こうやって俺とレイの交際が始まったわけだが・・・

廊下

俺「よ、おはよう。朝から早いな」

レイ「ええ、今日テストですもの。俺君は、大学もうどこにいくか決めた？」

俺「決めてない。文学部に行きたいけどな」

レイ「そっか。今日、テスト終わったら一緒に帰ってくれる？」

俺「わかた。校門で」

レイ「はい」

下校

俺「テストどうだった？」

レイ「出来なかった。国語のテストで『作者の感情を述べなさい』っていう問題が出たの。
私、感情知らないもの・・」

俺（そうだったな・・・話変えよう）

俺「そっか。で、そっちのクラスは卒業記念に何するの？」

レイ「お芝居するみたい。ヒロインはそうりゅうさんで、主役はケンスケ君」

俺「ケンスケ！！？バロスｗｗｗｗｗ」

レイ「バロス？」

俺「いやなんでもない。シンジとは仲良くしてる？」

レイ「ええ。碇くんは好き」

俺「そうか。シンジはいいやつだからな」

レイ「でも・・・」

俺「？」

レイ「何を言わすのよ///」

俺（ｺｲﾂ・・・ｶﾜﾕｽのうｗｗｗｷﾞｻﾞｶﾜﾕｽのうｗｗｗ）

俺「何もいってないぞ？ｗｗ」

レイ「いいの・・忘れて」

俺「そうか。ところで、明日から週末だけど、どっかいこうか」

レイ「ええ。でも、私は俺君と散歩したい」

俺「散歩？いいよ」

レイ「うん。歩きながら話したいの。感情を知りたいの」

俺「風情ありますなあ。じゃあ、並木道に明日いこうか」

レイ「はい」

俺「じゃあ、朝７じに並木道に来て」

レイ「はい」

朝

レイ「まだきていない・・あ、きた」

俺「ごめん！５分遅れか！マジごめん！」

レイ「・・・いいよ」

俺（アレ？少し怒ってる？）

俺「マジごめんな・・・」

レイ「もういいって」

俺「いやマジごめん」

レイ「しつこいよ」

俺「あっ！」

レイ「何？」

俺「ソレ！ソレだよ！」

レイ「何が？」

俺「今、レイは俺に腹を立ててるだろ？それ、感情だよ！喜怒哀楽の怒だよ！」

レイ「これが・・・怒？私、怒ってるの？」

俺「そうだよ！初めてじゃないか？」

レイ「よ・・よかった・・・」

俺「ソレ！！！ソレは喜！喜び。嬉しい時の感情！！やったなレイちゃん！！」

レイ「う・・うん・・」

俺「その曖昧な感情は多分、哀に入ると思う。そして、これからこの散歩は楽。楽しい、楽しむ！！」

レイ「私、３人目だけど、少しヒトに近づいてるの・・？」

俺「ああ！少し歩こうか！！」

レイ「ええ！」

俺（しかし、レイが感情を覚えて人間っぽくなるとレイじゃなくなるな・・・）

俺「感情を覚えるよりも、君は君でいてほしい」

レイ「そう・・・分かった」

おわり

レイ「動く！こいつ動くぞ！」

レイ「南斗水鳥拳奥義！」
俺「うわらば！」
レイ「俺の動きは人間では見切ることができん…」

女神転生ぽい