1: 2014/05/12(月) 14:14:17.36 ID:2wkzuR3To

P(昼飯買って来た)

P(……たまにはだれかが作ってくれた弁当が食べたいなぁ…)ガサ…

ガチャ

P「戻りました…ん?」

まゆ「?…あ、プロデューサーさん。こんにちは」

P「佐久間さん。こんにちは」

アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(9) (電撃コミックスEX)
2: 2014/05/12(月) 14:15:05.51 ID:2wkzuR3To

P「今は空き時間?」

まゆ「はい。次のお仕事まで時間があって…」

まゆ「うふふ、なので送ってもらうついでに、」

まゆ「Pさんとお昼ごはんを食べに行くんです♪」

P「そっか。よかったね」

まゆ「はい♪」

P(…これから昼飯の人の傍で食べるのも)

P(なんだか申し訳ないな…気にしすぎか)

まゆ「?」

P「あ…えっと」

P「…お茶淹れるけど飲む?」

まゆ「はい。ありがとうございます」




※まゆとはべつの担当Pとの会話です
まゆは、まゆPのことはPさん、べつPのことはプロデューサーさんと呼ぶ設定

3: 2014/05/12(月) 14:15:31.37 ID:2wkzuR3To


コト


P「どうぞ。熱いから気をつけて」

まゆ「ありがとうございます」

P「いえいえ」イタダキマス

まゆ「……」

P「……」モグモグ

まゆ「……」

まゆ「……」ズズ…

P「……」

4: 2014/05/12(月) 14:15:58.86 ID:2wkzuR3To


じと


P(……なんか見られてるような……気のせいかな…)パク…

P(そういえば他にだれもいないな。ちひろさんも…)モグモグ

まゆ「…」

P「……」

P「あの、佐久間さん」

まゆ「?はい」コト

P「……ちょっと食べる?」

まゆ「…はい?」

5: 2014/05/12(月) 14:16:31.49 ID:2wkzuR3To


・・・・・


まゆ「デリカシーがないです…お、女の子におなかすいたのかと思って、なんて…もぅ」

P「すいませんでした」

P(すごく怒られた)

P(うぐ…柚とかなら……。いや柚も照れるか…)

まゆ「」モーモー

P「……」

まゆ「…む」

P「ん?」

6: 2014/05/12(月) 14:17:02.41 ID:2wkzuR3To

まゆ「なに笑ってるんですかぁ?ひょっとしてまだちゃんと反省してませんねぇ…」

P「し、してますしてます。だからおもむろにカバンに手を入れないでください、何を出す気は知れないけれど…」

まゆ「じゃあどうして笑ってたんですか?」

P「あ、ああ、それは…その」

P「…なんか思ったより普通だったからさ」

まゆ「??」

P「佐久間さんの反応、普通の女の子って感じだなって。ちょっと怖い子だと思ってたんだ、俺」

P「なんだったらお茶も『結構です』って言われるかなーって…?」

まゆ「…………やっぱり反省できてないですよねぇ?」スッ…

P「……あ、スイマセンスイマセンお願いだからそれ仕舞って…」

7: 2014/05/12(月) 14:17:30.64 ID:2wkzuR3To

P「そ、そういうつもりでは」

まゆ「……ふふふふ。冗談です」クス

まゆ「べつにいいですよぉ。それになれっこなんです、私」

P「…なれっこ」

まゆ「はい。怖いとか…重いとか。言われるの」

まゆ「うふふ…でも好きなんだから仕方ないですよねぇ?」ニコ

P「……一途なんだね」

まゆ「そうなんです♪」

P(…って、アイドルがプロデューサーに…ってのは当たり前のように受け止める事実でもない気もするけど……アイツはどう考えてるんだろうな…)

8: 2014/05/12(月) 14:18:03.38 ID:2wkzuR3To

まゆ「…Pさんは」ギュ…

まゆ「まゆの愛を嫌がらずに、ちゃんと受け止めてくれるんです…だから私、いまこうして生きていられるんですよぉ?」

P「…その生きていられるは、こうして幸せに、みたいな意味だよね?」

まゆ「うふふ」ニコ

P(笑ってごまかされた…)

9: 2014/05/12(月) 14:18:37.56 ID:2wkzuR3To


・・・・・


P(……嫌がらずに、か)

P(…なれっこなんて嘘でしたーって言われたようなもんだな。やっぱり気にしてきたんだろうに)

P「…そういえば」

まゆ「はい?」

P「佐久間さんが俺のこと見てたのは結局なんだったの?」

まゆ「あ、えっとですね、男性はどんなお昼が好みなのかと思って……うふふ、明日のおかずはからあげにしてみます♪」

P「ああ作ってるのはもう毎日作ってるんだね……勉強熱心だね…」

まゆ「そんなまゆがPさんのことであたまがいっぱいだなんてそんな…♪」

P「間違ってはないけど微妙に補正するのはやめてくれるかな」

まゆ「はぁPさん……なんだったらお夕飯も作ってあげたいくらいなんですけど…」

P「あーそれでさっきすっとカバンから包丁が出て来たんだね。そうなんだよね?」

10: 2014/05/12(月) 14:19:03.90 ID:2wkzuR3To


む゛いー


まゆ「?…あっ」パァァ

P(分かりやすい)

まゆ「プロデューサーさん!Pさんがまゆにメールを!」

P「うん、まあメールくらいはするよね」

まゆ「えへへ。じゃあまゆもう行きますねぇ?…あ、えっと」

P「?…ああ。べつにそれ、残しておいてくれても」

11: 2014/05/12(月) 14:20:18.43 ID:2wkzuR3To


すっ


まゆ「…、ん…ん。はふ…」コト

まゆ「ご馳走さまでした。お茶美味しかったです」ニコ

P「…ああうん。そっか」

まゆ「はい。それでは♪」

パタン

P「…」

P「…いい子だな」

12: 2014/05/12(月) 14:21:43.84 ID:2wkzuR3To


・・・・・


まゆ「…Pさんに可愛いげっぷだなって言われちゃいました……もうまゆお嫁に行けないです…」

P(ソファに丸まってクッションに顔埋めて震えてる可愛い)

17: 2014/05/12(月) 16:05:31.05 ID:2wkzuR3To

P「お、おはよう佐久間さん。な、なんかごめん。俺のせいで笑われたみたいで…」

まゆ「いえ…あのときあわててお茶を飲んだ私が悪いんです…」グス

P「よ、よしよし」

P「あ、飴いる?」

まゆ「あやしいおじさんみたいですねぇ…」

P「ひどい」

19: 2014/05/12(月) 16:06:49.56 ID:2wkzuR3To

P(ズバっと言われた…)

まゆ「ふふっ…冗談ですよぉ」クスクス

P(昨日も同じふうにからかわれたような)

まゆ「それによく考えたらどうせPさんのお嫁さんになるしか私ないんですから関係ないですよねぇ…」ウフフフフ…

P(逞しいなこの子)コワイ

20: 2014/05/12(月) 16:08:08.73 ID:2wkzuR3To

まゆ「じゃあせっかくなのでもらっていいですかぁ?」

P「あ、うん。たくさんあるから。好きに食べてください」ワサー

まゆ「…っ…なんでポケットから、そんなにたくさんあめが……っ」プルプル…

P(なんかつぼってるひどい)

21: 2014/05/12(月) 16:09:29.09 ID:2wkzuR3To

P「よく柚とか仁奈にあげてるんだ。楓さんも欲しがるし……」

まゆ「その顔でポケットからあめ出しておいて…昨日よく私のこと怖い子だと思ってたなんて言えましたねぇ…?」プルプル…

P「えっ俺、佐久間さんから見てどんな顔してるの…?というかカバンから包丁出す子に言われたくないなぁそれ」

22: 2014/05/12(月) 16:12:10.93 ID:2wkzuR3To

まゆ「ふふっ…ふ…はぁっ…うふふ。でも本当に」

まゆ「私こそプロデューサーさんのこと、もっと怖い人だと思ってました…」

P「…俺ってなにか人に怖がられるようなことしてるっけ」

まゆ「担当の子たちがみんな自由な人たちだから、てっきり厳しくまとめているのかと…」

P「……ああ…」

23: 2014/05/12(月) 16:13:57.70 ID:2wkzuR3To

P「そうでもないよ」

P「おかげで俺も気楽にさせてもらってるし」

まゆ「……そうですかぁ」

まゆ「ふふ。飴おいしい」アムアム

P「それはよかった」

24: 2014/05/12(月) 16:14:40.56 ID:2wkzuR3To


・・・・・


まゆ「…こんばんはー」ヒョコ

P「?」

P「ああ佐久間さん。こんばんは」

まゆ「…」ペコ

まゆ「あの、よかったらプロデューサーさんにお願いが…」

P「うん?」

25: 2014/05/12(月) 16:15:52.04 ID:2wkzuR3To

P「…おー」

P「これ佐久間さんが作ったんだ。…すごいね」

まゆ「お料理好きなんです。大切な人のために私ができることですから…」ウフフ…

P「お、おう」

26: 2014/05/12(月) 16:17:16.91 ID:2wkzuR3To

まゆ「お弁当もいいですけど、やっぱりこうして作ったものを食べて欲しくて…」

まゆ「ありがとうございました。事務所のキッチンを使わせてもらって」ペコ

P「うん。そのくらいはべつに」

P「美味しいって言ってもらえるといいね」

まゆ「はい♪」

27: 2014/05/12(月) 16:18:31.59 ID:2wkzuR3To

P「家に押しかけて料理作ったりはしないんだ?」

まゆ「そ、それはさすがに迷惑かなぁって……これでも十分かもしれないですけど…」

P「そっか」

P(…ホントいい子だな…勝手に怖い子だと思ってて…罪悪感がすごい)

P「…。佐久間さんはいい子だね」

まゆ「?…きゃぅっ…」

ポン

P「……」ナデナデ

まゆ「…」

P「…あ、」

P「ご、ごめん。つい」

まゆ「……いえ、べつに…あ、でもやめてもらっていいですかぁ?」

P「あ、はい…」

28: 2014/05/12(月) 16:20:10.66 ID:2wkzuR3To

P(やってしまった。いつものくせで)

まゆ「…………」ポフ

まゆ「うふ。まゆ…Pさん以外の男の人に、頭を触られるのは、いやです」

まゆ「…でも気持ちは嬉しかったですよぉ。なので、ううんこちらこそ、です」

まゆ「プロデューサーさんもいい人だと思いますよぉ」ニコ

P「…」

P「…うん。どうもありがとう」

まゆ「いいえ」

29: 2014/05/12(月) 16:21:40.51 ID:2wkzuR3To


・・・・・


まゆ「…」カチャカチャ

P「佐久間さん」

まゆ「?あ、プロデューサーさん」

P「手伝おうか」

まゆ「あ…、いえ、その……」ゴシゴシ

P「…」

まゆ「…」

まゆ「…うん…お願い、できますかぁ…?」

P「うん」

30: 2014/05/12(月) 16:23:40.22 ID:2wkzuR3To

まゆ「はい」

P「はい」

P「……」フキフキ

まゆ「…」…カチャ…

まゆ「美味しかったです。我ながら」

P「そっか」

まゆ「はい」

31: 2014/05/12(月) 16:25:39.23 ID:2wkzuR3To

P(…強いな……佐久間さん)

まゆ「恋する乙女は無敵なんですよぉ?」

P「心を読むのと無敵さは関係ないよね?」

まゆ「じ、じゃあ…こ、恋する乙女はハイテクなんですよぉ?」

P「その発言がぽんこつっぽいかな……」

32: 2014/05/12(月) 16:28:19.34 ID:2wkzuR3To

P「アイツはなんて?」

まゆ「きらりちゃんとお仕事の打ち合わせで遅くなる、って…そのままご飯も食べて来るそうです」

P「そっか」

P(言ってくれれば俺が食べてあげたのに、ってのは言わない方がいいのかな)

P(無理に帰って来て欲しいとも言わなったんだろうな…)

P「…片付けが終わったら、コーヒーでも淹れようか」

まゆ「……うふふ。甘くしてくれなきゃいやですよ?」

P「うん。大丈夫」

33: 2014/05/12(月) 16:30:28.58 ID:2wkzuR3To

まゆ「……」

まゆ「じつは、プロデューサーさんに食べてもらってもいいかなって……ごめんなさい。すごく失礼ですよね、でも、少しだけ思っちゃいました」

P「…?失礼かな、それ。俺も思った…というか、俺が思う方が失礼なような」

まゆ「……」

まゆ「…そ、そう言われると自信がなくなりますけど…たぶん、そうとう……」

P「??あれ、そうかな…?」ン…?

まゆ「……」

まゆ「ぷ」

P「…?」

34: 2014/05/12(月) 16:32:31.62 ID:2wkzuR3To

まゆ「…ふふ、ふふふ」クスクス

P「な、なにかおかしかった?」

まゆ「はい」クス…

まゆ「プロデューサーさんは…いい人というか、お人よしさんなんですねぇ」

P「…それは喜んでいいのかな…」

まゆ「だめだと思いますよ…?もう、そういうところが…です。ふふ」

P(分からん)

35: 2014/05/12(月) 16:35:54.56 ID:2wkzuR3To

P(…まあいいや。佐久間さん元気になったみたいだし…あ、こういうところか?)

まゆ「プロデューサーさん」ツン

P「ん?」

まゆ「コーヒー、淹れてくれるんでしょ?」

P「…ああ。そうだったね。淹れようか」

まゆ「はい。おいしいコーヒーにしてくださいねぇ?とっても甘くて、まゆが幸せになれるような♪」

P「……難しいこと言うね…」

まゆ「あ、まゆPさんのことを考えれば幸せになれるので、甘くして頂ければ大丈夫ですよ?」

P「じゃあ最初からそっちだけ言って欲しいかった…が、頑張ります」

まゆ「はい♪」

36: 2014/05/12(月) 16:37:04.97 ID:2wkzuR3To

まゆ「うふふ。ありがとうございます、プロデューサーさん」

P「どういたしまして。佐久間さん」

37: 2014/05/12(月) 16:38:39.75 ID:2wkzuR3To


・・・・・


ガチャ


まゆ「おはようございます」

P「?」

P「佐久間さん。おはよう」

P「最近よく会うね」

まゆ「本当ですねぇ」ニコ

38: 2014/05/12(月) 16:40:37.84 ID:2wkzuR3To

P「?」

まゆ「…」ポワワワワー

P「……」

P「なにかいいことでもあった?」

まゆ「あっ分かっちゃいますかぁ?♪うふふーえへー」

P「まあね」

39: 2014/05/12(月) 16:42:23.07 ID:2wkzuR3To

まゆ「じつは昨日ですねーPさんの方から家に来るかって誘ってくれて…♪」

まゆ「きらりちゃんと一緒にお夕飯を作りに行かせてもらったんです♪」

P(こう聞くとあの野郎とんでもないプロデューサーだな)

P(…いや、まあ俺も人のことを言えるような立場ではないけど…うん)

まゆ「…」

まゆ「…あの、プロデューサーさん?今日のお昼は…またお弁当ですか?」

P「?うん。そのつもりだけど」

まゆ「…そうですか」

40: 2014/05/12(月) 16:44:06.77 ID:2wkzuR3To

まゆ「じゃあ…はいこれ。どうぞ」

P「??これは?」

まゆ「お弁当です。その…か、勘違いしないでくださいねぇ。ただのお礼なんですから」

P(ツンデレ佐久間さん!)

P「え、いやお礼ってなんの」

まゆ「ふふん」ドヤ

41: 2014/05/12(月) 16:45:13.23 ID:2wkzuR3To

まゆ「まゆにはなんでもお見通しなんですよぉ?」

まゆ「ありがとうございます。お人よしなプロデューサーさん♪」

P「……あ、ああ。いや…」

42: 2014/05/12(月) 16:46:17.16 ID:2wkzuR3To

P「…そっか。なんか…ごめんね。変な気を遣って、…遣わせて」

まゆ「いいえ」フルフル…

まゆ「私プロデューサーさんのこと、恋を応援してくれるお友達としてなら、大好きですよ」ニコ

P「…………」

まゆ「あ、さっきも言いましたけど勘違いはしないでくださいねぇ?お弁当も今日だけですよ?」フッ

P(ハイライトオフ!ヤンデレ佐久間さん!)

P「わ、分かってるって」

43: 2014/05/12(月) 16:47:31.50 ID:2wkzuR3To

まゆ「そうですかぁ?えへへ…よかった」

まゆ「うふ。それじゃあこれからも、まゆと仲良くしてくださいね?」

P「はい。こちらこそ」

まゆ「はい♪」

む゛ぃー

まゆ「?…あっPさんから電話だぁ。出なくちゃ♪ではプロデューサーさん、また」

P「うん。また」

まゆ「…」ニコ フリフリ…

パタン

P「……」

P(初めから一度しかもらえないって分かってるお弁当もすごいな)

P(大事に食べるか)

44: 2014/05/12(月) 16:48:25.71 ID:2wkzuR3To

P「……おいしい」モグモグ

P「友達か。なんかいいな」モグモグ

45: 2014/05/12(月) 16:48:52.43 ID:2wkzuR3To
おわりん

分かり辛くて申し訳ない。設定の時点で間違ってるとこあるから…
なにかいい工夫があれば教えてください。ではお読み頂きどうもです

46: 2014/05/12(月) 17:38:28.08 ID:wQGz1nRf0
乙女なまゆ可愛い


49: 2014/05/16(金) 00:14:56.33 ID:rDKQKPewo
おつー

引用元: モバP「佐久間さんと一緒」