冬月「性の６時間とは」

冬月「１２月２４日から午後９時から１２月２５日までの午前３時までの６時間を指す。」

綾波「そう…。でも『性』って何の事なんですか？」

冬月「それは………」

リツコ「のことよ。」

ゲンドウ・冬月「……………！？」

リツコ「12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は1年間で最もをする人の多い『性の6時間』。」

リツコ「レイの知り合いや友人ももれなくをしてるわ｡
普段はあどけない顔して世間話してるあの人もをしてるわ。」

リツコ「貴方が片想いしているあのパイロットもをしています｡
貴方の父親がわりのあの人も別の女にやられています｡
貴方の将来の恋人や結婚する相手は､いま違う女の膣の中でﾋｨﾋｨ言っています｡
すべてを諦めましょう｡」

リツコ「元ネタと多少違うけれどそんなところよ」

綾波「碇くんも？」

リツコ「もれなくよ」

リツコ「あなたがあの暗ったい部屋でボッーっとしてる間に
きっとシンジ君はアスカとをしているわ。」

綾波「………」


綾波「…………」

綾波「…………許さないわ」

ダッ

ゲンドウ「おい！レイ！？」

綾波「碇くんを探さないと……」

綾波「はいけないことだもの。
説得してやめさせないといけないわ。」

綾波「その前にトイレへ…」


女子トイレ

綾波「…………」

ｶﾀﾝ……ｶﾀﾝ

綾波「？」

ミサト「あ…………ダメよ………こんなとこで」

加持「いいじゃないか………」
綾波「…………！」

綾波(隣の個室にいるのは葛城作戦課長と加持って人…)

綾波(どうして男の人が女子トイレにいるのかしら)

加持「イブも仕事なんてやってられないな。」

ミサト「でも…こんな所で」

加持「たまにはスリルがあっていいだろう？」

ミサト「だけど……まだ８時よ」


加持 (ペロペロ)

ミサト「い……いやぁぁぁぁぁんっ」

加持「そんなに声を出したら外に聞こえるぞ？」


綾波「………………」

綾波「…………葛城さんと加持とか言う人も…」

綾波「……………。」

綾波「碇くんを探さなきゃ」

綾波「……………？」

リツコ「だっ……ダメですわ司令。こんなところで」

ゲンドウ「………」ﾌﾞﾙﾝ



綾波「……………！」

綾波「碇司令も……していたわ」

綾波「赤木博士も。」

綾波「……………」

綾波「一刻も早く碇くんを…」
綾波「……………！」

綾波「何か……あっちの方から声が聞こえてくるわ」

………ｱﾝｯｱﾝｯｱﾝｯ

綾波「また………誰かがしてるのかしら」

綾波「まさか」

綾波「セカンドと碇くん！」

綾波「………」

綾波「覗いて見ましょう」

綾波「してない人もいるのね………」

綾波「良かったわ。」

綾波「…………」

マヤ「ああ、レイ？どうしたのこんな時間に」

綾波「碇くんを探してたんですけど……」

マヤ「シンジくんならアスカの病室よ」

綾波「……………！」

病室
シンジ「…………あっあっ」
アスカ「…………」
シンジ「アスカ………アスカ」
綾波「……………！」
綾波「変な匂いがするわ」
綾波「碇くん！」

ガラッ
シンジ「アスカあああああ」
アスカ「………」

綾波「い………かり……くん？」

シンジ「あ…綾波！？こ…これは違うんだ！」


綾波「…………そう」

シンジ「…………」

綾波「良かったわ」

シンジ「……………！？」

綾波「碇くんはしてなかったのね」

シンジ「え………あ……。」

綾波「する気もないのね」

シンジ「まあ。」

綾波「ならいいの。」

綾波「葛城さんも赤木博士も司令もみんなみんなしてた」

シンジ「えっ……………」

綾波「でも碇くんは違った。だから『性の６時間』は嘘なのね」

シンジ(ミサトさんと…リツコさんが)

シンジ「…………///」ﾁﾗｯ

アスカ「……………」

綾波「じゃあ私は帰るわ」

シンジ「そっ………そう。」

ガラッ

シンジ「…………」

アスカ「…………」

シンジ「ミサトさんが……………」

アスカ「……………てあげてもいいわよ」

シンジ「…………！？」

シンジ「寝てたんじゃないの？」

アスカ「………起きてたわよ。とっくに。」

アスカ「あんたのみてたらこっちまでムラムラしてきちゃったわ」

シンジ「じゃ………じゃあ」

シンジ「お邪魔します」

綾波「…………」

綾波「……………信じてたのに」ダッ

綾波「みんな………してたわ。」

綾波「葛城さんも赤木博士も司令も」

綾波「…………碇くんとセカンドも」

綾波「……………」

綾波「…………！」

綾波「でも二人は違ったわ」

綾波「オペレーターの二人」

綾波「そうね。たまたま『性の６時間』とのタイミングが……」

…………ｱｱﾝｱｱﾝ！ｱｱﾝｱｱﾝ！

綾波「？」

青葉「だ…………だめですよぉ」

青葉「いいじゃんいいじゃん。さっきもそこで赤木博士もしてたよ？」

青葉「セ………センパイが？」

青葉「そ。以外だよねー」

青葉「そうなんだ…………」

青葉「何でそんなに落ち込んでんの？もしかしてマヤちゃん？」

青葉「ちっちがいます！私は……」

青葉「じゃあ俺としようぜ」

綾波「……………」ｼﾞｰｯ

マヤ「…………」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

青葉「な……なんか怖いよマヤちゃん」

マヤ「……………分かりました」

青葉「何が？」

マヤ「しましょう」

青葉「まじで！？」

マヤ「そうすれば私もセンパイとお揃いです」

青葉「……………おお」

青葉「……………」

青葉「何やってんだろ俺」

綾波「…………」ｼﾞｰｯ

綾波「やっぱり『性の６時間』でもしない人間は存在するのね。」

綾波「でもあれは…」

綾波「頭の中で………してるわ」




…………ｱｱﾝｱｱﾝ！ｱｱﾝｱｱﾝ

綾波「また…………」

綾波「………」ﾁﾗｯ

綾波「…………」

綾波「……………帰って明石家サンタ見ましょう。」



今年もクリスマスがやって来る。



そう信じて

僕らは生きて行く。

もう何がなんだかｗｗｗｗｗ