【七尾百合子】


百合子「こんな時にごめんなさい……！でももう今しかないから……」

百合子「私、ずっと伊吹さんに助けられて来ました……」

百合子「こんな、むちゃくちゃなユニットで、それでも前を向いている伊吹さんに何度も助けられて……」

百合子「でも、私、助けられてばかりじゃいやなんです！私も、伊吹さんの助けになりたいんです」

伊吹「十分なってるよ」

百合子「伊吹さん……。もうバレてるかもしれないですけど……私」



百合子「伊吹さんが好きです」

伊吹「ああ、知ってるよ。分かってる」

【愛】


百合子「でも大丈夫です」

伊吹「え？」

百合子「私、わかってます」

百合子「こんなこと言うと困らせるって」

百合子「だから返事はいりません」

【必ず】


百合子「色んな困難があると思うんです……私達の間には色んな壁や問題が……」

百合子「でも、必ず、迎えに行きます。何年かかっても、必ず」

百合子「だから待っててください」

百合子「伊吹プロデューサー、行ってきます」

伊吹「ああ、行って来い。待ってるぞ」

百合子「……！　はいっ！」

【贈る言葉】


奈緒「なんか自分の担当したアイドルになんか言うことないんか？」

エミリー「そうですよ。送り出す言葉が欲しいところです」

ひなた「期待しても無駄ってことだべさ」

横山「せやなぁ」

横山「今日でもし結果出んくて、ユニットが解散することになったとしても」

横山「お前ら3人は永久に俺の誇りや」

【恩を仇で返す】


奈緒「なんやお前！加減ってもんを知らんのかい！」

ひなた「ヒザがナメクジな癖に泣かせるよね」

エミリー「分かりました！横山さんは私達の誇りではないですけど、
　　　　　一生懸命がんばりますね！」

横山「お前らこそ加減を知ってくれへんかな」

【時は動き出す】


二階堂「ターニングポイントはこのライブが行われることだったか？」

陸「いえ、僕が居た未来でも、このライブは行われました」

二階堂「そこで解散するユニットに問題があったと」

陸「ええ、僕がいた未来では、このライブで解散するユニットは
　　最上静香のいたユニットでした……」

二階堂「……なんだと」

【あったかもしれない未来】


陸「最上静香はユニット解散後、それでもアイドルを続けます。
　　そして、ついに春日未来、伊吹翼と3人が親友として
　　仲良くなりユニットを結成します」

陸「その頃には春日未来の暴走はやや沈静化するのですが、
　　それもこのライブがきっかけとなります」

陸「伊吹翼もまた、このライブ後、アイドルとして躍進します。
　　それは今までとは比べ物にならないほど」

陸「力を増す伊吹翼、暴走しなくなった春日未来、
　　そして、それを取りまとめる力を秘めた最上静香」

陸「この3人はアイドル史に大きく名を刻みます。
　　良くも悪くも……」

【情報過多にお気をつけください】


二階堂「いったいその後、未来に何が起きるんだ」

陸「3人のユニットをプロデュースするのは社長を兼任するように
　　なった伊吹さんです。しかし、ユニット結成後、
　　トップアイドルユニットとして活躍する1年後に殺害されます」

二階堂「チョット待ってくれ。私も煽って聞いてしまったけど
　　　　それほんとに私聞いてて大丈夫なやつ！？」

陸「全米チャートも大幅に塗り替えるヒットを
　　産み出した結果のことです。怒りに燃える伊吹翼、春日未来」

二階堂「続けるの！？」

陸「そして、犯人が海外国籍だと分かると彼女らは
　　ワールドツアー、ライブ中、観客たちにテロを行った」

二階堂「いやもうじゃあ、今すぐあいつら消した方がいいよ！
　　　　やばいやつじゃん！」

【なくて良かった未来】


陸「テロに使われた兵器は、博士の作ったものでした」

二階堂「なんで！？なんで私加担しちゃった！？」

陸「いえ、正確に言えば、その後天才として開花した伊吹翼が
　　作った贋作なんですけれど…」

二階堂「……さすが伊吹くんの妹、じゃなくて！
　　　あの子、絶対今すぐ頃した方がいいって！」

陸「偽装工作は完璧なものでした。当然、博士は世界中から
　　追われる身になります」

二階堂「当然！？　当然なの！？　よし、あの小娘は殺そう！」

【第三次世界大戦の引き金たち】


陸「そして、世界は核の炎に包まれます……」

二階堂「でしょうね」

陸「最上静香は元々このライブでは姉さんと2人のユニットでした。
　　2人の喧嘩は止まらず結果は最低、最下位居で解散」

陸「しかし、最上静香はその後伊吹翼春日未来の責任を問われ
　　追われる身になります。姉さんが助けたりなんやかんや
　　あって、姉さんから千鶴さんや色々あって
　　博士のことを聞き、僕は博士を探しタイムマシンを作って
　　もらって、この時代に来たというわけです」

二階堂「全部話したな。大丈夫なのか」

麗花「大丈夫ですよ。このスレも年末で終わりですから」

陸「それに原因となったこのライブで、最上静香のユニットが
　　解散することがないと思うので……」

【一致団結】


麗花「私達が最下位になることはないって！」

茜「またまた、根拠のないことを……」

星梨花「わかります。プロデューサーさんが言ってたんですよね！」

麗花「ぴんぽーん！」

静香「まあ、それなら少しだけ、自信が湧くわね」

志保「そうね。あの人が言うなら」

静香「初めて意見があったわね」

志保「そう？　私はただ、負けたくないだけだから」