842: 2019/03/10(日) 19:13:32.88 ID:IOlHiZZ0o

843: 2019/03/10(日) 19:15:45.00 ID:IOlHiZZ0o
美波「えっ? か、花粉症ですか?」

武内P「はい」

美波「風邪が長引いてるのかと思ってたんですけど……」

武内P「ひどい方は、そういった症状が」


美波「――イクシュッ♡」ビクンッ!


武内P「……」

武内P「えっ?」

844: 2019/03/10(日) 19:18:29.41 ID:IOlHiZZ0o
美波「す、すみません……!」

武内P「い、いえ……」

美波「でも、花粉症だなんて……」

武内P「ある日、突然なるものですか」


美波「――イクシュンッ♡」ビクゥンッ!


武内P「!?」

武内P「……!?」

845: 2019/03/10(日) 19:20:56.54 ID:IOlHiZZ0o
美波「ご、ごめんなさい! 何度も……!」

武内P「あの、今のは!?」

美波「? くしゃみですけど……?」

武内P「くしゃみ!?」


美波「は――イクシュッ♡」ビクンッ!

美波「すみま――イクシュゥッ♡」ビクーンッ!


武内P「ま、待ってください!」

武内P「貴女のそれは、私の知るくしゃみではありません!」

846: 2019/03/10(日) 19:27:06.84 ID:IOlHiZZ0o
美波「す、すみません! すぐマスクを……!」

武内P「え、ええ……!」

美波「あぁ……なんだか、体がダルい……」クタッ…

武内P「に、新田さん!?」


美波「――イクシュッ♡」ビクンッ!

美波「――い、い……イクシュウンッ♡」ビクゥーンッ!

パプリッ!

美波「や、やだ……!/// すっごくヌルヌル……!///」


武内P「ど、どうぞ新田さん! ティッシュです!」

847: 2019/03/10(日) 19:33:37.65 ID:IOlHiZZ0o
美波「だ、ダメぇ……止まらない……!///」タラーン…

武内P「新田さん、これを使ってください!」

美波「あ、ありがとうございます……!///」タラーン…

武内P「あまり、強くせずに……!」


美波「は――イクシュッ♡」ビクンッ!


――ぷおんっ!


武内P「!? う、おおおおっ!?」

サッ!


……べちょっ!


美波「ご、ごめんなさい! ソファーがヌルヌルに……!」タラーン…

武内P「そ、それは構わないので! 先に、鼻をかんでください!」

848: 2019/03/10(日) 19:39:24.08 ID:IOlHiZZ0o
美波「でも、頭がボーッとしちゃって……///」タラーン…

武内P「っ、失礼します……!」

スッ…

美波「ぷ……プロデューサーさん?///」タラーン…

武内P「私がティッシュを抑えているので、遠慮せずに……!」


美波「そ、それは――イクシュッ♡」ビクンッ!

美波「恥ずかし――イクシュウンッ♡」ビックゥンッ!


武内P「……かも、知れません」

武内P「が、事態が事態ですので、どうか……!」

849: 2019/03/10(日) 19:45:23.13 ID:IOlHiZZ0o
  ・  ・  ・

コンコン、ガチャッ

アーニャ「ドーブラエ ウートラ、おはようござ――」


美波「も、もう出ません……!///」

武内P「新田さん、我慢なさらず……」

美波「でも、あっ、あっ、また――イクシュンッ♡」ビクンッ!

武内P「……やはり、まだ出ましたね」

美波「ううっ……すみません、ヌルヌルに……!///」

武内P「大丈夫です」


アーニャ「ニェ―――ット!」

アーニャ「プロデューサー!? 美波!?」

850: 2019/03/10(日) 19:51:23.93 ID:IOlHiZZ0o
アーニャ「二人は、何をしていましたか!?」


美波「あっ、アーニャちゃん!?///」

武内P「! アナスタシアさん」

美波「これは、違うの!/// その、どんどん溢れてきちゃうから……///」

武内P「はい。力が入らないとの事なので、私が」

美波「代わりに拭いてくれ――イクシュウンッ♡」ビクゥンッ!

武内P「っ! まだ、出るようですね……」


アーニャ「ニェ――ット!」

アーニャ「アー……アー……! ンンン、ダメ! です!」

851: 2019/03/10(日) 20:01:27.99 ID:IOlHiZZ0o
アーニャ「ソファーの後ろで、何をしてますか!?」

アーニャ「ニェート! プロデューサー! 美波!」

ずんずんずんずん!


美波「っ!?――イクシュッ♡」ビクンッ!

武内P「! アナスタシアさんが、外から来たから……」

美波「イクシュンッ♡ イクシュゥンッ♡」ビクゥンッ! ビックゥンッ!

武内P「新田さん! くっ……新田さん!」

美波「あっ、い、いいっ――イックシュウウンッ♡」ビックウゥンッ!


アーニャ「フヴァーチット ウジェ――ッ!!」

アーニャ「い、アー! アー! いい加減にして、ください!!」

852: 2019/03/10(日) 20:10:14.56 ID:IOlHiZZ0o
  ・  ・  ・

武内P「……間違いなく、花粉症ですね」

美波「はい、そうみたいですね……」

アーニャ「アーニャは、信じていました」

武内P「今は落ち着いていますが……」

美波「……病院、今日は休みですからね」

アーニャ「アーニャは、信じていましたよ?」


武内P「ひとまず、今日を乗り切る事を考えましょう」


美波「はい……さすがに、かなり辛くなってきましたから」


アーニャ「アーニャは、信じていましたからね?」

853: 2019/03/10(日) 20:15:56.67 ID:IOlHiZZ0o
武内P「……今日は、大事を取って帰るのが良いかと」

美波「ええっ!?」

武内P「その、新田さんはくしゃみをすると……はい」

美波「でも、今日のレッスンは大事な合わせがあるんです!」

アーニャ「美波……」


美波「今日一日だけなら、何とかなりませんか?」

美波「そのためなら、私――イクシュンッ♡」ビクンッ!

美波「どんな事でも、耐えてみせます!」


アーニャ「……やっぱり、美波は凄い、です!」

武内P「新田さん……」


武内P「……わかりました。何とか、頑張りましょう」

854: 2019/03/10(日) 20:20:57.61 ID:IOlHiZZ0o
  ・  ・  ・

美波「――イックシュウンッ♡」ビックウンッ!


武内P「新田さん、諦めましょう」

アーニャ「ダー。プロデューサーの言う通り、です」


美波「そんなっ!?」

美波「私、まだやれます!」

美波「何だって――イックシュンッ♡」ビクゥンッ!


武内P「改善どころか、ひどくなってきていますから!」

アーニャ「このままだと、美波の体が、アー、保たない、です!」

855: 2019/03/10(日) 20:26:48.52 ID:IOlHiZZ0o
美波「でも……でも、私……!」

美波「諦めたくなイクシュッ♡」ビクッ!


アーニャ「……美波」

アーニャ「……」

アーニャ「プロデューサー! お願い、です!」

武内P「アナスタシアさん?」

アーニャ「何か、方法はありませんか?」

武内P「いえ、ですが……」


アーニャ「美波を、助けてください!」


美波「――イックシュゥンッ♡」ビックゥンッ!


武内P「……わかり、ました」

武内P「……少しだけ、待っていてください」

856: 2019/03/10(日) 20:36:44.65 ID:IOlHiZZ0o
  ・  ・  ・

アーニャ「――ハナノア?」

武内P「はい」

アーニャ「それは、何ですか?」

武内P「ハナノアとは――」


武内P「鼻うがい専用の、洗浄器具と洗浄液のセットです」

武内P「鼻の奥の汚れや菌――この場合は、花粉ですね」

武内P「それを……洗浄液で丸ごと洗い流します」

武内P「小林製薬の、ハナノア」


アーニャ「小林製薬の、ハナノア」


美波「イクシュンッ♡」ビクンッ!

857: 2019/03/10(日) 20:42:46.77 ID:IOlHiZZ0o
アーニャ「なら……アー、移動した方が良い、ですね?」

武内P「いえ、ここで洗面器を使用して行います」

アーニャ「ここで?」

武内P「はい」

アーニャ「シトー? トイレではダメ、ですか?」

武内P「……あまり、使用している姿を見られたくはないでしょうから」

アーニャ「……アー……そう、ですね」


武内P「――新田さん。どうぞ、これを使ってください」


美波「イクシュッ♡ イクシュンッ♡」ビクッ! ビクンッ!


アーニャ「……美波?」

858: 2019/03/10(日) 20:47:50.63 ID:IOlHiZZ0o
美波「い、イックシュゥンッ♡」ビックゥンッ!


アーニャ「プロデューサー! 美波が、変です!」

武内P「! くしゃみが、止まらなく……!?」

アーニャ「美波が、氏んでしまいます!」

武内P「アナスタシアさん! 私が新田さんを抑えているので!」


武内P「アナスタシアさんが、新田さんにハナノアを使ってください!」


アーニャ「ニェート! 手にかかると、バッチイ、です!」


武内P「で、では! 私がやりますので、新田さんの体を抑えていてください!」


アーニャ「ダー! プロデューサーの言うことは、絶対、です!」


美波「イックシュンッ♡」ビックンッ!

859: 2019/03/10(日) 20:54:53.45 ID:IOlHiZZ0o
アーニャ「美波! 頑張って、ください!」

ガシイッ!

美波「イクシュッ♡」ビクッ!

アーニャ「プロデューサー! 今、です!」


武内P「新田さん――失礼します!」

…つぷり

美波「ふ、あ……!」ピクンッ…

武内P「――!」

ぎゅっ!

美波「へあああぁぁぁ……」ビクンビクン…!

たぱぱぱぱっ…


アーニャ「ハラショー! 凄い勢い、です!」

860: 2019/03/10(日) 20:58:42.13 ID:IOlHiZZ0o
武内P「――!」

ぎゅっ!

美波「ふあああぁぁぁ……」ビクンビクン…!

たぱぱぱぱっ…


アーニャ「ニェ――ト! 何か、塊が出ました!」


武内P「――!」

ぎゅっ!

美波「!?」ビクッ!

ばぶっふ!


アーニャ「ニェニェニェニェ――ット! バッチイ、です!」

861: 2019/03/10(日) 21:09:26.24 ID:IOlHiZZ0o
  ・  ・  ・

美波「――先日は、ご迷惑をおかけしました」

武内P「いえ、お気になさらず……」

美波「それで、病院に行ってみたんですけど……」

武内P「やはり、花粉症でしたか?」

美波「はい……それで、お薬を処方して貰ったんです」

武内P「病院で処方される薬は、よく効きますから」

美波「でも……」


美波「副作用で、眠くなっちゃうんです」

美波「だから、本当に辛くなった時以外は――イクシュッ♡」ビクンッ!

美波「……出来るだけ、頼らずに頑張ります!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」


武内P「私が本当に辛いので、きちんと服用してください」




おわり

863: 2019/03/10(日) 21:43:48.70 ID:v4QBcQ8m0
アーニャの自分に都合のいいことしか聞かない感じ好き

引用元: 武内P「理由あって、飲み会」