ｺﾞｼｺﾞｼ

ほたる「ふ、拭き終わりました……」

ｻﾞﾌﾞｻﾞﾌﾞｻﾞｰ

泰葉「こっちも片付け終了です」



裕美「二人共、ありがとうございます」

千鶴「でもどうして失敗を……」

ほたる「あ、あの……やっぱり私がいるから……」

泰葉「それは違うよ、ほたるちゃん！」ｶﾞｼｯ

ほたる「ふぇっ！？」

裕美「そうだよ。今回、ほたるちゃんはいるだけだよね」ｶﾞｼｯ

千鶴「私と裕美ちゃんだけで作ってるから、いるだけならまずそれはないよ！」ｶﾞｼｯ

ほたる「あ……ありがとうございます」ｺｺﾞｴ





泰葉「割とひどいこと言ってる二人と、それでも感謝してるほたるちゃん」

裕美「うーん、やっぱり何か根本的な原因とか……」

千鶴「晶葉ちゃんが、何をやっても爆発するレンジに改造したとか？」



「……」

三人（ありえる（ます））

千鶴「？」

ほたる「あ、えと、逆にオーブンの機能で作ってみるのはどうでしょうか……」

千鶴「ほたるちゃん……」





三人「メンバー全員がレンジ以外まともに使えないのをわかってる（ますか）？」

ほたる「あぅぅぅ」ｼｭﾝ

ｶﾞﾁｬ

ありす「何か爆発音が聞こえたのですが……」

肇「皆さん、大丈夫ですか？」

響子「お片付けなら手伝います！」





四人「…………」

「うわーん！」

…………

泰葉「というわけなんですよ……」

肇「えっと……その前に」

裕美「はい？」





肇「この使っていた容器は、ホーロー製なのでレンジ不可なんですよ」

四人「え？」

肇「ホーローというのは、金属素材を薬や何かの素材で薄いコーティングした製品なのです」

ありす「クックパット等にもマグカップのみとありますね」

千鶴「じゃ、じゃあ……」




ほたる「わ、私の不幸のせいじゃなかったんだ」ｸﾞｽｯ

裕美「よかったね、ほたるちゃん！」ｸﾞｽｯ

千鶴「私は、信じていたからね！」ﾀﾞｷｯ





響子「割とひどいことを言ってませんか？」

泰葉「形式美ということで……」

響子「じゃあ、材料はあるみたいですし、オーブン機能を使ってプリンを焼きますね」

ほたる「え、プリンって焼くんですか？」

響子「たしか、かな子ちゃんが」



かな子「ゼラチンで固めるだけのより、美味しいから大丈夫だよ」



響子「って」

裕美「わあ……」ｼﾞｭﾙﾘ

裕美「そのあと、響子ちゃんがかな子ちゃんから教わった本格的な焼きプリンを作ってくれました」

「すごくおいしかったです。まる」









モバP「というのが模範的ブログの書き方だ」

りあむ「Pサマはぼくに何か恨みでもあるの！」ﾔﾑ


～Fin

かな子は出すと二、三個ぺろりと食べそうですよね



ではありがとうございました