1: 2014/06/25(水) 20:43:42.56 ID:n79+SlWn0.net
雪乃「既に自転車通学である比企谷君に不本意ながら聞くのだけれど私が自転車通学するのってどう思うかしら」
八幡「お前のマンションから学校までは大した距離じゃないけどまあいいことだと思うぞ。体力つくし」
雪乃「そ、そう……」
ガラッ
結衣「やっはろー!!」
雪乃「…こんにちは。由比ヶ浜さん」
結衣「何の話してたのー?」
八幡「雪ノ下が自転車通学するんだってさ」
結衣「へー、健康のためにチャリ通もいいよね。あたしの家がもうちょっと近ければゆきのんとチャリ通したのになあ」
雪乃「それは残念ね」
結衣「それでさ!ゆきのん、今日はあそこのケーキ屋さんのクッキー買ってきたよー」
雪乃「美味しそうね、お茶にしましょう」
八幡「お前のマンションから学校までは大した距離じゃないけどまあいいことだと思うぞ。体力つくし」
雪乃「そ、そう……」
ガラッ
結衣「やっはろー!!」
雪乃「…こんにちは。由比ヶ浜さん」
結衣「何の話してたのー?」
八幡「雪ノ下が自転車通学するんだってさ」
結衣「へー、健康のためにチャリ通もいいよね。あたしの家がもうちょっと近ければゆきのんとチャリ通したのになあ」
雪乃「それは残念ね」
結衣「それでさ!ゆきのん、今日はあそこのケーキ屋さんのクッキー買ってきたよー」
雪乃「美味しそうね、お茶にしましょう」
2: 2014/06/25(水) 20:44:26.89 ID:n79+SlWn0.net
次の日
小町「そろそろ家出なきゃ遅刻だよ!お兄ちゃん、まだー?」
八幡「あと少しだからちょっと待ってろ」
ピンポーン
小町「はーい、どなたで」
八幡「やっと準備できた。小町どうした?」ドタドタ
雪乃「あら、朝からその腐った目を見せないで貰えるかしら」
八幡「……なんで雪ノ下が玄関にいるんだ?」
雪乃「昨日、自転車通学すると言ったでしょう?」
八幡「そうだな」
雪乃「私としては自転車通学することに対してなんの不安もないのだけれど、比企谷くんが自転車通学している時に女子に卑猥な目を向けているのではないかと思って私が監視することにしたのよ」
小町「そろそろ家出なきゃ遅刻だよ!お兄ちゃん、まだー?」
八幡「あと少しだからちょっと待ってろ」
ピンポーン
小町「はーい、どなたで」
八幡「やっと準備できた。小町どうした?」ドタドタ
雪乃「あら、朝からその腐った目を見せないで貰えるかしら」
八幡「……なんで雪ノ下が玄関にいるんだ?」
雪乃「昨日、自転車通学すると言ったでしょう?」
八幡「そうだな」
雪乃「私としては自転車通学することに対してなんの不安もないのだけれど、比企谷くんが自転車通学している時に女子に卑猥な目を向けているのではないかと思って私が監視することにしたのよ」
3: 2014/06/25(水) 20:45:14.35 ID:n79+SlWn0.net
八幡「いや、何言ってるんだかさっぱりなんだが。つーか小町も一緒に通学するのにそんなことしてたらお兄ちゃん失格だわ」
小町(なんでお兄ちゃんは分かんないのかなー?)
小町「今日はバスで行くからお兄ちゃんとは行かないよ」
八幡「え、でもさっき」
雪乃「そろそろ行かないと授業に間に合わないわ。行くわよ」
八幡「あ、ああ」
八幡(当然ながら会話が弾むわけでもなくひたすら無言な訳で。さっきから雪ノ下が肩で息してるんだが大丈夫なのかこれ?)
八幡「お前、体力ないなとは思ってたけど自転車もキツいのな」
雪乃「ち……………ま……」
八幡「よく聞こえない」
雪乃「ちょっとそこの公園で休憩しましょう……ぜぇ…ぜぇ」
小町(なんでお兄ちゃんは分かんないのかなー?)
小町「今日はバスで行くからお兄ちゃんとは行かないよ」
八幡「え、でもさっき」
雪乃「そろそろ行かないと授業に間に合わないわ。行くわよ」
八幡「あ、ああ」
八幡(当然ながら会話が弾むわけでもなくひたすら無言な訳で。さっきから雪ノ下が肩で息してるんだが大丈夫なのかこれ?)
八幡「お前、体力ないなとは思ってたけど自転車もキツいのな」
雪乃「ち……………ま……」
八幡「よく聞こえない」
雪乃「ちょっとそこの公園で休憩しましょう……ぜぇ…ぜぇ」
5: 2014/06/25(水) 20:46:34.33 ID:n79+SlWn0.net
雪乃「ふう……」
八幡(始業まで後10分、遅刻確定だなこれ)
八幡「なあ、聞いていいか?俺の家まではどうやって来たんだ?」
雪乃「もちろん、自転車で来たわ」
八幡「いやでも、俺の家ではそんなに疲れてる感じじゃなかったろ」
雪乃「…。待ってたもの」
八幡「何を?」
雪乃「……あなたをよ。待ってる間に疲れもとれたわ」
八幡「そんなに早くいたのかよ」
雪乃「だから、……今度からはもう少し早く出てきて頂戴」
八幡(始業まで後10分、遅刻確定だなこれ)
八幡「なあ、聞いていいか?俺の家まではどうやって来たんだ?」
雪乃「もちろん、自転車で来たわ」
八幡「いやでも、俺の家ではそんなに疲れてる感じじゃなかったろ」
雪乃「…。待ってたもの」
八幡「何を?」
雪乃「……あなたをよ。待ってる間に疲れもとれたわ」
八幡「そんなに早くいたのかよ」
雪乃「だから、……今度からはもう少し早く出てきて頂戴」
6: 2014/06/25(水) 20:47:43.47 ID:n79+SlWn0.net
八幡「分かった……って、俺の家に明日も来るのか?」
雪乃「ええ。忘れてしまったのかしら、比企谷くんが犯罪行為に走らないように監視しなければならないもの」
八幡「……はあ」
雪乃「どうしたのかしら」
八幡「俺がお前んちのマンション行くわ。俺の家経由で行くよりも学校までの距離短いだろ」
雪乃「……優しいのね」
八幡「そういうんじゃねーよ。ただ、こんな体力ないやつが通学途中に倒れたりしたら世間に迷惑だしな」
雪乃「そう……」
八幡「そろそろ、疲れもとれたか?」
雪乃「ええ」
八幡「じゃ、学校行くか。つーか最初の授業平塚先生の国語なんだけどどうすっかな」
雪乃「正直に言えばいいと思うわ」
八幡「正直に言って痛い思いするの嫌なんだが」
雪乃「ええ。忘れてしまったのかしら、比企谷くんが犯罪行為に走らないように監視しなければならないもの」
八幡「……はあ」
雪乃「どうしたのかしら」
八幡「俺がお前んちのマンション行くわ。俺の家経由で行くよりも学校までの距離短いだろ」
雪乃「……優しいのね」
八幡「そういうんじゃねーよ。ただ、こんな体力ないやつが通学途中に倒れたりしたら世間に迷惑だしな」
雪乃「そう……」
八幡「そろそろ、疲れもとれたか?」
雪乃「ええ」
八幡「じゃ、学校行くか。つーか最初の授業平塚先生の国語なんだけどどうすっかな」
雪乃「正直に言えばいいと思うわ」
八幡「正直に言って痛い思いするの嫌なんだが」
7: 2014/06/25(水) 20:49:09.11 ID:n79+SlWn0.net
クスクス
八幡「ん、どうした?」
雪乃「いえ、あなたと二人きりでこんなに話すことなんて初めてだなと思って、行きましょう」
八幡「ああ」
おわり
八幡「ん、どうした?」
雪乃「いえ、あなたと二人きりでこんなに話すことなんて初めてだなと思って、行きましょう」
八幡「ああ」
おわり
8: 2014/06/25(水) 20:51:32.42 ID:u1ToMUMW0
おい
おい
おい
10: 2014/06/25(水) 20:55:09.64 ID:4GF9FkUhO
ある意味SSらしい短さ
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