
キョン「しょうがないだろ。ここで信念を曲げるわけにはいかん」
長門「……そう」
キョン「すまんな」
長門「学校でなければ問題がないと判断」
キョン「は?」
長門「少しの間だけ、共同生活を希望する」
長門「……そう」
キョン「だから学校では普段通りだな」
長門「しかし、それでは姉萌について理解出来ない」
キョン「しょうがないだろ。ここで信念を曲げるわけにはいかん」
長門「……そう」
キョン「すまんな」
長門「学校でなければ問題がないと判断」
キョン「は?」
長門「少しの間だけ、共同生活を希望する」
8: 2008/05/30(金) 14:15:30.43 ID:cDpoyk310
キョン「共同生活って言ったってお前……」
長門「?」
キョン「それは色々と問題があるだろう」
長門「問題ない」
キョン「しかし、仮にも若い男女が一つ屋根の下というのはだな……」
長門「今のわたしはあなたの姉、あなたはわたしの弟。問題ない」
キョン「……」
長門「……ない」
長門「?」
キョン「それは色々と問題があるだろう」
長門「問題ない」
キョン「しかし、仮にも若い男女が一つ屋根の下というのはだな……」
長門「今のわたしはあなたの姉、あなたはわたしの弟。問題ない」
キョン「……」
長門「……ない」
10: 2008/05/30(金) 14:20:09.26 ID:cDpoyk310
キョン「残念だが、それじゃあ俺は納得しても俺の親が納得せん」
長門「……そう」
キョン「だから諦めてくれ」
長門「両親の許可が下りれば良いと判断。行動に移る」
キョン「……なんですと?」
prrrrr! prrrrr!
長門「あ~もしもし、ご無沙汰しています」
長門「古泉一樹です。あ、はい、あぁ、その説はどうも」
長門「今日、彼と一緒に僕の家で勉強会をしようかと……え、いいんですか?」
長門「話が早くて助かります、はい、彼に代わりますね」
長門「……代わって」
キョン「……チクショウ」
長門「……そう」
キョン「だから諦めてくれ」
長門「両親の許可が下りれば良いと判断。行動に移る」
キョン「……なんですと?」
prrrrr! prrrrr!
長門「あ~もしもし、ご無沙汰しています」
長門「古泉一樹です。あ、はい、あぁ、その説はどうも」
長門「今日、彼と一緒に僕の家で勉強会をしようかと……え、いいんですか?」
長門「話が早くて助かります、はい、彼に代わりますね」
長門「……代わって」
キョン「……チクショウ」
12: 2008/05/30(金) 14:23:27.75 ID:cDpoyk310
キョン「……モノマネ、上手いな」
長門「……」コクリ
キョン「古泉の声色とか完璧だったぞ」
長門「……」
キョン「しかし、まさか長門があんなにスラスラと嘘をつくとはな」
長門「違う」
キョン「いや、嘘ついただろ」
長門「有希」
キョン「……わかったよ、有希」
長門「……悪くない」
長門「……」コクリ
キョン「古泉の声色とか完璧だったぞ」
長門「……」
キョン「しかし、まさか長門があんなにスラスラと嘘をつくとはな」
長門「違う」
キョン「いや、嘘ついただろ」
長門「有希」
キョン「……わかったよ、有希」
長門「……悪くない」
13: 2008/05/30(金) 14:24:28.20 ID:cDpoyk310
>>11
yutoriだから支援しなくても平気だよ
ありがとう
yutoriだから支援しなくても平気だよ
ありがとう
14: 2008/05/30(金) 14:28:13.98 ID:cDpoyk310
長門「あなたは成りきれていない」
キョン「? どういうことだ?」
長門「姉弟関係を完璧に把握しているわけではない。
しかし、姉弟像とは行動が違うように思える」
キョン「まぁ、姉萌なんてそんなもんだ」
長門「?」
キョン「実際の姉弟とは微妙に違う、ってことだな」
長門「把握した」
キョン「お、なが……有希の家に着いたな」
長門「今はあなたの家でもある」
キョン「? どういうことだ?」
長門「姉弟関係を完璧に把握しているわけではない。
しかし、姉弟像とは行動が違うように思える」
キョン「まぁ、姉萌なんてそんなもんだ」
長門「?」
キョン「実際の姉弟とは微妙に違う、ってことだな」
長門「把握した」
キョン「お、なが……有希の家に着いたな」
長門「今はあなたの家でもある」
15: 2008/05/30(金) 14:31:42.61 ID:cDpoyk310
ガチャッ
キョン「……え~っと、ただいま」
長門「?」
キョン「そして、おかえり」
長門「……」
キョン「なんかぎこちないがこんなもんか? 実際がどうだか知らんが」
長門「……悪くない」
キョン「それじゃ、有希も言うことがあるんじゃないか?」
長門「……ただいま。おかえり」
キョン「……え~っと、ただいま」
長門「?」
キョン「そして、おかえり」
長門「……」
キョン「なんかぎこちないがこんなもんか? 実際がどうだか知らんが」
長門「……悪くない」
キョン「それじゃ、有希も言うことがあるんじゃないか?」
長門「……ただいま。おかえり」
17: 2008/05/30(金) 14:35:41.35 ID:cDpoyk310
キョン「……」
長門「……」
キョン「……有希は大人しい優等生タイプの姉だな」
長門「?」
キョン「姉にも色々あってだな」
長門「説明を」
キョン「例えばハルヒだったらちょっかいを出してくる元気な姉」
長門「……」
キョン「朝比奈さんだったら守ってあげたくなる妹みたいな姉」
長門「妹みたいな姉という概念が理解できない」
キョン「萌、ってのはそういうもんだ」
長門「……そう」
長門「……」
キョン「……有希は大人しい優等生タイプの姉だな」
長門「?」
キョン「姉にも色々あってだな」
長門「説明を」
キョン「例えばハルヒだったらちょっかいを出してくる元気な姉」
長門「……」
キョン「朝比奈さんだったら守ってあげたくなる妹みたいな姉」
長門「妹みたいな姉という概念が理解できない」
キョン「萌、ってのはそういうもんだ」
長門「……そう」
19: 2008/05/30(金) 14:39:55.57 ID:cDpoyk310
キョン「お前みたいなタイプは甘えたい派の人間を惹きつける」
長門「……そう」
キョン「というわけで甘えてみよう」
長門「……」コクリ
キョン「……あぁ~、腹減った」
長門「弁当を購入してくる」
キョン「ま、まてまてまて!」
長門「?」
キョン「こういう時は手作りってのが王道なんだぞ」
長門「……了解した」
長門「……そう」
キョン「というわけで甘えてみよう」
長門「……」コクリ
キョン「……あぁ~、腹減った」
長門「弁当を購入してくる」
キョン「ま、まてまてまて!」
長門「?」
キョン「こういう時は手作りってのが王道なんだぞ」
長門「……了解した」
20: 2008/05/30(金) 14:44:37.23 ID:cDpoyk310
キョン「お茶漬け……美味かったよ」
長門「……そう」
キョン「むぅ……」
長門「?」
キョン「いったんやめ」
長門「どうして」
キョン「人選の問題かもしれんが、なんかこう……グッとこない」
長門「……」
キョン「かと言って他に姉萌に適当な人材は……」
長門「……把握した」
長門「……そう」
キョン「むぅ……」
長門「?」
キョン「いったんやめ」
長門「どうして」
キョン「人選の問題かもしれんが、なんかこう……グッとこない」
長門「……」
キョン「かと言って他に姉萌に適当な人材は……」
長門「……把握した」
22: 2008/05/30(金) 14:49:22.99 ID:cDpoyk310
キョン「それでこの人選か」
長門「……」コクリ
キョン「しかし、まさかね……」
長門「彼女はタイプ的にはどの系統?」
キョン「外では優等生ぶってるが、家ではだらしないってのが理想だな」
長門「……そう」
長門「では、そのように」
朝倉「え? いきなり……何?」
おわり
長門「……」コクリ
キョン「しかし、まさかね……」
長門「彼女はタイプ的にはどの系統?」
キョン「外では優等生ぶってるが、家ではだらしないってのが理想だな」
長門「……そう」
長門「では、そのように」
朝倉「え? いきなり……何?」
おわり
23: 2008/05/30(金) 14:49:45.99 ID:cDpoyk310
らっきょの皮むき終わったら再開する
32: 2008/05/30(金) 16:12:59.96 ID:cDpoyk310
キョン「……というわけなんだ」
朝倉「へぇ、面白そうじゃない」
長門「……」
キョン「それじゃ朝倉、頼めるか?」
朝倉「お姉ちゃんって呼びなさい、キョンくん」
キョン「……ノリノリだな」
長門「……」コクリ
朝倉「へぇ、面白そうじゃない」
長門「……」
キョン「それじゃ朝倉、頼めるか?」
朝倉「お姉ちゃんって呼びなさい、キョンくん」
キョン「……ノリノリだな」
長門「……」コクリ
34: 2008/05/30(金) 16:16:37.41 ID:cDpoyk310
朝倉「そもそもさ、初めから間違ってるのよね」
キョン「? 何がだ?」
朝倉「だって、彼女に姉萌を教えるんでしょ?」
長門「……」コクリ
キョン「だから何だってんだ?」
朝倉「なのに長門さんが姉になっちゃったら意味ないよね」
キョン「……確かにそうだな。あさ……姉さんの言う通りだ」
朝倉「お姉ちゃん、でしょ?」
キョン「俺は“姉さん”の方が萌えるんだ」
朝倉「それじゃ仕方ないか」
長門「……ちっ」
キョン「? 何がだ?」
朝倉「だって、彼女に姉萌を教えるんでしょ?」
長門「……」コクリ
キョン「だから何だってんだ?」
朝倉「なのに長門さんが姉になっちゃったら意味ないよね」
キョン「……確かにそうだな。あさ……姉さんの言う通りだ」
朝倉「お姉ちゃん、でしょ?」
キョン「俺は“姉さん”の方が萌えるんだ」
朝倉「それじゃ仕方ないか」
長門「……ちっ」
35: 2008/05/30(金) 16:21:51.83 ID:cDpoyk310
長門「朝倉涼子」
朝倉「何? それに呼び方は“お姉ちゃん”でしょう?」
長門「意義有り。わたしも姉がやりたい」
キョン「なんで姉役にこだわるんだ?」
長門「……答える必要はない」
朝倉「う~ん、じゃあさ」
キョン「?」
朝倉「わたしが長女で、あなたが次女、キョンくんが長男で末っ子ってのはどうかな?」
長門「……さすがわたしの姉。問題を全てクリアーしている」
朝倉「ありがと。それと……」
長門「お姉ちゃん」
朝倉「素直でよろしい♪」
キョン「……順応早いな」
朝倉「何? それに呼び方は“お姉ちゃん”でしょう?」
長門「意義有り。わたしも姉がやりたい」
キョン「なんで姉役にこだわるんだ?」
長門「……答える必要はない」
朝倉「う~ん、じゃあさ」
キョン「?」
朝倉「わたしが長女で、あなたが次女、キョンくんが長男で末っ子ってのはどうかな?」
長門「……さすがわたしの姉。問題を全てクリアーしている」
朝倉「ありがと。それと……」
長門「お姉ちゃん」
朝倉「素直でよろしい♪」
キョン「……順応早いな」
39: 2008/05/30(金) 16:49:17.93 ID:cDpoyk310
ごめん、またらっきょの皮剥いてたわ
朝倉「とりあえず晩御飯の買出しに行こっか」
キョン「そうだな。正直お茶漬けだけじゃものたりん」
長門「……その必要はない」
朝倉「えっ?」
長門「まだお茶と米は十分n」
キョン「さあ買出しに行くか!」
長門「……」
キョン「は、はは……」
長門「姉の発言をさえぎるべきではない」
キョン「い、いやしかしだな……」
朝倉「それじゃ、買出しに行こっか」
キョン「姉さんの言う通りだ!」
長門「……そう」
朝倉「とりあえず晩御飯の買出しに行こっか」
キョン「そうだな。正直お茶漬けだけじゃものたりん」
長門「……その必要はない」
朝倉「えっ?」
長門「まだお茶と米は十分n」
キョン「さあ買出しに行くか!」
長門「……」
キョン「は、はは……」
長門「姉の発言をさえぎるべきではない」
キョン「い、いやしかしだな……」
朝倉「それじゃ、買出しに行こっか」
キョン「姉さんの言う通りだ!」
長門「……そう」
41: 2008/05/30(金) 16:55:39.00 ID:cDpoyk310
朝倉「とりあえずキョンくんは服を取ってきたら?」
キョン「確かにそうだな」
朝倉「それじゃ、商店街で待ち合わせね」
キョン「おう」
朝倉「さ、どういうことか説明してくれる?」
長門「彼は姉萌というものらしい」
朝倉「え?」
長門「だから、わたしは彼の姉になろうとした」
朝倉「それだけのためにわたしを?」
長門「そう」
朝倉「……わかった。わたしはあなたのバックアップ、協力は惜しまないわ」
長門「感謝する」
朝倉(……ちょっとなら悪戯してもいいわよね)
朝倉(その方が面白そうなんだもの)
キョン「確かにそうだな」
朝倉「それじゃ、商店街で待ち合わせね」
キョン「おう」
朝倉「さ、どういうことか説明してくれる?」
長門「彼は姉萌というものらしい」
朝倉「え?」
長門「だから、わたしは彼の姉になろうとした」
朝倉「それだけのためにわたしを?」
長門「そう」
朝倉「……わかった。わたしはあなたのバックアップ、協力は惜しまないわ」
長門「感謝する」
朝倉(……ちょっとなら悪戯してもいいわよね)
朝倉(その方が面白そうなんだもの)
42: 2008/05/30(金) 17:01:59.51 ID:cDpoyk310
朝倉「あ、キョンくんこっちこっち!」
キョン「おお、私服姿は見たことないからわからなかったぞ」
朝倉「姉さんの私服姿はどう?」
キョン「まあ、悪くないな」
朝倉「弟だったらお世辞の一つや二つあってもバチはあらないと思うな」
キョン「……おぉ、姉っぽい……!」
朝倉「でしょ♪」
キョン「……しかし、腕を組むってのはどうなんだ?」
朝倉「姉弟だったらさ、これくらい普通だと思うな」
キョン「そうか?」
朝倉「細かいことは気にしない気にしない」
キョン「あ、おい!」
長門「……パーソナルネーム朝倉涼子を敵性と認定」
キョン「おお、私服姿は見たことないからわからなかったぞ」
朝倉「姉さんの私服姿はどう?」
キョン「まあ、悪くないな」
朝倉「弟だったらお世辞の一つや二つあってもバチはあらないと思うな」
キョン「……おぉ、姉っぽい……!」
朝倉「でしょ♪」
キョン「……しかし、腕を組むってのはどうなんだ?」
朝倉「姉弟だったらさ、これくらい普通だと思うな」
キョン「そうか?」
朝倉「細かいことは気にしない気にしない」
キョン「あ、おい!」
長門「……パーソナルネーム朝倉涼子を敵性と認定」
43: 2008/05/30(金) 17:05:18.76 ID:cDpoyk310
朝倉「晩御飯は何が食べたい?」
キョン「あ~……姉さん達の得意なものでいいぞ」
長門「……豚足」
朝倉「肉じゃがとかかな?」
長門「……レバ刺し」
朝倉「男の子だったらカレーの方が好きよね」
キョン「あ~……カレーでお願いします」
長門「!?」
朝倉「うん、わかった」
キョン「あ~……姉さん達の得意なものでいいぞ」
長門「……豚足」
朝倉「肉じゃがとかかな?」
長門「……レバ刺し」
朝倉「男の子だったらカレーの方が好きよね」
キョン「あ~……カレーでお願いします」
長門「!?」
朝倉「うん、わかった」
44: 2008/05/30(金) 17:09:52.68 ID:cDpoyk310
「二人共仲良いねぇ! 新婚さんかい?」
朝倉「えっ、そう見えます?」
キョン「おいおい、そこは否定しておけ」
朝倉「もう、キョンくんったら」
「え、じゃあ二人共どういう関係だい?」
キョン「それはなんというかその……」
キョン(なんて言えばいいんだ……)
朝倉「ラブラブの恋人ですっ」
キョン「姉弟です。ええ、ただの姉弟ですとも」
長門「……」
朝倉「えっ、そう見えます?」
キョン「おいおい、そこは否定しておけ」
朝倉「もう、キョンくんったら」
「え、じゃあ二人共どういう関係だい?」
キョン「それはなんというかその……」
キョン(なんて言えばいいんだ……)
朝倉「ラブラブの恋人ですっ」
キョン「姉弟です。ええ、ただの姉弟ですとも」
長門「……」
45: 2008/05/30(金) 17:15:11.87 ID:cDpoyk310
朝倉「あはは、新婚さんだってさ」
キョン「やれやれだな」
朝倉「でも、ああ言われて……」
キョン「ん?」
朝倉「嫌じゃ……なかったよ?」
ズキュウゥーン!
朝倉「どうしたの固まっちゃって……?」
キョン「朝倉! いや、涼子っ!」
朝倉「な、何いきなり? それに涼子って……」
キョン「ポニーテールにしてくれ! そうすれば今のお前は無敵だ!」
朝倉「ちょ、ちょっと落ち着いて!?」
長門「……」
キョン「やれやれだな」
朝倉「でも、ああ言われて……」
キョン「ん?」
朝倉「嫌じゃ……なかったよ?」
ズキュウゥーン!
朝倉「どうしたの固まっちゃって……?」
キョン「朝倉! いや、涼子っ!」
朝倉「な、何いきなり? それに涼子って……」
キョン「ポニーテールにしてくれ! そうすれば今のお前は無敵だ!」
朝倉「ちょ、ちょっと落ち着いて!?」
長門「……」
47: 2008/05/30(金) 17:19:09.40 ID:cDpoyk310
キョン「いや~、姉って本当にいいもんだな!」
長門「……」
キョン「メシも美味かったし、ますます姉萌が強くなったぞ」
長門「……そう」
キョン「……おい長門?」
長門「……」
キョン「もしかして怒ってないか?」
長門「……」
キョン「おい、長門」
長門「……わたしはあなたの姉」
長門「……」
キョン「メシも美味かったし、ますます姉萌が強くなったぞ」
長門「……そう」
キョン「……おい長門?」
長門「……」
キョン「もしかして怒ってないか?」
長門「……」
キョン「おい、長門」
長門「……わたしはあなたの姉」
50: 2008/05/30(金) 17:26:21.73 ID:cDpoyk310
キョン「ああ、そういえばそういうことだったな」
長門「……」コクリ
キョン「えっと……それで?」
長門「あなたは姉萌だと言った。なら、わたしにも萌えるべき」
キョン「つまりどういうことなんだ? 意味がよくわからん」
長門「あなたは朝倉涼子に構いすぎている」
キョン「……!」
長門「わたしにも構うべき」
キョン「もしかして……嫉妬しちゃったのか?」
長門「……」
長門「……そう」
長門「……」コクリ
キョン「えっと……それで?」
長門「あなたは姉萌だと言った。なら、わたしにも萌えるべき」
キョン「つまりどういうことなんだ? 意味がよくわからん」
長門「あなたは朝倉涼子に構いすぎている」
キョン「……!」
長門「わたしにも構うべき」
キョン「もしかして……嫉妬しちゃったのか?」
長門「……」
長門「……そう」
51: 2008/05/30(金) 17:30:08.80 ID:cDpoyk310
キョン「……ちょっと待ってくれるか?」
長門「……」コクリ
キョン「いや、これはこれで……しかし……ブツブツ」
長門「……」
キョン「……なぁ、一つだけ頼みがあるんだがいいか?」
長門「……わたしはあなたの姉。可能な限り要求に応える」
キョン「じゃあ……」
キョン「“おにいちゃん”って呼んでもらえるか?」
おわり
長門「……」コクリ
キョン「いや、これはこれで……しかし……ブツブツ」
長門「……」
キョン「……なぁ、一つだけ頼みがあるんだがいいか?」
長門「……わたしはあなたの姉。可能な限り要求に応える」
キョン「じゃあ……」
キョン「“おにいちゃん”って呼んでもらえるか?」
おわり
55: 2008/05/30(金) 17:33:19.31 ID:cDpoyk310
よくわかったな。まだ2キロあるんだ
実妹と妹キャラをごっちゃにしちゃ駄目だぞ
実妹と妹キャラをごっちゃにしちゃ駄目だぞ
79: 2008/05/30(金) 20:11:32.92 ID:cDpoyk310
長門「……」
キョン「すまん、今のは忘れてくれ」
長門「……」コクリ
キョン「一瞬だけ長門は妹の方がありなんじゃないかなと思っただけなんだ」
長門「……そう」
キョン「いやいや、俺ともあろうものが何を考えているのやら」
長門「……」
キョン「お、どこ行くんだ?」
長門「着替えを取りに行く」
キョン「そっか。……そうだよな」
キョン「今は朝倉が風呂に入ってるのか……」
キョン「っ! いかんいかん! 姉の入浴を覗くなんて変態じゃないか!」
キョン(……ん?)
キョン「すまん、今のは忘れてくれ」
長門「……」コクリ
キョン「一瞬だけ長門は妹の方がありなんじゃないかなと思っただけなんだ」
長門「……そう」
キョン「いやいや、俺ともあろうものが何を考えているのやら」
長門「……」
キョン「お、どこ行くんだ?」
長門「着替えを取りに行く」
キョン「そっか。……そうだよな」
キョン「今は朝倉が風呂に入ってるのか……」
キョン「っ! いかんいかん! 姉の入浴を覗くなんて変態じゃないか!」
キョン(……ん?)
80: 2008/05/30(金) 20:18:08.63 ID:cDpoyk310
キョン(待て待て待て、朝倉は実の姉じゃないだろう!)
キョン(……しかし、覗いたりなんかしたらまたナイフで襲われるかもしれん)
キョン(くそっ! 俺はどうすればいいんだ!)
キョン(そう、あくまでも自然を装いつつ浴室に侵入する方法は……)
谷口『WAWAWA忘れ物~♪』
キョン(……あった!)
キョン「感謝するぜ、谷口……」
キョン「ふふ、頭の中をピンクパンサーのテーマがうるさい位かけめぐってやがる」
キョン(……いざ!)
キョン「HAHAHA裸んぼ~♪」
キョン(……しかし、覗いたりなんかしたらまたナイフで襲われるかもしれん)
キョン(くそっ! 俺はどうすればいいんだ!)
キョン(そう、あくまでも自然を装いつつ浴室に侵入する方法は……)
谷口『WAWAWA忘れ物~♪』
キョン(……あった!)
キョン「感謝するぜ、谷口……」
キョン「ふふ、頭の中をピンクパンサーのテーマがうるさい位かけめぐってやがる」
キョン(……いざ!)
キョン「HAHAHA裸んぼ~♪」
83: 2008/05/30(金) 20:23:41.43 ID:cDpoyk310
朝倉「……」
キョン「……」
キョン(特盛りっ)
朝倉「うふ、一緒に入りたかったの?」
キョン「!?」
朝倉「言ってくれればよかったのにな」
キョン「……なぁ」
朝倉「ん?」
キョン「なんかお前、大人っぽくなってないか?」
朝倉「うん、“姉さん”って呼ばれるのに丁度良い位まで外見年齢を上げてみたの」
キョン「オゥイエス」
朝倉「どうかな」
キョン「……正直、たまりません」
キョン「……」
キョン(特盛りっ)
朝倉「うふ、一緒に入りたかったの?」
キョン「!?」
朝倉「言ってくれればよかったのにな」
キョン「……なぁ」
朝倉「ん?」
キョン「なんかお前、大人っぽくなってないか?」
朝倉「うん、“姉さん”って呼ばれるのに丁度良い位まで外見年齢を上げてみたの」
キョン「オゥイエス」
朝倉「どうかな」
キョン「……正直、たまりません」
85: 2008/05/30(金) 20:29:37.51 ID:cDpoyk310
朝倉「よかった♪」
キョン「……」
朝倉「ぼ~っとしてないで入ったら?」
キョン「いや、しかしそれは……」
朝倉「だって“姉弟”なんだから問題ないよね」
キョン「あ、そうかも」
朝倉「そうそう」
キョン「……あ」
朝倉「どうしたの?」
キョン(くそったれええええええぇぇぇええぇぇええ!!)
キョン「……次、長門だから」
朝倉「うん」
キョン「すまん、ごゆっくりぃ!」
朝倉「あ、ちょっと!」
キョン「……」
朝倉「ぼ~っとしてないで入ったら?」
キョン「いや、しかしそれは……」
朝倉「だって“姉弟”なんだから問題ないよね」
キョン「あ、そうかも」
朝倉「そうそう」
キョン「……あ」
朝倉「どうしたの?」
キョン(くそったれええええええぇぇぇええぇぇええ!!)
キョン「……次、長門だから」
朝倉「うん」
キョン「すまん、ごゆっくりぃ!」
朝倉「あ、ちょっと!」
87: 2008/05/30(金) 20:35:23.27 ID:cDpoyk310
キョン(ああ……長門、どうしてこの状況でお前がいるんだ)
キョン(正直、姉萌だったら朝倉だけで十分だったぜ!)
とててててて
キョン「……ん、もうすぐ風呂空く……ぞ!?」
長門「……」コクリ
キョン「なぁ、ちょっと待て!」
長門「?」
キョン「なんかお前、明らかに小さくなってないか!?」
長門「いもうと」
キョン「……まさか、妹だからその年齢まで外見年齢を下げたとか言うなよ」
長門「りかいがはやくてたすかる」
キョン「オゥ……オゥ」
キョン(正直、姉萌だったら朝倉だけで十分だったぜ!)
とててててて
キョン「……ん、もうすぐ風呂空く……ぞ!?」
長門「……」コクリ
キョン「なぁ、ちょっと待て!」
長門「?」
キョン「なんかお前、明らかに小さくなってないか!?」
長門「いもうと」
キョン「……まさか、妹だからその年齢まで外見年齢を下げたとか言うなよ」
長門「りかいがはやくてたすかる」
キョン「オゥ……オゥ」
90: 2008/05/30(金) 20:42:09.08 ID:cDpoyk310
朝倉「ふ~ん、やるじゃない」
キョン「ああ、もうあがってたのかぉわ!?」
朝倉『姉属性では対抗できないと踏んで妹属性に路線を変更したんだ』
長門『そう』
朝倉『面白いじゃない。妹が姉に勝てると思ってるの?』
長門『おもっている』
朝倉『っていうかさ、もしかして難しいことが考えられない?』
長門『このからだにあわせたしこー』
朝倉『……とりあえず、お風呂入ってきなさい』
長門「……」コクリ
朝倉「わたしはあなたのバックアップだけど、手加減はしないからね」
長門「……」コクリ
キョン「いいから朝倉は服を着てくれ!」
キョン「ああ、もうあがってたのかぉわ!?」
朝倉『姉属性では対抗できないと踏んで妹属性に路線を変更したんだ』
長門『そう』
朝倉『面白いじゃない。妹が姉に勝てると思ってるの?』
長門『おもっている』
朝倉『っていうかさ、もしかして難しいことが考えられない?』
長門『このからだにあわせたしこー』
朝倉『……とりあえず、お風呂入ってきなさい』
長門「……」コクリ
朝倉「わたしはあなたのバックアップだけど、手加減はしないからね」
長門「……」コクリ
キョン「いいから朝倉は服を着てくれ!」
91: 2008/05/30(金) 20:50:07.27 ID:cDpoyk310
朝倉「やっぱり男物のシャツだと大きいね」
キョン「そうかい」
朝倉「でも、胸の部分がきついかな」
キョン「ゴクリ……そ、そうかい」
朝倉「あ、今目がやらしかった」
キョン「な、なにゅをきょんきょに!?」
朝倉「噛みすぎ」
キョン「……ゴホン!……服がないなら情報操作でなんとかすればいいんじゃないか?」
朝倉「う~ん、そうなんだけどね」
キョン「そうすれば無理に俺の持ってきたシャツを着なくてもいいだろうに」
朝倉「でもさ、それじゃちょっと面白みにかけるよね」
キョン(……なんか、思考もちょっと大人っぽくなってないか?)
ドガッシャーン!
キョン「なんの音だ!?」
朝倉「今の音は……お風呂場からね」
キョン「そうかい」
朝倉「でも、胸の部分がきついかな」
キョン「ゴクリ……そ、そうかい」
朝倉「あ、今目がやらしかった」
キョン「な、なにゅをきょんきょに!?」
朝倉「噛みすぎ」
キョン「……ゴホン!……服がないなら情報操作でなんとかすればいいんじゃないか?」
朝倉「う~ん、そうなんだけどね」
キョン「そうすれば無理に俺の持ってきたシャツを着なくてもいいだろうに」
朝倉「でもさ、それじゃちょっと面白みにかけるよね」
キョン(……なんか、思考もちょっと大人っぽくなってないか?)
ドガッシャーン!
キョン「なんの音だ!?」
朝倉「今の音は……お風呂場からね」
94: 2008/05/30(金) 20:57:15.00 ID:cDpoyk310
キョン「おい、どうしたなが……ぶわっ!」
朝倉「あ~あ、メチャクチャ……」
キョン「と、とりあえずシャワーを止めるぞ!」
きゅっ
キョン「……ふぅ、で、一体どうして顔を抑えてうずくまってるんだ?」
長門「……たいへんなことになった」
キョン「それは泡だらけの頭と関係があるのか?」
長門「……」コクリ
キョン「それは暴れちゃうほどだったのか?」
長門「……」コクリ
長門「……めがいたい」
朝倉「あ~あ、メチャクチャ……」
キョン「と、とりあえずシャワーを止めるぞ!」
きゅっ
キョン「……ふぅ、で、一体どうして顔を抑えてうずくまってるんだ?」
長門「……たいへんなことになった」
キョン「それは泡だらけの頭と関係があるのか?」
長門「……」コクリ
キョン「それは暴れちゃうほどだったのか?」
長門「……」コクリ
長門「……めがいたい」
99: 2008/05/30(金) 21:05:38.57 ID:cDpoyk310
キョン「まさかお前と一緒に風呂に入ることになるとはな」
長門「……61……62……63……」
キョン「あいつも前までは一人で風呂に入れなかったのを思い出した」
長門「……いまのいもうとはわたし」
キョン「はいはい」
長門「……」
キョン「……」
長門「……あつい」
キョン「100数えたらだぞ」
長門「72……73……74……」
キョン「54……55……56……」
長門「57……58……59……」
長門「……61……62……63……」
キョン「あいつも前までは一人で風呂に入れなかったのを思い出した」
長門「……いまのいもうとはわたし」
キョン「はいはい」
長門「……」
キョン「……」
長門「……あつい」
キョン「100数えたらだぞ」
長門「72……73……74……」
キョン「54……55……56……」
長門「57……58……59……」
103: 2008/05/30(金) 21:11:31.30 ID:cDpoyk310
キョン(……それにしても、朝倉の体工口かったな)
キョン(いや、普段でもナイスふとももだが朝倉(大)はどストライクだった)
キョン(う、いかんいかん! 思い出すと……)
むくむくっ
長門「おしりにあたっている」
キョン「待て、違う。これは決してそういう意味じゃないんだ」
長門「……」
キョン「俺も一応思春期の少年であるからしてだな、こういう生理現象はいかんともしがたく」
長門「……」
キョン「い、今何秒だ!?」
長門「……なぜか90びょうだいにならない」
キョン「ほう、そりゃ不思議なことがあったもんだ」
長門「……」コクリ
キョン(いや、普段でもナイスふとももだが朝倉(大)はどストライクだった)
キョン(う、いかんいかん! 思い出すと……)
むくむくっ
長門「おしりにあたっている」
キョン「待て、違う。これは決してそういう意味じゃないんだ」
長門「……」
キョン「俺も一応思春期の少年であるからしてだな、こういう生理現象はいかんともしがたく」
長門「……」
キョン「い、今何秒だ!?」
長門「……なぜか90びょうだいにならない」
キョン「ほう、そりゃ不思議なことがあったもんだ」
長門「……」コクリ
108: 2008/05/30(金) 21:28:17.72 ID:cDpoyk310
キョン「うぅ……ちょっとのぼせちまった」
長門「……た」
キョン「それにしても朝倉の奴、ちょっと出掛けるって言ってすぐ戻ってきたが……」
長門「……」
キョン「やれやれ、何をしに出掛けたのやら」
長門「……」
キョン「変なことじゃなければいいんだがな……ぬおっ!?」
朝倉「うふふ、お先にいただいちゃってま~す♪」
長門「……くさい」
キョン「お、お前酒買ってきたのか!?」
長門「……た」
キョン「それにしても朝倉の奴、ちょっと出掛けるって言ってすぐ戻ってきたが……」
長門「……」
キョン「やれやれ、何をしに出掛けたのやら」
長門「……」
キョン「変なことじゃなければいいんだがな……ぬおっ!?」
朝倉「うふふ、お先にいただいちゃってま~す♪」
長門「……くさい」
キョン「お、お前酒買ってきたのか!?」
110: 2008/05/30(金) 21:34:30.04 ID:cDpoyk310
キョン「しかももうこんなに空けて……!」
朝倉「……っていうかさ」
キョン「ええい、ひっつくな酔っ払い!」
朝倉「お前じゃなくて“お姉ちゃん”でしょぉ~?」
キョン「酒臭い息を吹きかけるな、顔が近いんだよき……」
朝倉「あん♪ 暴れたら胸がこすれて痛いってば」
キョン「気持ちいいです、お姉ちゃん!」
朝倉「う~ん、正直なのっていいことよね」
長門「……」
朝倉「……っていうかさ」
キョン「ええい、ひっつくな酔っ払い!」
朝倉「お前じゃなくて“お姉ちゃん”でしょぉ~?」
キョン「酒臭い息を吹きかけるな、顔が近いんだよき……」
朝倉「あん♪ 暴れたら胸がこすれて痛いってば」
キョン「気持ちいいです、お姉ちゃん!」
朝倉「う~ん、正直なのっていいことよね」
長門「……」
113: 2008/05/30(金) 21:38:44.06 ID:cDpoyk310
長門「……」クイクイッ
キョン「おうふっ……ん、ど、どうした長門?」
長門「……ゆき」
キョン(ふむ、こいつもまだあの設定を続行させてるのか)
キョン「あ~……どうした有希?」
長門「ねむくなった」
キョン「そうか。それじゃあ寝室に……」
長門「いっしょ」
キョン「はい?」
長門「いっしょにねる」
キョン「……なんですと?」
朝倉「……」
キョン「おうふっ……ん、ど、どうした長門?」
長門「……ゆき」
キョン(ふむ、こいつもまだあの設定を続行させてるのか)
キョン「あ~……どうした有希?」
長門「ねむくなった」
キョン「そうか。それじゃあ寝室に……」
長門「いっしょ」
キョン「はい?」
長門「いっしょにねる」
キョン「……なんですと?」
朝倉「……」
115: 2008/05/30(金) 21:44:43.42 ID:cDpoyk310
キョン「……いや、冷静になってみれば頭の中身はいつもの長門なんだろ?」
長門「せいかくにはすこしちがう」
朝倉「そうね、今のわたしは中身がいつもより大人で」
長門「いまのわたしはこども」
キョン「だからなg……有希は風呂に一緒に風呂に入るのもためらわなかったのか」
長門「……」コクリ
朝倉「わたしも一緒で良かったんだけどな」
キョン「おう、俺も一緒で良かっ……じゃなくてだな」
長門「せいかくにはすこしちがう」
朝倉「そうね、今のわたしは中身がいつもより大人で」
長門「いまのわたしはこども」
キョン「だからなg……有希は風呂に一緒に風呂に入るのもためらわなかったのか」
長門「……」コクリ
朝倉「わたしも一緒で良かったんだけどな」
キョン「おう、俺も一緒で良かっ……じゃなくてだな」
120: 2008/05/30(金) 21:50:09.13 ID:cDpoyk310
朝倉「う~ん、とりあえず有希と一緒に寝てあげたら?」
キョン「いや、しかし……」
朝倉「寝かしつけたら、あとは大人の時間でしょ?」ヒソッ
キョン「!!?」
長門「……ねむい」
キョン「よし! 気合入れて寝るぞ有希!」
長門「……」コクリ
キョン「子守唄はいるか? お話聞かせたりするか!?」
長門「……しずかに」
キョン「まかせろ!」ヒソッ
長門「……まかせた」ヒソッ
朝倉(う~ん、ちょっと心配、かな?)
キョン「いや、しかし……」
朝倉「寝かしつけたら、あとは大人の時間でしょ?」ヒソッ
キョン「!!?」
長門「……ねむい」
キョン「よし! 気合入れて寝るぞ有希!」
長門「……」コクリ
キョン「子守唄はいるか? お話聞かせたりするか!?」
長門「……しずかに」
キョン「まかせろ!」ヒソッ
長門「……まかせた」ヒソッ
朝倉(う~ん、ちょっと心配、かな?)
126: 2008/05/30(金) 21:57:46.68 ID:cDpoyk310
キョン「……まだ寝ないのか?」
長門「……」コクリ
キョン「さっきはあれだけ眠そうにしてたのに」
長門「……あれはうそ」
キョン「嘘だって? なんでまた」
長門「……どくせんしたくなった」
キョン「……ああ、そうかい」
長門「……もーしわけない」
キョン「はは、気にすんな」ナデナデ
長門「……///」
キョン「他に何かすることはありますかお姫様?」
長門「……」コクリ
キョン「なんなりとお申しつけください」
長門「……うでまくら」
長門「……」コクリ
キョン「さっきはあれだけ眠そうにしてたのに」
長門「……あれはうそ」
キョン「嘘だって? なんでまた」
長門「……どくせんしたくなった」
キョン「……ああ、そうかい」
長門「……もーしわけない」
キョン「はは、気にすんな」ナデナデ
長門「……///」
キョン「他に何かすることはありますかお姫様?」
長門「……」コクリ
キョン「なんなりとお申しつけください」
長門「……うでまくら」
135: 2008/05/30(金) 22:18:25.55 ID:cDpoyk310
長門「すぅ……すぅ……」
キョン(結局あれから結構な時間が経っちまったな)
キョン(まさか、子供になった長門がここまで甘えん坊とはね)
キョン「……ふぁああ」
キョン(あ~……やべえ)
キョン(俺もなんだか眠くなってきたな)
キョン(大人の時間には興味津々というかどんとこい、どんといきますなんだが)
キョン(いかんせん……)
長門「……おにい……ちゃん」
きゅっ
キョン「こう服を掴まれて、さらに腕枕してたんじゃ抜け出せないよな」ボソッ
キョン(それにしてもこいつの体あったかいな)
キョン(小さい子は体温が高いっていうけど……)
キョン(ああ……もうだめ……だ……)
キョン(結局あれから結構な時間が経っちまったな)
キョン(まさか、子供になった長門がここまで甘えん坊とはね)
キョン「……ふぁああ」
キョン(あ~……やべえ)
キョン(俺もなんだか眠くなってきたな)
キョン(大人の時間には興味津々というかどんとこい、どんといきますなんだが)
キョン(いかんせん……)
長門「……おにい……ちゃん」
きゅっ
キョン「こう服を掴まれて、さらに腕枕してたんじゃ抜け出せないよな」ボソッ
キョン(それにしてもこいつの体あったかいな)
キョン(小さい子は体温が高いっていうけど……)
キョン(ああ……もうだめ……だ……)
142: 2008/05/30(金) 22:30:35.07 ID:cDpoyk310
キョン(……ああ、本当に寝ちまってたのか)
キョン(まだ深夜、ってところか?)
長門「……すぅ……すぅ」
キョン(はは、よく寝てやがる)
長門「……ん」
キョン(おっと、さすがに頭を撫でたら起きちまうな)
長門「……ぅん……」スリスリ
キョン(なんていうか……こういうのも良いな)
もぞもぞっ
キョン(ん? なんか背中の方の布団が動いて……)
朝倉「さ、大人の時間よ」ヒソッ
キョン(え、いや、ここに小さいお子様がいらっしゃるんですが!?)
キョン(まだ深夜、ってところか?)
長門「……すぅ……すぅ」
キョン(はは、よく寝てやがる)
長門「……ん」
キョン(おっと、さすがに頭を撫でたら起きちまうな)
長門「……ぅん……」スリスリ
キョン(なんていうか……こういうのも良いな)
もぞもぞっ
キョン(ん? なんか背中の方の布団が動いて……)
朝倉「さ、大人の時間よ」ヒソッ
キョン(え、いや、ここに小さいお子様がいらっしゃるんですが!?)
144: 2008/05/30(金) 22:35:37.22 ID:cDpoyk310
キョン「おい、ちょっと……」
朝倉「しーっ、大きな声を出すと起きちゃうでしょ?」ヒソッ
キョン「……!」
長門「うぅ……ん……すぅ……」
朝倉「ふふ、セーフ♪」ヒソッ
キョン「なんで布団にもぐりこんでるんだ!」ヒソッ
朝倉「だってさ、いつまで待っても来ないんだもの」ヒソッ
キョン「だからって……」ヒソッ
朝倉「それにさ」ヒソッ
キョン「?」
朝倉「大人っていうのはなろうとしてなってるものじゃなくて……」ヒソッ
朝倉「気付いたらなってるものじゃない?」ヒソッ
朝倉「しーっ、大きな声を出すと起きちゃうでしょ?」ヒソッ
キョン「……!」
長門「うぅ……ん……すぅ……」
朝倉「ふふ、セーフ♪」ヒソッ
キョン「なんで布団にもぐりこんでるんだ!」ヒソッ
朝倉「だってさ、いつまで待っても来ないんだもの」ヒソッ
キョン「だからって……」ヒソッ
朝倉「それにさ」ヒソッ
キョン「?」
朝倉「大人っていうのはなろうとしてなってるものじゃなくて……」ヒソッ
朝倉「気付いたらなってるものじゃない?」ヒソッ
145: 2008/05/30(金) 22:37:23.58 ID:cDpoyk310
>朝倉「大人っていうのはなろうとしてなってるものじゃなくて……」ヒソッ
→朝倉「大人っていうのはなろうとしてなるものじゃなくて……」ヒソッ
……で
以下全て囁き声なので表記を省略
→朝倉「大人っていうのはなろうとしてなるものじゃなくて……」ヒソッ
……で
以下全て囁き声なので表記を省略
149: 2008/05/30(金) 22:44:19.67 ID:cDpoyk310
キョン「なんか酒臭いというか……すごく甘い匂いがする」
朝倉「ええ、酒臭いって言われてちょっとショックだったんだから」
キョン「それじゃあこの匂いは?」
朝倉「あま~いお酒の匂い♪」
キョン「結局酒じゃねぇか」
朝倉「うふふ!……ふぅ~っ……」
キョン「息を吹きかけるな」
朝倉「あら、興奮しない?」
キョン「……興奮せんな」
朝倉「本当に?」
キョン「……ああ、興奮するよこんちくしょう!」
朝倉「正直な弟にはご褒美をあげなきゃね」
朝倉「ええ、酒臭いって言われてちょっとショックだったんだから」
キョン「それじゃあこの匂いは?」
朝倉「あま~いお酒の匂い♪」
キョン「結局酒じゃねぇか」
朝倉「うふふ!……ふぅ~っ……」
キョン「息を吹きかけるな」
朝倉「あら、興奮しない?」
キョン「……興奮せんな」
朝倉「本当に?」
キョン「……ああ、興奮するよこんちくしょう!」
朝倉「正直な弟にはご褒美をあげなきゃね」
153: 2008/05/30(金) 22:50:17.16 ID:cDpoyk310
キョン「ご褒美っていうのは、今当たってる胸のことか?」
朝倉「もうちょっと押し付けた方がいいかな?」
キョン「いや、もう十分すぎる程感触は伝わってきてるぞ」
朝倉「ほんとは素肌で触れ合わせた方がいいんだけどね」
長門「……すぅ……すぅ」
朝倉「キョンくんは服を脱げそうにないから」
キョン「……」
朝倉「ちなみに、今わたしは何も身に着けてないんだけどね」
キョン「なん……だと……?」
朝倉「あ、こっち向いちゃ駄目」
キョン「な、何故だ!? 俺の知的好奇心はもう爆発しちまいそうだってのに!」
朝倉「その拍子に彼女が起きたら困るでしょう?」
長門「……う~ん」
キョン(ガッデム!)
朝倉「もうちょっと押し付けた方がいいかな?」
キョン「いや、もう十分すぎる程感触は伝わってきてるぞ」
朝倉「ほんとは素肌で触れ合わせた方がいいんだけどね」
長門「……すぅ……すぅ」
朝倉「キョンくんは服を脱げそうにないから」
キョン「……」
朝倉「ちなみに、今わたしは何も身に着けてないんだけどね」
キョン「なん……だと……?」
朝倉「あ、こっち向いちゃ駄目」
キョン「な、何故だ!? 俺の知的好奇心はもう爆発しちまいそうだってのに!」
朝倉「その拍子に彼女が起きたら困るでしょう?」
長門「……う~ん」
キョン(ガッデム!)
157: 2008/05/30(金) 23:01:33.18 ID:cDpoyk310
キョン「しかし、それじゃ何も出来ないぞ」
朝倉「やり方はいくらでもあるわ」
キョン「そんなのどうやって……んぶっ」
朝倉「指……舐めて?」
キョン(……)
朝倉「んっ……そう、上手」
キョン(朝倉の指、甘い香りがして、ちょっとしょっぱい)
朝倉「……ふふっ、気持ち良いよ……そう」
キョン(うあっ、指で口の中を……!)
朝倉「……ね、やり方はあるでしょ?」
ちゅぽっ……
キョン「……ああ」
朝倉「あ、糸引いてるね、いやらしいんだぁ……」
朝倉「やり方はいくらでもあるわ」
キョン「そんなのどうやって……んぶっ」
朝倉「指……舐めて?」
キョン(……)
朝倉「んっ……そう、上手」
キョン(朝倉の指、甘い香りがして、ちょっとしょっぱい)
朝倉「……ふふっ、気持ち良いよ……そう」
キョン(うあっ、指で口の中を……!)
朝倉「……ね、やり方はあるでしょ?」
ちゅぽっ……
キョン「……ああ」
朝倉「あ、糸引いてるね、いやらしいんだぁ……」
169: 2008/05/30(金) 23:21:56.54 ID:cDpoyk310
長門「う……ん」
キョン(やばっ! 起きちまった!?)
171: 2008/05/30(金) 23:27:15.42 ID:cDpoyk310
朝倉「どうする? このまま続ける?」
キョン(こんな姿を見られたら……!)
朝倉「……わたしは別に見られても構わないんだけどな」
キョン(なんという甘い誘惑!)
朝倉「ふふっ……どうする?」
キョン(お……おおお……!)
長門「……おにい……ちゃん」
キョン(おわふわあああああああぁぁあああああぁぁぁぁぁあああああぁっっっ!!)
ちゅぽんっ!
キョン「……どうした、有希?」
長門「……トイレ」
キョン「おう、わかった」
朝倉(……なんだ、つまんないの)
キョン(こんな姿を見られたら……!)
朝倉「……わたしは別に見られても構わないんだけどな」
キョン(なんという甘い誘惑!)
朝倉「ふふっ……どうする?」
キョン(お……おおお……!)
長門「……おにい……ちゃん」
キョン(おわふわあああああああぁぁあああああぁぁぁぁぁあああああぁっっっ!!)
ちゅぽんっ!
キョン「……どうした、有希?」
長門「……トイレ」
キョン「おう、わかった」
朝倉(……なんだ、つまんないの)
175: 2008/05/30(金) 23:31:59.47 ID:cDpoyk310
キョン「ほら、俺は今に居るから行ってきな」
長門「……」
キョン「ん? どうした?」
長門「ベッドのなかにおねえちゃんもいた」
キョン「お、おねえちゃん!?」
長門「あさくらりょーこ」
キョン「あ、ああ、そうだな」
長門「……」
キョン「……気付いてたのか」
長門「おさけくさかった」
キョン「まぁ、うん」
長門「……」
キョン「ほ、ほらっ! 早くトイレ行って来い!」
長門「……」
長門「……」コクリ
長門「……」
キョン「ん? どうした?」
長門「ベッドのなかにおねえちゃんもいた」
キョン「お、おねえちゃん!?」
長門「あさくらりょーこ」
キョン「あ、ああ、そうだな」
長門「……」
キョン「……気付いてたのか」
長門「おさけくさかった」
キョン「まぁ、うん」
長門「……」
キョン「ほ、ほらっ! 早くトイレ行って来い!」
長門「……」
長門「……」コクリ
179: 2008/05/30(金) 23:36:47.23 ID:cDpoyk310
長門(あさくらりょうことかれ)
長門(とてもなかよしにかんじられる)
長門(やはり、あねのほうがいいとおもう)
長門「……」
キョン「お、終わったか」
長門「……」コクリ
キョン「それじゃ寝るか」
長門(とてもなかよしにかんじられる)
長門(やはり、あねのほうがいいとおもう)
長門「……」
キョン「お、終わったか」
長門「……」コクリ
キョン「それじゃ寝るか」
180: 2008/05/30(金) 23:39:23.00 ID:cDpoyk310
朝倉(う~ん、やっぱりこういう攻め方じゃ駄目なのかな?)
朝倉(結局は彼女の方を優先したし)
朝倉(っていうかさ、実は妹萌なんじゃないの?)
朝倉「……」
キョン「ほら、ちょっと端に寄れって」
朝倉「はいはい、わかりましたよ」
キョン「……なんだ、服着てるじゃねぇか」
朝倉(結局は彼女の方を優先したし)
朝倉(っていうかさ、実は妹萌なんじゃないの?)
朝倉「……」
キョン「ほら、ちょっと端に寄れって」
朝倉「はいはい、わかりましたよ」
キョン「……なんだ、服着てるじゃねぇか」
182: 2008/05/30(金) 23:46:20.51 ID:cDpoyk310
翌朝
キョン「……ふあぁ……あ……」
キョン(……結局あの後何事も無く寝ちまったな)
キョン(長門はすぐ寝ちまったし、朝倉も何もしてこなかった)
キョン「……ぬおっ!?」
長門「……ん」
キョン(元の姿に戻るんなら起きてからにしてくれ! 心臓に……)
キョン(……おい、なんか前より顔つきが若干……)
キョン(……はは、まさかな。まさかそんな馬鹿なことは……)
そ~っ……
朝倉「すぴ~っ……ふゅ~っ……」
キョン「……とりあえず、体の向きを変えておくか」
おわり
キョン「……ふあぁ……あ……」
キョン(……結局あの後何事も無く寝ちまったな)
キョン(長門はすぐ寝ちまったし、朝倉も何もしてこなかった)
キョン「……ぬおっ!?」
長門「……ん」
キョン(元の姿に戻るんなら起きてからにしてくれ! 心臓に……)
キョン(……おい、なんか前より顔つきが若干……)
キョン(……はは、まさかな。まさかそんな馬鹿なことは……)
そ~っ……
朝倉「すぴ~っ……ふゅ~っ……」
キョン「……とりあえず、体の向きを変えておくか」
おわり
183: 2008/05/30(金) 23:51:06.00 ID:1q/mZNmGO
おつ
引用元: 長門「……わたしはあなたの姉」
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