1: 2023/04/28(金) 20:46:07.18 ID:wbDUI3hS.net
       
夏美「冬毬~」コンコン

冬毬「はい姉者。何でしょうか」ガチャ

夏美「ちょっとこれから友達が家に来るから部屋から出ないで欲しいんですの」

冬毬「えっ?」

夏美「じゃあよろしくですの~」

バタン

冬毬「あ、姉者?」
 

3: 2023/04/28(金) 20:48:35.93 ID:wbDUI3hS.net
ガヤガヤ

夏美「お待たせしました~どうぞ上がってですのー♪」

きな子「あれ、部屋が散らかってるから片付けるって言ってたけど」

メイ「以外と早いな」

四季「本当に片付け?」

夏美「そうですのー。ほら、こっちが私の部屋ですの」
 


冬毬「あ、あ、姉者が」

冬毬「姉者が家に友達を連れてきた?」
  

4: 2023/04/28(金) 20:51:11.74 ID:wbDUI3hS.net
冬毬「今ではそんなこと一度もなかったのに、姉者が友達を連れてくるなんて」


きな子「へー、趣があって落ち着く家ッすねー」キョロキョロ

夏美「あんまりきょろきょろ見ないで欲しいですの」

メイ「へーこれが動画を編集してるPCか?」

四季「なかなかハイスペック」

きな子「へーそうなんすね! すごいっす!」


冬毬「隣の姉者の部屋から楽しそうな声がコミットしてきます」

5: 2023/04/28(金) 20:53:47.95 ID:wbDUI3hS.net
きな子「あ、きな子ちょっとトイレに行ってくるっす~」フラフラ

夏美「トイレは廊下を突き当たって右のドアですの」

きな子「はいっす~」

メイ「そろそろ始めようぜ」

四季「うん。先輩たちに追いつくための作戦会議」

6: 2023/04/28(金) 20:56:11.27 ID:wbDUI3hS.net
ジャー

きな子「ふー、スッキリしたっす」

きな子「あれ、夏美ちゃんの部屋ってどこだったっすかね」

フラフラ

きな子「えーっと、たぶんここっすね!」

ガチャ

冬毬「え?」

きな子「え?」

7: 2023/04/28(金) 20:58:28.67 ID:wbDUI3hS.net
きな子「ごごごめんなさいっす! 部屋を間違えて……」

冬毬「あ、いえ……」

きな子「って、もしかしてあなたは夏美ちゃんのお姉さんっすか?」

冬毬「え、ちが」

きな子「うわー! はじめましてっす! 背が高くてすごく美人さんっすね!」キラキラ

きな子「でも顔は夏美ちゃんにどことなく似てるっすね!」

冬毬「に、似てますか?///」

8: 2023/04/28(金) 21:01:34.53 ID:wbDUI3hS.net
きな子「もう、夏美ちゃんったら紹介してくれても良かったっすのに!」

冬毬「私のこと、話していなかったのですか?」

きな子「はいっす。家族の話は全然しなかったっすね」

冬毬「……」

ガチャン!!

夏美「ああーーっ! 隣の部屋が騒がしいと思ったらやっぱり!」

メイ「え、この人は?」

四季「こんにちは」

冬毬「姉者……」

9: 2023/04/28(金) 21:04:36.28 ID:wbDUI3hS.net
夏美「ほら、戻りますのよ」

グイッ

きな子「でも夏美ちゃん、せっかくお姉さんが居るなら紹介してほしいっす」

夏美「っ!!」

夏美「こら冬毬! きな子に嘘をつくんじゃないですの!」

冬毬「違います姉者。その方が勝手に勘違いをしたんです。私はアグリーしてません」

きな子「えええ! 夏美ちゃんが姉の方だったっすか?!」

メイ「へー、大人っぽい妹さんだな」

四季「私よりも背高いかも。恋先輩くらい?」

冬毬「妹の冬毬です。改めまして、姉者がお世話になっております」

10: 2023/04/28(金) 21:06:59.58 ID:wbDUI3hS.net
メイ「あ、よろしくな。夏美と違って態度も良いなー!」

夏美「……」ムカムカ

夏美「もう! そうやっていっつもいっつも夏美のほうが妹みたいだの冬毬のほうが優秀だのと昔から!」

夏美「だから会わせたくなかったんですの!」

冬毬「姉者……」

きな子「ちょ、夏美ちゃん。妹さんが」

メイ「な、なんかごめんな」

四季「メイは悪くない」

12: 2023/04/28(金) 21:12:29.81 ID:wbDUI3hS.net
夏美「な、なんですの?」

冬毬「……」

きな子「夏美ちゃん?」

夏美「っあーもう!」

夏美「ちょっと冬毬と話しますの。3人は先に私の部屋に戻っててくださいですの」

四季「がんばって」グッ

メイ「何かあったら言えよ」

ガチャ バタン

13: 2023/04/28(金) 21:15:38.53 ID:wbDUI3hS.net
冬毬「……」

夏美「えっと、冬毬。ちょっと言い過ぎましたの」

冬毬「姉者……」

夏美「勝手に私が、冬毬と自分を比べてネガティブになってただけですの。冬毬はなにも悪くないのに……」

夏美「ごめんなさい。謝りますの」

冬毬「エビデンスは?」

夏美「は?」

冬毬「姉者が反省しているというエビデンスを見せて私の期待にコミットしてください」

冬毬「そうしてくれないとアグリーしません」プイッ

14: 2023/04/28(金) 21:18:16.31 ID:wbDUI3hS.net
夏美「こ、この子は~!」

冬毬「」プイッ

夏美「仕方ありませんの」

夏美「ふーっ」

夏美「オニナッツゥー!!日々のあれこれエトセトラ♪あなたの心のオニサプリ、オニナッツこと鬼塚夏美ですのー♪」パァ

冬毬「!」

夏美「今日はぬぅわんと! 世界一かわいい私の妹を紹介しますのー♪」

冬毬「あ、姉者!!///」テレッ

15: 2023/04/28(金) 21:21:12.13 ID:wbDUI3hS.net
夏美「ふう、これでアグリーですの?」

冬毬「完全にアグリーです」ニッコリ

夏美「じゃあ、改めて私の友達に紹介しますの!」

夏美「世界一かわいいオニナッツの妹を!」

冬毬「私にも姉者の友達についてのナレッジを知りたいです!」



きな子「なんだかんだで」

メイ「相性の良さそうな姉妹だな」

四季「agree.」



おわり

16: 2023/04/28(金) 21:21:58.53 ID:wbDUI3hS.net
今しか書けないと思って勢いでやった
いずれ自分で読み返してぜんぜん違うやんけってなるのが楽しみです
ありがとうございました

17: 2023/04/28(金) 21:23:19.88 ID:k5d0RKOZ.net
やっぱ俺 2期生好きだわ

19: 2023/04/28(金) 21:32:32.40 ID:zYz0l/0q.net
勢いがあって好き

引用元: 冬毬「姉者が家に友達を連れてきた?」