1: 2023/04/10(月) 21:58:17.42 ID:em9FNotS.net
恋「──珍しいですね」クスッ

すみれ「なによ、、、いけない?」

恋「いいえ、すみれさんはなかなか自分の心に素直になれない人ですから、こうして甘えてくれることがとても嬉しいのです」ニコッ

すみれ「そんなに私って素直じゃないの?」モゾモゾ

恋「んー」布団ファサァ

恋「普段はストレートに言ってもらえてありがたいのですが、こういったプライベートとなるとすみれさんから発言したり行動してくれることは少ないと感じます」

すみれ「そう....わたし、これから頑張るわ。恋みててね。貴女の前でもちゃんと素直になるから」

恋「──なら、早速実戦して見ましょうか。すみれさんは今何をしたいですか?」

すみれ「え?」

5: 2023/04/10(月) 22:04:30.98 ID:em9FNotS.net
恋「貴女は私と同じ布団で寝転んで居ます。距離も近いです。互いのカラダや吐息に触れてしまいそうなこの状況で、すみれさんはどうしたいですか?」

すみれ「うぅ....そういうの、言わなきゃダメなの?言わなくても通じることだってあると思うんだけど、、」

恋「すみれさんの口から言って欲しいです【素直】に、ですよ?」クスッ

すみれ「うん...すぅ...はぁ....」

すみれ「...れんと、、、す、したい」

恋「ふふっ、今なんて言いました?」

すみれ「嘘よ絶対聞こえたでしょ。もう一度なんてありえないからっ」

恋「すみれさん、もう一度聞きたいです」

すみれ「...れんと【きす】したいって言ったの、、、もうっ、これでいいんでしょ」

恋「えぇ今度はハッキリと聞こえました。すみません、きちんとその言葉を聞きたかったものですから」

すみれ「...いじわるよ」ギュッ

6: 2023/04/10(月) 22:06:37.82 ID:em9FNotS.net
恋「...すみれさんのカラダ、熱いです、、、部屋が暗くてよく分からないのですが、もしかして顔から火が出るほど恥ずかしいのですか?」

すみれ「ちっ違うからっさっきお風呂から出たばかりなだけで、、、髪だってほら湿っているでしょ?」

恋「えぇ、、、少しだけ湿ってます」グイッ

すみれ「ちょっ...顔ちかっ...んんっ」

恋「ちゅっ....んむっ...」


──
───

7: 2023/04/10(月) 22:12:24.74 ID:em9FNotS.net
チュンチュン...

恋「空がだんだんと明るくなってきましたね」

すみれ「...もうなの?最悪、月曜なのに」

恋「結局眠れませんでしたね。すみれさんがせっかく誘ってくれましたのに」クスッ

すみれ「...アナタのせいよ、でも」


すみれ「素直になるのも悪くない、、、かも」

恋「一歩成長しましたね、すみれさん偉いです」ナデナデ

すみれ「んっ...私それ好き。もっと撫でて、、、」

恋「えぇ、いいですよ、、、よしよし、すみれさんはがんばりました」

すみれ「うん....うん」

8: 2023/04/10(月) 22:26:04.09 ID:em9FNotS.net
すみれ「一つ、私から提案があるのだけれど」

恋「なんですか?」

すみれ「学校ずる休みしましょ」

恋「いけませんよ。寝不足であろうとも病気でもない限り通わなくてはなりません」

すみれ「貴女も正直になってみたらどうなのよ。本当は私と一緒に眠りたいでしょ?」フフッ

恋「それとこれとは話が別です、さぁ起きてください」

すみれ「ったく厳しいわねぇ...ならせめて私の腕を引っ張って起こしてよ。じゃなきゃ絶対起きてやらないんだから」

恋「素直というか、めんどくさがりなだけですね」


すみれ(貴女に甘えてるだけよ。そんなの口にして言わないけどね)

おわり

10: 2023/04/10(月) 22:52:52.86 ID:fKjCrpG3.net
たすかる

引用元: すみれ「一緒に寝てもいい?」恋「おや?すみれさんから誘ってくるなんて」