1: 2009/12/05(土) 20:34:28.09 ID:970LgNZ4O
シンジ「あ…綾波?まさか…」
レイ「波」

ボウ!
シンジ「」ジュワッ!

レイ「威力にまだ難点があるわね…」

―――昨夜―――
レイ「フィフスはATフィールドが使えた…」
レイ「私も使徒ではある…とするならば…!」
レイ「フゥウウウ…」
レイ「はっ!」
シー…ン…
レイ「…フゥウウ……」
レイ「吉村!」

ズガアァアアアアンッ!

―――
――

レイ「そして掛け声を研究した結果かめはめ波になったのよ。」
シンジ「」
ヱヴァンゲリヲン新劇場版 綾波レイ ロングヘアVer. 1/7スケール プラスチック製 塗装済み完成品フィギュア
4: 2009/12/05(土) 20:36:48.04 ID:970LgNZ4O
レイ「『かめはめ波』と『吉村』」
レイ「この二つはタイプがまるで違うわ。『かめはめ波』は焼きつくすように、『吉村』はどちらかというと打撃ね」

レイ「もしかしたら他にも何かあるのかも知れない…」
シンジ「あ…綾…な…」
レイ「まだ生きてたのね、ついでに試しておくわ。『吉村!』」
シンジ「え?僕は、いか…」ドグシャアアッ!

レイ「わ…グロ…」
レイ「修行、修行あるのみね!」

6: 2009/12/05(土) 20:40:00.09 ID:970LgNZ4O
…ちゃん…シンちゃっ!!
シンジ「ん?」
ミサト「よかった!シンジ君!」ガバッ
シンジ「う…うわわっどうしたの?ミサトさん」
ミサト「それはこっちのセリフよ!あんなに黒焦げになって!」
シンジ「綾な…ゲフンゲフン…なんでだろう…」
ミサト「よかった…今はゆっくり休みなさい…」
シンジ「うん」

コンコン
シンジ「どうぞ」
カヲル「やぁ、大丈夫かい?」
シンジ「カヲル君!おかげさまで」
カヲル「で、本題に入ろうか」

7: 2009/12/05(土) 20:41:35.80 ID:970LgNZ4O
シンジ「本題って何?」
カヲル「君は洗礼を受けたみたいだね…」
シンジ「洗礼?」
カヲル「そう、能力者の力を浴びると、能力を授かるのさ」
シンジ「それなんてH×H?」
カヲル「と、とにかく、君には能力が宿っている筈だよ」
シンジ「能力って言われても…」
カヲル「なにか言葉を念じてごらん」
シンジ「『焼肉』」
シュワァアアア
シンジ「す…すごい!傷が治っていく…!!」
カヲル「問題は、誰に洗礼を受けたんだい?」
シンジ「そ、それは…」

9: 2009/12/05(土) 20:45:36.69 ID:970LgNZ4O
シンジ「…やっぱり…言えないや」
カヲル「『飛び膝蹴り』」
カヲル「なるほど…リリスの分身…あの子か」
シンジ「!?」

カヲル「事態は理解したよ。あとシンジ君、その能力は他の人に使ってはいけないよ」
シンジ「う、うん。わかった」
カヲル「それじゃ、お大事に」バタン

バンッ
アスカ「バカシンジー!!目が覚めたんだって?」
シンジ「あ、うん」
アスカ「まったく…バカ…」グスッ
シンジ「なんで泣くの?」
アスカ「なっ泣いてなんか…!」

10: 2009/12/05(土) 20:49:02.01 ID:970LgNZ4O
本部
日向「司令、司令宛ての手紙が届いてます」
ゲンドウ「…」パサ

『最近夜になると、綾波レイちゃんが何かを大声で連呼して、その度に大きな物音がします。私どもとしても、近所の方々から苦情が殺到し、困っております。保護者に当たる貴方にこの手紙を郵送致しましたので、ご本人に注意してあげてください。
大家』

ゲンドウ「レイが?」

日向「なんで直接注意しないんでしょうか」
ゲンドウ「勝手に横から読むな貴様!」バキィ
日向「ぐは!」

12: 2009/12/05(土) 20:50:26.35 ID:970LgNZ4O
レイ「『ぬるぬるタイム』!!」
ウニュンウニュン
レイ「『バミューダ海域』!!」
ジュワアアアアア
レイ「…」
レイ「…!」ピーン
レイ「それだ」
レイ「『にんにくラーメンチャーシュー抜き』!」
ボワァアン
レイ「ラーメンが出現したわ…」

――――

ヒカリ「綾波さんって最近いつも昼ご飯ラーメン食べてるわよね」
レイ「………」ズズズ…
ヒカリ「飽きないの?」
レイ「………」ズズズ…グスンッ…
ヒカリ「え…な、なんで泣くの?」
レイ「……」ズズズ…

15: 2009/12/05(土) 20:57:05.37 ID:970LgNZ4O
カヲル「それで僕のところへ来たのかい?」
レイ「この道はおそらく貴方の方が詳しいもの」ズズ…
カヲル「いつでもラーメンを出せるけど、それしか食べられなくなる」
レイ「ええ、貴方なら解決の糸口を知ってると思って」ズズ…
カヲル「なるほどね」
レイ「何かないかしら?」ズズ…
カヲル「ん~、僕がそれに関して君に言えるのは一つだね」
レイ「何かしら?」ズズ…





カヲル「…ドンマイッ!」
レイ「…………」ズズズズ…ゴクゴク…ゲェップ

16: 2009/12/05(土) 21:06:52.01 ID:970LgNZ4O
ゲンドウ「そうか」
レイ「はい」
ゲンドウ「ラーメンは常に食べていないといけないのか?」レイ「いいえ、ただし食べたい時はラーメンしか食べられません、しかも自家製の」
ゲンドウ「フィフスの相談の時は食べていたな。なぜだ?」
レイ「お腹がすいていたんですもの」
ゲンドウ「そうか」
ゲンドウ「ならばトッピングをして日々の食生活に刺激を与えたらどうだ」
レイ「だめです、ラーメン鉢にATフィールドが張られていて、箸以外を受け付けません」

17: 2009/12/05(土) 21:16:25.88 ID:970LgNZ4O
ゲンドウ「そうか、ならば、『にんにくラーメンチャーシュー抜き』でなく、例えば…」
ボウウゥン
レイ「司令」
ゲンドウ「おいなんだこれは」
レイ「『にんにくラーメンチャーシュー抜き』です」
ボウウゥン
ゲンドウ「なぜだ」
レイ「司令の手…」
ゲンドウ「そうか…アダムのせいなのか…おい待て。ということは」
レイ「司令もラーメンしか食べられません」
ゲンドウ「なん…だと…?」

レイ「…冷めないうちにどうぞ」ズズ…
ゲンドウ「……」ズズズ…

20: 2009/12/05(土) 21:24:36.85 ID:970LgNZ4O
カヲル「…というわけなんだ、シンジ君」
シンジ「かわいそうに…『にんにくラーメンもがが」バッ
カヲル「言わない方がいい」
ボウウンッ
カヲル「遅かったか…」
シンジ「うわぁ!そうか!『にんにくラーメン』で成立しちゃったんだ…」
カヲル「しかも『チャーシュー』抜きを言わなかったことで、律儀に『チャーシュー』まで入っ」
ボウウウン

シンジ「チャーシューだけだね…」ズズズ…
カヲル「……」パク
シンジ「……」ズズズ…

25: 2009/12/05(土) 21:41:01.57 ID:970LgNZ4O
――――
レイ「…いちいちくよくよもしていられないわ、修行修行」
レイ「『ヨガフレイム』」ボウッ

――――――
カヲル「ところで、あの子が君に能力を使ったのは何故?」
シンジ「わからない…試すとかなんとか…」

カヲル「実験台か…危険だな…シンジ君、僕の下で修行しないかい?」
シンジ「修行?」
カヲル「能力をあまりわかっていない今のままだと君は彼女にフルボッコだよ」
シンジ「!」
シンジ「わかった…修行するよ、カヲル君!」

27: 2009/12/05(土) 21:44:47.68 ID:970LgNZ4O
アスカ「ねぇバカシンジ、なんでアンタ最近ラーメンしか食べてないの?」
シンジ「アスカ、ハンバーグまだ残ってるよ」
アスカ「まさかアンタ…バカシンジの癖に!」
シンジ「(バレた!?)」
アスカ「アタシの為に食費を気遣かっ…バ、バカァッ!」
アスカ「アタシのハンバーグ、シンジも食べてよ!シンジが作ったんだからぁ!」

シンジ「ちょっ待っ…モガモガ」

ドクンッ

シンジ「……!!」ダダダダ

シンジ「…っ…!」ゲロロロロ

アスカ「なにそれキモイ」
シンジ「ぉ…おっ!んぅ…ぅぅぉえ!」

28: 2009/12/05(土) 21:54:59.40 ID:970LgNZ4O
――――――
シンジ「ふう…昨日は散々だったゼ、あれ?カヲル君最近太った?」
カヲル「仕方ないだろ?チャーシューしか食べれないんだから」パクパク
シンジ「ピザが…ケッ」ボソ
カヲル「何か言った?」
シンジ「いや、別に」

カヲル「今日は僕は訳あって修行に付き添えない、シンジ君、ごめんね」
シンジ「うん、わかった。僕一人でやるよ」
―――――――

シンジ「何だろう…カヲル君を罵った時から、この言葉が頭から離れないんだ」
シンジ「『氏ね』!」

バシュシュ!
シンジ「うわぁ!」
コト…

シンジ「ん?こっこれは!!」
―――――――

シンジ「ミサトさん、これ何だかわかる?」
ミサト「あら?…てっこれ……!!///なんでシンジ君が持ってるの!?」
シンジ「え?これそんなにヤバいんですか?」
ミサト「ヤバイなんてレベルじゃないわよ!と…とにかくこれはアタシが預かっておくわ」
シンジ「あ、はい」

ミサト「何故シンちゃんがロー…ローターなんか持ってるの!?」

30: 2009/12/05(土) 22:01:21.16 ID:970LgNZ4O
シンジ「なんだったんだろ…さっきの…そんなに危ない物だったんだろうか」

――翌日――
トウジ「おう、センセ!これ何かわかるか?」
シンジ「ビデオテープ」
トウジ「んなモン見たらわかるがな!中身や、な・か・み」
シンジ「?」
トウジ「まっ詳しくはケンスケんチにしよか」
シンジ「え、ちょっと!」

――――――
ケンスケ「では早速…!」
ピッ

『あっ…あ~~ん…///』

シンジ「うわっうわわわわわわ!//」
トウジ「何ビックリしとんねん、もう中学生やぞ?」
シンジ「な…//」

34: 2009/12/05(土) 22:34:13.62 ID:970LgNZ4O
翌日
シンジ「おっは~…深夜のチキンこと碇シンジです」
アスカ「アンタ朝っぱらから何言ってんの?」
シンジ「覚えてないの?」
アスカ「何を?」
シンジ「(覚えてないのかウッシッシ)」
――――
カヲル「やぁ、シンジ君」
シンジ「やぁピz…カヲル君」
カヲル「昨日はどうだった?」
シンジ「絶好調だったよ!」
カヲル「そう!良かったね、これで彼女にも対抗できるかも知れないね」
シンジ「(そういえば綾波ってこういうのはキくのかな?いやダメだなんか恐ろしい)」
カヲル「さぁ、放課後も修行だ」
―――
カヲル「じゃ、初めようか、あの岩に向かって」
シンジ「『水虫』」
フッ
カヲル「!?消えた!?」
シンジ「ここだよここ」
カヲル「あんな所に、瞬間移動!?やはり絶好調だね、シンジ君」
シンジ「えへへ(でも何だろう、最近僕のキャラが一々変わってる気がして仕方ないんだ)」
シンジ「やってみよう…『カラオケ』!」
シィー…ン…
カヲル「ハズレみたいだね、どうやらその『カラオケ』は」
シンジ「う!?」ビビビッ
カヲル「なっ!大丈夫かい!?シンジ君!」
シンジ「…るな…」
カヲル「え?」
シンジ「私に触るな、汚らわしい!」

35: 2009/12/05(土) 22:38:24.97 ID:970LgNZ4O
カヲル「何を言って…ハッ(そうか、これは人格を変える術!だから岩に当てても効果が無かったのか。しかし僕はシンジ君に当ててしまった…つまり)」
シンジ「アヒャヒャヒャ」
カヲル「なるほど」
シンジ「『カラオケ』」
カヲル「なっ!?しまっ…ぐあぁ!」ビビビビ

シンジ「フン、下卑た愚民ごときが気安く私に触れるでない!」
カヲル「デュフフwwwサーセンwwww」

37: 2009/12/05(土) 22:50:33.75 ID:970LgNZ4O
帰宅
シンジ「ただいま~あれ?僕が最初?」
シンジ「(ちょうどいいや、アスカに試してみようかな)」

《カヲル「普通の人には使っちゃいけないよ」》

シンジ「…まぁいいや使おう」

アスカ「ただいま~」ガチャ
シンジ「おうグッドタイミング」
アスカ「はぁ?何のこ
シンジ「『カラオケ』」
アスカ「キャッ!?」ビビビ
シンジ「wktkwktkwktk」
アスカ「ん…」
シンジ「?」
アスカ「なに?アンタ今何したん?なんかビビビ言うてたけど、何してん!」
シンジ「か…関西弁…ご、ごめんねアスカ…」
アスカ「い、いや…そない謝られたら…アレやけど…///」プイッ
シンジ「え?照れてるの?照れてるの?」ニヤニヤ
アスカ「アッアホォッ!誰が照れるか!アホシンジッ!」カァアアア
シンジ「(正直可愛い)」

38: 2009/12/05(土) 23:00:18.39 ID:970LgNZ4O
アスカ「…何ニヤニヤしてんねん…」
シンジ「正直今僕アスカに惚れかけたよ」
アスカ「!!!////」ボンッ
シンジ「うわっ」
アスカ「………」シュウゥゥゥゥ…
シンジ「顔が煙りだらけ…どうしたの?」
アスカ「ウッウチが何でアンタの事好きになんねんッ!んな訳ないやろアホタレェッ!!///」
シンジ「そうだったの!?」
アスカ「あっ!いや…その…///」ボンッボンッボンッ
アスカ「もう…アカン…」バタッ
シンジ「ちょっアスカ!しっかりっ!!」
一時間後
アスカ「ん…」
シンジ「気がついた?」
アスカ「え…あっ…私…!!///」
シンジ「覚えてるの?」
アスカ「ちっ違っあの事はただの間違いよ!す、すススす好きだなんて…!///誰がアンタなんか…」
シンジ「でも僕は好きだよ」
アスカ「!?んきゅぅ…」バタッ

40: 2009/12/05(土) 23:14:26.77 ID:970LgNZ4O
―――――
カヲル「なるほど、使えるね」
シンジ「何が?」
カヲル「対ファースト用さ、あの子の人格を変えれば、精神的に攻撃できるかもしれない」
シンジ「カヲル君て結構エグい事するんだね…」
カヲル「ならば君は彼女の実験台としてケシズミになるのかい?」
シンジ「う…」
カヲル「大丈夫、少し動揺させるだけさ」
シンジ「わかった、やってみるよ」
――――――
ピンポーン
シンジ「…」
ピーンポピピピピピーンポーン ガチャ
レイ「…連打しないでくだ…」
シンジ「綾波」
レイ「碇君…いいところに来たわね…『かめは
シンジ「『カラオケ』!」
レイ「ッ!!」ビビビ
シンジ「やっやったか…!?」
レイ「…」
シンジ「綾波?」
レイ「碇君」シレッ
シンジ「効果がない…だと…?」
ガバッ
シンジ「うわっ!急に抱きつか…」
レイ「…好き」
シンジ「!!?」

42: 2009/12/05(土) 23:34:45.39 ID:970LgNZ4O
レイ「あがって」
シンジ「え?あ、はい、お邪魔します…」
レイ「そこにかけてて」
シンジ「ベッドしかないよ?」
レイ「ええ、ベッドに」
ガバッ
シンジ「ちょっ!?また抱きついて、てか押し倒した!」
レイ「ねぇ、碇君?」
シンジ「は、はい!」
レイ「男女一つ屋根の下…やることはもうわかるでしょ?」
シンジ「…!」
シンジ「(そうか…わかったぞ…綾波にもちゃんと効いていた。その効力は、
『淫乱』だったんだ!)」
レイ「動かないで…」
シンジ「!」
チュッ
レイ「ん…んぅ…むぅ…ちゅっ…」
シンジ「ん…んんぅ…(あわわ、綾波の舌…が口に!)」
レイ「碇君…」
シンジ「?」
レイ「まだまだもっと…キス…」
シンジ「(あっあれ?続きしないってことは、綾波は多分この続き知らないのかな。いくら淫乱とはいえ、知らなかった怖くないもんね!)」

43: 2009/12/05(土) 23:48:01.31 ID:970LgNZ4O
一時間弱後

レイ「んっ…ちゅっ…」
シンジ「もっもう!舌が疲れらよ…」
レイ「じゃあ答えて」
シンジ「何を?」
レイ「私はさっき貴方が好きと言ったわ…」
シンジ「う、うん」
レイ「その答え…貴方が私のこと、どう思ってるか聞いてないもの…んっちゅっ…」
シンジ「んん…(そんなぁ)」
レイ「…?」
レイ「…!!碇…君…?」パチクリ
シンジ「あっ綾波…?(一時間経って戻ったの?てか唇…)」
レイ「ッ~~~~か、『かめはめ波』/////」
シンジ「ユベルッ!」ジュワァッ!
レイ「ッッッ///」シュウウウ



恥ずかしさの余り頭がショートする、僕はこれを「ユベル」そう呼ぶことにした

50: 2009/12/06(日) 00:36:42.33 ID:QnaTzamo0
スーパーカオス

150: 2009/12/07(月) 00:10:26.67 ID:nTHIzMviO

引用元: 綾波「か…め…は…め…」