212: 2019/07/06(土) 22:31:17.39 ID:A6Ze97g3o
武内P「目に異常、ですか?」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(8) (電撃コミックスEX)
213: 2019/07/06(土) 22:34:44.97 ID:A6Ze97g3o
菜々「……はい」

武内P「病院には、もう行きましたか?」

菜々「……いえ」

武内P「すぐ、病院に行ったほうが……」


菜々「……症状を聞かれた時!」

菜々「ナナは、どう答えれば良いんですか!?」

菜々「――エOチな所に勝手に目がいくんです」

菜々「……って!? そんなの無理です!」


武内P「……」

武内P「はい?」

214: 2019/07/06(土) 22:37:31.49 ID:A6Ze97g3o
菜々「だから、こうやって相談してるんです……!」

武内P「あの、安部さん?」

菜々「……ほら! 今も、喉仏に目が行きました!」

武内P「……」


菜々「男の人の喉仏って、なんかエOチなんですよ!」

菜々「目を見て話そうとしても……ほら、また喉仏!」


武内P「……」

武内P「安部さん、病院に行きましょう」

215: 2019/07/06(土) 22:42:49.51 ID:A6Ze97g3o
菜々「無理です! 恥ずかしくて氏んじゃいます!」

武内P「……お医者様には、守秘義務がありますから」

菜々「でも……!」

武内P「現状、それしか手は無いかと」


菜々「……ナナは、アイドルなんです!」

菜々「診察中、右足と左足の真ん中をしちゃうかもなんですよ!?」

菜々「……いえ、絶対します! ガン見しちゃいます!」


武内P「……」

武内P「安部さん、アイドルなので発言には注意しましょう」

216: 2019/07/06(土) 22:46:18.59 ID:A6Ze97g3o
菜々「かすみ目とか、疲れ目ならまだ良かったですよ……!」

武内P「……」

菜々「こうしてる間にも、目線が移動して……!」

武内P「……」


菜々「もおおおお! どうしてなんですかあああ!」

菜々「股間に目が行っちゃって行っちゃって! んんんんっ!」

菜々「……」ジーッ!


武内P「……」

武内P「すみません、デスクの方に移動させて貰います」

217: 2019/07/06(土) 22:49:54.69 ID:A6Ze97g3o
菜々「……男の人のお尻も、なんかエOチですよね」ジーッ!

武内P「……」

菜々「すみません、見たくて見てる訳じゃないんです」ジーッ!

武内P「……」


菜々「……わかって貰えましたか?」ジーッ!

菜々「今も、やっぱり喉仏から目が離せないんです」ジーッ!

菜々「……ナナの目に、異常が起きてるんですよ!」ジーッ!


武内P「……」

武内P「異常が起きているのは、脳では?」

218: 2019/07/06(土) 22:54:12.80 ID:A6Ze97g3o
菜々「脳? 目じゃなくて、ですか?」

武内P「はい」

菜々「いや、でも……勝手な事するのは、目ですよ?」

武内P「目に指令を送っているのは、脳です」


菜々「……まっ、待ってください!」

菜々「も、もしかしてですけど……」

菜々「……ナナが、欲求不満だって言いたいんですか!?///」


武内P「……」

武内P「どう捉えるかは、安倍さん自身で判断してください」

219: 2019/07/06(土) 22:58:22.00 ID:A6Ze97g3o
菜々「違います!/// これは、そういうんじゃなくて!///」

武内P「安部さん、病院に行きましょう」

菜々「良いですか!? よく聞いて下さい!」

武内P「すみません……あまり、聞きたくありません」


菜々「目が勝手な事をするのは、男の人だけじゃありません!」

菜々「女の子相手だって、エOチな所に目がいきますから!」

菜々「みくちゃんの胸とかガン見ですよ、ガン見!」


武内P「……」

武内P「それは……守備範囲が広がったのでは?」

221: 2019/07/06(土) 23:03:21.06 ID:A6Ze97g3o
菜々「ちーがーいーまぁーすぅ~~っ!!」ジタバタ!

武内P「とにかく、病院に行きましょう」

菜々「ナナに、看護師さんを見ろって言うんですか!?」

武内P「何一つそんな事は言っていません」


菜々「お願いします! ナナ、諦めたくないんです!」

菜々「あっ、指がゴツゴツしてるのもなんかエOチ……」ジーッ!

菜々「……こんなナナを放り出すんですかぁ!?」ジーッ!


武内P「……すみません」

武内P「出来るだけ関わりたくない、と……そう思っています」

222: 2019/07/06(土) 23:09:39.88 ID:A6Ze97g3o
菜々「こうやって目があっちこっちに行くから、疲れて疲れて……!」

武内P「今、私の疲労度も溜まっていっています」

菜々「カフェのバイトの休憩中、やっとの思いで此処まで来たんですよ!?」

武内P「……成る程」


菜々「エレベーターの中では……!」

菜々「目線に気づかれないように、奥側に行ったりして!」

菜々「そうしたら、早苗さんのお尻がプリプリで! プリっててぇ!」


武内P「……」

武内P「目を閉じていれば良かったのでは?」

223: 2019/07/06(土) 23:14:37.78 ID:A6Ze97g3o
菜々「出来たら、ここまで苦労はしてませんよ!」

武内P「……目を閉じることが出来ない、と?」

菜々「勝手に瞼が開くんです! パチーンって!」

武内P「……成る程」


武内P「では……一旦、目隠しをしましょう」

武内P「そうすれば、目と……心が落ち着くのでは?」


菜々「!」

菜々「成る程、その手が!」

224: 2019/07/06(土) 23:21:05.02 ID:A6Ze97g3o
菜々「ハンドタオルで……よし、これで!」

武内P「どうですか?」

菜々「……凄い」

武内P「凄い?」


菜々「凄い凄い! 目隠しをしたら、大丈夫です!」

菜々「エOチなものに、勝手に目が行か無いんです!」

菜々「……お先真っ暗だったのに、視界が開けましたよ!」ニコッ!


武内P「……」

武内P「視界は、ゼロになったのでは?」

225: 2019/07/06(土) 23:25:14.22 ID:A6Ze97g3o
菜々「……ナナの目に、何が起こったんでしょうか」

武内P「検査するため、病院に行きましょう」

菜々「……ちょっと待ってください」

武内P「どうかしましたか?」


菜々「……メイド服で、目隠しをされてるって」

菜々「えっ、ええっと……ですね?」

菜々「……なんだか、いかがわしくないですかね?///」


武内P「……」

武内P「やはり、欲求不満では?」

226: 2019/07/06(土) 23:31:21.66 ID:A6Ze97g3o
菜々「いっ、今のは違いますからね!?///」

武内P「……すみません、違いがわかりません」

菜々「この状況を見られたら大変ですよね、って意味です!」

武内P「……はあ」


菜々「目隠しをされたメイドですよ!?」

菜々「これから何が起こるかなんて、エOチな事しかありませんもん!」

菜々「――っ!?」

菜々「く……口が勝手に……!?」


武内P「……」

227: 2019/07/06(土) 23:35:28.23 ID:A6Ze97g3o
菜々「聞きましたか!? 今の、ナナの言葉!」

武内P「……聞きたくはありませんでしたが、聞こえました」

菜々「……まさか!? 目隠しをしたから!?」

武内P「……」


菜々「目隠しをして、エOチな所が見られなくなった分……」

菜々「……口から、エOチな言葉が出るように!?」

菜々「ちっ、違いますからね! ナナは、エOチな子じゃありません!」

菜々「……ああっ!? 今の台詞も、なんかエOチ!」


武内P「……」

228: 2019/07/06(土) 23:40:51.98 ID:A6Ze97g3o
菜々「お願いします! ナナのお口を塞いで下さい!」

武内P「……わかりました。ハンドタオルで、猿轡を」

菜々「何か、お口って言ってるぅ! 早く! 早くぅっ!」

武内P「……失礼します」


菜々「……むごっ」

菜々「もはっ☆ ももはま、もふまふもうふっ♪」ビシッ!

菜々「……」

菜々「もおおおおおおお!/// んむもおおおおおお!///」ジタバタ!


武内P「…………」

武内P「やはり、病院に行くしかないと思います」

229: 2019/07/06(土) 23:47:55.04 ID:A6Ze97g3o
菜々「もっほ! もっほむほほん!」

武内P「安部さん、少しだけお話させて下さい」

菜々「……」コクリ

武内P「ありがとうございます」


武内P「……安部さんの今までの行動を見て、ですが」

武内P「私を騙そうとしている、ドッキリの類ではなく……」

武内P「……貴女が、真剣に悩んでいるのが伝わってきました」


菜々「!」コクコク!


武内P「……すみません」

武内P「あまりにもあんまりだったので……疑ってしまって、はい」

230: 2019/07/06(土) 23:53:55.25 ID:A6Ze97g3o
武内P「……体が、勝手にいやらしい事をしてしまう」

菜々「……」

武内P「これは、放っておくとどうなるかわかりません」

菜々「……」


武内P「……病院に行くまでに、念の為」

武内P「両手も拘束しておくべきだ、と」

武内P「……そう、考えているのですが」

武内P「安部さんは、どう思いますか?」


菜々「……」

231: 2019/07/06(土) 23:58:43.88 ID:A6Ze97g3o
菜々「……」コクリ!

武内P「わかりました。では、私が」

菜々「……」

武内P「手を後ろに回して、縛りやすいようにしてください」

菜々「……」コクリ!


武内P「跡が残らないように、あまりきつくは縛りません」

武内P「なので、出来るだけ自分の意志で」

武内P「両手が自由にならないよう、頑張って下さい」


菜々「……」

菜々「……!」プルッ…!

232: 2019/07/07(日) 00:10:45.18 ID:HjrFtuEpo
武内P「……はい、そうです。後ろで両手首をクロスさせてください」

菜々「……!」プルプルッ…!


武内P「――怖がる必要はありません」

武内P「――私に、全て任せて下さい」


菜々「――っ!?///」ビクゥッ!

ポタッ…ポタッ…!


武内P「? 床に、何かが垂れて……」


菜々「~~――!///」

…ブバシュゥ――ッ!!


武内P「!? は、鼻血が! 待ってください!」

武内P「その量は命に関わ……う、おおおっ!?」

233: 2019/07/07(日) 00:17:57.91 ID:HjrFtuEpo
  ・  ・  ・

菜々「……本当に、ご迷惑をかけしました」

武内P「もう、調子は戻られましたか?」

菜々「は、はいっ! バッチリです☆ キャハッ!」ビシッ!

武内P「……正直、もう駄目かと思いました」


菜々「きっと……目と口を塞いで」

菜々「鼻から、エOチなのが鼻血と一緒に出たんだと思います!」

菜々「だからもう、エOチな所に勝手に目がいかなくなりましたよ!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「私が心配していたのは……命の危険に関してですが」

234: 2019/07/07(日) 00:31:59.92 ID:HjrFtuEpo
菜々「それで……お願いがあるんです、けど」

武内P「はい、何でしょうか?」


菜々「もし、またこの間みたいな症状が出た時に……ですね?」

菜々「め、目隠しをして……猿轡をして……///」モジモジ!

菜々「両手の自由を奪った後……その……///」オズオズ!

菜々「……ナナに、エOチな事を言ってくれませんか?///」…チラッ!


武内P「…………すみません、お断りします」


菜々「そんなっ!? どうしてですか!?」

菜々「エOチな声じゃないと、鼻血が出ないかも知れないのに!」



武内P「……今の発言は、目をつぶります」



おわり

239: 2019/07/07(日) 06:02:46.83 ID:m4TWU8RVo
絶対誰かが乱入してくると思った

引用元: 武内P「ラッキースケベです」