1: 2014/12/07(日) 21:58:28.09 ID:jqx9acwT0.net
ナルト「はぁ、今日も疲れたってばよぉ…」

ナルト「あんだけなりたかった火影も、いざなってみると色々面倒なことばっかだったってばよ」

ナルト「こんなこと知ってたらぜってー火影なんて目指さなかったのになぁ…」

ナルト「ジジイ達はいちいち口出ししてくるし、部下は不満垂れるだけでまともに働かねぇし」

ナルト「同期の皆からは嫉み妬みの言葉言われまくりだし、里の皆は自分達の要望好き勝手言ってくれるし…」

ナルト「俺一人でどうしろってんだよぉ…」

ナルト「でも一番めんどくせーのは…」

9: 2014/12/07(日) 22:03:50.59 ID:jqx9acwT0.net
うずまき家

ナルト(あぁ、家に入りたくねーなー)

ナルト「…ただいまー」ガチャッ

ヒナタ「………」

ナルト「た、ただいまだってばよヒナタ」

ヒナタ「………」

ナルト「えっと、ボルトとヒマワリは?もう寝たのか?」

ヒナタ「二人ともとっくに寝てます」

ナルト「そ、そっかぁ、最近顔合わせてねーから会いたかったなぁ」

ヒナタ「それは寝かしつけた私を責めてるんですか?」

ナルト「いやいや違うってばよ!」

ヒナタ「いつまでたっても帰ってこないあなたを待とうとしていたあの子達を一生懸命寝かしつけた私を責めてるんですね」

ナルト「ごめん、俺が悪かった!単に二人の顔を見たかっただけなんだって」

15: 2014/12/07(日) 22:08:02.36 ID:jqx9acwT0.net
ヒナタ「そう思っているなら早く帰ってきてください、二人のことを大切に思っているのなら」

ナルト「俺もそうしたいのは山々なんだけど、ここんとこ仕事が立て込んでて…」

ヒナタ「家庭よりも仕事が大事なんですね」

ナルト「っ!そんなこと言ってねーだろ!」

ヒナタ「大きな声を出さないで、二人が起きてしまうでしょ」

ナルト「あぁ、…わりぃ」

ヒナタ「ったく…私も、もう寝ますね」

ナルト「あのよ、飯は」

ヒナタ「もう片付けました、こんなに遅くなるとは思いませんでしたから」

ナルト「………わりぃ」

17: 2014/12/07(日) 22:08:27.19 ID:EugeXNgk0.net
CVに水樹奈々とか最初からこうなる予定だったのか

21: 2014/12/07(日) 22:16:15.65 ID:jqx9acwT0.net
ヒナタ「食べたいならレトルトでも適当に作ってください、じゃ、おやすみなさい」

ナルト「わかった、おやすみヒナタ」

ヒナタ「………」

バタン

ナルト「……はぁ」

ナルト「なんでこうなっちまったかなぁ」

ナルト(昔はあんな冷たくなかったのにな…)

ナルト(火影の座について、段々二人の時間がなくなって、子供も生まれて家事が忙しくなって二人で会話することも少なくなって…)

ナルト(気がついたらヒナタは俺にああいう態度をとるようになっちまってたってばよ)

ナルト「とりあえずなんか食べるってばよ、えーっと…カップ麺でいいか」


ナルト「ズズーッ」

ナルト「若い頃はあんなに好きだったラーメンも、なんだか味気ないってばよ…」

ナルト「…ふぅ」

ナルト「俺も寝るか…」

27: 2014/12/07(日) 22:23:57.61 ID:jqx9acwT0.net
休日

ナルト「ふぁぁ…」

ヒナタ「あなた、掃除するからどいてください」

ナルト「んー、せっかくの休みなんだからもう少し寝かせてくれってばよぉ」

ヒナタ「あなたは休みでも私は休みじゃないんです」

ヒナタ「いいですよね仕事は休みがあって、主婦は一年中休みなんて」

ナルト「わーったわーった!すぐどってばよ」

ナルト(はぁ、たまの休みもゆっくり寝てらんないってばよ…)

33: 2014/12/07(日) 22:30:18.12 ID:jqx9acwT0.net
ナルト「リビングのソファで横になるか…」

ボルト「よこせってばよ!」

ヒマワリ「お兄ちゃん返してよー」

ナルト「………」

ボルト「へへーん、取り返してみろー」

ヒマワリ「うわーーーーん」

ナルト「うるせぇ!!静かにしろってばよ!!!」

ボルト「」ビクッ
ヒマワリ「」ビクッ

ナルト「あ…ご、ごめんな二人とも、大声出して」

ヒナタ「ちょっと、子供達に怒鳴らないでください!」

ナルト「わりぃヒナタ、ちょっと強く言いすぎた…」

ヒナタ「仕事で疲れてるからって子供達に当たらないでください、イライラしてるのはあなただけじゃないんです」

ナルト「ほんと、悪かった…」

37: 2014/12/07(日) 22:32:24.92 ID:jqx9acwT0.net
ヒナタ「はぁ、お金渡しますからどこか出かけてきてください。これ以上子供達に八つ当たりされては困ります」

ナルト「…分かったってばよ」

ボルト「あの、父ちゃん…」

ナルト「ボルト…」

ヒナタ「二人とも、お父さんは疲れてるみたいだからお母さんとあっちに行きましょ、ほら」

ボルト「うん…」

ヒマワリ「お母さん、私お腹減ったー」

ヒナタ「じゃあオヤツにしよっか…ボルトも早く来なさい」

ボルト「…うん」


ナルト「…………」

42: 2014/12/07(日) 22:44:27.45 ID:jqx9acwT0.net
ナルト「さてと、どこに行くかな…」

ナルト(昼飯にはちょっとはえーし、眠気がやべぇからどっか横になれるとこに…)

ナルト「映画でも行くか」



ナルト「ぐおー…」Zzz



ナルト「あー、椅子が硬かったからあちこち痛ぇ…」

??「あれ、ナルトじゃない」

ナルト「えっ」

サクラ「やっほ、久しぶり」

ナルト「…サクラちゃん」

45: 2014/12/07(日) 22:49:22.73 ID:jqx9acwT0.net
サクラ「こんなとこでアンタと会うなんて意外」

ナルト「そんなことないってばよ、俺もヒナタと付き合い始めてからは映画とか見るようにまったし」

サクラ「あ、じゃあ今日は休日の家族サービスとか?でもヒナタ達はいないみたいね」

ナルト「いや、俺一人だってばよ」

サクラ「あ、そうなんだ。ナルトが一人で出かけるって珍しいわね」

ナルト「まぁ俺も一人になりたい時があるんだって」

サクラ「…なんかアンタやつれてない?目の下にクマが出来てるし」

ナルト「い、いやそんなことはないぜ!元気だけが俺の取り柄だからな!」

サクラ「もしかして、なにかあったの?」

ナルト「………」

ナルト(ちょっとぐらいなら、話してもいいよな…)

ナルト「実は、さ」

50: 2014/12/07(日) 22:57:03.88 ID:jqx9acwT0.net


サクラ「そっか、ヒナタが…ねぇ」

ナルト「昔はあんなに優しかったってのに…」

サクラ「でも仕方ないわよ、ヒナタだって大変なんだろうし」

ナルト「それは、俺もわかってるつもりだってばよ」

サクラ「日向宗家の長女であり火影の妻、これって結構なプレッシャーよ?」

サクラ「多分周りからも色々言われてるだろうし、子育てだってアンタと日向家の子供ってことで相当期待されてるでしょうし」

ナルト「………」

サクラ「ヒナタがそうなっちゃうのも無理はないって」

ナルト「…そう、だよな」

ナルト(やっぱ仕方ないことなんだよな…)

サクラ「でもさ」

ナルト「え?」

サクラ「あんたも家庭がそれじゃ気が休まらないでしょうし、あたしで良かったら気晴らしの相手になったげるわよ?」

57: 2014/12/07(日) 23:01:53.11 ID:jqx9acwT0.net
ナルト「サクラちゃん…」

サクラ「里の長が家庭内不和の心労で倒れた、なんてことになったらシャレになんないしね」

サクラ「それにかつての仲間としても、放っておけないしね」

ナルト「…!」

サクラ「アンタのストレスが解消されれば、ヒナタの態度も少しは受け入れやすくなるんじゃないの?」

ナルト「ありがとう…サクラちゃん」

サクラ「いいのいいの。ナルト、あんたには返しきれない恩があるんだから」

ナルト(…やっぱサクラちゃんは、優しいってばよ)

ドクン

ナルト(えっ?)

63: 2014/12/07(日) 23:09:38.76 ID:jqx9acwT0.net
サクラ「じゃあさ、早速癒してあげよっか」

ナルト「どういうことだ?」

サクラ「映画館の椅子が硬かったから身体が凝っちゃったんでしょ?アタシがほぐしてあげるって言ってるの」

ナルト「いやいやいや、いいって。風呂に入って一晩寝りゃほぐれるから」

サクラ「強がんなくていいわよ、アンタも若くはないんだから疲れは出来るだけ残さない方がいいの」

ナルト「でもよぉ」

サクラ「別にお金取ったりしないし、それとも私を信用してないの?」

ナルト「そんなことは」

サクラ「じゃあ決まりね」ニコッ

ナルト「っ!」ドキッ

ナルト(サクラちゃん、相変わらず可愛いってばよ…サスケのヤローが羨ましいぜ)

69: 2014/12/07(日) 23:21:05.88 ID:jqx9acwT0.net
サクラ「ほら、上がって上がって」

ナルト「お邪魔します…ってなんでサクラちゃん家に来てるんだってばよ!?」

サクラ「だって、外でマッサージするわけにはいかないじゃない」

ナルト「まぁそれもそっか」

サクラ「あーもしかしてホテル行くとか期待してたわけぇ?」

ナルト「ちちち違うってばよ!!//」

サクラ「あはは、冗談よ。お茶出すからリビングで座って待ってて」

ナルト「わかった」

ナルト(部屋が片付いてる、物で溢れかえってるウチとは大違いだぜ)

サクラ「お待たせー」

ナルト「サンキュー、ところでサラダちゃんはいねーの?」

サクラ「うん、出掛けてるわよ。休みの日はいっつもどっか行っちゃうのよね」

ナルト「そーなんだ、活発な子なんだな」

その頃サラダは、

サラダ「ふへへ、休日のボルトも素敵…」←絶賛ストーキング中

74: 2014/12/07(日) 23:26:05.35 ID:jqx9acwT0.net
サクラ「じゃあお茶も飲んだし、マッサージを始めましょっか」

ナルト「お、おう。頼むってばよ!」

ナルト(ん?なんか体の調子がおかしいような…疲れのせいかな)

サクラ「……」ニヤッ



サクラ「さ、始めるわよ」

ナルト「あのよサクラちゃん、ここって寝室だよな?」

サクラ「そうよ、ウチには寝室以外横になれるとこがないから」

ナルト(なんかやけにムードのある部屋だってばよ…)

サクラ「ほらほら、早く服脱いで横になりなさい」

ナルト「えっ、脱ぐの?」

サクラ「そりゃそうよ、服来たままマッサージ出来ないし。あ、下着はちゃんとつけときなさいよ?」

ナルト「も、モチロンだぜ!」

サクラ(ふふふ…)

86: 2014/12/07(日) 23:38:47.07 ID:jqx9acwT0.net
サクラ「どう?痛くない?」モミモミ

ナルト「あぁ~いい気持ちだってばょ~」

サクラ「当たり前よ、私がマッサージしてあげてるんだから」

ナルト(始める前は緊張してたけど、超気持ちいいってばよ。今日はサクラちゃんと会えてラッキーだったな)

サクラ「…じゃあそろそろこれを使うわね」

ナルト「おわっ!なんか今冷たかった!?」

サクラ「オイルよ、アロマが配合されてるからリラックス効果があるの」

ナルト「そーなんだ」

サクラ「………」モミモミニギニギ

ナルト(マッサージは気持ちいいんだけど、オイルとサクラちゃんの手つきでなんだか変な気分になってきた…)

ナルト(ここしばらく抜いてないから敏感になっちまってるってばよ…サクラちゃんに悟られないようにしないと)

サクラ「…ねぇ、ナルト」フゥッ

ナルト「ひゃいっ!」ビクビクーン

94: 2014/12/07(日) 23:48:07.29 ID:jqx9acwT0.net
ナルト「うわぁぁぁっ!?」ガバッ
ナルト「あ、あれ?ここは…俺の家?」
ヒナタ「ううん、どうしたのナルトくん…」
ナルト「ヒナタ…?」
ナルト(じゃあさっきのは、夢?)
ヒナタ「どうしたの?悪い夢でも見た?」
ナルト「…あぁ、どうやらとびっきりの悪夢を見てたみてぇだ」
ヒナタ「そっかぁ…じゃあ、えいっ」ムギュッ
ナルト「お、おい」
ヒナタ「こうしてれば、悪い夢をみても大丈夫でしょ?」
ナルト「…そうだな、ありがとなヒナタ」
ヒナタ「うん、それじゃ…おやすみ、ナルトくん」
ナルト「おやすみ、ヒナタ」
ヒナタ「………」Zzz
ナルト「…ヒナタ、お前を悲しませるような未来には、ぜってーしないってばよ」

チュッ

fin

95: 2014/12/07(日) 23:48:28.38 ID:hA4b1jCA0.net
>>94
おいどうした

98: 2014/12/07(日) 23:49:25.98 ID:C0fUGQ8u0.net
投げたな

100: 2014/12/07(日) 23:49:42.04 ID:Z4ekPuLE0.net
夢落ち、幻術落ちは許されない

103: 2014/12/07(日) 23:50:12.80 ID:jqx9acwT0.net
サクラとの浮気にのめり込んでそれがヒナタにばれてそれが原因で火影の座を奪われて
それで絶望したナルトが木の葉崩し計画するとか考えてたけどめんどくなったよ


やっぱヒナタ可愛いわ

109: 2014/12/07(日) 23:52:01.61 ID:QxnPvRkQa.net
サスケの幻術か

引用元: ナルト「なんでヒナタと結婚したんだろ…」