若葉「えーと、そういうのじゃなくて」

ありす「はい」

若葉「花のハタチや、小中学生がゴールデンウイークだってのに、遊びに行ったりせずにレッスンして誕生会してまたレッスンなんて人生それでいいのかなぁ……って」

ありす「なんか今日の若葉さん、川島さんみたいでめんどくさそうですね」

若葉「あーっ、瑞樹さんに言い付けるぞ」

ありす「おっと、橘は何も話してません。今のは空耳というヤツですぞ」



由愛「凪ちゃん……の真似？」

雪美「似てない……」

ーーその頃

瑞樹「びぇっっっっくしゅん！」

千枝「わぁ、大きなくしゃみです」

瑞樹「うー、どうしたのかしら……」

沙理奈「瑞樹姐さんもお腹出して寝ていたのかしら？」

比奈「この季節は難しいっス」

瑞樹「そういうワケでもないのよね……あ、ひょっとして誰かが私のことを貰ってくれる前触れかしら？」

春菜「……そんな時は眼鏡ですよ」

瑞樹「……どんな時よ」

若葉「それに今日はプロデューサーさんもいないし……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ありす「それが本音ですか」

若葉「だって……誕生日なんだよ。誕生日なのに……」

ありす「普段から夕美さんや藍子さんみたいにイチャイチャしているのに、まだ足らないと申されますか」

若葉「ありすちゃんが冷たい……」ｸﾞｯｽﾝ

ありす「あぁ、もぅ！！」



雪美「ありす……一人孀をこじらせた……？」

由愛「まってちがう」

由愛「まぁ、若葉さんには申し訳ないけど」

雪美「明日の準備で……みんな忙しいから……」



ありす「みんな、明日のこどもの日ライブに向けて頑張っているんですから、最年長の若葉さんだけ駄々をこねるなんてダメです！」

若葉「あー、ありすちゃんまで年寄り扱いするー！！」ﾋｯｸ





由愛「もしかして……酔ってる？」

雪美「酔っ払いは……ありすに押し付ける……」

由愛「と、とりあえず、片付けとか始めようか」

雪美「うん……」

若葉「くーっ、くーっ」



ありす「やっぱり、飲んでいたんですね」

雪美「ありす……許してあげて……」

ありす「……」

由愛「私もわかるよ。Pさんがいなくて寂しい時は、何か発散したくなるから」

ありす「お二人はお相手がいらっしゃる……むしろ、うちのL.M.B.Gの約半数はいますからね。一人ものの身なんてわからないでしょうね！」

由愛「ありすちゃん……」

ありす「……」

「デラックスいちごパフェ……会場の近くのお店にあるみたいです」

由愛「……いいの？」

ありす「……まだ結論は何も言ってませんよ。決してパフェが……」

雪美「ありす……口数が増えてる……」

ありす「う～～」

由愛「じゃあ、みんなで明日行こうか」



ありす「はいっ！」

ーー次の日

ーーイベント会場

若葉「じゃあ、光ちゃんと麗奈ちゃんは、ここから降りて来て。くるみちゃんと七海ちゃんが踊っている近くだけど」

光「安全確認はヒーローの基本だ！」

麗奈「いざとなったら、こっちから避けてあげるわよ！」

若葉「頼もしいわね。でも気をつけてね」

二人『応！』





ありす「なんだかんだで、千枝さんがいない間のリーダーはやれるんですね」

雪美「ありす……少し、おかんむり……？」

ありす「……」

由愛「いちごパフェだよ、いちごパフェ」

ありす「子どもじゃないんですから、そんなに連呼しないで下さい！」

由愛「ふふっ」

雪美「ﾆﾖﾆﾖ」

若葉「それじゃあ、今日の為、みんなの為、ファンの為に頑張ってきた成果を見せるわよ」

L.M.B.G『はいっ！』

若葉「L.M.B.G～」

L.M.B.G『ファイッ！！』







ありす「ライブですか？無事に終わりました」

「まさか、失敗するとでも？」

「でも……その後、楽しみにしていたいちごパフェのお店で、若葉さんのプロデューサーさんが合流して……」

若葉「あーん」

若葉P「あーん……ﾊﾟｸｯ。うん、おいしいな」

若葉「じゃあ、次は私ね」

若葉P「じゃあ、あーん」

若葉「ﾊﾟｸｯ……うん、おいしいっ」

ｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬｲﾁｬ



瑞樹「」

千枝「わぁ、瑞樹さんが息をしてません！」

沙理奈「メディックゥ！」

比奈「AEDはどこっスか！？」

春菜「とりあえず眼鏡を」ｵﾛｵﾛ



ありす「……落ち着いて食べられませんでした」

「……私がもし大人になっても、あんな人前でイチャつくような大人にはなりたくありません」

「もっと分別のできる（ry



ーーなお、同じ穴の貉になるとは、この時の橘ありす（12歳）はまだ知らない

HAPPY BIRTHDAY KUSAKABE WAKABA

バカップルがいると

「イチャイチャするな！」

って言いたくなりますよね

では、読んで下さった方へ、カツオのカレー煮を

スレを立てるまでもないおまけ



ーーライブ終了後

光「で、なんでパフェのおいしい店に行かなかったんだ？」

麗奈「……それ、本気で言ってる？」

梨沙「はぁ、若葉とそのプロデューサーが合流したのよ」

光「ん？別にいいんじゃないか？それにありすや雪美もいるんだろ？」

小春「いちごパフェが目当ての二人はともかく～付き合いで行った由愛ちゃんがかわいそうです～」

舞「あの二人の間には、なるべくいたくありませんからね」

光「？？」

梨沙（どーすんのよ。本気で気がついてないみたいじゃないの！）

麗奈（知らないわよ！……まさか光がここまでだったとは）



千佳「柏餅おいしいなー」ﾊﾟｸｯ

仁奈「ちまきもうめーですよ！」

みりあ「……そうだね、おいしいね」ﾊﾟｸｯ

（……あーあ、みりあもプロデューサーさんと一緒だったらなぁ）

みりあ（ま、いっか）

（帰ったら、おもいっきり甘えようっと）

（こどもの日だし、少しぐらいおさわりしてもバレないよね……ふふっ）



おしまい

ちなみにマイ設定

キス以上した相手がいるL.M.B.Gメンバー
若葉、千枝、桃華、由愛、梨沙、小春、舞

想い人はいれど、まだ……なメンバー

美由紀、麗奈、ありす、みりあ、雪美、こずえ、千佳



だったりします