アイドルマスターシンデレラガールズの SSです。

モバマスを基本に、一部デレステを参考にしたオリジナルの世界線です。

ニュージェネ3人が所属する事務所に前川みくが加入した翌月という設定。

拙いですが宜しくお願いします。

1
凛「私が再戦を繰り返して、何度めかのライブバトルでやっと勝った宿敵、みく」

みく「？」ﾄｵｸﾆｲﾙ

凛「実力も意識も高いし性格もいい子…同じ年なのもあって仲良く出来そう、なんだけど」

未央「みくにゃん、次はこうやって」ﾅﾆｶﾌｷｺﾑ

みく「にゃるほど…凛チャーン」ﾃﾃﾃｯ

凛「………何？」

みく「今から、先週鏡の前でかっこいいポーズとってた凛チャンの真似するから見てて欲しいにゃ」

凛「これが、ウザい」ﾊｧ

みく「いくよ？いくよ？」

凛(多分、距離感が難しくて困ってるんだと思う。仲良くしようとしてくれてるのも分かる)

みく「こうやって、お顔もキリっとして」ﾖｲｼｮｯﾖｲｼｮ

凛(イタズラを仕込んでる未央の方も、上手くフレンドリーな空気を作ってて、コミュ力高いなーって思う。みくも助かってるんじゃないかな)

みく「はいっ」ｷﾒｶﾞｵﾊﾞ---ﾝ

凛(でもちょっとウザい！！！！！！)

みく「えと、どう、かにゃ」

凛「あのね、みく…」

凛(みくも割と繊細な子だし、本当に私が嫌がってないかは確認しながらやってるっぽい。確かにそんな本気で嫌ってことでもないし)

凛「なんて言えばいいのかな…」

凛(私がクールキャラをやり過ぎて打たれ強いと思われてるのもあると思う。つまり、みくはそんな悪くない。でも)


凛「私、そこまで繰り返されると、さすがにもう怒ったから！」ﾄﾞ----ﾝ

訂正

私→私も

凛「こうなったら、シンデレラチャットに色々書いて、みくのイメージダウンさせる」

未央「えっ」

未央(これはちょっとフォローしとこ)

未央(on chat)「私がそそのかしたせいで、みくにゃんがしぶりんのことイジり過ぎちゃった」ｶｷｶｷ

未央(on chat)「しぶりんがみくにゃんに仕返しする！って息巻いてるから何かキツいこと言うかもだけど、大丈夫だから深刻に受け止めないでね☆」ｶｷｶｷ

凛「こうなったら、シンデレラチャットに色々書いて、みくのイメージダウンさせる」

未央「えっ」

未央(これはちょっとフォローしとこ)

未央(on chat)「私がそそのかしたせいで、みくにゃんがしぶりんのことイジり過ぎちゃった」ｶｷｶｷ

未央(on chat)「しぶりんがみくにゃんに仕返しする！って息巻いてるから何かキツいこと言うかもだけど、大丈夫だから深刻に受け止めないでね☆」ｶｷｶｷ

重複
上レスは無しで

シンデレラチャット
CGプロのアイドルたちが自由に短文を投稿できるページ。ツイッターなどに比べてまだ認知度も低く、生の声をファンに届けるためプロダクションの検閲が入っていない。


凛「あそこになら何でも書けるからね」

みく「えっ、えっ」ｶﾞﾁﾋﾞﾋﾞﾘ

凛「優しい先輩だと思った？違うよ、私は悪い女にもなれるんだ」ｷﾘｯ

みく(あっこれは鏡の前で決めてたときと同じ顔にゃ)ｱﾝｼﾝ

凛「手始めに何書こうかな～」

みく(何でもいいにゃあ)

凛「そうだ」ﾃｨﾝ!

凛「みくが犬を飼ってた」

みく「ちょっと待つにゃ(何にゃそれ)」ﾘﾝﾁｬﾝﾏｼﾞﾃﾞｲｯﾃﾙﾉ

凛「もう謝っても止まらないからね」

みく「待つにゃ、待つにゃ(未央チャンのさっきの投稿…)」ﾁﾗｯ

未央の投稿「何かキツいこと言うかもだけど、大丈夫だから」

凛「ふふ…これでみくの猫キャラも終わりだね」ﾄﾞﾔｶﾞｵ

みく「凛チャンっ(あんなガチな予防線のあとにそれ投稿したら、残念な子だと思われるよ！！)」

凛「はい、投稿」ﾑｼﾞﾋﾅﾀｯﾌﾟ...ﾉ ﾂﾓﾘ


みく「にゃ…にゃ…にゃぁぁぁぁ(あ～あ、やっちゃったにゃあ)」

2


～～～

凛(今日もレッスンはハードだったな。ねむ…寝よう)

凛(今日、みく、悪いことしたかな)

凛(やりすぎた、よね。キャリアは向こうが先輩だけど、来たばっかりだし、もっと優しくしないと)

？？？「ハッハッ」

凛「…ハナコ？」

ハナコ「キュウン」

凛「そうだね、明日謝ろう。仲良くしたいし。……おやすみ」

ハナコ「ワンッ」

凛「おはようござい…」

P「はい、ですから事務所としては把握しておらず…」ﾄｩﾙﾙﾙ

ちひろ「はい、はい、そちらも事実関係を確認中で…
P「ちひろさん！」ﾋﾟﾋﾟﾄｩﾙﾙﾙ
…」

ちひろ「はいお電話変わりました、千川です」ｶﾞﾁｬ

P「前川は本日はまだ出社しておらずそこは何とも…」ﾂ-ﾂ-ﾂ-

ちひろ「はい。失礼します…凛ちゃん、おはよう、ちょっと今忙しいから待っててね、はいCGプロ。千川が対応させていただきます」

凛「…なに、これ」

みく「猫キャラの前川みくが犬を飼ってた。凛チャンが自分で書いたことにゃ？」

凛「じゃあ、それでこんな」

みく「クレーム。朝からPチャン達が対応してくれてるみたいだにゃ。見れば分かると思うにゃ」

凛「…ごめん………なさい」

みく「別にいいにゃ。まあ、もうどうしようとないけど」

凛「…どうしよう。どうしようもない、って言われたけど」


ちひろ「凛ちゃん…」

P「すまないが、これはさすがに擁護できないぞ」

未央「しぶりん…元はと言えば私が」

卯月「凛ちゃん、もっと一緒にアイドルしたかったです」

みく「みくがからかいすぎたのがいけないって分かってる。だから怒ってないのもホント。ライバルとしても尊敬してたにゃ。でも、こうなっちゃったらもう…ごめんね」


凛「みんな…ごめんなさい…みんな…」

凛「行かないでっ！！」ｶﾞﾊﾞｯ


凛ちゃんママ「どうしたのーー？？」ｼﾀﾉｶｲｶﾗ

凛「はぁっ…はあっ…夢…」

ハナコ「クゥン？」

凛「何でもないーー大丈夫ーーー」ﾊﾅｺﾅﾃﾞﾅｶﾞﾗ


凛「……ねあせ」

凛「シャワー浴びて事務所いこ」

凛「事務所…」


凛「……こわいな」

～～～

未央「でも、やっぱり私もしぶりんには謝っとかないと」

みく「元はといえば、みくが上手く凛チャンと話せなくてネタがほしいって言ったからにゃ？やりすぎたのもみくだし」

卯月「それにしても、凛ちゃんの投稿、かわいいかよ、ですね」

未央「待ってしまむーそれどこで」

みく「あー多分チャットのコメント欄にゃ」

未央「たしかに、これ…」


バターーーン

凛「……えっと」

凛「…………おはよ」

凛「…あ、それで、えと」

みく「これにゃ？」ｽﾏﾎｻｼﾀﾞｼ

凛「っ！う、うん」ｵｿﾙｵｿﾙﾐﾙ

みく「先に謝っとくにゃ。ここ何日か、やりすぎちゃって、ごめんなさい」

未央「私も…」

凛「え？いや、それより、私みくにひどいこと」ﾓｯﾄﾐﾙ

チャット「凛ちゃん、思いつく限り最も凶悪な(つもりの)悪評がワンワンの話」

チャット「わたしのかんがえたさいきょうのわるくち笑」

チャット「かわいいかよ」

チャット「CGプロの仲の良さが伺えますな^ ^」

チャット「さすがに凛ちゃん発想が可愛すぎて心配になる」



凛「……えっ」

みく「なんか、そのチャットの方も、アレな感じになっちゃってゴメンにゃ」

凛「…よかっ、たぁ」ﾍﾆｬ

みく「えっ」

凛「ほんとによかった…クレームも、会見も、なかったんだ」ﾍﾀﾚｺﾐ


みく「………えっ」

3

ちひろ(それから少しして、みくちゃんと凛ちゃんも普通にお話できるようになりました)

ちひろ(凛ちゃんはネットリテラシーについて、少しだけマジ説教もされましたけどね)

ちひろ(それから、なんとみくちゃんが昔犬を飼ってたのは本当らしく、逆にあれ以降動物番組全般へのオファーが増えました)


みく「凛チャン！今日はハナコチャン事務所に連れてくる約束の日にゃ？」

卯月「来てるんですかハナコちゃん！」

凛「うん。ほら、ハナコ」

ハナコ「ワンッ！」

みく「わぁ。猫チャンも最高だけど、ワンチャンもかわいいにゃぁ」

未央「中でもハナコちゃんは特別、ね」

凛「ふふっ」


卯月「えいっ」ﾊﾟｼｬ

卯月「プロデューサーさーん、これ載せてもいいですかー？」ﾃﾃｯ

ちひろ(それから、シンデレラチャットにも簡単な検閲が入るように)

P「んー？おお、いいぞ。よく撮れてるな」

ファン「あ、チャットが更新されてる…今回は卯月ちゃんね」ｵ-ﾌﾟﾝ!

ファン「これは……」


画面「満面の笑みのみくとハナコと凛」


みく「凛ちゃん！最初は上手くお喋りできなくて変になっちゃったりしたけど…」ﾊﾅｺﾊｻﾝﾃﾞ

凛「なに？」

みく「凛チャンのことは、最初の、みくが勝ったバトルのときからリスペクトしてたのにゃ」

凛「そうなの？それ、私も」ﾊﾅｺﾅﾃﾞﾅｶﾞﾗ

みく「卯月チャンも、未央チャンも、Pチャンも、ちひろさんも、みんな優しいし、みく、ここに来てよかったって思ってる」

凛「私も、みくが来て嬉しいよ」

みく「ほんと？良かった。…ねぇ」

凛「なに？」

みく「これからも、よろしくね？」

凛「……こちらこそ」ﾆｺｯ



ファン「この写真、もう200いいねされてる…なかなかフォット、ね」

ファン「私も保存しときましょうか」ｶｼｬﾝ

撮影スタッフ「ウォーキングのリハ入りますよー。あれ、どうかしました？」

ファン「ふふっ。大したことじゃないですよ。ただ、みくちゃんが、犬をーーー」

ありがとうございました。
個人的には、やっぱりなんとなく、事務所の4人目はみくにゃんがしっくりくる。

次は千早がはるるんに恋愛指南するお話でも書くかもしれません。
ではまた。

同じ世界線の過去作

渋谷凛「明けまして」

(本作の翌年のお正月のお話です)

おつおつ
可愛いぞ～