35: 2023/03/24(金) 01:11:38.63 ID:UvCzDTiu.net
梨子「ねぇ…曜ちゃん…私…思ったんだけど…」

その日は朝から梨子ちゃんがウチに来ることになっていました
遅れていた梨子ちゃんの衣装がやっと完成したのであさイチで試着してもらうつもりだったのです

それが…あんな…

曜「ジャ~ン!どうかな?」

梨子「あ!可愛い!…凄い…」

曜「へへぇ…良いでしょ?肩の飾り布は手縫いなんだよね…どうしても立体的に見せたくて頑張っちゃった」

梨子「ありがとう…曜ちゃん…ねぇ?早速着てみて良い?」

曜「うん!着て着て!フィット具合を確かめたい」

梨子「あ…」

曜「ん?」

梨子「ねぇ…曜ちゃん…私…思ったんだけど…」

曜「?」

梨子「どうせなら曜ちゃんも着替えてちょっと合わせてみない?って…煩くしちゃうと迷惑かな?」

曜「んー…ママ今日は出掛けてて遅くまで帰らないって言ってたし大丈夫だよ」

梨子「…ふーん…そうなんだ…」

梨子「じゃあ着替えちゃうね…ファスナー下ろしてくれるかな?」

曜「…え…あ…うん」」

そう言って梨子ちゃんは後ろを向いて髪をかきあげ項をあらわにしました
ワンピースのファスナー…
ワタシが…下ろすの…?

梨子「…お願いするわね」

あ…凄い…梨子ちゃんの項から漂う甘い香り
なんだろう?シャンプー?香水?
ボディクリーム?柔軟剤?

…梨子ちゃんの…ニオイ

その香りは私の鼻孔を通り抜け脳を擽る甘美な香り
甘くてふんわりしてて心地良い
なんだろう…頭が…ボーッとする
いつまでも…かいでいたい…

梨子「曜ちゃん?」

44: 2023/03/24(金) 21:40:30.18 ID:UvCzDTiu.net
梨子「どうしたの?曜ちゃん?」

曜「い…いや!なんでもない!なんでもないよっ!」

危なかった…
なんだろう?今の感じ…変な感じ…

変な空気を吹き飛ばすようにワタシは一気にジッパーを下ろしました

曜「あ…あっ」

梨子ちゃんの背中…白くて…すべすべしていて…キレイ…
そして…驚いたことに…

曜「り…り…梨子ちゃん…ブ…ブラ…」

梨子「ふふっ…ちょっと悪戯したかったの…大丈夫…ここに来るときは上着着てきたからわからないはずよ…」


部屋…暑い…エアコン…利きすぎ…?
梨子ちゃんもちょっと汗ばんでる…

パサッ
梨子ちゃんがワンピースを下ろす

あ…凄い…匂い
甘くて…ふわふわで…柔らかい
綿菓子のような匂い

梨子ちゃんの…汗の匂い…?
なんだろう…ドキドキする…
胸が苦しい…汗が吹きでる…
梨子ちゃんの肌なんて着替えの時何回も見てるのに…

梨子「曜ちゃん?大丈夫?」

45: 2023/03/24(金) 21:41:58.77 ID:UvCzDTiu.net
梨子「曜ちゃん…顔が真っ赤よ…大丈夫?」

そう言って梨子ちゃんはおでこを寄せて来た
ヤバい
ワタシ今…汗ばんでる
汗臭いかも…

コツン
おでこが当たる
近い…

梨子「ん?…ちょっと熱い?…熱?」

ゴクリ
梨子ちゃんの桜色の唇
薄紅色の舌
真っ白くてツヤツヤな歯
何もかもが…キレイ…

梨子「…それとも…?」

梨子「…興奮…してる…?」

いつの間にか梨子ちゃんの両手はワタシの首に回されていた
近い…逃げられない…

梨子「私も…興奮してる…」

お互いの吐息が絡み合う
凄い…
強烈な甘い香り

この娘はきっと髪の毛一本
爪一枚に至るまで砂糖菓子でできてるに違いない
甘く…ピンクで…柔らかい…
そして…その甘さの裏には…
毒が…ある…

梨子「ね…ほら…ドキドキしてるでしょ…」

46: 2023/03/24(金) 21:43:48.81 ID:UvCzDTiu.net
梨子「…ほら…ね…」

そう言って梨子ちゃんはワタシの手をとって…

曜「あ…」

…柔らかい
この世にこんなに柔らかいものが…あるのか
ワタシと違う…感触…
柔らかくて…固い…
すべすべしていて…熱い…

キモチイイ…ずっと触っていたい…
甘い匂いに脳が痺れる…
ふわふわしてる…これは…夢?現実?
もう…どっちでも良いや…

梨子「ふふっ…曜ちゃんの…匂いがする…」

曜「ワ…ワタシ…臭くない?」

梨子「曜ちゃんの…汗の匂い…興奮する…」

避ける暇もなく唇を押し付けられた
甘い…甘い…甘い…
唇が…舌が…吐息が…唾液が…
全てが…甘い…

脳が蕩ける
彼女の舌がワタシの唇を…舌を…歯を撫でる

…こくっ…こくっ
唾液を流し込まれる…
特級に甘く…危険な毒…

唾液が糸を引く
ワタシの唾液?…梨子ちゃんの唾液?
もう…わからない

梨子「…どう?…美味しい?」

これは毒だ…危険な毒…
すぐに吐き出さないと…
ワタシが……蕩け…る……

梨子「XX…XゃんX…XのXXよ…」

47: 2023/03/24(金) 21:46:05.39 ID:UvCzDTiu.net
梨子「…ちゃ…曜…ゃ…」

あ…あれ?
ワタシ何してたんだっけ?

曜「…梨子…ひゃん?…らんでウチに…?」

梨子「あぁ…良かった…暖房が利きすぎてたのね…衣装を合わせてるうちに曜ちゃん鼻血出して倒れちゃったのよ?」

曜「へ?…ふぁ…ほんろら…詰め物」

梨子「今日は暖かいわ…春も近いのね…でも本当に良かった…ゆっくり寝てなさい…どうせ衣装作りで無理したんでしょ」

曜「あはは…面目ない…」

梨子「大丈夫そうね?…本当に…無理しちゃ駄目よ…身体を大事にしてね…」

曜「…うん…ゴメンね…」

梨子「今日はお暇するわ…衣装本当にありがとう…細かい調整は明日…学校でしましょう…それじゃ…明日…」

曜「…う…ん…」

さっきのは夢?現実?
あの梨子ちゃんはワタシの妄想?

部屋を出るその後ろ姿…
その美しい後ろ姿を眺めながら
梨子ちゃんはもしかして…
あの笑みを浮かべてるのかも?

獲物を捉えた肉食獣の笑み
妖艶で…可憐で…蠱惑的…
清楚で…美しく…淫蕩で…乱ら…

白い肌と赤鴇色の唇
柔らかくて固い乳房の感触…

毒…もう遅い…手遅れだ…
梨子ちゃんの毒は全身にまわってしまった
もう…梨子ちゃんからは逃れられない

まだボーッとする頭で
彼女の残り香を嗅ぎながら
ワタシは何故かそんな事を思うのでした


おしまい

引用元: 曜「梨子ちゃんって、なんかいい匂いする♪」←これ