1: 2014/02/24(月) 21:57:34.65 ID:nx1Fno410
1、綾「チョコレートソースのフルーツパフェ」
~綾の家~
綾(うーん、こっちの方がいいかなあ)
綾(ドキドキが止まらない……今から)
綾(陽子……陽子と……まだ、ちょっと信じられないわ)
~綾の家~
綾(うーん、こっちの方がいいかなあ)
綾(ドキドキが止まらない……今から)
綾(陽子……陽子と……まだ、ちょっと信じられないわ)
5: 2014/02/24(月) 22:01:25.61 ID:nx1Fno410
~昨日~
綾「陽子、その」
陽子「なにさ、放課後教室に残ってほしいなんて」
陽子「委員会の仕事かなにか?」
綾「ち、違うの、その……」
綾「私、よよ陽子のことが……好きなの」
陽子「……友達として、じゃないよね、もっと深い意味で?」
綾「……」コク
綾「陽子、その」
陽子「なにさ、放課後教室に残ってほしいなんて」
陽子「委員会の仕事かなにか?」
綾「ち、違うの、その……」
綾「私、よよ陽子のことが……好きなの」
陽子「……友達として、じゃないよね、もっと深い意味で?」
綾「……」コク
6: 2014/02/24(月) 22:04:56.21 ID:nx1Fno410
陽子「……」
ギュッ
綾「ち、ちょっと陽子、なにしてるの」///
陽子「……綾、やっと言えたな」
綾「え?」
陽子「ずっと待ってたんだよ? 綾が私に告白してくれるのを」
綾「じゃあ、もしかして……私の気持ち、知ってた、の?」
陽子「まあ、そりゃあ分かるわな。素知らぬふりをしてたけど」
陽子「私もこれで遠慮しないで、綾とくっつけるんだ、嬉しいよ」
綾「よ、陽子……」///
陽子「あはは、もうそんな恥ずかしがらなくていいじゃん」
ギュッ
綾「ち、ちょっと陽子、なにしてるの」///
陽子「……綾、やっと言えたな」
綾「え?」
陽子「ずっと待ってたんだよ? 綾が私に告白してくれるのを」
綾「じゃあ、もしかして……私の気持ち、知ってた、の?」
陽子「まあ、そりゃあ分かるわな。素知らぬふりをしてたけど」
陽子「私もこれで遠慮しないで、綾とくっつけるんだ、嬉しいよ」
綾「よ、陽子……」///
陽子「あはは、もうそんな恥ずかしがらなくていいじゃん」
8: 2014/02/24(月) 22:11:36.10 ID:nx1Fno410
陽子「話はそれだけ?」
綾「え、あの、うん」
陽子「じゃあさ、明日学校休みだし、二人で遊びに行こうよ」
綾「え、それってつまり――」
陽子「デートだな」
綾「……」///
陽子「どこ行こうか?」
綾「……そ、そうね、甘いものが食べたいわ」
陽子「甘いもの……じゃあ新しく駅前にできた店に行ってみようよ」
綾「え、ええ」
綾「え、あの、うん」
陽子「じゃあさ、明日学校休みだし、二人で遊びに行こうよ」
綾「え、それってつまり――」
陽子「デートだな」
綾「……」///
陽子「どこ行こうか?」
綾「……そ、そうね、甘いものが食べたいわ」
陽子「甘いもの……じゃあ新しく駅前にできた店に行ってみようよ」
綾「え、ええ」
9: 2014/02/24(月) 22:15:00.36 ID:nx1Fno410
陽子「うん、じゃね!」ニコッ
綾「あ、あの、陽子……」
スタスタ……
綾「行っちゃった」
綾「あ、あの、陽子……」
スタスタ……
綾「行っちゃった」
11: 2014/02/24(月) 22:19:02.77 ID:nx1Fno410
~~~~~~
ガサガサ
綾(……よし、この服で行こう)
綾(しっかりキメて行かなきゃね……だって、今日は陽子との)
綾(陽子との……初デートだもん、ね)
ガサガサ
綾(……よし、この服で行こう)
綾(しっかりキメて行かなきゃね……だって、今日は陽子との)
綾(陽子との……初デートだもん、ね)
12: 2014/02/24(月) 22:22:25.25 ID:nx1Fno410
~広場~
綾(やっぱり、まだ陽子は来てないか)
綾(それはそうよね……だって陽子だもの、遅刻ぐらいでいちいち驚いてちゃいけないわ)
綾「……」
綾(結局、答えは聞けてない)
綾(陽子は私のこと、どう思ってるのか)
綾(……好き、でいてくれてるのかな……)///
綾(やっぱり、まだ陽子は来てないか)
綾(それはそうよね……だって陽子だもの、遅刻ぐらいでいちいち驚いてちゃいけないわ)
綾「……」
綾(結局、答えは聞けてない)
綾(陽子は私のこと、どう思ってるのか)
綾(……好き、でいてくれてるのかな……)///
13: 2014/02/24(月) 22:25:42.57 ID:nx1Fno410
陽子「綾、やっほー」
綾「やっほーじゃないわよ、全く……30分遅れです」
陽子「ごめんごめん」
綾「フン!」
陽子「許しておくれよ……言い訳をさせてもらうと」
陽子「その……きょ、今日は着てくる服に迷ったんだよ」
綾「やっほーじゃないわよ、全く……30分遅れです」
陽子「ごめんごめん」
綾「フン!」
陽子「許しておくれよ……言い訳をさせてもらうと」
陽子「その……きょ、今日は着てくる服に迷ったんだよ」
15: 2014/02/24(月) 22:29:44.09 ID:nx1Fno410
綾「そういえば……」
綾(陽子、今日の服はいつものシャツにホットパンツじゃないわ)
綾(スカート、結構似合うじゃない……)
綾「……」///
陽子「その、感想が欲しいのですが」
綾「なによ! み、見とれちゃいけないっていうの!? そんな、酷いわ」
陽子「……なんか、ありがと」
綾(陽子、今日の服はいつものシャツにホットパンツじゃないわ)
綾(スカート、結構似合うじゃない……)
綾「……」///
陽子「その、感想が欲しいのですが」
綾「なによ! み、見とれちゃいけないっていうの!? そんな、酷いわ」
陽子「……なんか、ありがと」
16: 2014/02/24(月) 22:33:33.69 ID:nx1Fno410
綾「い、行くわよ!」
陽子「うん」
テクテク
陽子「……綾も、似合ってんじゃん」
綾「……」///
陽子「うん」
テクテク
陽子「……綾も、似合ってんじゃん」
綾「……」///
18: 2014/02/24(月) 22:35:44.28 ID:nx1Fno410
陽子「手、繋ご?」
綾「わ、分かったわよ」スッ
ギュッ
綾「いきなり恋人繋ぎ!?」
陽子「まあそりゃあ、恋人だしいいんじゃないかな」
綾「すっとぼけないでよ! こんなのは、恥ずかしい……」
陽子「……」
綾「……」
陽子「でも、嫌じゃない、だろ?」
綾「……うん」
綾「わ、分かったわよ」スッ
ギュッ
綾「いきなり恋人繋ぎ!?」
陽子「まあそりゃあ、恋人だしいいんじゃないかな」
綾「すっとぼけないでよ! こんなのは、恥ずかしい……」
陽子「……」
綾「……」
陽子「でも、嫌じゃない、だろ?」
綾「……うん」
20: 2014/02/24(月) 22:39:10.12 ID:nx1Fno410
陽子「ここだな……なんかすっごい甘そう」
綾「素敵ね」
陽子「胸やけしそうだなぁ」
綾「陽子って、甘いもの苦手?」
陽子「え? まあ、普通だと思うよ」
陽子「甘過ぎるのはちょっときついけど」
綾「そう……とにかく、入りましょ」
綾「素敵ね」
陽子「胸やけしそうだなぁ」
綾「陽子って、甘いもの苦手?」
陽子「え? まあ、普通だと思うよ」
陽子「甘過ぎるのはちょっときついけど」
綾「そう……とにかく、入りましょ」
21: 2014/02/24(月) 22:42:54.77 ID:nx1Fno410
店員「お待たせしましたー」コトッ
綾「わぁ、すごいわよ」
陽子「チョコレートソースのフルーツパフェ……か」
綾「頂きます」ニコニコ
陽子「い、頂きます」
綾「わぁ、すごいわよ」
陽子「チョコレートソースのフルーツパフェ……か」
綾「頂きます」ニコニコ
陽子「い、頂きます」
22: 2014/02/24(月) 22:45:30.97 ID:nx1Fno410
綾「ん、おいしい! とっても甘くて――」
陽子「うん、甘いな。すごく甘い」
綾「幸せな気持ちになるわ」
陽子「きりきりの胃袋になりそうだけどな」
綾「なによ……いらないなら私が食べるわよ」
陽子「間接キスになるよ?」
綾「フン! 残しても絶対食べてあげないんだからね!」
陽子「忙しいね」
陽子「うん、甘いな。すごく甘い」
綾「幸せな気持ちになるわ」
陽子「きりきりの胃袋になりそうだけどな」
綾「なによ……いらないなら私が食べるわよ」
陽子「間接キスになるよ?」
綾「フン! 残しても絶対食べてあげないんだからね!」
陽子「忙しいね」
23: 2014/02/24(月) 22:49:40.94 ID:nx1Fno410
陽子「でも私たち恋人なんだから、ゆくゆくはキスぐらい普通にするんじゃない?」
綾「……それは、そうかも」
陽子「このくらいで照れてちゃだめだぞー?」
綾「もう、なによ! さっきからかってばっかり!」
陽子「あはは、ごめんごめん」
陽子「でもさ、わたわたしてる綾って結構可愛いんだよね」
綾「か、可愛い」
陽子「うん、可愛い」
綾「……!」プイッ
陽子「あはは」
綾「……それは、そうかも」
陽子「このくらいで照れてちゃだめだぞー?」
綾「もう、なによ! さっきからかってばっかり!」
陽子「あはは、ごめんごめん」
陽子「でもさ、わたわたしてる綾って結構可愛いんだよね」
綾「か、可愛い」
陽子「うん、可愛い」
綾「……!」プイッ
陽子「あはは」
25: 2014/02/24(月) 22:55:06.76 ID:nx1Fno410
陽子「ねえ、食べさせあいっこしようよ」
綾「つ、つつきあってあげても、いいわよ」///
陽子「いちいちそういう反応するの、疲れない?」
綾「なによ、さっさと、食べさせなさいよ」
陽子「はいじゃあこのミカン、あーん」
綾「あーん……」
……
綾「つ、つつきあってあげても、いいわよ」///
陽子「いちいちそういう反応するの、疲れない?」
綾「なによ、さっさと、食べさせなさいよ」
陽子「はいじゃあこのミカン、あーん」
綾「あーん……」
……
26: 2014/02/24(月) 23:02:04.47 ID:nx1Fno410
陽子「ごちそうさま」
綾「食べるのは早いのね」パクパク
陽子「……」
綾「なによ、人がもの食べてるのをじっと見ないでよ」
陽子「いやさ、いざ食べ終わってみると、くどいほど甘いのが恋しくなってきちゃって」
綾「って、言ってる間に私ももう食べ終わっちゃったけどね」
陽子「それは残念……でも」
綾「食べるのは早いのね」パクパク
陽子「……」
綾「なによ、人がもの食べてるのをじっと見ないでよ」
陽子「いやさ、いざ食べ終わってみると、くどいほど甘いのが恋しくなってきちゃって」
綾「って、言ってる間に私ももう食べ終わっちゃったけどね」
陽子「それは残念……でも」
27: 2014/02/24(月) 23:06:20.65 ID:nx1Fno410
グイッ
綾「な、なによ……顔、近いわよ」
陽子「綾……キスしよう」
綾「え!? そ、それはまだ早いっていうか、人の見てる中でするものじゃないっていうか……」
陽子「……ああ、もう」
チュッ
綾「……!」
陽子「うん、甘いね」
綾「な、なによ……顔、近いわよ」
陽子「綾……キスしよう」
綾「え!? そ、それはまだ早いっていうか、人の見てる中でするものじゃないっていうか……」
陽子「……ああ、もう」
チュッ
綾「……!」
陽子「うん、甘いね」
28: 2014/02/24(月) 23:09:38.01 ID:nx1Fno410
綾「な、ななな……」
陽子「綾、キスは初めて?」
綾「は、初めて……よ」
陽子「私も」
陽子「よかった」
綾「」クラクラ
陽子「綾ー?」
陽子「綾、キスは初めて?」
綾「は、初めて……よ」
陽子「私も」
陽子「よかった」
綾「」クラクラ
陽子「綾ー?」
29: 2014/02/24(月) 23:11:17.91 ID:nx1Fno410
~帰り道~
陽子「そんなに怒らなくてもいいでしょー」
綾「ふん! 陽子、なにも分かってないんだから!」
綾「そ、そういうのはしっかり心の準備をしてからじゃないと……」
陽子「まあ確かにな。急すぎた」
テクテク
綾(きれいな、夕日――)
陽子「じゃあもう一回、しよっか」
綾「どうしてそうなるのよ!」
陽子「今度は綾からどうぞ」ンー
綾(目を閉じないでよ――)
陽子「そんなに怒らなくてもいいでしょー」
綾「ふん! 陽子、なにも分かってないんだから!」
綾「そ、そういうのはしっかり心の準備をしてからじゃないと……」
陽子「まあ確かにな。急すぎた」
テクテク
綾(きれいな、夕日――)
陽子「じゃあもう一回、しよっか」
綾「どうしてそうなるのよ!」
陽子「今度は綾からどうぞ」ンー
綾(目を閉じないでよ――)
30: 2014/02/24(月) 23:13:41.90 ID:nx1Fno410
綾「……」///
チュッ
陽子「……」
綾「したわよ、ほら」
陽子「うん、したね」
陽子「綾の唇、柔らかい」
綾「せ、説明しないでよ!」///
陽子「綺麗だよ……綾」
チュッ
陽子「……」
綾「したわよ、ほら」
陽子「うん、したね」
陽子「綾の唇、柔らかい」
綾「せ、説明しないでよ!」///
陽子「綺麗だよ……綾」
31: 2014/02/24(月) 23:16:48.13 ID:nx1Fno410
綾「ねえ、陽子……」
陽子「なに?」
綾「私のこと、好き?」
陽子「……言わなくても、分かるじゃん?」
綾「言って」
陽子「仕方ないなあ……」
陽子「私、綾のことが好き。綾が思ってるよりも多分ずっと」
綾「……うん」
1、綾「チョコレートソースのフルーツパフェ」おわり
陽子「なに?」
綾「私のこと、好き?」
陽子「……言わなくても、分かるじゃん?」
綾「言って」
陽子「仕方ないなあ……」
陽子「私、綾のことが好き。綾が思ってるよりも多分ずっと」
綾「……うん」
1、綾「チョコレートソースのフルーツパフェ」おわり
32: 2014/02/24(月) 23:18:37.17 ID:nx1Fno410
2、綾「クリームチーズ・ティラミス」
陽子「おじゃましまーす」
綾「いらっしゃい……」
綾「今うちには誰もいないから、リビングでくつろいでていいわよ」
陽子「そうさせてもらうかな」
陽子「おじゃましまーす」
綾「いらっしゃい……」
綾「今うちには誰もいないから、リビングでくつろいでていいわよ」
陽子「そうさせてもらうかな」
33: 2014/02/24(月) 23:21:15.37 ID:nx1Fno410
TV「―――――」
陽子「あっははははは! 最高!」
綾「女の子らしくないわよその笑い方」
陽子「えー? まあいいじゃん」
綾「もう……」
陽子「こんなところ、綾にしか見せられないしね」
綾「ものは言いよう、ね。見る方はたまったもんじゃないわよ」
陽子「綾、さっきから台所でなにしてるの?」
綾「ん、お菓子、作ってるの」
陽子「私のために?」
綾「……そ、そうよ」///
陽子「あっははははは! 最高!」
綾「女の子らしくないわよその笑い方」
陽子「えー? まあいいじゃん」
綾「もう……」
陽子「こんなところ、綾にしか見せられないしね」
綾「ものは言いよう、ね。見る方はたまったもんじゃないわよ」
陽子「綾、さっきから台所でなにしてるの?」
綾「ん、お菓子、作ってるの」
陽子「私のために?」
綾「……そ、そうよ」///
35: 2014/02/24(月) 23:23:17.46 ID:nx1Fno410
陽子「家に呼んでくれてありがとね」
綾「別にいいわよ」
綾(実は今日、家族皆が旅行へ行ってて、さみしかった、なんて言えない)
綾「陽子……」
陽子「綾?」
綾「なんでもないわ、キスして」
陽子「いきなりだな!」
綾「別にいいわよ」
綾(実は今日、家族皆が旅行へ行ってて、さみしかった、なんて言えない)
綾「陽子……」
陽子「綾?」
綾「なんでもないわ、キスして」
陽子「いきなりだな!」
37: 2014/02/24(月) 23:26:55.68 ID:nx1Fno410
陽子「あんまり安売りするものじゃないと思うんだけど」
綾「……」シュン
陽子「なんだよ、そんな顔するなよ……」
綾「……」シュン
陽子「なんだよ、そんな顔するなよ……」
38: 2014/02/24(月) 23:30:27.87 ID:nx1Fno410
陽子「で、なに作ってるの?」
綾「ティラミスよ」
陽子「……ごめん、そう言われても想像できないんだけど」
綾「陽子って本当に女の子なの?」
綾「ティラミスよ」
陽子「……ごめん、そう言われても想像できないんだけど」
綾「陽子って本当に女の子なの?」
39: 2014/02/24(月) 23:33:34.66 ID:nx1Fno410
綾「ほら、できたわ」
陽子「おぉー……」
陽子「じゃあいただきまーす」パクッ
陽子「うん、美味しいよ」ニコッ
綾「……」ポーッ
綾「私も、食べるわ」パクッ
綾「……ん、上出来ね」
綾(マスカルポーネじゃなくって、普通のクリームチーズで作ってみたけど)
綾(これはこれで、酸味がきいて美味しいわね……)
綾(大人っぽい感じ――)
陽子「おぉー……」
陽子「じゃあいただきまーす」パクッ
陽子「うん、美味しいよ」ニコッ
綾「……」ポーッ
綾「私も、食べるわ」パクッ
綾「……ん、上出来ね」
綾(マスカルポーネじゃなくって、普通のクリームチーズで作ってみたけど)
綾(これはこれで、酸味がきいて美味しいわね……)
綾(大人っぽい感じ――)
40: 2014/02/24(月) 23:35:04.31 ID:nx1Fno410
陽子「美味しい、ホントに美味しいなこれ! 綾、すごいよ!」
綾「そんなに褒められても……」
陽子「綾が恋人でよかった!」
綾「……陽子」
陽子「なに?」
綾「……私を、元気づけて」
陽子「なにその気取った言い回し」
綾「ティラミスの元の意味よ」
陽子「……分かってたよ。綾、今日は寂しそうな顔してるもん」
綾「……だって、お父さんもお母さんも、私に内緒でお出かけにいっちゃって……」グスッ
綾「そんなに褒められても……」
陽子「綾が恋人でよかった!」
綾「……陽子」
陽子「なに?」
綾「……私を、元気づけて」
陽子「なにその気取った言い回し」
綾「ティラミスの元の意味よ」
陽子「……分かってたよ。綾、今日は寂しそうな顔してるもん」
綾「……だって、お父さんもお母さんも、私に内緒でお出かけにいっちゃって……」グスッ
41: 2014/02/24(月) 23:37:39.76 ID:nx1Fno410
陽子「綾はさびしがり屋さんだな。よしよーし」ナデナデ
綾「……」///
綾(陽子に頭、なでられると、なんかぼーっとしてきて……)
綾(だんだんなにも考えられなくなってくる)
綾「陽子、ようこぉ……」ギュッ
陽子「い、いきなり抱きつかないでよ」
綾「陽子、柔らかい……あったかい」ムニュ
陽子「や、手つきがいやらしいぞ!」
綾「私、今なんだか大人の気分……」
綾「ねえ……してよ?」
綾「……」///
綾(陽子に頭、なでられると、なんかぼーっとしてきて……)
綾(だんだんなにも考えられなくなってくる)
綾「陽子、ようこぉ……」ギュッ
陽子「い、いきなり抱きつかないでよ」
綾「陽子、柔らかい……あったかい」ムニュ
陽子「や、手つきがいやらしいぞ!」
綾「私、今なんだか大人の気分……」
綾「ねえ……してよ?」
42: 2014/02/24(月) 23:39:45.12 ID:nx1Fno410
陽子「……もう、仕方ないなあ」
チュッ
綾「んっ……」
綾(っ、息、苦し)
綾「んんっ……」
陽子「……っぷぁあ」
綾「……」ボーッ
陽子「これでいい?」
綾「満足。とっても素敵な、いやらしいキスだったわ」
陽子「お気に召したようで」
チュッ
綾「んっ……」
綾(っ、息、苦し)
綾「んんっ……」
陽子「……っぷぁあ」
綾「……」ボーッ
陽子「これでいい?」
綾「満足。とっても素敵な、いやらしいキスだったわ」
陽子「お気に召したようで」
44: 2014/02/24(月) 23:42:42.39 ID:nx1Fno410
綾「元気出たわ、ありがと」ニコッ
陽子(……こんな綺麗な笑顔、私だけのものだなんて信じられないよな)
陽子(ホントに……綾が相手で、良かった)
2、綾「クリームチーズ・ティラミス」おわり
陽子(……こんな綺麗な笑顔、私だけのものだなんて信じられないよな)
陽子(ホントに……綾が相手で、良かった)
2、綾「クリームチーズ・ティラミス」おわり
47: 2014/02/24(月) 23:45:31.55 ID:nx1Fno410
3、綾「あめ玉」
陽子「学校、終わったー!」
綾「金曜日の開放感は皆が喜ぶところよね」
陽子「日曜日の憂鬱もな」
綾「あはは、そうね。帰りましょ」
陽子「学校、終わったー!」
綾「金曜日の開放感は皆が喜ぶところよね」
陽子「日曜日の憂鬱もな」
綾「あはは、そうね。帰りましょ」
48: 2014/02/24(月) 23:47:54.83 ID:nx1Fno410
~帰り道~
グーッ
綾「わ、私じゃないわよ!」
陽子「二人しかいないので、綾でしかありえないんだが」
綾「なによ! お腹すいてるのよ! お腹鳴らしちゃ悪いかしら!?」
陽子「わ、悪かないよ……そんな必氏になるなよ」
綾「陽子にはデリカシーってものがないのね」
グーッ
綾「わ、私じゃないわよ!」
陽子「二人しかいないので、綾でしかありえないんだが」
綾「なによ! お腹すいてるのよ! お腹鳴らしちゃ悪いかしら!?」
陽子「わ、悪かないよ……そんな必氏になるなよ」
綾「陽子にはデリカシーってものがないのね」
49: 2014/02/24(月) 23:51:11.48 ID:nx1Fno410
陽子「……ん?」ゴソゴソ
綾「なにしてるの?」
陽子「いや、ポケットになんか入っててさ」
陽子「……緑のあめ玉だ」
陽子「いつのだろう……」パクッ
綾「いつのものか分からないものをよく口に入れられるわね」
陽子「うん、おいしいから大丈夫」コロコロ
綾「なにしてるの?」
陽子「いや、ポケットになんか入っててさ」
陽子「……緑のあめ玉だ」
陽子「いつのだろう……」パクッ
綾「いつのものか分からないものをよく口に入れられるわね」
陽子「うん、おいしいから大丈夫」コロコロ
50: 2014/02/24(月) 23:53:32.44 ID:nx1Fno410
テクテク
綾「……」
陽子「……」コロコロ
グーッ
綾「……陽子、私にも、頂戴」
陽子「え? そんなの無理だよ」
チュッ
陽子「!?」
綾(ほら、早く私の口にあめ玉入れてよ)
綾「……」
陽子「……」コロコロ
グーッ
綾「……陽子、私にも、頂戴」
陽子「え? そんなの無理だよ」
チュッ
陽子「!?」
綾(ほら、早く私の口にあめ玉入れてよ)
53: 2014/02/24(月) 23:56:18.03 ID:nx1Fno410
綾「メロン味ね、美味しい!」コロッ
陽子「綾、大胆になったよな」
綾「そうかしら?」
陽子(こっちの方が恥ずかしいくらいだよ……)
陽子「綾、大胆になったよな」
綾「そうかしら?」
陽子(こっちの方が恥ずかしいくらいだよ……)
55: 2014/02/25(火) 00:01:49.53 ID:PmLoTnsn0
陽子「……そろそろ返してよ」
綾「……うん」
チュッ
陽子「……」コロコロ
綾「じゃあ、三分ずつ交代にしよっ」
陽子「そ、そうだな」
陽子「……」
綾「ほら、そろそろ時間よ」
綾「んっ……」
陽子(綾のキス顔……可愛いよなあ)
チュッ
綾「……うん」
チュッ
陽子「……」コロコロ
綾「じゃあ、三分ずつ交代にしよっ」
陽子「そ、そうだな」
陽子「……」
綾「ほら、そろそろ時間よ」
綾「んっ……」
陽子(綾のキス顔……可愛いよなあ)
チュッ
57: 2014/02/25(火) 00:03:24.34 ID:PmLoTnsn0
綾「陽子の味がする……おいしい」コロコロ
陽子「は、恥ずかしいこと、言うなよ」
陽子「……そろそろ、返してよ」
綾「う、うん」
チュッ
陽子「は、恥ずかしいこと、言うなよ」
陽子「……そろそろ、返してよ」
綾「う、うん」
チュッ
58: 2014/02/25(火) 00:05:30.72 ID:PmLoTnsn0
陽子(だいぶ小さくなってきたな……)
綾(な、なんだか、体が熱い……)
綾「ねえ、よーこぉ……早くぅ」
陽子「まだ三分たってないって」
綾「よーこ、私……」///
綾「もっと長いキスがしたい……お願い」
陽子(綾から強引に始めたくせに、おねだりしてくるとは……)
綾(な、なんだか、体が熱い……)
綾「ねえ、よーこぉ……早くぅ」
陽子「まだ三分たってないって」
綾「よーこ、私……」///
綾「もっと長いキスがしたい……お願い」
陽子(綾から強引に始めたくせに、おねだりしてくるとは……)
59: 2014/02/25(火) 00:07:41.78 ID:nx1Fno410
陽子「……あはは」
陽子「……じゃあ、二人で舐めよっか」
綾「え……?」
陽子「はい」ペロ
綾「舌出して、どういうこと」
陽子「舐めなよ」
綾「そ、そんなこと」///
陽子「……じゃあ、二人で舐めよっか」
綾「え……?」
陽子「はい」ペロ
綾「舌出して、どういうこと」
陽子「舐めなよ」
綾「そ、そんなこと」///
61: 2014/02/25(火) 00:10:13.12 ID:PmLoTnsn0
陽子「早くしなよ、溶けちゃうよ?」
綾「あ……うん」ペロッ
陽子「……っ」
綾「陽子ぉ……れろ、れろ」
陽子「れろ……ちろちろ」
綾(あっ……そんな、陽子の舌の動き、とってもいやらしくて)
綾(擦れて、とっても気持ち、いい――)
綾「あ……うん」ペロッ
陽子「……っ」
綾「陽子ぉ……れろ、れろ」
陽子「れろ……ちろちろ」
綾(あっ……そんな、陽子の舌の動き、とってもいやらしくて)
綾(擦れて、とっても気持ち、いい――)
62: 2014/02/25(火) 00:12:32.73 ID:PmLoTnsn0
陽子「溶けちゃったね。おいしかった?」
綾「うん……とっても」///
3、綾「あめ玉」おわり
綾「うん……とっても」///
3、綾「あめ玉」おわり
63: 2014/02/25(火) 00:14:24.51 ID:PmLoTnsn0
4、綾「コーヒーは、いらない」
陽子「はい、カレールーと、あと牛乳」
綾「ありがとね、買い物付き合ってくれて」
陽子「全然大丈夫だよ」
綾「なにかお礼しないとね」
陽子「はい、カレールーと、あと牛乳」
綾「ありがとね、買い物付き合ってくれて」
陽子「全然大丈夫だよ」
綾「なにかお礼しないとね」
64: 2014/02/25(火) 00:16:47.59 ID:PmLoTnsn0
陽子「……じゃあさ、このデパートに新しくできたお菓子屋さん行ってみようよ」
綾「珍しいわね、陽子からお菓子が食べたいなんて」
陽子「その……」
陽子「意外と甘いものも、悪くないかな、って最近思うようになってさ」
綾「そう」
綾「珍しいわね、陽子からお菓子が食べたいなんて」
陽子「その……」
陽子「意外と甘いものも、悪くないかな、って最近思うようになってさ」
綾「そう」
65: 2014/02/25(火) 00:18:41.16 ID:PmLoTnsn0
レジ「ありがとうございましたー」
綾「じゃあ行きましょ」
陽子「あ、荷物持つよ」
綾「そんな、いいわよ」
スッ
陽子「それなら、こうしよう」
綾(二人で、一つの袋を……)
綾「……なんだか、嬉しい」
陽子「夫婦みたい、かもね!」
綾「……」グイグイ
陽子「そんな早足になるなよ、おい、なんだよ!」
綾「……」///
綾「じゃあ行きましょ」
陽子「あ、荷物持つよ」
綾「そんな、いいわよ」
スッ
陽子「それなら、こうしよう」
綾(二人で、一つの袋を……)
綾「……なんだか、嬉しい」
陽子「夫婦みたい、かもね!」
綾「……」グイグイ
陽子「そんな早足になるなよ、おい、なんだよ!」
綾「……」///
66: 2014/02/25(火) 00:21:59.18 ID:PmLoTnsn0
店員「いらっしゃいませー」
綾「陽子はどれにするの?」
陽子「うーんと、じゃあ、これ」
綾「ふーん……じゃあ私は苺のやつにしよっと」
陽子「ありがとね、おごってくれて」
綾「陽子はどれにするの?」
陽子「うーんと、じゃあ、これ」
綾「ふーん……じゃあ私は苺のやつにしよっと」
陽子「ありがとね、おごってくれて」
68: 2014/02/25(火) 00:24:31.10 ID:PmLoTnsn0
店員「お待たせしましたー」
綾「あそこの椅子に座って食べましょ」
陽子「……」
陽子(どう見ても、一人用のスペースしかないんですけど)
綾「ほら陽子、隣に座って」
陽子「お、おう……その」
綾「なによ」
陽子「ち、近くないか?」
綾「あそこの椅子に座って食べましょ」
陽子「……」
陽子(どう見ても、一人用のスペースしかないんですけど)
綾「ほら陽子、隣に座って」
陽子「お、おう……その」
綾「なによ」
陽子「ち、近くないか?」
69: 2014/02/25(火) 00:27:07.06 ID:PmLoTnsn0
綾「なに言ってるのよ、このくらいで」
陽子「……」
ピトッ
陽子(ああ……綾と密着してる)
陽子(あったか……)
綾「……陽子! なにしてるの! ちちちち、近すぎるわよ!」グイッ
陽子「えっ」
陽子「……」
ピトッ
陽子(ああ……綾と密着してる)
陽子(あったか……)
綾「……陽子! なにしてるの! ちちちち、近すぎるわよ!」グイッ
陽子「えっ」
71: 2014/02/25(火) 00:30:14.24 ID:PmLoTnsn0
綾(でも、もう一回陽子に近づきたい……)
綾「よ、陽子」
陽子「な、なんだよ」
綾「その……ぎゅって、して」
陽子「クレープ持ってるんですけど……」
綾「よ、陽子」
陽子「な、なんだよ」
綾「その……ぎゅって、して」
陽子「クレープ持ってるんですけど……」
72: 2014/02/25(火) 00:33:38.32 ID:PmLoTnsn0
陽子「しかたないなあ、じゃあ食べ終わったらしたげるよ」
綾「……うん」
陽子「頂きま……す」パクッ
綾(陽子のぬくもり陽子のぬくもり陽子のぬくもり)
綾「……うん」
陽子「頂きま……す」パクッ
綾(陽子のぬくもり陽子のぬくもり陽子のぬくもり)
74: 2014/02/25(火) 00:35:14.80 ID:PmLoTnsn0
陽子「……」パクパク
陽子(ちょっとなんか、緊張してきたな)
陽子「ご馳走さま。じゃ、行こっか」
綾「陽子ぉ……」ジー
陽子「分かった、分かったよ」
陽子「まったく、こんな公衆の面前で……」
ギュッ
陽子(ちょっとなんか、緊張してきたな)
陽子「ご馳走さま。じゃ、行こっか」
綾「陽子ぉ……」ジー
陽子「分かった、分かったよ」
陽子「まったく、こんな公衆の面前で……」
ギュッ
75: 2014/02/25(火) 00:37:21.99 ID:PmLoTnsn0
陽子「これでいい?」
綾「……うん」
綾(陽子の、におい……いい香り)
綾「……うん」
綾(陽子の、におい……いい香り)
76: 2014/02/25(火) 00:39:18.87 ID:PmLoTnsn0
陽子「……コーヒーでも、飲みに行こうか」
綾「い……嫌よ!」
陽子「なんで?」
綾「折角の陽子の香りが、消えちゃうじゃない!」
陽子「……」
綾「……」///
陽子「そうだな、確かに」
綾「い……嫌よ!」
陽子「なんで?」
綾「折角の陽子の香りが、消えちゃうじゃない!」
陽子「……」
綾「……」///
陽子「そうだな、確かに」
78: 2014/02/25(火) 00:42:00.10 ID:PmLoTnsn0
陽子「……それに、」
綾「それに?」
陽子「折角の甘い甘いキスが、苦い味になっちゃ嫌だもんな」
綾「え……」
チュッ
綾「それに?」
陽子「折角の甘い甘いキスが、苦い味になっちゃ嫌だもんな」
綾「え……」
チュッ
80: 2014/02/25(火) 00:44:06.62 ID:PmLoTnsn0
綾「あ……」///
陽子「なんだよ、いつもは綾の方からせがんでくるのに」
綾「……っ、ばか」スタスタ
陽子「おい、綾、なんだよ!」
陽子「なんだよ、いつもは綾の方からせがんでくるのに」
綾「……っ、ばか」スタスタ
陽子「おい、綾、なんだよ!」
82: 2014/02/25(火) 00:45:55.50 ID:PmLoTnsn0
綾(陽子、メープルシロップの味がした……)
綾(もう……陽子ったら、私をからかって)
綾(それでも……この甘い甘い日々は、素敵だわ)
綾(うん、とっても、言葉にできないくらい)
陽子「おーい!」
綾「……ふふっ」
綾「コーヒーは、いらないわ」
4、綾「コーヒーは、いらない」おわり
綾(もう……陽子ったら、私をからかって)
綾(それでも……この甘い甘い日々は、素敵だわ)
綾(うん、とっても、言葉にできないくらい)
陽子「おーい!」
綾「……ふふっ」
綾「コーヒーは、いらないわ」
4、綾「コーヒーは、いらない」おわり
83: 2014/02/25(火) 00:47:49.70 ID:PmLoTnsn0
ずっとただいちゃいちゃしてるだけの話が書きたかったんです
桜trickに触発されたわけじゃないんだからね!
桜trickに触発されたわけじゃないんだからね!
引用元: 綾「コーヒーは、いらない」
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