1: 2013/08/15(木) 22:45:26.92 ID:+A8vHao30
サザエ「こーら、タラちゃんあんまり騒がないでちょうだい。」

タラヲ「ごめんなさいです。」

マスオ「お父さん、家族は僕に任せてくださいね・・・ウゥッ」

フネ「マスオさん、これからはあなたが大黒柱ですよ。サザエたちをお願いしますね。」

マスオ「お母さん、、、任せて、下さいっ・・・」

タラヲ「パパ、なんで泣いてるですか?」

サザエ「しーっ!」

2: 2013/08/15(木) 22:46:11.05 ID:UwQIHkDJP
あっ…

3: 2013/08/15(木) 22:46:40.15 ID:cWLxMu0n0
んっ…

6: 2013/08/15(木) 22:49:31.84 ID:+A8vHao30
タラヲ「ぱぱ、元気ないです。」

マスオ「あ、あぁ。」

タラヲ「ぱぱー!元気出してくださーい!」

サザエ「ちょっ、タラちゃん」

タラヲ「ぱぱー!一緒にあそぶでーす!」

マスオ「すこし!!!!!!」

タラヲ(ビクッ)

マスオ「すこし、、黙ってて、くれないか?」

サザエ「あなた、、、」

10: 2013/08/15(木) 22:52:40.31 ID:+A8vHao30
タラヲ「う、うわーーーーーん!」

サザエ「ああ、タラちゃん。ちょっとカツオ、お願い。」

カツオ「・・・」

サザエ「かつお!」

カツオ「んあ、ぼく?」

タラヲ「カツオお兄ちゃーん!」

カツオ「・・・どうしたんだい?タラちゃん。」

タラヲ「うぅ、ぱぱに怒られたです。」

カツオ「・・・そっか。まぁ、元気だしなよ。ね?」

タラヲ「うぅ。」

13: 2013/08/15(木) 22:56:57.69 ID:+A8vHao30
十分後

タラヲ「わーーい!カツオにいちゃん!見てくださーい!天ぷらも出てきたでーす!」

カツオ「たらちゃん・・・」

ワカメ「っっっ!!もうっ!うるさいわよ!!!!!」

タラヲ「ひっ、」

カツオ「わ、ワカメ・・・」

ワカメ「もう、アレ、どうにかしてよ、お兄ちゃん。私、もう耐えられない!」

カツオ「おちつけよワカメ。みんな悲しいんだよ。」

ワカメ「嘘よ!なんでアレだけあんなに楽しそうなの!?」

カツオ「落ち着けって。タラちゃんはまだ、分からないんだよ。な?」

17: 2013/08/15(木) 23:01:09.93 ID:+A8vHao30
カツオ「大丈夫。みんな気が動転してるんだよ。」

ワカメ「お、おにいちゃんは、悲しくないのぉ!?」

カツオ「・・・かなしぃさ。」

カツオ「当たり前だろ・・・」

ワカメ「おにいちゃん・・・」

タラヲ「ママー!みんなが僕をいじめるです!!」

サザエ「まぁ!カツオ!なにしたの!?」

カツオ「姉さん・・・」

サザエ「あー、可愛そうに。怖かったわねぇタラちゃん。」

ワカメ「いい加減にしてぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

19: 2013/08/15(木) 23:02:54.57 ID:JQhQFruY0
生々しいな

22: 2013/08/15(木) 23:05:09.83 ID:+A8vHao30
カツオ「ワカメ!落ち着けって!」

ワカメ「なんでお姉ちゃんまでソレの味方するの!!?お父さんを頃したのは、そい・・・」

カツオ「ワカメ!!!!」

ザワザワザワザワ・・・

ワカメ「おにいちゃんは、悔しくないの!?」

カツオ「ワカメ、落ち着こう。な?大丈夫。大丈夫だから。」

マスオ「・・・サザエ、もうそろそろ。みんなで家に帰ったほうが良くないか?」

サザエ「それもそうね。帰りましょ」

24: 2013/08/15(木) 23:08:59.23 ID:+A8vHao30
~自宅~

カツオ「ワカメ、落ち着いたか?」

ワカメ「うん。」

カツオ「良かった。あんなワカメ、初めてみたぞ?w」

ワカメ「・・・うん。ごめんね?おにいちゃん。」

カツオ「・・・いいんだよ。」

ワカメ「・・・」

カツオ「・・・」

カツオ「少し早いけど、もう寝ようか?疲れたろ?」

ワカメ「うん、うん。ごめんね?おにいちゃん。」

カツオ「おやすみ。ワカメ。」

ワカメ「おやすみ。」

29: 2013/08/15(木) 23:11:01.90 ID:+A8vHao30
サザエ「さ、そろそろ寝ましょ。タラちゃん。」

タラヲ「はいですぅ!」

サザエ「あなたも、明日も忙しいんだから。」

マスオ「あぁ、、、そう、だな。おやすみ。サザエ。」

31: 2013/08/15(木) 23:13:47.79 ID:+A8vHao30
フネ「・・・お父さん。寝てるの?」

・・・・・・。

フネ「あらまぁ、私ったら。ふふふ。」

・・・・・・。

フネ「うぅ・・・お父さん。お父さん。波平さん・・・おやすみなさい。」グスッ

・・・。

32: 2013/08/15(木) 23:15:38.69 ID:+A8vHao30
カツオ(zzzz)

ワカメ(zzzz)

サザエ(zzzz)

マスオ(zzzz)

フネ(zzzz)

35: 2013/08/15(木) 23:20:56.84 ID:+A8vHao30
ガサッゴソッ

タラヲ「ワカメおねぇちゃーん。」

ワカメ「んんっ・・・」

タラヲ「ワカメ、おねぇちゃーん。」

ワカメ「ん?・・・ひっ!た、た、た、タラちゃん・・・!」

タラヲ「ぼく、ころしてないですよ?」

ワカメ「っ・・・」ゾクッ

タラヲ「ぼく、おじいちゃん、ころしてないですよ?」

ワカメ「そ、そう。」

タラヲ「わかってくれれば、いいです。」

ガサガサ、テクテクテク・・・

カツオ「ん?ワカメ??」

ワカメ「お、お、おにぃちゃぁぁぁん・・・」ダキっ

38: 2013/08/15(木) 23:23:23.88 ID:+A8vHao30
ガサガサ

タラヲ「おばあちゃ~ん」

フネ「・・・おや、タラちゃんかい。どうしたんだい?」

タラヲ「ぼく、ころしてないですよ?」

フネ「あぁ、わかっていますよ。」

タラヲ「わかってくれれば、いいです。」

テクテクテク・・・

41: 2013/08/15(木) 23:29:09.89 ID:+A8vHao30
ワカメ「私、見たの。お父さんが庭で倒れてた時、タラちゃんが、ボールをもってたところ。」

カツオ「?それがどうかしたのかい?」

ワカメ「お父さんが倒れてるのを一番早く気づいたのも、タラちゃんだった。」

カツオ「ワカメ・・・」

ワカメ「お父さん、なんで氏んだか、知ってる?」

カツオ「・・・」

ワカメ「盆栽の花瓶に頭をぶつけたの。でも、ぶつかるはず無いでしょ。」

カツオ「・・・」

ワカメ「あの時、タラちゃんが最初にその事を知らせたのは、私。」

ワカメ「あの時タラちゃん、とても、申し訳なさそうに、まるで、盆栽を落としちゃった時みたいに、言ったのよ」

ワカメ「おじいちゃん、しんじゃったって。」

カツオ「」ゾクゾクッ

42: 2013/08/15(木) 23:33:59.69 ID:+A8vHao30
カツオ「でも、父さんの頭に盆栽が落ちてきたんだろ?それで頭をぶつけたんだ。」

ワカメ「そう、タラちゃんがボールをぶつけたんだ。」

カツオ「なんでそうなる?風で落ちたことも何回かあっただろ?」

ワカメ「それは台風の時じゃない!!!」

カツオ「ワカ・・・」

ワカメ「それに!あの時風なんか吹いてない!だって!布団を庭に干してたもの!風が少しでも吹いてたら、砂ぼこりがつくからって、お母さん、絶対干さないもん!!」

カツオ「・・・でもな、ワカ」

タラヲ「喧嘩ですか?」

43: 2013/08/15(木) 23:37:33.11 ID:+A8vHao30
ワカメ「ひっ!ぃぃいやぁぁぁぁ!!!人頃し!!!!!」

タラヲ「だから、ころしてないですよぉう」

ワカメ「もう来ないで!どっか行ってぇ!!!」

タラヲ「冷たいですねぇ。」

ワカメ「はぁはぁはぁ。」

サザエ「どうしたの!タラちゃん!っ!?ワカメ、なにしたの!?」

ワカメ「もう、やだよ。無理だよ。お父さん。」


fin.

46: 2013/08/15(木) 23:44:27.95 ID:+A8vHao30
この物語は僕の妄想にすぎないです。
日曜日になればみんな元にもどります。
もうながいんです。
大丈夫です。
日曜日になればみんな元にもどります。
この物語は日曜日に。

50: 2013/08/15(木) 23:50:11.58 ID:+A8vHao30
カツオ「はいっ!はいっ!あー、ごめんなさい。契約はまだ、あっいえ、課長には言ってありますから!はいっはーい」ピッ

中島「よう、磯野!久しぶりだな!」

カツオ「ん?おぉ!中島か!高校以来じゃないか!?」

52: 2013/08/15(木) 23:53:02.38 ID:+A8vHao30
中島「このあとは?仕事か?」

カツオ「いいや、これから帰りだよ。」

中島「そっか!じゃあ飲みいこうぜ!」

カツオ「おお!いいねぇ。」

ガヤガヤ イラッシャッセー!

カツオ「お前と飲むのは、初めてだな。」

中島「そういやそうだな!ははっ」

53: 2013/08/15(木) 23:56:19.81 ID:+A8vHao30
カツオ「うん、なかなか上手いな!」

中島「だろー!俺ここの常連なんだよ。」

カツオ「そうなのかぁ。」

中島「いやぁ、俺たちも成長したよな!」

カツオ「なんだよwいきなり」

中島「おまえ奥さんと上手くやってんのか?大事にしろよ」

カツオ「はははっまぁ、ぼちぼちだな。」


カツオ「お前こそ、ワカメとはどうなんだ?そろそろ子供も産まれるんだろ?」

54: 2013/08/15(木) 23:59:04.56 ID:+A8vHao30
中島「あぁ、、、うん。」

カツオ「どうしたんだよ?喧嘩でもしたのか?」

中島「いや、そうじゃなくて、さ。」

カツオ「ん?」

中島「ワカメには、言わないって誓ってくれるか?」

カツオ「っなんだよ?」

中島「実はこの前、実家に、磯野の家に里帰りしたんだよ。」

58: 2013/08/16(金) 00:11:34.55 ID:6B4cxP5i0
中島「そしたらさ、お姉さんとずっと手を繋いでる男の人がいてさ。」

カツオ「えっ、、、」

中島「タラちゃんだったんだな。あれ。」

カツオ「は?」

60: 2013/08/16(金) 00:15:06.52 ID:6B4cxP5i0

中島「びっくりしたよ。あんなになってたなんて。」

カツオ「いや、中島、俺、それ知らない。」

中島「え?」

カツオ「そんな風になってたのか?タラヲも、姉さんも。」

中島「なんだお前、全然帰ってないのか?」

カツオ「いや、つい先月、一人で帰ったよ。その時は普通だった。」

中島「そんなはずないだろwあれは明らかにおかしかったよ。そんな数日で性格が変わるか?」

カツオ「いや、でも。」

62: 2013/08/16(金) 00:19:05.03 ID:6B4cxP5i0
中島「本当にちゃんと帰ってんのかぁ?」

カツオ「帰ってるよ!本当だ。」

中島「でもなぁ、ありゃやっぱり変だろ。」

カツオ「もう少し詳しく聞かせてくれよ。」

中島「ん?あぁ、なんかな、ずっと手を繋いで、ずっとワカメの事を睨んでた。」

カツオ「ワカメを?」

中島「そう、それをみて急にワカメが怯えてさ。だからろくに挨拶しないまま帰ったんだよ。」

64: 2013/08/16(金) 00:24:35.66 ID:6B4cxP5i0
カツオ「なんで、そんな。」

中島「なんだかんだで、お前ん所、おかしいよな。」

カツオ「え?」

中島「なんかさ、お前も変わっちまったよ。親父さんが亡くなってから。」

カツオ「そう、かな・・・そう、かもな。変わったよ。俺は」

中島「磯野・・・」

カツオ「このあと、お前の家行っていいか?」

中島「え?いや、困るよいきなり!」

カツオ「いいだろ、俺も久々に妹と話したいんだよ。」

中島「でも、困るよ。」

カツオ「分かってる。ワカメに会わせたくないんだろ?」

中島「!?」

カツオ「いや、ワカメが俺とお前を会わせたくないんだろう?」

65: 2013/08/16(金) 00:26:18.87 ID:6B4cxP5i0
中島「それは、、、」

カツオ「高校卒業してから、ずっと会えなかったのも、そのせいなんだろ。」

中島「・・・」

カツオ「大丈夫。俺らは兄弟だ。話せば分かるよ。」

66: 2013/08/16(金) 00:27:20.63 ID:6B4cxP5i0
ピンポーン

中島「ただいまー!」

ワカメ「あなた、お帰りな・・・」

カツオ「よう、ワカメ。久々だな。」

67: 2013/08/16(金) 00:29:28.02 ID:6B4cxP5i0
ワカメ「おにいちゃん!?なんで、、、!」

カツオ「中島に無理言って来たんだよ。おじゃまするよ。」

ワカメ「だ、だめよ!今はまだ!」

カツオ「タラヲ、だろ?」

ワカメ「っ!!!」

カツオ「分かってる、話は聞いたよ。大変なんだってな。」

68: 2013/08/16(金) 00:33:18.44 ID:6B4cxP5i0
ワカメ「・・・うん。」

ワカメ「ここのところ毎日のように家に来るの。」

カツオ「誰が?」

ワカメ「お姉ちゃんと、タラちゃん。」

カツオ「!!」

ワカメ「今日も来たわ。」

カツオ「なにしに。」

ワカメ「わからないの。でも、ずっと引きずってるみたい。お父さんのこと。」

カツオ「・・・そうか。」

ワカメ「私が人頃し扱いしたからっ!タラちゃんはあんなことに!」

カツオ「お前まで引きずってどうする!」

ピンポーン

71: 2013/08/16(金) 00:38:04.52 ID:6B4cxP5i0
ガチャガチャ
「開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!」

カツオ「なんだ!なんだ?!」

ワカメ「いやぁ!!なんで!たらちゃん一人できてるの!?いつもお姉ちゃんといるのにぃ!」

「開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!」

ガチャガチャガチャガチャ

カツオ「なんなんだ!一体!」

中島「ワカメ、もう、警察を呼ぼう。」

ガチャガチャガチャガチャ

ワカメ「だめよ!だって!私がいけないんだから!」

中島「もう耐えられないだろう!!」

アケテーアケテー!!

カツオ「っ。おれが呼ぼう。」

ワカメ「おにいちゃん、だめ!」

カツオ「大丈夫、なんとかなるさ」

75: 2013/08/16(金) 00:44:25.13 ID:6B4cxP5i0
カツオ「うるせーぞ!タラヲ!!」

ガチャガチャガ・・・・・

カツオ「・・・」

ワカメ「・・・」

中島「・・・」

パリーーン!!

カツオ「!?」

中島「!?」

ワカメ「いやぁぁぁぁ!!!」

タラヲ「みんな居るですか?」テクテクテク

カツオ「あぁ、久しぶりだな。タラヲ。」

77: 2013/08/16(金) 00:48:02.02 ID:6B4cxP5i0
タラヲ「僕だけ、仲間外れですかぁ?」

カツオ「あぁ、そうだよ。」

タラヲ「」

カツオ「お前はもう、家族じゃ、ない。」

タラヲ「いやぁぁぁぁ!!!ママー!ママー!ママー!ママー!」

カツオ「中島、警察、」

中島「あぁ、いま呼んでるよ!」

カツオ「黙るんだ。タラヲ。」

タラヲ「いやぁぁぁぁ!!!頃してないです!!頃してないです!!」

ワカメ「たらちゃん!ごめんね!私が悪かったよね!わざとじゃないもんね!?」

タラヲ「・・・わかってくれれば、いいです。」

78: 2013/08/16(金) 00:53:50.39 ID:6B4cxP5i0
カツオ「・・・」

ワカメ「」ガクガクガク

中島「ワカメ、大丈夫だよ。」

タラヲ「・・・。」

・・・ウゥーウゥー、ピーポーピーポー

警察「居たぞ!ガラスが割れている!取り押さえろ!」

タラヲ「ワカメお姉ちゃん。」

ワカメ「な、なに。」

テクテクテクテクテク

81: 2013/08/16(金) 00:55:19.69 ID:6B4cxP5i0
タラヲ「これ、あげます。」

ポトッ

ワカメ「・・・ボール・・・。」

カツオ「・・・?」

中島「ワカ・・・」

ワカメ「いやぁぁぁぁ!!!」


fin.

86: 2013/08/16(金) 01:04:45.37 ID:6B4cxP5i0
そのボールには、血痕がついていた。
警察によれば、調べれば分かるかもしれないとのこと。
間違えなく、父さんのなんだろうが。

驚くべきは、タラヲがそのボールをずっと持って居たことだ。
タラヲを狂わせたのは、父さんなのか。ワカメの言葉なのか。

今になってはなにもわかるまい。

俺は俺で家庭がある。
父さんの分まで幸せになろう。

88: 2013/08/16(金) 01:06:01.43 ID:6B4cxP5i0
さすがに寝かせてください。

もう、眠すぎてタラヲになりそうです。
こんなキチOイスレに支援ありがとうございました。

おやすみ。

89: 2013/08/16(金) 01:11:39.46 ID:xBLOZZZH0
トイレいけなくなった

92: 2013/08/16(金) 01:22:52.32 ID:0CXYXZO10

なんかホラーだな

引用元: タラヲ「わーい!お寿司いっぱいですぅ!」