1: 2014/10/03(金) 00:27:04.46 ID:FG/rku5Ho
・アイマスSS
・短い
・ネタ
・書き溜め有


3: 2014/10/03(金) 00:28:35.50 ID:FG/rku5Ho
亜美「う~…暑いYO~!暑すぎだYO~!」

あずさ「スタッフさんは空調の不具合だって言ってたけど…いつになったら直るのかしら~?」

伊織「まったく、この伊織ちゃんをなんだと思ってるのかしら!控室のクーラーが壊れてるなんて前代未聞よ!」

律子「仕方ないわよ… まあ幸い、本番までまだ時間もあることだしゆっくり直るのを待ちましょう」

4: 2014/10/03(金) 00:29:57.66 ID:FG/rku5Ho
亜美「暑いのに変わりはないじゃん!アイスとかないの~!?」

律子「今さっき食べたばっかりじゃない… 我慢しなさい!」

亜美「うあうあ~!あんなんじゃ足りないYO~!亜美はもっと芯から冷やしたいんだYO!」

あずさ「あらあら… でも私も、これはちょっと暑いと思うわ~」


5: 2014/10/03(金) 00:31:28.32 ID:FG/rku5Ho
律子「今年は暑いですからね… 正直、私もアイスぐらいじゃあんまり涼しくならなくて…」

伊織「…そうだわ!いい方法があるわよ!」

亜美「え!?なになにいおりん?」

6: 2014/10/03(金) 00:33:15.12 ID:FG/rku5Ho
伊織「ええ、…これは私の友達の知り合いから聞いた話なんだけどね…」

あずさ「あら、怪談?伊織ちゃん、得意よね~」

亜美「あう~…二十の意味で古典的だよいおり~ん…」

律子「二重の意味、ね。まあいいんじゃない?伊織の怪談話は一級品だものね」

伊織「にひひっ!じゃあ話すわよ?」

7: 2014/10/03(金) 00:34:58.59 ID:FG/rku5Ho

あるところに、長年連れ添った仲の良い女の子たちがいたの。

その二人は一緒に住んでたんだけどね、
年を取って、もし氏んでしまったらどうしよう、一人になったらどうしようと考えるようになったの。

だから二人は、

「片方が先に氏んだら、さみしくないように壁に埋めよう」

って約束していたのね。


律子(その発想がすでに怖いわね…)

8: 2014/10/03(金) 00:36:23.57 ID:FG/rku5Ho

しばらくして、一人が氏んでしまった。

もう一人はとても悲しんだけれど、約束通り、その遺体を壁の中に埋めたわ。


それから毎日、夜中になると決まって壁の中から声がするようになったの。

「…こだ… ……ん…どこだ… ……は…」


9: 2014/10/03(金) 00:38:16.83 ID:FG/rku5Ho

何かを、誰かを探すような声…ぐるると、唸るような音もしたそうよ。

もう一人はいつもそれに答えていたの。

「大丈夫だぞ、自分はここにいるからな!」

ってね。


10: 2014/10/03(金) 00:40:22.27 ID:FG/rku5Ho

でもある時、どうしても用事で出かけなければいけなくなったから、村の若い女の子に留守を頼んだの。

女の子が留守をしていると、いつものように声がした。

「…はどこ…… ……んはど…だ…」

「はいはい、私はここにいるの、大丈夫なの」

最初のうちはそうやって答えていたわ。

11: 2014/10/03(金) 00:42:01.70 ID:FG/rku5Ho

けれど、その声は止むことはない。何度も、何度も呼びかけてくる。

眠りを邪魔された女の子はイライラして叫んだわ。

「うるさいの!眠れないの!私は代わりなの!もう寝たいから静かにするの!」

すると、壁の中から氏んだはずの女が飛び出したのよ!


12: 2014/10/03(金) 00:43:40.18 ID:FG/rku5Ho




バターン!!!

「「「「ひぃっ!?」」」」




13: 2014/10/03(金) 00:45:26.30 ID:FG/rku5Ho


「RA-MENは!」 「どこだ!」


「「「「!?」」」」


「ここでTOUJO! 銀髪のOUJO! 真にMENYO! 貴音C-JO!」

「食すNIJURO! 異常なZORYO! 壁から72か呼ぶGENCHO!」(くっ!)

(ジュ~イ ジュイジュイジュ~イ ギュッギュギュッギュッギュギュッギュッゥ!)

「税金増額! えんげる上昇! 替え玉大変! 食事の時間!」

「芸能世界を生き抜き! おでん屋台で息抜き!」

「どこだRA-MEN表示偽装MONDAI! そんな毎日りあるなSONZAI!」

「AH FU!(FU!) AH FU FU FU FU!」



14: 2014/10/03(金) 00:47:35.81 ID:FG/rku5Ho


伊織「」

亜美「」

あずさ「」

律子「」



15: 2014/10/03(金) 00:49:21.58 ID:FG/rku5Ho

祭りは終わらない。
この世に留まり続けるものなど一つもなく、時だけが平等に、残酷に、砂のように流れていく。
私達はなぜ生きるのだろう。その答えはきっと、初めからそこにあったんだ。

なぜかサングラスをかけ、ワイングラスを持った貴音。
ラジカセを持ち、ハム蔵を頭に乗せたままの直立不動、真顔の響。
秒間20往復のヘドバンを見せる美希。

祭りは終わらない。時だけが無常に過ぎていく。



最後に私が見たのは

「関係なかったじゃない… 関係なかったじゃない…」

ひたすら震える何かの影だった。

16: 2014/10/03(金) 00:51:06.70 ID:FG/rku5Ho
はい、以上です。
やりたかっただけ。
お目汚し失礼しました。

17: 2014/10/03(金) 00:58:30.48 ID:FG/rku5Ho
ネタかぶりとかあったらごめん。
C-JOが言いたかった。

18: 2014/10/03(金) 01:09:54.15 ID:j/0qTQGuo
乙です

19: 2014/10/03(金) 01:20:32.44 ID:cqAEtA1E0
本物のヒップホップが、ここにあるのだ

引用元: 伊織「これは友達の知り合いから聞いた話なんだけど…」