1: 2015/07/12(日) 21:56:45.056 ID:h6CgxwTb0.net
ギャル「どうしたの~今日も一人~?」

根暗「(今日もかわいいな…いっつも僕にかまって好きなのかな?)」

根暗「(おっと、そんなこと考えてはいけない…そんなわけないから)」

ギャル「どうしたのよ~」

根暗「あ、あのいい加減やめてくれませんか…からかうの」

根暗「(じゃなきゃ、僕の心臓がもたないっ!!)」

ギャル「なっ…なによっ!文句あるの!!」

根暗「そ、それは…」

根暗「(いや、構ってくれるってことは別に嫌ではないんだけどなぁ~)」

ギャル「ふんっ…自分のこともはっきり言えないくせに調子に乗るなっ!」

根暗「…」

根暗「(やべぇ…マジでかわいい)」
小学館集英社プロダクション SPY×FAMILY 2024年壁掛けカレンダー CL-012
5: 2015/07/12(日) 22:00:41.791 ID:h6CgxwTb0.net
ギャル「…」

ギャル「(はぁ~本当に私…素直になれないな…)」

根暗「…」

根暗「(あ、今コッチ見た…)」

ギャル「(はぁ~…)」

ギャル「(今日こそ…)」

ギャル「(絶対に告白してみせる!!)」

ギャル「ねえ~根暗?」

根暗「な…なに?」

ギャル「あ、あのさ…放課後時間ある~?」

根暗「べ、別にあるけど」

ギャル「そ、そうだよね…お前みたいなやつに用事なんてあるわけないよね~」

ギャル「(ああ~なに余計なこと言ってんだ私~!!)」

根暗「(今日の放課後…いったいなにが?まさか、集団リンチ!!?)」

根暗「(それは、それで…)」

9: 2015/07/12(日) 22:07:14.270 ID:h6CgxwTb0.net
ギャル「あ、根暗」

根暗「ど、どうしたの?」

ギャル「じ、実はね」

ギャル「(私…勇気だせ勇気だせ勇気出せっ!!)」

根暗「(どうやら…集団リンチではないようだな…まさか告白!?)」

根暗「(いや、そんなわけないだろ…まさか…バットを隠し持ってるとか!?)」

根暗「(いや、ギャルさんにやられるならいいや~)」

ギャル「私…あなたが好きなの!!」

根暗「…へっ?」

ギャル「だから…好きなの…」

根暗「(だれが?僕?んなアホな…え、まじ?)」

根暗「ぼ、僕のこと?」

ギャル「そうだっていってんじゃん…」カァァァ

11: 2015/07/12(日) 22:11:24.386 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「…」

根暗「(おっと、危ない…あとちょっとで我を忘れるところだったぜっ!!)」

根暗「…」ゴクッ

根暗「じ…実は僕も…」

根暗「(いや、待て…おかしい…おかしいだろ…)」

根暗「(ギャルさんはいつも僕を馬鹿にしてたんだぞ…そんな人が僕を好きになるか?)」

根暗「(答えは否!!よってこれは罰ゲーム!)」

根暗「(さすが僕…冴えてるぜ…しか~し…バツゲームでもかまわない)」

14: 2015/07/12(日) 22:15:51.332 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「(僕はあなたが好きです…それをいえれば十分さ…)」

根暗「僕も…あなたのことが好きです…」

ギャル「ほ…本当に!」ギュッ

根暗「!!」ビクッ

根暗「あ、うん…本当だよ…」

ギャル「いつも…馬鹿にしたりしてるのに?」

根暗「そ、それでこそ…ギャルさんだろ?」

ギャル「わ、わたし…素直になれなくて」ポロッ

ギャル「でも、本当に好きで」ポロッ

ギャル「だからっ今までごめんなさいっ!!」ポロポロ

根暗「(すげぇ~女優になれるんじゃねぇーか…)」

根暗「(まさか…ここまで本格的だとは…思わなかった)」

根暗「(僕が好きだと言ったらすぐに近くにいる友達とかが来ると思ってた…)」

根暗「あ、あの…ギャルさん…」

ギャル「なに?」グスッ

16: 2015/07/12(日) 22:23:05.627 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「ネタばらしは?」

ギャル「ネタばらし…?」

根暗「あの、友達とか…」

ギャル「なんで?告白に友達は必要ないでしょ?」

根暗「(ん?これは…罰ゲームとかじゃない?)」

根暗「(まさか…まさかの本当に俺のことが好き!?)」

根暗「(まじかよっ!!やったっ!!やったぁぁぁぁぁ!!)」

ギャル「(どうしたんだろう…友達?)」

ギャル「(なんで?友達?)」

根暗「ギャルさん…」ギュッ

ギャル「!!」カァァァ

ギャル「(じ、自分からするのはいいけど…されたらちょっとはずかしい…)」

根暗「ギャルさん」

根暗「僕…本当にギャルさんのこと好きだから…絶対に幸せにする…」

19: 2015/07/12(日) 22:28:08.584 ID:h6CgxwTb0.net
ギャル「う、うん」カァァァ

ギャル「あ、そうだ…友達ってなに?」

根暗「あ、ああ僕てっきり、罰ゲームかなにかかと思って…」

ギャル「そ、そんなことするわけないでしょっ!!」

ギャル「いくら、私でもそこまでしないよっ!」

根暗「そうだね…ギャルさんのこと誤解してたよ…」

根暗「本当はやさしいんだね…僕本当にもっと好きになったよ…」

ギャル「根暗…」

ギャル「私のことも…呼び捨てにしていいよ?」

根暗「(…よ、呼び捨て…ここまで緊張するとは…)」

根暗「ギャ…ギャル」

ギャル「はい」

根暗「…呼んだだけ…」

ギャル「そっか」フフッ

根暗「(くっそ…めっちゃはずいぃぃ!!けど超うれしいぃぃぃ!!)」

21: 2015/07/12(日) 22:32:40.485 ID:h6CgxwTb0.net
ギャル「私たち…付き合ってるんだよね…」カァァァ

根暗「そうだよ…」

根暗「(顔赤くならないでぇぇぇぇかわいいからぁぁぁ!!)」

根暗「(マジでかわいいぃぃ…やべぇ変態みてぇーだ俺…)」

ギャル「じゃあ、キスしても…いいよね」カァァァ

根暗「…」

根暗「(まじかぁぁぁぁぁ!!キス!?キスを!!今ここで!!)」

根暗「(しかも、恥ずかしがってる…かわいい…)」

根暗「そ…そうだね…」

ギャル「…」ギュッ

根暗「(目をつぶった…よしっ…い…いくぞ!根暗!!根性みせろ!!)」

根暗「…」チュッ

ギャル「(キ、キスしちゃった…しちゃったよぉぉぉ!!)」カァァァァ

24: 2015/07/12(日) 22:35:54.377 ID:h6CgxwTb0.net
ギャル「…」カァァァ

根暗「(しちまったぜ…やべぇ俺絶対に今顔赤い…)」カァァ

ギャル「あ、今日はここで…また明日!!」ダッダッダ

根暗「…」

根暗「(顔…真っ赤にして帰ってたな…かわいい…)」

次の日

根暗「…」ボーッ

ギャル「おはよっ」

根暗「ん?ああ、おはよう」

根暗「ギャルさん」

ギャル「ギャル!」

根暗「あ、ギャル…」

ギャル「うん」

ザワザワ エ、ナニアレ? ドウイウコト?

26: 2015/07/12(日) 22:37:26.468 ID:h6CgxwTb0.net
>>22
NTRが嫌いなのでしません…すみません~

28: 2015/07/12(日) 22:43:34.225 ID:h6CgxwTb0.net
DQN「…」ムスッ

イケメン「どうしたんだ?DQN」

DQN「え、何が?」

イケメン「ムスっとしてたけど?」

DQN「いや、別に?」

イケメン「そっ…」

ギャル「根暗…今日は一緒に弁当食べよう?」

根暗「あ、ごめん弁当持ってきてない…」

ギャル「大丈夫、二つ作ってきたから…」

根暗「え…ギャルが作ってたの?」

ギャル「似合わないかな?」

根暗「いやいや、そんなことないよ!!」

DQN「おい、根暗…」

根暗「っ!!?」

根暗「ど、どうしたの?」

31: 2015/07/12(日) 22:46:52.488 ID:h6CgxwTb0.net
DQN「ちょっと…話があるから…こいっ!!」グッ

根暗「ちょっ…」

ギャル「あ、根暗っ!」

根暗「大丈夫だって…すぐ終わるから」

ギャル「根暗…」

イケメン「その間…僕とでも」

ギャル「絶対にいやっ!」

イケメン「(振られちった…いいもん…かわいい子の知り合いたくさんいるもんっ!)」

根暗「なんだよ…なにか用でもあるのか?」

根暗「(やばっ…こわっ…俺氏にそう…)」

DQN「た…頼みがあるんだ…」

根暗「頼み?」

DQN「れ…恋愛相談させてほしい…」

根暗「恋愛相談!?」

DQN「ああ」

32: 2015/07/12(日) 22:52:32.558 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「僕にか?」

DQN「ああ、お前にしかできない…」

根暗「いや…もっといい奴が居るだろ…」

根暗「イケメンとか…」

DQN「いや、イケメンにも相談したんだが…全然話しにならなくてな…」

DQN「本当に頼む…」ペコッ

根暗「(頭を下げるとは…よっぽどだな…よしっここは乗ってやるしかない!)」

根暗「わかった…でも…俺なんかで大丈夫か?」

DQN「ああ、今日見てピンッときたぜ…なんせ…あのギャルを落としたんだからな!」

根暗「(まあ、落としたわけじゃないけど…)」

DQN「だから、頼んでるんだ…」

根暗「そっか…まあ、いいけど…」

DQN「ああ、その代わりにボディーガードとして俺頑張るから」

根暗「ボディーガード!?」

DQN「ああ、ふざけた輩が出てきたら…ボコる!!」

35: 2015/07/12(日) 22:56:37.304 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「そっか…それは頼もしいね…」

根暗「じゃあ、とりあえず…誰が好きか教えてくれない?」

DQN「…と…図書委員…」

根暗「ああ、あの眼鏡の…」

DQN「眼鏡っていうなって…」

根暗「あ、ごめんごめん」

根暗「でも、以外だ…」

DQN「な…なにが」

根暗「もっと、チャラチャラした女が好きだと思ってた…」

DQN「俺は…どちらかというと清楚系のほうが好きだ…」

DQN「わ…悪いかぁ!」

根暗「いや…全然いいと思うよ」ニコッ

DQN「そうだろ?」

根暗「僕もそっち系好きだしね」

DQN「はぁ?でもギャルと付き合ってるんだろ」

37: 2015/07/12(日) 23:01:01.603 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「それとこれとは別だよ」ニコッ

DQN「そうか…」

根暗「さてと…まずはどうしたいの?」

DQN「?」

根暗「だから…その図書委員さんに…」

根暗「付き合いたいとかそういうの」

DQN「できることなら…付き合いたい…」

根暗「じゃあ、まずは好かれないとね…」

根暗「図書委員さんとは結構喋ったことあるからそういう話題も聞けるかも…」

DQN「(あれ?こいつ根暗じゃなかったっけ?)」

根暗「あ、このことギャルさんにも話すから…」

DQN「はぁ!!なんで!」

根暗「手伝ってもらうからに決まってるだろ?」

根暗「いくらなんでも僕一人じゃ無理だって」

DQN「そ…そうか…」

38: 2015/07/12(日) 23:03:27.047 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「じゃ、戻ろうか」

DQN「そ…そうだな」

ギャル「大丈夫だった!?」

根暗「なんともないって…」

ギャル「でも…」

DQN「ああ、なにもしてない…親友だからな」

DQN「なあ、イケメンっ!」

イケメン「いいもんいいもん、かわいい子いっぱいいるもんっ」グスッ

DQN「どうしたんだ…あいつ」

イケメン「はっ!」

イケメン「ああ、そうだな」

DQN「お前…どうした?」

イケメン「いや?なんにも?」

DQN「そうか…」

40: 2015/07/12(日) 23:06:15.672 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「あ、そうだギャルちょっといいか」

ギャル「何?」

根暗「実はな…」

ギャル「わかったよっ!!」

根暗「おお、ずいぶん乗り気だな…」

ギャル「こういう話女子は大好きだよ!!」

根暗「そういうもんなのか…」

根暗「あ、あとこの話言いふらすなよ!」

ギャル「わかってるって!」

根暗「さて…じゃあ、僕は図書委員さんと話すか…」

ギャル「え…二人っきりで?」

根暗「じゃなきゃこんな話できないだろ?」

ギャル「で…でも~」

根暗「なんの心配してるんだよ…大丈夫だって」

42: 2015/07/12(日) 23:10:41.578 ID:h6CgxwTb0.net
図書委員「あ、根暗君…」

根暗「おお、今日も一人か?」

図書委員「そうよ…」

根暗「実はさ…聞きたいことがあるんだ」

図書委員「なに?」

根暗「(こういうこと言って俺が告白しようとしてるって思われないよな…)」

図書委員「どうしたの?」

根暗「あ、そうだ…あのさ…図書委員ってさどういう人がタイプなの?」

図書委員「なっ…」カァァァ

根暗「あ、深い意味はないよ!」

図書委員「そ…そうね…元気な人?いつも一緒にいて楽しい人がタイプかな…」

根暗「そうか」

図書委員「こんな話振ってくるなんてどうしたの?」

根暗「いや…なんでもないよ」

根暗「(これは…DQNいけるんじゃないか?)」

43: 2015/07/12(日) 23:14:26.870 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「らしいぜ?」

ギャル「いけるっ!いけるよDQN!」

DQN「そ…そうか?」テレテレ

イケメン「多分…一緒に居て楽しい人って趣味が合う人のことじゃないかな…)」

根暗「あ…そうかもしれない…」

イケメン「図書委員さんって本が好きでしょ?だから…」

DQN「お前ら俺のこと本とか読まないとか思ってるだろ…」

DQN「ところがどっこい!読むんだなこれが」

DQN「つーか、図書委員さん好きになったのもこれがきっかけ」

DQN「なんつーか趣味が合うんだよ…」

45: 2015/07/12(日) 23:17:28.595 ID:h6CgxwTb0.net
根暗「まじか…話したことあるの?」

DQN「いや、チラッと見たことがあってよ…それから意識し始めて…」

ギャル「うんうん、青春だね!」

根暗「そっか…僕も結構本は好きだしね…」

ギャル「え…私全然読まない…読むとしたら…ファッション誌とかだし…」

イケメン「僕もだね…あと漫画も読む…」

ギャル「え、以外だね」

イケメン「そう?」

根暗「そっか…これは本当にいけるかもな…」

根暗「話しかけてみればいいと思うぜ?」

DQN「そうか!よしさっそく」

根暗「おお」

ギャル「応援してるよぉ~」

イケメン「頑張れよっ!DQN」

47: 2015/07/12(日) 23:22:45.020 ID:h6CgxwTb0.net
イケメン「あと、これ忠告!図書委員さんは放課後とか図書室によくいるから!」

DQN「おう、イケメンサンキューっ!」

イケメン「頑張れっ!」

DQN「あ、あの…図書委員さん…」

図書委員「なに?DQN君…」

DQN「こ、この本なんだけど…」

図書委員「これが…どうかしたの?」

DQN「あの話面白いよね」

DQN「探偵が一直線ていうか…さ」

DQN「すぐに、疑って失敗するところとかっ笑えて!」

図書委員「わかる!!」

図書委員「そうそれ、これ超面白いよね!」

図書委員「全然話合う人がいなくてさ…あとこの話とかも好きなんだよね」

DQN「ああ、これもね…すごく面白かった!特に~の部分とかさ」

49: 2015/07/12(日) 23:27:54.490 ID:h6CgxwTb0.net
図書委員「うんうんっ!わかってるねDQN君!!」

図書委員「あと私的にこことかも好き!」

DQN「ああ、ここねここもいいと思う!」

イケメン「これは…結構イケる感じじゃない?」

ギャル「うんっ!結構盛り上がってると思う!」

根暗「もともと、喋る奴だから…図書委員」
 
ギャル「へぇ~結構いろいろ知ってるのね…根暗」

根暗「ああ、結構付き合いが長いから…」

ギャル「そっか」ゴゴゴ

根暗「あの、やましい事とか全然ないですからね?」

DQN「そうそう、こことかな」

DQN「あ、そうだ今度の日曜に本買いに行かない?」

DQN「面白い本とか欲しいし、結構趣味が合うから選んで欲しいんだけど…」

図書委員「うん、全然いいよっ!」

イケメン「さりげなく…デートに誘いやがった…やるな…」

50: 2015/07/12(日) 23:32:06.372 ID:h6CgxwTb0.net
ギャル「本当にないの?」

根暗「はいっ!全然まったくありません!」

ギャル「ならいいけど」

イケメン「あの、イチャイチャしてないで…聞いてくれます?」

なんだかんだで日曜

根暗「おい、イケメン…俺たち付いていく必要あるか?」

イケメン「何をいってるんだ!根暗…最後まで俺たちがサポートするためにいるんだろ!」

ギャル「つーか、根暗の私服姿始めて見た…」

根暗「あ、そういえばそうだな…」

ギャル「…かっこいいね」カァァァ

根暗「ギャルもかわいいよ…」

ギャル「!!」カァァァ

イケメン「ちょっと、泣きたくなってくる…急ぐぞ!根暗!ギャル!」

イケメン「見失う!」

51: 2015/07/12(日) 23:35:49.743 ID:h6CgxwTb0.net
DQN「あ、この本読んだことある?」

図書委員「あ、これない」

DQN「読んでみ?超おもしろいから」

図書委員「じゃあ、これ買おうかな…」

図書委員「あ、これどうDQN君読んだことある?」

DQN「あ、俺これないわ…」

図書委員「これね…ラストがすごい良いから買ってごらん」

DQN「おお、それは気になる!買ってみるわ」

根暗「けっこう…いい雰囲気じゃん」

イケメン「ああ、俺たちいらんかも…」

根暗「つーか、ぶっちゃけ…お前見たかっただけだろ…」

イケメン「まあ、70%くらいは」

根暗「ほとんどじゃねーか!」

ギャル「しっ静かにしないとバレるかもしれないって!」

53: 2015/07/12(日) 23:43:13.328 ID:h6CgxwTb0.net
DQN「でさぁ~」

図書委員「へえ~」フフッ

DQN「今日は楽しかったよ、ありがと」

図書委員「私もバイバイ」

DQN「じゃあなー」

DQN「ふぅ~…」

DQN「(緊張なんてもんじゃなかったぜ…顔赤くなってないよな…)」

イケメン「うん…そろそろ僕たちも帰るか」

根暗「そうだな…」

ギャル「そうだね~」

根暗「じゃあ、俺ギャル家に連れて帰るから」

ギャル「じゃあね~イケメン君」

イケメン「うん、一人でさびしく帰る」

イケメン「(もし、これでDQNが付き合ったら…俺だけじゃん付き合ってないの…)」

イケメン「(ま、いいや)」

55: 2015/07/12(日) 23:49:33.768 ID:h6CgxwTb0.net
イケメン「(知り合いはいる!!)」

イケメン「(知り合いはいるんだからなっ!)」

月曜日

ギャル「おはよお~」

根暗「おはよう」

根暗「どうした?ずいぶん眠そうだな」

ギャル「本読んでた…」

根暗「本?読まないんじゃなかったのか?」

ギャル「根暗が読むっていってたから…」

根暗「別に無理してあわせなくてもいいんだぞ?」

ギャル「別に無理はしてないよっ!」

ギャル「本も読んでみると結構面白いって気づいたし!」

根暗「そっか…ま、本を読むこと自体は悪いことじゃないしな」

ギャル「そういうこと!」

イケメン「おはよう~」

58: 2015/07/12(日) 23:54:41.562 ID:h6CgxwTb0.net
DQN「よお」

DQN「なあ、みんな…」

イケメン「どうした?」

根暗「?」

ギャル「…」

DQN「告白しようと思う…今日の放課後…」

イケメン「本当か!」

DQN「ああ」

根暗「そっか…頑張れよっ!」

DQN「あたりまえだぜ!」

ギャル「成就するといいねっ!」

DQN「ああ、本当にな…」

図書委員「ちょっと、いい?」

DQN「!!?」

イケメン「と、図書委員さん!」

59: 2015/07/13(月) 00:01:30.518 ID:Gqz16yHo0.net
図書委員「DQN君ちょっといい?」

DQN「どうした?」

図書委員「ちょっとね…話があるから…放課後に図書室に来てくれない?」

図書委員「一人で…」

イケメン「(え、それって)」

根暗「(もしかして…)」

ギャル「(まさかの…)」

DQN「(こ…告白!?)」

図書委員「一人よっ!絶対ね!絶対に来てね…」

DQN「あ、ああ!」

放課後

62: 2015/07/13(月) 00:07:45.117 ID:Gqz16yHo0.net
DQN「図書委員さん…話って何?」

図書委員「あ、DQN君…実はね」

図書委員「私…好きな人ができたの…」

図書委員「その人…私と話の趣味があって…やさしくて…元気で」

図書委員「私とは…正反対の性格なんだけど…」

図書委員「わたし…すごく好きになったの…」

図書委員「私…DQN君のことが好きなんだ…付き合ってくれませんか…」カァァァ

DQN「俺も…俺も好きなんだ…図書委員さんのこと…」

DQN「いつもクールでたたずまいとか…あと本の趣味が合うところとかな…」

DQN「だから…付き合ってください…」

図書委員「うれしい…ぜひ付き合ってください…」

図書委員「あ、あのさ…DQN君…手つないでくれない?」

DQN「お安い御用だぜ!」ギュッ

図書委員「!!!」カァァァ

図書委員「(思ったよりも恥ずかしい…)」

65: 2015/07/13(月) 00:14:27.442 ID:Gqz16yHo0.net
図書委員「も、もういいわ」

DQN「そ、そうか?」

図書委員「…夢みたい…」

DQN「夢?夢じゃないぜ」チュッ

図書委員「ちょっ!!」

図書委員「いきなり!!」カァァァァァ

DQN「夢じゃないだろ」

DQN「だから…これからもよろしくお願いします!」

図書委員「こちらこそ」

次の日

DQN「というわけで…晴れて付き合いました~」

根暗「わぁー!」パチパチ

ギャル「よかった!!」パチパチ

イケメン「おめでとう、DQN!!」パチパチ

DQN「照れるぜ」テレテレ

67: 2015/07/13(月) 00:21:29.346 ID:Gqz16yHo0.net
根暗「じゃあ、これから…お祝いってわけでパーティーでもやろうぜ~」

イケメン「いいね…僕の家とかは?」

根暗「広いの?」

イケメン「ああ、結構広いよ」

DQN「おお、イケメンの家に集合な!」

図書委員「私もいいのかしら…」

ギャル「いいんだよ~お祝いなんだから~」

根暗「そうだなっ」

根暗「みんなでお金出しあって何か買っていこう」

イケメン「そうだね…僕出さなくていいよね家提供してるし…」

DQN「え、なにそんなずるいこといっての出せよ」

イケメン「そうですか…」

根暗「ハハッ…」

根暗「(みんなのおかげで楽しい日々ができたな…みんなありがとう…ありがとうギャル…)」

おわり

68: 2015/07/13(月) 00:23:06.135 ID:TLdRWyF0p.net
乙!なかなかだったぞ

引用元: ギャル「キャハハ、暗~い」根暗「…っ」