697: 2018/06/11(月) 20:56:38.89 ID:4+7Eg3wSo

698: 2018/06/11(月) 20:59:22.88 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「はい」

武内P「多田さん? 何かの、間違いでは?」

李衣菜「……ちょっと待っててください」

たぷたぷたぷたぷ

李衣菜「これです! このパッケージの子!」

武内P「っ! これは――」


武内P「……似ていますが、別人ですね」


李衣菜「……」

李衣菜「へっ?」

699: 2018/06/11(月) 21:02:20.93 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「でっ、でも! どう見ても……!?」

武内P「修正をかけて似せていますが、別人です」

李衣菜「えっ!? えっ!?」

武内P「この業界では、稀にある事です」

李衣菜「じゃっ、じゃあ!」


李衣菜「おちOぽ美味しいにゃん♪」

李衣菜「……って言ってるみくちゃんは居ないんですね!?」


武内P「多田さん!? おっ、落ち着いてください!」

武内P「安心のあまり、言ってはいけない言葉を口にしています!」

700: 2018/06/11(月) 21:02:39.51 ID:/PnJQRtQo
りーなやべーよ

701: 2018/06/11(月) 21:07:06.20 ID:DyqfRAUjo
中身チェックしてんじゃねーよw

702: 2018/06/11(月) 21:09:49.46 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「でも……良かった~~っ……!」

武内P「しかし、確かによく似ていますね」

李衣菜「ですよね!?」

武内P「はい。多田さんが、焦って見間違うのも、無理はないかと」

李衣菜「でも、やっぱりプロデューサーは冷静ですね!」

武内P「あ、いえ……」


武内P「前川さんの年齢を考えれば、当然の結果です」

武内P「彼女は……まだ、15歳ですから」

武内P「その……犯罪行為に、あたりますので」


李衣菜「……」

李衣菜「あっ」

703: 2018/06/11(月) 21:17:03.26 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「そう、そうですよね! あ、あははは!」

武内P「しかし、何故これを?」

李衣菜「ちょっと……その、セクシーについて調べてて」

武内P「セクシー、ですか?」

李衣菜「ほら、みくちゃんって、私より歳下なのに色っぽいじゃないですか」

李衣菜「それで調べてたら……辿り着いて」


李衣菜「でも……良かったぁ!」

李衣菜「秘訣は、エOチな*の尻尾じゃないんですね!」


武内P「た、多田さん!?」

武内P「中身のチェックを入念にしすぎでは!?」

704: 2018/06/11(月) 21:22:43.94 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「えへへ……バレちゃいました?」

武内P「その、そこまでチェックしたのなら、別人だと気づいたのでは?」

李衣菜「いや、なんていうか、こう……みくちゃんだー! と思って見てたので……」

武内P「自分で、フィルターをかけていた、と」

李衣菜「でも……改めて見ると、やっぱり別人ですね」

武内P「……はい、パッケージはよく似ていますが」

李衣菜「で、でも! 口調もかなり似せてるんですよ!?」


李衣菜「後川みくちゃん!」


武内P「それは、完全にそっくりさんA〇女優の名前です!」

705: 2018/06/11(月) 21:28:48.67 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「いや、でも! 聞いてくださいよ、プロデューサー!」

武内P「はい……何でしょうか?」

李衣菜「後川みくちゃん、名前の通り後ろ専門なんです!」

武内P「多田さ――んっ!?」

李衣菜「だから、あー、このプロ意識はみくちゃんだ! ってなって!」

武内P「プロですが! それは、違うジャンルのプロです!」


李衣菜「みくちゃん、こんなロックなファックをしてるんだな、って!」

李衣菜「……今の、ちょっとうまくないですか?」


武内P「待ってください! そのダジャレは……仕込んでいましたね!?」

李衣菜「……えへへ」

武内P「えへへ、ではなく!」

706: 2018/06/11(月) 21:33:33.52 ID:4+7Eg3wSo
武内P「……とにかく、その方は別人ですので、ご安心ください」

李衣菜「でも、プロデューサー」

武内P「あの……まだ、何か?」

李衣菜「本当に! 本当に、似てるんですよ!」

武内P「いえ、別人です」

李衣菜「……本当に?」

武内P「はい。私は、担当である前川さんを見間違う事は、ありません」

李衣菜「……」


李衣菜「自分がロックと信じるものが、ロックなら」

李衣菜「自分がみくちゃんと信じるものも、みくちゃんになりませんか?」


武内P「多田さん!? 何を言っているんですか!?」

707: 2018/06/11(月) 21:39:10.25 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「本当に! 本っ当に、似てるしセクシーなんですよ!」

武内P「落ち着いてください、お願いします!」

李衣菜「こう、ちょっと無理矢理気味にされちゃうシーンがあって!」

武内P「やめてください! 内容説明をしないでください!」


李衣菜「みくはアイドルだもん!」

李衣菜「おちOぽなんかに、絶対屈しないにゃ!」

李衣菜「みくは、自分を曲げないよ!」

李衣菜「って! もう、物凄くロックで! 格好良かったんです!」

李衣菜「……まあ、すぐ、ふにゃああんっ、ってなっちゃうんですけど」


武内P「あの、せめて!」

武内P「せめて、声のボリュームを落としていただけますか!?」

708: 2018/06/11(月) 21:43:55.53 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「くううっ! あの感動を伝えたい!」

武内P「いえ、あの! もう十分! 十分、伝わりましたから!」

李衣菜「見ます!? プロデューサーも、見ます!?」

武内P「結構です! 大丈夫ですので!」

李衣菜「大丈夫で、結構見るって事ですか!? 待っててくださいね!」

たぷたぷたぷたぷ

武内P「多田さ――んっ!?」

李衣菜「えっと、シリーズ三作目の、あのシーンが良いかなぁ」

たぷたぷたぷたぷ

武内P「大ファンになっているじゃないですか!?」

709: 2018/06/11(月) 21:55:46.97 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「ほら、ここです! このシーン!」

武内P「っ!?」


『みくは、絶対にアイドルを辞めない! 辞めたくないにゃ!』

『だから、こんなの全然平気だよ! 我慢出来るもん!』


武内P「……あの、本当に、いたたまれないのですが」

李衣菜「わかります! でも、ここから! ここからですから!」

武内P「……」


『っ!? そ、それは……エOチなマタタビ!? ひ、卑怯にゃ!』

『……ふにゃああんっ♡ エOチなネコチャンになっちゃうにゃああん♡』


李衣菜「ねっ!? 言いそうじゃないですか!?」

武内P「はい、確かに」

武内P「……」

武内P「いっ、いえ! 今のは……今のは、その……何でもありません」

710: 2018/06/11(月) 22:00:50.68 ID:4+7Eg3wSo
  ・  ・  ・

武内P「……」

李衣菜「見てみて、どうでした?」

武内P「……別人では、ありました」

李衣菜「……」

武内P「……ですが、はい」


武内P「非常に……その、感動しました」


李衣菜「でしょう!? 体は屈してるのに、心は屈しないんです!」

武内P「プレイ内容はハードですが、それ以上にストーリーの出来が素晴らしいです」

李衣菜「ですよね!? ですよね!?」

武内P「まさか……A〇の最後のFinの文字を見て、感動するとは思いませんでした」

711: 2018/06/11(月) 22:04:09.22 ID:q+6UXlvJ0
た、武内Pがおかしくなってもうた・・・。

712: 2018/06/11(月) 22:10:51.26 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「みくちゃんだと思って見ると、こう、負けてらんない! ってなるんです!」

武内P「はい。私も、前川さんのこの熱意に応えねば、となりますね」

李衣菜「あっ、違いますよ、プロデューサー!」

武内P「? はい?」

李衣菜「後川みくちゃんちゃん、ですよ♪」

武内P「そうですね……後川みくちゃんさん、でしたね」

李衣菜「まさか、『ちゃん』も名前の内とは思いませんでしたよね」

武内P「ですが、本当に……良い、A〇でした」


ガチャッ!


菜々「し、失礼しまーす」

夏樹「おーい、だりー! カフェで待ち合わせの約束だろ?」


李衣菜「あっ」

713: 2018/06/11(月) 22:11:35.90 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「みくちゃんだと思って見ると、こう、負けてらんない! ってなるんです!」

武内P「はい。私も、前川さんのこの熱意に応えねば、となりますね」

李衣菜「あっ、違いますよ、プロデューサー!」

武内P「? はい?」

李衣菜「後川みくちゃんちゃん、ですよ♪」

武内P「そうですね……後川みくちゃんさん、でしたね」

李衣菜「まさか、『ちゃん』も名前の内とは思いませんでしたよね」

武内P「ですが、本当に……良い、A〇でした」


ガチャッ!


菜々「し、失礼しまーす」

夏樹「おーい、だりー! カフェで待ち合わせの約束だろ?」


李衣菜「あっ」

715: 2018/06/11(月) 22:17:15.14 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「ごっ、ごめん! すっかり忘れてた!」

夏樹「おいおい、しっかりしてくれよな」

菜々「でも、普段はそういう事が無いのに、珍しいですね?」

李衣菜「ちょっと、プロデューサーとA〇を見てて……えへへ」


夏樹・菜々「……」

夏樹・菜々「はっ?」


武内P「申し訳、ありません」

武内P「図らずも、多田さんを引き止めるような形になってしまいました」

夏樹「……な、なあ? アタシらの勘違い、だよな?」

菜々「アニマルビデオとか、そういうオチですよね!? ねっ!?」


李衣菜「えっ? 違うよ?」

武内P「アダOトビデオ、ですね」


夏樹・菜々「……」

夏樹・菜々「はあっ!?」

716: 2018/06/11(月) 22:24:43.69 ID:4+7Eg3wSo
  ・  ・  ・

李衣菜「……二人共、どうだった?」

夏樹「どうもこうもないぜ、だりー」

菜々「はい、言いたいことは、すっごくわかります」


夏樹「今すぐにでも、ギターをかき鳴らしたいくらいだぜ!」

菜々「ナナも、思いっきり歌って踊りたい気分ですよ!」


李衣菜「だよね!? そうだよね!?」


夏樹「あんなもんを見せられて、熱くならないわけないだろ?」ニコッ!

菜々「ナナも、もっともっとラブリーでキュートを目指しますよっ!」ニコッ!


武内P「良い、笑顔です」

717: 2018/06/11(月) 22:29:24.87 ID:4+7Eg3wSo
夏樹「……それにしても、後川みくちゃん、か」

菜々「……ナナ達も、負けてられませんね!」

李衣菜「……うん、もっともっと頑張らないと!」


ガチャッ!


みく「おはよーございまーす」


武内P「前川さん、おはようございます」

李衣菜「あっ、みくちゃん! ちょうど良いところに!」


みく「えっ、何? どうしたの?」


李衣菜「今、皆でみくちゃんのそっくりさんのA〇見てたんだけどさ!」

李衣菜「みくちゃんも、一緒に見ようよ!」


みく「……」

みく「えっ?」

718: 2018/06/11(月) 22:30:50.93 ID:RbLqn4oqo
さすがの大阪人もこれには閉口する

719: 2018/06/11(月) 22:36:36.17 ID:4+7Eg3wSo
みく「李衣菜ちゃん!? 何言ってるにゃ!?」


夏樹「いや、みく。これは、一度は見るべきだと思うぜ」

菜々「ナナは、いつでも見られるように購入しましたよ!」


みく「はっ!? えっ!?」

みく「み、みくにそっくりさんの……動物が出てるビデオ……だよ、ね?」


武内P「はい、ある意味では、そうですね」


みく「な、なーんだ! もう、ビックリさせないでよ!」

みく「みくはてっきり……もうっ! もーう!」


李衣菜「人間も、やっぱり動物だなぁって思うよね」

夏樹「あの腰使い、最高にロックだったな」

菜々「うぅ……ナナは、あの動きをしたら腰を痛めそうです」

武内P「……笑顔です」


みく「一回安心させないでよPチャン!?」

720: 2018/06/11(月) 22:43:47.67 ID:4+7Eg3wSo
  ・  ・  ・

李衣菜「……みくちゃん、どうだった?」


みく「……うっ……ぐすっ……ひっく!」ポロポロッ!


夏樹「おっ、おい、みく!?」

菜々「どっ、どうして泣いてるんですか!?」


みく「李゙衣゙菜゙ちゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙っ!」ポロポロッ!

ぎゅっ!

李衣菜「みっ、みくちゃん!? ど、どうしたの?」

みく「ごれ゙がら゙も゙頑張ろ゙うねえ゙え゙え゙え゙え゙っ!」ポロポロッ!

李衣菜「うん……うん、みくちゃん!」

ぎゅうっ!


武内P「……本当に、良い、ユニットです」

722: 2018/06/11(月) 22:55:27.86 ID:4+7Eg3wSo
  ・  ・  ・

李衣菜「……みくちゃん、落ち着いた?」

みく「……うん、ごめんね李衣菜ちゃん」

李衣菜「いっ、良いよ良いよ、気にしないで!」

みく「でも、夏樹チャンと菜々チャンと約束してたんでしょ?」

李衣菜「そうだったけど……まあ、でも大丈夫!」

武内P「はい、木村さんはギターの練習に、安部さんはウサミン星に行かれましたから」

みく「後川みくちゃんさんのA〇を見て……やる気を出したんだよね」

武内P「そう、ですね」

みく「……」


みく「『みくは、PチャンのおちOぽには負けないよ!』」


武内P「前川さん? その台詞は――」

李衣菜「――シリーズ、第一作目の!」

724: 2018/06/11(月) 23:02:28.05 ID:4+7Eg3wSo
みく「……えへへ、どうだった?」


李衣菜「凄い……! 凄いよ、みくちゃん!」

李衣菜「まるで、本物のそっくりさんみたいだった!」

武内P「はい。絶対に屈しないという、強い意思を感じました」

武内P「それと同時に、これは確実に負けてしまうだろうな、とも」


みく「後川みくちゃんさんは、みくを演じる女優さんだったにゃ!」

みく「でも、みくはアイドルもだけど、声のお仕事もしたいの!」

みく「だったら、声の演技だけでも追いつかないと、でしょ!」


李衣菜「……みくちゃん」

武内P「……前川さん」


みく「えへへ……ちょっと、格好つけすぎかな?」


武内P「……いえ、そんな事は、決して」

725: 2018/06/11(月) 23:19:35.33 ID:4+7Eg3wSo
李衣菜「くうーっ! 今のを聞いて、思い出してやる気出てきたよ!」

みく「にゅっふっふ! それじゃ、どんどんいくにゃ!」


みく「『にゃあんっ♡ Pチャン、凄いにゃああんっ♡』」

みく「『こんなに激しくされたら、変になっちゃうよぉ♡』」

みく「『あっ♡ にゃっ♡ にゃうんっ♡』」


李衣菜「凄い……! みくちゃん、本当に凄いよ!」

武内P「前川さん、とても、良い声が出ています」


みく「もっ、もう!/// そんなに褒めないでっ!///」

みく「『……にゃああっ♡ もう、もう限界にゃっ♡』」

みく「『見ててっ♡ エOチなみく、ちゃんと見ててえっ♡』」


李衣菜「最高だよ、みくちゃん!」

武内P「はい……とても、輝いています」


みく「『にゃあああああんっ♡』」

726: 2018/06/11(月) 23:23:51.64 ID:4+7Eg3wSo
  ・  ・  ・

武内P「――えっ!?」

ガタッ!

ちひろ「心当たりは……ありませんか?」


武内P「前川さんの……A〇撮影、ですか……?」


ちひろ「はい」

ちひろ「カメラマンは……その、李衣菜ちゃんという噂が」

武内P「多田さんが!? あの、何かの間違いでは!?」

ちひろ「……本当に、間違いは無かったんですか?」

武内P「千川さん?」


ちひろ「相手は、プロデューサーさん」

ちひろ「撮影場所は、此処だという話ですよ」


武内P「……」

武内P「えっ?」

727: 2018/06/11(月) 23:31:59.25 ID:4+7Eg3wSo
ちひろ「プロジェクトの、他の皆が声を聞いたらしいんです」

武内P「待ってください! 誤解です!」

ちひろ「みくちゃんが、プロデューサーさんに挑んで負けた、って」

武内P「そ、それは、演技です!」

ちひろ「……そうですよね、そういう撮影だったら演技しますよね」

武内P「っ!? ち、違います! その、こちらを見てください!」

たぷたぷたぷたぷ

ちひろ「これは……みくちゃんじゃないですか!?」

武内P「いっ、いえ! こちらの方は、後川みくちゃんさんという別人で!」

ちひろ「や……ヤダ……ハード……!///」


武内P「前川さんは、後川さんを演じていただけなのです!」


ちひろ「えっ、と……そういう裏の芸名って言う事ですか……?」

武内P「増々誤解です! そういう意味ではなく!」

728: 2018/06/11(月) 23:33:55.36 ID:h7mJS5knO
本物のそっくりさんってややこしいな!

730: 2018/06/11(月) 23:44:25.86 ID:4+7Eg3wSo
武内P「こちらを見ていただければ、わかります!」

ちひろ「みっ、みくちゃんのあられもない姿を見ろと!?」

武内P「みくちゃんさんの作品は、本当に感動しますので!」

ちひろ「何を言ってるんですか!?」

武内P「お願いします、千川さん!」


武内P「どうか……どうか、このA〇を見てください!」


ちひろ「そっ……そんな事言われても……!?」オロオロ!

武内P「お願いします、千川さん……!」

ちひろ「あ……あぅ……!?///」オロオロ!

ちひろ「どうして……そこまで私に見せようとするんですか……?///」オロオロ!


武内P「私はこれを見ると……とても、やる気が出ます」


ちひろ「……やる気、って……///」

ちひろ「……はぁ……ふぅ……///」

ちひろ「わっ、わかりまし!/// で、でも――」


ちひろ「撮影するのは、無しですからねっ!?///」



おわり

731: 2018/06/12(火) 00:52:56.40 ID:nZZI8jw1o
武ちひもたまにはいいよね
続きはよ

引用元: 武内P「アイドル達に慕われて困っている?」