1: 2012/12/16(日) 16:54:19.25 ID:KtuHzlHrO
シンジ「え?」
レイ「……イケメン……最高……」
レイ「……イケメン……最高……」
3: 2012/12/16(日) 17:01:07.72 ID:KtuHzlHrO
シンジ「あ、綾波もそういう冗談言ったりするんだね」
レイ「…」
シンジ「ほら、早くシンクロテスト行かないと。リツコさんに怒られちゃうよ」
レイ「…」
シンジ「ねえ綾な」
カヲル「どうしたんだい、二人とも。さあ行こう」
レイ「ええ」
シンジ「」
レイ「…」
シンジ「ほら、早くシンクロテスト行かないと。リツコさんに怒られちゃうよ」
レイ「…」
シンジ「ねえ綾な」
カヲル「どうしたんだい、二人とも。さあ行こう」
レイ「ええ」
シンジ「」
4: 2012/12/16(日) 17:12:26.06 ID:KtuHzlHrO
アスカ「は?ファーストの様子がおかしい? あいつはいつもおかしいわよ」
シンジ「いつもとは全然違うんだってば。なんて言えばいいのかな…」
シンジ「今日、朝から新しいパイロットが来るって言ってたろ?」
アスカ「あ、それどんなやつだった? まず私が値踏みしてやろうと思ってたのに……」
シンジ「風邪なんだから無理しないほうがいいよ。新しい人は、えっと……か、かっこ良かった」
シンジ「いつもとは全然違うんだってば。なんて言えばいいのかな…」
シンジ「今日、朝から新しいパイロットが来るって言ってたろ?」
アスカ「あ、それどんなやつだった? まず私が値踏みしてやろうと思ってたのに……」
シンジ「風邪なんだから無理しないほうがいいよ。新しい人は、えっと……か、かっこ良かった」
5: 2012/12/16(日) 17:20:24.66 ID:KtuHzlHrO
アスカ「なんて曖昧かてどうでもいい情報。それにあんたの審美眼じゃね」
シンジ「いや、ホントだって! あんなかっこいい人初めて見たってくらいなんだから」
アスカ「はいはい」
シンジ「で……その、綾波が」
シンジ「『イケメン最高』とか言い出して」
アスカ「はああ!?」
シンジ「ホントなんだ」
シンジ「いや、ホントだって! あんなかっこいい人初めて見たってくらいなんだから」
アスカ「はいはい」
シンジ「で……その、綾波が」
シンジ「『イケメン最高』とか言い出して」
アスカ「はああ!?」
シンジ「ホントなんだ」
9: 2012/12/16(日) 17:35:11.74 ID:KtuHzlHrO
アスカ「想像できない。シンジ、私をからかってんじゃないでしょうね」
シンジ「嘘だったら駅前のアイス、毎日おごるよ」
アスカ「んー……」
アスカ(あの人形女が他の男に? なら、バカシンジは……)
アスカ「…」
シンジ「あ、それと今日はミサトさんネルフに泊まりだってさ」
アスカ「そ、そう。ふーん、相変わらず忙しいわね、ミサト」
シンジ「嘘だったら駅前のアイス、毎日おごるよ」
アスカ「んー……」
アスカ(あの人形女が他の男に? なら、バカシンジは……)
アスカ「…」
シンジ「あ、それと今日はミサトさんネルフに泊まりだってさ」
アスカ「そ、そう。ふーん、相変わらず忙しいわね、ミサト」
10: 2012/12/16(日) 17:42:00.69 ID:KtuHzlHrO
カチャカチャ
シンジ「もうすぐご飯できるから」
アスカ「……今日さ」
シンジ「え? なにアスカ」
アスカ「今日私、一日部屋で安静にしてたから、すごく退屈だったわけ」
シンジ「あ、うん」
アスカ「キスしよっか」
シンジ「!? なんで?」
アスカ「言ってるじゃない。退屈だったから、よ」
シンジ「ア、アスカ」
シンジ「もうすぐご飯できるから」
アスカ「……今日さ」
シンジ「え? なにアスカ」
アスカ「今日私、一日部屋で安静にしてたから、すごく退屈だったわけ」
シンジ「あ、うん」
アスカ「キスしよっか」
シンジ「!? なんで?」
アスカ「言ってるじゃない。退屈だったから、よ」
シンジ「ア、アスカ」
14: 2012/12/16(日) 17:53:15.89 ID:KtuHzlHrO
アスカ「じゃ、いくわよ」ドキドキ
シンジ「う……うん」ドキドキ
アスカ「ん…」
ピンポーン
シンジ「…」
アスカ「…」
ピンポーン
シンジ「ちょっと行ってくるね」
シンジ「う……うん」ドキドキ
アスカ「ん…」
ピンポーン
シンジ「…」
アスカ「…」
ピンポーン
シンジ「ちょっと行ってくるね」
15: 2012/12/16(日) 18:02:07.24 ID:KtuHzlHrO
アスカ(どこの馬鹿よっ。大事なとこだったのに)
シンジ「はーい」
プシュッ
レイ「…今晩は」
シンジ「綾波! 今晩は。珍しいね」
レイ「あがっていい?」
シンジ「え。あー……」
レイ「駄目なの?」
シンジ「う……ど、どうぞ」
シンジ「はーい」
プシュッ
レイ「…今晩は」
シンジ「綾波! 今晩は。珍しいね」
レイ「あがっていい?」
シンジ「え。あー……」
レイ「駄目なの?」
シンジ「う……ど、どうぞ」
16: 2012/12/16(日) 18:10:47.08 ID:KtuHzlHrO
アスカ「(あ、ん、た、は! なんでファーストなんか家に入れてんのよ!)」
シンジ「(仕方ないだろっ。綾波がわざわざ来るなら、ネルフの大事な用事かも知れないんだから!)」
アスカ「(くっ)」
シンジ「(僕だって……さっきの続き、したいのに……)」
アスカ「(シンジ…!)」
レイ「なにしてるの?」
シンジ「い、いや別に。うん。それで、どうしたの綾波」
アスカ「なんの用事よ。済ませてさっさと帰んなさい」
レイ「イケメンが」
シンジ「へ?」
レイ「あの人が、ここに来るって言っていたから」
レイ「ここにいれば、会えると思って」
シンジ「(仕方ないだろっ。綾波がわざわざ来るなら、ネルフの大事な用事かも知れないんだから!)」
アスカ「(くっ)」
シンジ「(僕だって……さっきの続き、したいのに……)」
アスカ「(シンジ…!)」
レイ「なにしてるの?」
シンジ「い、いや別に。うん。それで、どうしたの綾波」
アスカ「なんの用事よ。済ませてさっさと帰んなさい」
レイ「イケメンが」
シンジ「へ?」
レイ「あの人が、ここに来るって言っていたから」
レイ「ここにいれば、会えると思って」
22: 2012/12/16(日) 18:28:13.07 ID:KtuHzlHrO
アスカ「ファ、ファースト……?」
シンジ「だから言ったろ」
アスカ「にしたって。どこまでマジなの?」
ピンポーン
レイ「!」
シンジ「カヲル君…なのかな」
アスカ「待ちなさい!シンジ。私が行くかわ」
シンジ「なんで?」
アスカ「ふん。この人形女が夢中になるイケメンとやら、見せてもらおうじゃないの」
シンジ「だから言ったろ」
アスカ「にしたって。どこまでマジなの?」
ピンポーン
レイ「!」
シンジ「カヲル君…なのかな」
アスカ「待ちなさい!シンジ。私が行くかわ」
シンジ「なんで?」
アスカ「ふん。この人形女が夢中になるイケメンとやら、見せてもらおうじゃないの」
25: 2012/12/16(日) 18:37:06.58 ID:KtuHzlHrO
アスカ(考えてみれば、あいつがマジなほうが私には都合がいいのよねー)トタトタ
アスカ(ま、ま、あくまで本命は加持さんだけどー。バカシンジが…わ、私のこと見てくれるなら…シンジ…)
ピンポーン
アスカ「うっさい! 聞こえてるっちゅーの!」
プシュッ
カヲル「今晩は」
アスカ「あ」
アスカ(ま、ま、あくまで本命は加持さんだけどー。バカシンジが…わ、私のこと見てくれるなら…シンジ…)
ピンポーン
アスカ「うっさい! 聞こえてるっちゅーの!」
プシュッ
カヲル「今晩は」
アスカ「あ」
29: 2012/12/16(日) 18:47:26.74 ID:KtuHzlHrO
カヲル「あ?」
アスカ「あ、ぅ」
カヲル「? ひょっとして、君が惣流・アスカ・ラングレーさん?」
アスカ「え!? わ、あの、そそそうだけど」
カヲル「良かった。君に会いに来たんだ」ニコッ
アスカ「わたひに! 会いに!??」
カヲル「挨拶とお見舞いを兼ねてね」
レイ「フィフス!」トタトタ
アスカ「あ、ぅ」
カヲル「? ひょっとして、君が惣流・アスカ・ラングレーさん?」
アスカ「え!? わ、あの、そそそうだけど」
カヲル「良かった。君に会いに来たんだ」ニコッ
アスカ「わたひに! 会いに!??」
カヲル「挨拶とお見舞いを兼ねてね」
レイ「フィフス!」トタトタ
31: 2012/12/16(日) 18:55:17.77 ID:KtuHzlHrO
カヲル「おや。君も来ていたんだね。綾波レイ」
レイ「あなたが行くと言っていたから……会えると思って」
カヲル「僕に用事かい?」
レイ「違、違うの…」
カヲル「?」
アスカ「私に……会いに……」ポー
レイ「あなたが行くと言っていたから……会えると思って」
カヲル「僕に用事かい?」
レイ「違、違うの…」
カヲル「?」
アスカ「私に……会いに……」ポー
35: 2012/12/16(日) 19:13:29.14 ID:KtuHzlHrO
カヲル「とにかく、元気そうで安心したよ」
アスカ「ありがと…ぉ」
カヲル「これからは仲間として、ぜひ僕も君たちの輪に入らせて欲しいな」
アスカ「もっもちろん!」
カヲル「それじゃ、僕はこれで。このメロンは皆で食べて」
レイ「もう帰るの?」
アスカ「え~、ねぇ、せっかくだし寄っていってぇ」
カヲル「誘ってもらえるのは嬉しいけど、夕食時に申し訳ないからね。シンジ君に宜しく」
アスカ「輪に入るって言ったのにぃ…」
レイ「そうよ」
カヲル「ふふ。また明日ね。同じ弐号機のパイロットとして、色々とーーー」
アスカ「え」
アスカ「ええええええ!?」
アスカ「ありがと…ぉ」
カヲル「これからは仲間として、ぜひ僕も君たちの輪に入らせて欲しいな」
アスカ「もっもちろん!」
カヲル「それじゃ、僕はこれで。このメロンは皆で食べて」
レイ「もう帰るの?」
アスカ「え~、ねぇ、せっかくだし寄っていってぇ」
カヲル「誘ってもらえるのは嬉しいけど、夕食時に申し訳ないからね。シンジ君に宜しく」
アスカ「輪に入るって言ったのにぃ…」
レイ「そうよ」
カヲル「ふふ。また明日ね。同じ弐号機のパイロットとして、色々とーーー」
アスカ「え」
アスカ「ええええええ!?」
36: 2012/12/16(日) 19:19:18.26 ID:KtuHzlHrO
シンジ「綾波も帰っちゃったね」
アスカ「はぁ」
シンジ「ご飯よそうね」
アスカ「は~~ぁ」
シンジ「アスカ……」
シンジ(なんだか分からないけど、さっきの続きなんて雰囲気じゃないなあ)
アスカ「はぁ」
シンジ「ご飯よそうね」
アスカ「は~~ぁ」
シンジ「アスカ……」
シンジ(なんだか分からないけど、さっきの続きなんて雰囲気じゃないなあ)
40: 2012/12/16(日) 19:40:30.27 ID:KtuHzlHrO
リツコ「では、これより弐号機のテストを行います。両パイロット、準備は良い?」
アスカ「ふん。弐号機はずっと私用に調整してきたんだから。立場の差ってのを教えてあげる」
カヲル「お手柔らかに」ニコッ
アスカ「!」ドキッ
アスカ(や、やばいやばい。こいつの目を見て話すのって女には危険だわ)
リツコ「ではアスカから」
ミサト「すごいじゃない! 自己ベスト更新よ、アスカ!」
アスカ「はっ。ま、ざっとこんなもんってやつよ」
リツコ「さすがね。では、続いて渚君」
カヲル「はい」
アスカ「ふん。弐号機はずっと私用に調整してきたんだから。立場の差ってのを教えてあげる」
カヲル「お手柔らかに」ニコッ
アスカ「!」ドキッ
アスカ(や、やばいやばい。こいつの目を見て話すのって女には危険だわ)
リツコ「ではアスカから」
ミサト「すごいじゃない! 自己ベスト更新よ、アスカ!」
アスカ「はっ。ま、ざっとこんなもんってやつよ」
リツコ「さすがね。では、続いて渚君」
カヲル「はい」
41: 2012/12/16(日) 19:46:22.55 ID:KtuHzlHrO
ドゴ!
レイ「…」
ドゴン!
レイ「ロッカー、壊れるわ」
アスカ「なによあれ……なんなのよあいつ!!」
アスカ「シンクロ率を自由に変えられる!? そんな―――」
アスカ「そんなのが可能なら、私、ずっと、なんの為に……!!」
ドゴン!
アスカ「うう、う、く…っ」
レイ「…」
レイ「…」
ドゴン!
レイ「ロッカー、壊れるわ」
アスカ「なによあれ……なんなのよあいつ!!」
アスカ「シンクロ率を自由に変えられる!? そんな―――」
アスカ「そんなのが可能なら、私、ずっと、なんの為に……!!」
ドゴン!
アスカ「うう、う、く…っ」
レイ「…」
47: 2012/12/16(日) 20:02:59.32 ID:KtuHzlHrO
レイ「…」テクテク
レイ「フィフス」
カヲル「やあ。なんだい?」
レイ「あなた、何?」
カヲル「すまないが、質問の意味が分かりづらいな」
レイ「何なの?」
カヲル「…」
カヲル「僕は渚カヲル。君たちと同じ、仕組まれた子供さ」
レイ「フィフス」
カヲル「やあ。なんだい?」
レイ「あなた、何?」
カヲル「すまないが、質問の意味が分かりづらいな」
レイ「何なの?」
カヲル「…」
カヲル「僕は渚カヲル。君たちと同じ、仕組まれた子供さ」
48: 2012/12/16(日) 20:08:35.11 ID:KtuHzlHrO
カヲル「ただ、僕に課せられた使命は君たちとは異なっている」
カヲル「君の使命が他の二人とはやや違っているようにね。綾波レイ……リリス」
レイ「!!?」
カヲル「できれば、もうしばらくは何事もなく過ごしていたかったのだけど、仕方ないな」
レイ「ち……近づかないで」
カヲル「レイ」
レイ「っ!」ドキッ
カヲル「君の使命が他の二人とはやや違っているようにね。綾波レイ……リリス」
レイ「!!?」
カヲル「できれば、もうしばらくは何事もなく過ごしていたかったのだけど、仕方ないな」
レイ「ち……近づかないで」
カヲル「レイ」
レイ「っ!」ドキッ
63: 2012/12/16(日) 20:53:53.75 ID:KtuHzlHrO
カヲル「僕の共犯者になって欲しい。レイ」
レイ「そんな風に……よ、呼ばない、で」
カヲル「嫌かい?」
レイ「イ……イヤっ」
カヲル「寂しいな。でも、本当に嫌だと感じている表情にはとても見えないよ」グイッ
レイ「あっ」
カヲル「君の綺麗な顔を、僕にもっとよく見せて……レイ」
レイ「あぁ、あ、あ……フィフス……」
カヲル「カヲルでいいよ」
レイ「カヲ、ん」
レイ「んン…ぁっ……ンン」
レイ「そんな風に……よ、呼ばない、で」
カヲル「嫌かい?」
レイ「イ……イヤっ」
カヲル「寂しいな。でも、本当に嫌だと感じている表情にはとても見えないよ」グイッ
レイ「あっ」
カヲル「君の綺麗な顔を、僕にもっとよく見せて……レイ」
レイ「あぁ、あ、あ……フィフス……」
カヲル「カヲルでいいよ」
レイ「カヲ、ん」
レイ「んン…ぁっ……ンン」
64: 2012/12/16(日) 21:05:10.29 ID:KtuHzlHrO
レイ「ふぁ…はぁ」
カヲル「協力してくれるかい?」
レイ「は、ぃ」
カヲル「ありがとう。それじゃ、また」
レイ「あ……」
ヘナヘナ…ペタン
レイ(身体、熱い……不思議な、幸せなキモチ……初めて)
レイ(ぽかぽかするより、ずっと凄い……)
カヲル「協力してくれるかい?」
レイ「は、ぃ」
カヲル「ありがとう。それじゃ、また」
レイ「あ……」
ヘナヘナ…ペタン
レイ(身体、熱い……不思議な、幸せなキモチ……初めて)
レイ(ぽかぽかするより、ずっと凄い……)
69: 2012/12/16(日) 21:13:58.49 ID:KtuHzlHrO
プシュッ
アスカ「はー、はー、はー」
レイ「…」
アスカ「なに見てんのよ! 帰ったんじゃなかったの!」
レイ「忘れ物をしただけ。酷い有り様…これ以上、壊さないでね」
アスカ「うるさい!!」
レイ「…」ガサガサ
アスカ「くそ……ッ」
レイ「はぁ」
アスカ「?」
レイ「イケメン…最高…」
アスカ「氏ね!!」
アスカ「はー、はー、はー」
レイ「…」
アスカ「なに見てんのよ! 帰ったんじゃなかったの!」
レイ「忘れ物をしただけ。酷い有り様…これ以上、壊さないでね」
アスカ「うるさい!!」
レイ「…」ガサガサ
アスカ「くそ……ッ」
レイ「はぁ」
アスカ「?」
レイ「イケメン…最高…」
アスカ「氏ね!!」
79: 2012/12/16(日) 21:59:15.60 ID:KtuHzlHrO
シンジ「アスカ。もう用意しないと。学校遅れちゃうよ」
アスカ「行きたくない」
シンジ「アスカ……」
ミサト「シンジ君、あなたまで遅刻するわ。後は私が見とくから、行っていいわよ」
シンジ「でも」
ミサト「ね?」
シンジ「はい……」
アスカ「行きたくない」
シンジ「アスカ……」
ミサト「シンジ君、あなたまで遅刻するわ。後は私が見とくから、行っていいわよ」
シンジ「でも」
ミサト「ね?」
シンジ「はい……」
81: 2012/12/16(日) 22:04:35.32 ID:KtuHzlHrO
ミサト「アスカ。気持ちは分かる、なんて簡単には言えないけど」
アスカ「…」
ミサト「そうやって篭ってても状況良くなったりはしないわよ」
アスカ「…」
ミサト「せめて食事くらいきちんと取らないと、シンジ君まで心配で寝込んじゃいそうなんだら」
アスカ「……シンジが良ければ私なんてどうでもいいんでしょ」
ミサト「そんなこと言ってないじゃない」
アスカ「もう! ほっといて!」
ミサト「…」
アスカ「…」
ミサト「そうやって篭ってても状況良くなったりはしないわよ」
アスカ「…」
ミサト「せめて食事くらいきちんと取らないと、シンジ君まで心配で寝込んじゃいそうなんだら」
アスカ「……シンジが良ければ私なんてどうでもいいんでしょ」
ミサト「そんなこと言ってないじゃない」
アスカ「もう! ほっといて!」
ミサト「…」
83: 2012/12/16(日) 22:12:11.00 ID:KtuHzlHrO
ヒカリ「碇君。アスカ、まだ悪いの?」
シンジ「う、うん。あ、でもそんな酷いわけじゃなくて、大事を取ってるっていうか…」
ケンスケ「人類を背負うエヴァのパイロットだもんな」
ヒカリ「そう…ならいいけど。私、お見舞いに行ってもいい?」
シンジ「あ……どうだろ。一応ミサトさんに聞いてみる」
ヒカリ「お願いね」
レイ「…」
レイ「もしもし、カヲル」
カヲル『セカンドチルドレンの現状は聞けたかい?』
レイ「ええ」
シンジ「う、うん。あ、でもそんな酷いわけじゃなくて、大事を取ってるっていうか…」
ケンスケ「人類を背負うエヴァのパイロットだもんな」
ヒカリ「そう…ならいいけど。私、お見舞いに行ってもいい?」
シンジ「あ……どうだろ。一応ミサトさんに聞いてみる」
ヒカリ「お願いね」
レイ「…」
レイ「もしもし、カヲル」
カヲル『セカンドチルドレンの現状は聞けたかい?』
レイ「ええ」
84: 2012/12/16(日) 22:19:47.79 ID:KtuHzlHrO
カヲル『―――そうか。リリンの心はやはり難しいね。ありがとう、レイ』
レイ「あ、あの」
カヲル『分かっているよ。あとでちゃんどご褒美゙をあげる』
レイ「!」
レイ「今すぐ、すぐにカヲルのところに行くわ」
カヲル『ダメだよ。修学は義務だからね。放課後においで』プツ
レイ「はあ…」
レイ「あ、あの」
カヲル『分かっているよ。あとでちゃんどご褒美゙をあげる』
レイ「!」
レイ「今すぐ、すぐにカヲルのところに行くわ」
カヲル『ダメだよ。修学は義務だからね。放課後においで』プツ
レイ「はあ…」
85: 2012/12/16(日) 22:27:58.12 ID:KtuHzlHrO
ヒカリ「そしたら、一回家で荷物置いてからマンションに行くから」
シンジ「分かった。待ってるよ」
レイ「…」タタタッ
トウジ「な、なんや!?」
ケンスケ「綾波が、走ってった…」
シンジ「今日はネルフ行かなくていいはずなのに。なんだろ?」
シンジ「分かった。待ってるよ」
レイ「…」タタタッ
トウジ「な、なんや!?」
ケンスケ「綾波が、走ってった…」
シンジ「今日はネルフ行かなくていいはずなのに。なんだろ?」
87: 2012/12/16(日) 22:40:34.38 ID:KtuHzlHrO
レイ「ひぁぁ! あっああ~~~!」
ドサ…
カヲル「ふぅ。満足したら、そのまましばらく寝てるといい。僕は出掛けてくるから」
レイ「ぁ…ハ」
ヒカリ「…」
ピ…ガー
カヲル「待って。そのエレベーター、僕も乗りたいんだ」
ヒカリ「あ、はい」
カヲル「ありがとう」
ヒカリ「!」ドクンッ
カヲル「ひょっとして君も葛城さんの部屋に? ここは他に住人はいないし…」
ヒカリ「え、ぅ、あ、その」
カヲル「?」
ドサ…
カヲル「ふぅ。満足したら、そのまましばらく寝てるといい。僕は出掛けてくるから」
レイ「ぁ…ハ」
ヒカリ「…」
ピ…ガー
カヲル「待って。そのエレベーター、僕も乗りたいんだ」
ヒカリ「あ、はい」
カヲル「ありがとう」
ヒカリ「!」ドクンッ
カヲル「ひょっとして君も葛城さんの部屋に? ここは他に住人はいないし…」
ヒカリ「え、ぅ、あ、その」
カヲル「?」
92: 2012/12/16(日) 23:09:04.24 ID:KtuHzlHrO
ピンポーン
シンジ(来た! 仲良い洞木さんと話して、アスカの気が紛れるといいな)
シンジ「はい!」
プシュッ
カヲル「今日はシンジ君」
シンジ「あれ、カヲル君!? どうしたの?」
カヲル「シンジ君の顔を見にね。それから、惣流さんのことも……僕が彼女を追い詰めたんだから」
シンジ「カヲル君のせいじゃないよ……優しいんだね。あがって」
カヲル「お邪魔します」スッ
シンジ「ん?」
ヒカリ「…」ポーッ
シンジ(来た! 仲良い洞木さんと話して、アスカの気が紛れるといいな)
シンジ「はい!」
プシュッ
カヲル「今日はシンジ君」
シンジ「あれ、カヲル君!? どうしたの?」
カヲル「シンジ君の顔を見にね。それから、惣流さんのことも……僕が彼女を追い詰めたんだから」
シンジ「カヲル君のせいじゃないよ……優しいんだね。あがって」
カヲル「お邪魔します」スッ
シンジ「ん?」
ヒカリ「…」ポーッ
93: 2012/12/16(日) 23:10:48.57 ID:KtuHzlHrO
カヲル「ああ、彼女とはマンションの入り口でたまたま一緒になったんだ」
シンジ「へえ。洞木さんも、どうぞ」
ヒカリ「はぁ」
シンジ「洞木さん?」
ヒカリ「イケメン…さいこぅ…」
カヲル「…」スタスタ
ヒカリ「あ。待ってぇ」フラフラ
シンジ「??」
シンジ「へえ。洞木さんも、どうぞ」
ヒカリ「はぁ」
シンジ「洞木さん?」
ヒカリ「イケメン…さいこぅ…」
カヲル「…」スタスタ
ヒカリ「あ。待ってぇ」フラフラ
シンジ「??」
95: 2012/12/16(日) 23:20:11.74 ID:KtuHzlHrO
ヒカリ「アスカ。私」コンコン
アスカ(ヒカリ……来てくれたんだ。何の価値もない私のために……)
ヒカリ「入っていい」
アスカ「……どうぞ」
カチャ
ヒカリ「こんにちは。具合どう? アスカ」
アスカ「ん…」
カヲル「こんにちは」
アスカ「!??」
アスカ(ヒカリ……来てくれたんだ。何の価値もない私のために……)
ヒカリ「入っていい」
アスカ「……どうぞ」
カチャ
ヒカリ「こんにちは。具合どう? アスカ」
アスカ「ん…」
カヲル「こんにちは」
アスカ「!??」
96: 2012/12/16(日) 23:30:35.47 ID:KtuHzlHrO
シンジ「カヲル君も様子見に来てくれたんだよ」
ヒカリ「エヴァのパイロットって、三人の他にこんな人もいるのね……学校、来ればいいのに」
アスカ「い、い、イヤ! 出てって!」
シンジ「アスカ……」
ヒカリ「ど、どうしたの!?」
シンジ(やっぱり、会わせないほうが良かったのかな……)
シンジ(カヲル君は悪くないけど、アスカにとっては、弐号機取った当人なんだから)
アスカ(やだぁ、こっこんな格好で。髪だって全然セットしてなくてボサボサなのにぃ!)
カヲル「…」
アスカ(違う、そんなことどうでもいいんだ。何考えてんのよ!私!)
アスカ「わ……私を、笑いにでも来たわけ?」
カヲル「まさか」
ヒカリ「エヴァのパイロットって、三人の他にこんな人もいるのね……学校、来ればいいのに」
アスカ「い、い、イヤ! 出てって!」
シンジ「アスカ……」
ヒカリ「ど、どうしたの!?」
シンジ(やっぱり、会わせないほうが良かったのかな……)
シンジ(カヲル君は悪くないけど、アスカにとっては、弐号機取った当人なんだから)
アスカ(やだぁ、こっこんな格好で。髪だって全然セットしてなくてボサボサなのにぃ!)
カヲル「…」
アスカ(違う、そんなことどうでもいいんだ。何考えてんのよ!私!)
アスカ「わ……私を、笑いにでも来たわけ?」
カヲル「まさか」
101: 2012/12/16(日) 23:51:40.43 ID:x/4CQO7h0
カヲル「君が心配で、君ともっと親しくなりたいから来ただけさ」
アスカ「っ!!」ビクン
アスカ(は……反応するな、私の身体のバカ)
カヲル「惣流さん」
アスカ「!」ズクン
アスカ(ダメ、ダメぇ。頃してやりたいのに、なのに、こいつの声っだけで)
カヲル「こっちを向いて」
アスカ(う~~っ)
カヲル「はぁ。シンジ君。それから洞木さんも」
シンジ「なに?」
カヲル「弐号機にも関する大事な話がしたいんだ。少しだけ、二人きりにさせて欲しい」
アスカ「っ!!」ビクン
アスカ(は……反応するな、私の身体のバカ)
カヲル「惣流さん」
アスカ「!」ズクン
アスカ(ダメ、ダメぇ。頃してやりたいのに、なのに、こいつの声っだけで)
カヲル「こっちを向いて」
アスカ(う~~っ)
カヲル「はぁ。シンジ君。それから洞木さんも」
シンジ「なに?」
カヲル「弐号機にも関する大事な話がしたいんだ。少しだけ、二人きりにさせて欲しい」
104: 2012/12/17(月) 00:01:47.86 ID:DHvcWIq00
ガチャッ
カヲル「さて―――」
アスカ(惑わされるな! こいつは、私から全部を奪ったんだから!!)
アスカ(私には加持さんがいて。シンジがいて! こいつはただ憎らしいだけで!!)
アスカ(しっかりしなさい、惣流・アスカ・ラングレー!)
カヲル「これで少しは踏み込んだ話ができるね。セカンドチルドレン」
アスカ「え」
カヲル「どうしたんだい? 僕が嫌いなら、名前で呼ばれるよりはいいだろう」
アスカ「…」ゾクッ
アスカ「あ、あんた……誰?」
カヲル「知っているはずだよ。僕はカヲル。渚カヲルさ」
カヲル「さて―――」
アスカ(惑わされるな! こいつは、私から全部を奪ったんだから!!)
アスカ(私には加持さんがいて。シンジがいて! こいつはただ憎らしいだけで!!)
アスカ(しっかりしなさい、惣流・アスカ・ラングレー!)
カヲル「これで少しは踏み込んだ話ができるね。セカンドチルドレン」
アスカ「え」
カヲル「どうしたんだい? 僕が嫌いなら、名前で呼ばれるよりはいいだろう」
アスカ「…」ゾクッ
アスカ「あ、あんた……誰?」
カヲル「知っているはずだよ。僕はカヲル。渚カヲルさ」
106: 2012/12/17(月) 00:11:16.51 ID:DHvcWIq00
カヲル「シンクロ率のことなら、気にすることはないよ」
カヲル「僕の行うシンクロは、文字通りエヴァとの同化に近い。いわば別種の能力なんだ」
アスカ「別種……?」
カヲル「そう。だから、君のシンクロ率と比較する意味は無いのさ」
アスカ「は、ふっ」
カヲル「…」
アスカ「―――ふざけてんじゃないわよ!!!」
アスカ「別種だろうとなんだろうと関係ない! 弐号機に乗れなかったら、私っ」
カヲル「…」
アスカ「私に、なにも残らないじゃない……!」
カヲル「そうか。君はそんな風に考えるんだね」
アスカ「分かったように言うなっ!!」
カヲル「なら、セカンドチルドレン。君に、エヴァとは違う、存在する意味を与えてあげる」
カヲル「僕の行うシンクロは、文字通りエヴァとの同化に近い。いわば別種の能力なんだ」
アスカ「別種……?」
カヲル「そう。だから、君のシンクロ率と比較する意味は無いのさ」
アスカ「は、ふっ」
カヲル「…」
アスカ「―――ふざけてんじゃないわよ!!!」
アスカ「別種だろうとなんだろうと関係ない! 弐号機に乗れなかったら、私っ」
カヲル「…」
アスカ「私に、なにも残らないじゃない……!」
カヲル「そうか。君はそんな風に考えるんだね」
アスカ「分かったように言うなっ!!」
カヲル「なら、セカンドチルドレン。君に、エヴァとは違う、存在する意味を与えてあげる」
108: 2012/12/17(月) 00:20:39.15 ID:DHvcWIq00
アスカ「なにが与えてあげる、よ。上から目線で偉そうに」
カヲル「これは取引だよ。僕にとっても意義があるんだ……僕は君の協力を得たいからね」
アスカ「協力? なにしようっての」
カヲル「それを教えるのはまた他の機会に」
アスカ「ふん…」
カヲル「そして、僕の協力者であること。それが君の新しい存在意義だ」
アスカ「はぁぁ!? あ、あんた、バカにしてんの!??」ガバッ
カヲル「真剣だよ」
アスカ「あっ」
アスカ(ヤ、ヤバ、思わず正面から目合わせちゃったじゃない)
カヲル「もちろん協力してもらえるなら、それなりの対価、喜びを君にあげる……惣流さんに」
アスカ「あ、ぅ」
カヲル「これは取引だよ。僕にとっても意義があるんだ……僕は君の協力を得たいからね」
アスカ「協力? なにしようっての」
カヲル「それを教えるのはまた他の機会に」
アスカ「ふん…」
カヲル「そして、僕の協力者であること。それが君の新しい存在意義だ」
アスカ「はぁぁ!? あ、あんた、バカにしてんの!??」ガバッ
カヲル「真剣だよ」
アスカ「あっ」
アスカ(ヤ、ヤバ、思わず正面から目合わせちゃったじゃない)
カヲル「もちろん協力してもらえるなら、それなりの対価、喜びを君にあげる……惣流さんに」
アスカ「あ、ぅ」
110: 2012/12/17(月) 00:30:22.53 ID:DHvcWIq00
アスカ(あ、ああ、目、逸らせない……渚の目…きれい……)
カヲル「どうかな」
アスカ「ど……うも、こうも……じ、自信過剰なんじゃないの、あんた」
カヲル「そうかも知れないね」ニコッ
アスカ「ふぁ」
アスカ(一瞬前まであんなに怒って、憎んでたのに。見つめ合うと全部……私全部、溶けちゃうよお)
アスカ(助けて。助けて加持さん、シンジ!!)
カヲル「今ここで決断するのが難しいなら、期限を設けよう」スッ
アスカ「ひっ。ダメ、もう出てって! 近づかないで!」
カヲル「あと1分後には出ていくよ」グイッ
アスカ「きゃ!?」
カヲル「どうかな」
アスカ「ど……うも、こうも……じ、自信過剰なんじゃないの、あんた」
カヲル「そうかも知れないね」ニコッ
アスカ「ふぁ」
アスカ(一瞬前まであんなに怒って、憎んでたのに。見つめ合うと全部……私全部、溶けちゃうよお)
アスカ(助けて。助けて加持さん、シンジ!!)
カヲル「今ここで決断するのが難しいなら、期限を設けよう」スッ
アスカ「ひっ。ダメ、もう出てって! 近づかないで!」
カヲル「あと1分後には出ていくよ」グイッ
アスカ「きゃ!?」
113: 2012/12/17(月) 00:42:19.20 ID:DHvcWIq00
ドサッ
アスカ「いやぁ、なっ、なにする気!?」
カヲル「どこにしようかな。普段外には晒されない箇所……胸元にしようか」ツィッ
アスカ「んァ!」
アスカ(ああ、なんなの、今の……! 撫でられただけで、気が遠くなるくらい……)
カヲル「ここに印を付けておくよ。君が僕のモノだという、仮契約としてね」
アスカ「わっわたしが、渚の……モノ?」
カヲル「そう。もし印が消えるまでの間に僕の部屋まで来たら、契約成立」
カヲル「来なければ、君からは手を引くよ。約束する」
アスカ「ぜ……ぜったい、行かない。行くわけない。私、あんたを頃してやるんだからぁ」
カヲル「好きにするといい。答えを待ってるよ、可愛いリリン」
カヲル「アスカ」
アスカ「!!!」ズクンッ
アスカ「いやぁ、なっ、なにする気!?」
カヲル「どこにしようかな。普段外には晒されない箇所……胸元にしようか」ツィッ
アスカ「んァ!」
アスカ(ああ、なんなの、今の……! 撫でられただけで、気が遠くなるくらい……)
カヲル「ここに印を付けておくよ。君が僕のモノだという、仮契約としてね」
アスカ「わっわたしが、渚の……モノ?」
カヲル「そう。もし印が消えるまでの間に僕の部屋まで来たら、契約成立」
カヲル「来なければ、君からは手を引くよ。約束する」
アスカ「ぜ……ぜったい、行かない。行くわけない。私、あんたを頃してやるんだからぁ」
カヲル「好きにするといい。答えを待ってるよ、可愛いリリン」
カヲル「アスカ」
アスカ「!!!」ズクンッ
114: 2012/12/17(月) 00:46:52.55 ID:DHvcWIq00
チュッ
アスカ「ンっ」
アスカ(嘘、印って、キスで……!?)
カヲル「そうだ。言い忘れたけど、声が大きすぎるとシンジ君たちが来てしまうよ」
アスカ「むぐ」
アスカ(ちょっと! なんで私、自分で口押さえてるのよ!?)
チュゥゥゥ
アスカ「ンっん~~~~~~~~~~~ッッ」ガクガクガクガク
カヲル「さよなら。来てくれることを期待してるよ」
アスカ「ぁ、ぁァ…」
アスカ「ンっ」
アスカ(嘘、印って、キスで……!?)
カヲル「そうだ。言い忘れたけど、声が大きすぎるとシンジ君たちが来てしまうよ」
アスカ「むぐ」
アスカ(ちょっと! なんで私、自分で口押さえてるのよ!?)
チュゥゥゥ
アスカ「ンっん~~~~~~~~~~~ッッ」ガクガクガクガク
カヲル「さよなら。来てくれることを期待してるよ」
アスカ「ぁ、ぁァ…」
115: 2012/12/17(月) 00:48:48.75 ID:DHvcWIq00
ヒカリ「―――それで、先生がね」
アスカ「…」
ヒカリ「アスカ……やっぱりキツい? 私、かえって邪魔だったら遠慮しないで言って」
アスカ「…」
ヒカリ「アスカ?」
アスカ「あ。だ、だいじょぶ。大丈夫よ」
ヒカリ「全然、大丈夫に見えないけど」
アスカ「…」
ヒカリ「アスカ……やっぱりキツい? 私、かえって邪魔だったら遠慮しないで言って」
アスカ「…」
ヒカリ「アスカ?」
アスカ「あ。だ、だいじょぶ。大丈夫よ」
ヒカリ「全然、大丈夫に見えないけど」
116: 2012/12/17(月) 00:54:59.41 ID:DHvcWIq00
シンジ「アスカ。その煮物どうかな?」
アスカ「…」
シンジ「む、無理なら、我慢して食べなくてもいいけど」
アスカ「…」
アスカ(見下して、人を弄んで、きっと何もかも思い通りになると思ってる)
アスカ(あの男)
アスカ(これまでの屈辱ごと、全て消したい。頃してやる)
アスカ(頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる)
シンジ「ごめんね。喜ぶかと思って呼んだんだけど、疲れさせちゃったみたいで」
アスカ「…」
シンジ「あ、でも洞木さん、アスカに会えてすごく嬉しかったって」
アスカ「シンジ」
アスカ「…」
シンジ「む、無理なら、我慢して食べなくてもいいけど」
アスカ「…」
アスカ(見下して、人を弄んで、きっと何もかも思い通りになると思ってる)
アスカ(あの男)
アスカ(これまでの屈辱ごと、全て消したい。頃してやる)
アスカ(頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる)
シンジ「ごめんね。喜ぶかと思って呼んだんだけど、疲れさせちゃったみたいで」
アスカ「…」
シンジ「あ、でも洞木さん、アスカに会えてすごく嬉しかったって」
アスカ「シンジ」
117: 2012/12/17(月) 00:56:01.35 ID:DHvcWIq00
シンジ「! なに、アスカ」
アスカ「今夜、またミサトいないって言ってたわよね?」
シンジ「え。うん」
アスカ「じゃあ、ヤりましょ」
シンジ「…………なにを?」
アスカ「今夜、またミサトいないって言ってたわよね?」
シンジ「え。うん」
アスカ「じゃあ、ヤりましょ」
シンジ「…………なにを?」
119: 2012/12/17(月) 01:01:34.20 ID:DHvcWIq00
シンジ「―――ね、ねえ本当にいいの? アスカ」
アスカ「私のコト好き?」
シンジ「それは、その」
アスカ「逃げないで。ちゃんと言って」
シンジ「す……好きだよ。うん。アスカが好きだ」
アスカ「なら……いいわよ」
アスカ「私もシンジのこと……」
アスカ「好き、だから」
アスカ「私のコト好き?」
シンジ「それは、その」
アスカ「逃げないで。ちゃんと言って」
シンジ「す……好きだよ。うん。アスカが好きだ」
アスカ「なら……いいわよ」
アスカ「私もシンジのこと……」
アスカ「好き、だから」
127: 2012/12/17(月) 01:21:53.33 ID:DHvcWIq00
レイ「」ピクピク
カヲル「さあ。ファーストチルドレンは完全に僕の手中に落ちた」
カヲル「セカンドチルドレン。彼女はどうするかな」
カヲル「どちらにせよ、僕の目指す先が変わることはない」
カヲル「シンジ君……全てが明るみに出た時、君はなんて言うんだろう」
カヲル「さあ。ファーストチルドレンは完全に僕の手中に落ちた」
カヲル「セカンドチルドレン。彼女はどうするかな」
カヲル「どちらにせよ、僕の目指す先が変わることはない」
カヲル「シンジ君……全てが明るみに出た時、君はなんて言うんだろう」
133: 2012/12/17(月) 01:43:18.32 ID:DHvcWIq00
シンジ「ンムニャ…あふかぁ…」
ザーッ
アスカ「はぁ……」
アスカ(やっとシンジと……ふふ、私のこと「好き」だって)
アスカ(このキスマーク、気付かれなかったわよね? 暗くしたし。そうでなくてもあいつだし)
『君が僕のモノだという、仮契約として』
アスカ「…!」ブルッ
アスカ(ふん。もう平気よ。あんな得体の知れない男の誘惑なんて、どってことない)
アスカ(私はちゃんと、本当に好きな……抱きしめて欲しかったシンジと結ばれたんだから)
『協力してもらえるなら、それなりの対価、喜びを君にあげる』
アスカ「く……ぅ」
『ンっん~~~~~~~~~~~ッッ』
アスカ「ううぅ」
ザーッ
アスカ「はぁ……」
アスカ(やっとシンジと……ふふ、私のこと「好き」だって)
アスカ(このキスマーク、気付かれなかったわよね? 暗くしたし。そうでなくてもあいつだし)
『君が僕のモノだという、仮契約として』
アスカ「…!」ブルッ
アスカ(ふん。もう平気よ。あんな得体の知れない男の誘惑なんて、どってことない)
アスカ(私はちゃんと、本当に好きな……抱きしめて欲しかったシンジと結ばれたんだから)
『協力してもらえるなら、それなりの対価、喜びを君にあげる』
アスカ「く……ぅ」
『ンっん~~~~~~~~~~~ッッ』
アスカ「ううぅ」
134: 2012/12/17(月) 01:46:24.38 ID:DHvcWIq00
『撫でられただけで、気が遠くなるくらい……』
アスカ(あ、あんな、あんなのは。シンジはまだ慣れてないってだけで、比べるようなことじゃ)
アスカ「ハァ、ハァ」
ザーッ
アスカ「平気よ。私が好きなのはシンジ。シンジなんだから。シンジが好き。好き」
アスカ「もう問題ないの。だからあとは、あいつをぶちのめして、それでオシマイ」
アスカ「好き。シンジが好き。シンジが好き。シンジが好きなんだから」
アスカ(あ、あんな、あんなのは。シンジはまだ慣れてないってだけで、比べるようなことじゃ)
アスカ「ハァ、ハァ」
ザーッ
アスカ「平気よ。私が好きなのはシンジ。シンジなんだから。シンジが好き。好き」
アスカ「もう問題ないの。だからあとは、あいつをぶちのめして、それでオシマイ」
アスカ「好き。シンジが好き。シンジが好き。シンジが好きなんだから」
136: 2012/12/17(月) 01:52:30.67 ID:DHvcWIq00
アスカ「おはよ」
シンジ「お、おおお。おはよ」
アスカ「ぷっ。なぁにどもってんのよバカシンジ」
シンジ「う。だって……」
アスカ「もう、言っとくけど私だって恥ずかしいんだからね」
シンジ「お、おおお。おはよ」
アスカ「ぷっ。なぁにどもってんのよバカシンジ」
シンジ「う。だって……」
アスカ「もう、言っとくけど私だって恥ずかしいんだからね」
137: 2012/12/17(月) 01:53:26.47 ID:DHvcWIq00
アスカ「分かってんの? あんたはそれをフォローするくらいじゃなきゃダメよ」
シンジ「そっか。そうだね、頑張る」
アスカ「んふ」
シンジ「何?」
アスカ「じゃあ、おはよーのキスしましょ」
シンジ「なんで!? さっきの話と関係ないじゃないか」
アスカ「はい、つべこべ言わない。キスしたいの? したくないの?」
シンジ「そりゃ……し、したいよ。アスカとだったら」
アスカ「なら、ん……」
チュッ
アスカ「ふふ。シンジ、おはよ」
シンジ「そっか。そうだね、頑張る」
アスカ「んふ」
シンジ「何?」
アスカ「じゃあ、おはよーのキスしましょ」
シンジ「なんで!? さっきの話と関係ないじゃないか」
アスカ「はい、つべこべ言わない。キスしたいの? したくないの?」
シンジ「そりゃ……し、したいよ。アスカとだったら」
アスカ「なら、ん……」
チュッ
アスカ「ふふ。シンジ、おはよ」
140: 2012/12/17(月) 02:00:05.91 ID:DHvcWIq00
アスカ「おっはよー」
トウジ「お。久しぶりやな」
ヒカリ「アスカ! おはよう、もういいの?」
アスカ「心配かけてゴメンね、ヒカリ。お陰さまですっかり良くなっちゃった」
ヒカリ「そっか。じゃあ今度の漢字テストにもばっちり間に合うわね」
アスカ「げぇ。やっば、もうちょっと寝てるべきだったわ……」
シンジ「はは」
レイ「…」
アスカ「あらファースト。ごきげんいかが?」
レイ「もう、決めたの?」
アスカ「は?」
レイ「印の……答え」
アスカ「!!?」
シンジ「なに? なんの話?」
アスカ「別に…………ほっときゃいい話よ」
トウジ「お。久しぶりやな」
ヒカリ「アスカ! おはよう、もういいの?」
アスカ「心配かけてゴメンね、ヒカリ。お陰さまですっかり良くなっちゃった」
ヒカリ「そっか。じゃあ今度の漢字テストにもばっちり間に合うわね」
アスカ「げぇ。やっば、もうちょっと寝てるべきだったわ……」
シンジ「はは」
レイ「…」
アスカ「あらファースト。ごきげんいかが?」
レイ「もう、決めたの?」
アスカ「は?」
レイ「印の……答え」
アスカ「!!?」
シンジ「なに? なんの話?」
アスカ「別に…………ほっときゃいい話よ」
142: 2012/12/17(月) 02:08:49.93 ID:DHvcWIq00
教師「で、つまりここの数字は」
アスカ「ハァ、ハァ」
アスカ(胸元、あれが、熱い……朝にファーストが思い出させるから!)
アスカ(ヘンに意識しちゃって。ああもうっ)
アスカ(あいつの、唇で触れられて、ここに……く、ぅ)
チュゥゥ
アスカ(ダメ、思い出しちゃダメだったらぁ)
アスカ「ハァ、ハァ」
ヒカリ「アスカ? やっぱりまだ」
アスカ「ヒカリ……そんな顔しなくてもいいって。でもちょっと私、お手洗いいってくるね」
アスカ「先生! 気分悪いので、少し抜けさせてください」
アスカ「ハァ、ハァ」
アスカ(胸元、あれが、熱い……朝にファーストが思い出させるから!)
アスカ(ヘンに意識しちゃって。ああもうっ)
アスカ(あいつの、唇で触れられて、ここに……く、ぅ)
チュゥゥ
アスカ(ダメ、思い出しちゃダメだったらぁ)
アスカ「ハァ、ハァ」
ヒカリ「アスカ? やっぱりまだ」
アスカ「ヒカリ……そんな顔しなくてもいいって。でもちょっと私、お手洗いいってくるね」
アスカ「先生! 気分悪いので、少し抜けさせてください」
144: 2012/12/17(月) 02:14:52.82 ID:DHvcWIq00
バタン!
アスカ「…」
シンジ『好きだよ。大好きなんだ』
アスカ(私も―――)
カヲル『好きだよ。大好きだ』
アスカ「ひぅっ」
アスカ(やだ、なんてすり替えしてんのっ)
シンジ『アスカの髪、柔らかい。すごくいい匂いがする』
カヲル『アスカの髪、柔らかいね。すごくいい匂いだ』
アスカ「…」
シンジ『好きだよ。大好きなんだ』
アスカ(私も―――)
カヲル『好きだよ。大好きだ』
アスカ「ひぅっ」
アスカ(やだ、なんてすり替えしてんのっ)
シンジ『アスカの髪、柔らかい。すごくいい匂いがする』
カヲル『アスカの髪、柔らかいね。すごくいい匂いだ』
146: 2012/12/17(月) 02:21:20.73 ID:DHvcWIq00
アスカ「はー、はー……サイッテー」
アスカ(私……このままじゃ、きっと狂う。心と身体がバラバラになって)
アスカ(早めに決着、つけないと……)
アスカ(私……このままじゃ、きっと狂う。心と身体がバラバラになって)
アスカ(早めに決着、つけないと……)
156: 2012/12/17(月) 02:49:34.54 ID:DHvcWIq00
ごめん寝るフ
147: 2012/12/17(月) 02:23:06.13 ID:OpcE1X8s0
素晴らしい
148: 2012/12/17(月) 02:24:53.48 ID:z/5amZR00
実に素晴らしい
157: 2012/12/17(月) 02:56:05.08 ID:jmC6hyji0
睡眠代行はよ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります