430: ◆m9tEpcJqyE  2014/10/07(火) 06:06:27.51 ID:kJDuqf4pO




前回はこちら



《ケッコンカッコカリしりーず》曙編

《鎮守府》中庭

提督「…………」

曙「……で、話ってなに?わざわざこんなとこまで来て伝えるような内容なわけ?」

提督「む、うむ……」

曙「煮え切らないわねぇ……。もう帰っていーい?」(クルッ

提督「ま、待ちたまえっ」(ガシッ

曙「きゃっ、な、なにするのよ!?」

提督「す、すまない、ただ、少しの間でいい……話を聞いてくれないか」

曙「……ど、どうしてもっていうなら」

提督「……ありがとう」

曙「お、お礼とかいいから、さっさと用件を言いなさいよ。私だって暇じゃないんだからっ」

提督「む、そ、そうだな……では」(ゴホン

提督「あ、曙君……私とケッコンカッコカリ、してくれないか」

曙「……………………へ?」

曙「なにそれ、冗談にしては笑えないわよ」

提督「じょ、冗談のつもりではないのだが……」

曙「……なんで!?」

提督「っ……な、なんで、と言われても……」

曙「さ、漣とか神通さんとか金剛さんとか蒼龍さんとか、あと大和さんとか……えと、他にも可愛くて優しい人いるでしょ!?」

曙「バカなの?ドMなのっ!?」

提督「…………確かにバカなのかもしれん。後者については全力で否定させてもらうが」

提督「それでも私は君にお願いしたいと思ったのだ」

曙「ほ、本気、なんだ……」

提督「うむ……。た、頼りない男だとは思うが、曙君さえよければ……私の傍にいてくれないか」

曙「そ、そんな言い方されたら断れないじゃない……バカ」

曙「ス、スー……ハー……」(深呼吸

曙「……ケ、ケッコンカッコカリしてあげてもいいけど、私のこと蔑ろにしたら許さないんだから、この……クソ提督!」

提督「……心得た」

曙「な、ならよしっ……なんてね♪」


※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ




431: 2014/10/07(火) 06:07:50.36 ID:kJDuqf4pO
(後日)

提督「……」

曙「……コ、コレ、お弁当」(ズイッ

提督「そ、そうか……」

曙「て……提督に倒れられたら困るから作ってきただけだから、無理して食べてくれなくても、い、いいけどね」

提督「いや、いただこう」


<……ど、どうしてもって言うなら食べさせてあげるけど

<い、いや、そういうのは遠慮したいな

<っっっ……少しは察しなさいよ、こンのクソ提督ーーー!!

<な、何をだね……?


《この後、無茶苦茶ツンツンデレツンデレツンツンした(曙が)》

436: 2014/10/08(水) 15:44:20.32 ID:q7UrBytYO
【秋はやっぱり】(焼き芋)

《鎮守府》中庭

瑞鶴「秋はやっぱり食欲の秋よね!そして秋は焼き芋の季節」

瑞鳳「そうよねー」(ワクワク


焚き火<テンション上がってきたぜぇぇぇぇぇッ!!!


赤城「申し訳ありません、提督にこんなことお願いして……」

提督「今のご時世、好き勝手に焚き火をするわけにはいかんし……それに一部、火傷しやすそうな子もいるしな」


祥鳳「?」


赤城「あ、あははは……」


提督「ふむ……ちょうどいい塩梅に焼けたか」(ガサゴソ


焼き芋<うおーっ、あっちぃぃぃぃ!!


瑞鶴「ヤタッ、待ってました!」

加賀「いい香りですね」

提督「や、火傷しないよう注意するのだぞ」(くばりくばり

<はーい


赤城「ハフハフ……」(至福

加賀「モフモフ……」(幸福

大鳳「…………」(モソモソ

提督「……大鳳君?あまり食が進んでいないようだが、も、もしかして生焼けだったかね?」

大鳳「い、いえっ、そんなことはないです!ホクホクでトロトロでとても美味しいです!」

大鳳「け、けど、その、お芋を食べ過ぎたら、ガ、ガスが溜まるって……」(モジモジ

提督「あ、ああ、なるほど、そういうことか」

提督「……その、芋を食べると腸内で炭水化物が分解され、ガスが発生するのは確かだが、それは食事から数時間後で、食べてすぐにどうこうなるということはない……ので、そんなに不安がる必要はない、と思う」

大鳳「……そうなんですか?」

提督「う、うむ」

提督「何事にも限度というものはあるが……せっかく作ったのだ、あまり気にせず食べたまえ」

大鳳「……は、はいっ」

大鳳「ハグハグ♪」

瑞鶴「提督さん、焼き芋おかわり~♪」

瑞鳳「あ、私も~♪」

加賀「……申し訳ありません、私にももうひとつ」
提督「(わ、私の分がなくなってしまった……)」(ショボリ

赤城「……あの、提督、よろしければ私の分をお分けしましょうか?」

祥鳳「わ、私の分も少しどうぞ。その、瑞鳳が調子に乗ってすみません……」

提督「赤城君……祥鳳君……あ、ありがとう……!」(歓喜

赤城「(提督は本当に甘いものがお好きなお方……)」

祥鳳「(カワイイ)」

454: 2014/10/11(土) 00:58:50.69 ID:BypfhbU4o
【体力測定】

(測定項目)
・握力
・前屈
・反復横跳び
・上体起こし
・立ち幅跳び
・シャトルラン
・ソフトボール投げ


提督「えー……それぞれの艦娘の身体能力を知り、訓練メニュー作成の参考にするのでみんなにはできる限り、全力を尽くしてもらいたいと思う」

提督「い、一応、好成績のものには間宮無料券が配布されるので、怪我をしない程度に頑張ってもらいたい」

艦娘一同『はい!!』

大和「(提督に超弩級戦艦艦娘のスペックの高さを再認識してもらう時……!)」(柔軟

金剛「(高速戦艦の万能さ、目にもの見せてやるわ!)」(ストレッチ

神通「(普段の訓練の成果……提督にお見せする時です!)」(二水戦モード

蒼龍「(ん~、走ったりするのは難しいけど、他では頑張れるかな)」

漣「(みなさん気合はいってますねー。しかし、最後に勝つのは漣なんですよねー)」(本気モード



提督「そ、そんなに気合を入れなくても大丈夫だぞ?」

赤城「み、みんな、間宮さんの無料券が欲しいんですよ」

提督「そうなのか?」

赤城「……そうですよ」(ニッコリ



加賀「赤城さん、提督のメンタルを思って……」

瑞鳳「それだけなのかなぁ」

瑞鶴「尊敬する上司とは言ってたけど……あーやしーいな~♪」

祥鳳「み、みんな、ほら、邪推しないの」

大鳳「そ、そうですよ……! せっかくの体力測定なんだから、みなさん集中して頑張りましょう!!」

瑞鶴「うぇーい」

加賀「もう少し真面目に返事をしたらどうなの」

瑞鶴「へーい」

加賀「……」(イラッ



<頭に来ました

<ガアァァァッ!?お、折れるぅ……!

<加賀さんっ、それ以上はいけないわ!

455: 2014/10/11(土) 01:00:33.32 ID:BypfhbU4o
《握力測定》

衣笠「んー、よいっしょ!」


握力計<右48(仮) 左45


青葉(記録係)「おお、いい数字が出ましたねー」

衣笠「う~ん、艦娘としてはそれなりだけど、女の子としてはどうかって数字だよね」

青葉「それはね……。ウチには男の方、司令官しかいないし、そういうので引いたりする人じゃないでしょうけど」

衣笠「まあ、ね」

青葉「おっとぉ、青葉、他の人の記録も取らなきゃなので。失礼!」

衣笠「がんばってねー……てか青葉、自分の記録はどうするんだろ?」



大和「……んっ!!」


握力計<右55 左51


大和「ふぅ」

青葉「さ、さすが戦艦クラス……他の子たちより10ぐらい数字が上です」

大和「それほどでも。鎮守府最高クラスの戦力である戦艦の艦娘として、このぐらいできないと提督に顔向けできませんから!」(キリッ

青葉「いつも通りですねー。さて、その司令官さんも今日は一緒に測定してるんですよね」(キョロキョロ


提督「……む、青葉君、ここにいたのか」

青葉「おや、噂をすれば影」

大和「て、提督!? 提督、大和の記録が気になって見に来られたのですね!」

提督「い、いや、握力を計り終えたので、記録係の青葉君に伝えにな」


握力計<右77 左89


青葉「」

提督「怪我をしたせいか、少し利き手の握力が下がってしまったようだ。鍛えなおさねばな」

大和「」

提督「ど、どうかしたのかね?」

青葉「い、いいえー、女の子と男性の差を思い知らされたようです、はい」

大和「提督、逞しくて素敵です……」(ポッ

青葉「あ、そっちでしたか」


<提督に手加減なしで胸を揉みしだかれたりしたら……

<たぶんそれもげますよ……?

<提督にされるのでしたら、大和はそれはそれで……

<(ダメだこの超駄級戦艦、早くなんとかしないと)

460: 2014/10/11(土) 09:16:37.93 ID:KPih3O8XO
【体力測定】

《前屈》

青葉(記録係)「それじゃみなさーん、次は前屈の記録を取りますので、一人ずつこの台に登ってってくださーい」

球磨「フフフーン、こんくらい余裕だクマー」(ペター

青葉「おお、+5センチ……○ラックマみたいに柔らかですねー」

球磨「球磨はクマじゃないクマ!」


多摩「次、多摩の番ニャ」(グニャー

青葉「+13センチ……さすがネコキャラなだけあります!」

多摩「ネコじゃないニャ」


木曾「次は俺の番だな!いくぜっ……ホッ、ヨッ……ンギギ!」(プルプル

青葉「えっとー、真面目にやっていただけますか?」

木曾「どういう意味だ、俺は真剣にやってるぜ!?」(ブルブル

青葉「……木曾さん、-9センチ、と」


球磨「我が妹ながら残念な子だクマー……」

多摩「お風呂上がりにストレッチしろって前から言ってたのにニャ……」

<仕方ないからお姉ちゃんが一肌脱いでやるクマー!

<多摩も手伝うニャ

<オ、オイ、なにする気だ……ちょっ、イテッ……や、やめろォォォォッ!?



青葉「あらら、御愁傷様です……おや?」

蒼龍「っ……ぅ……く、くるし……」(グ、ググッ

青葉「-20センチ……いくらなんでも…………って、ああ(察し)」


99式艦爆<提督をダメにするクッション性!!


蒼龍「うぅ、なんか恥ずかしいなぁ」

青葉「羨まけしからんオッOイですねー、相変わらず」


<……やっぱり提督も大きな胸の方がいいのでしょうか

<空母系の艦娘さんはそれなりにあるからいいじゃないですか……ねえ?

<あ、そういう話題、私に振っちゃう?爆撃するわよ?

<……軽がつくけど、私だって一応は空母なのにねー

473: 2014/10/13(月) 07:00:41.14 ID:qmNhd/xTO
【体力測定】

《反復横跳び》


青葉「はい、それじゃ次は反復横跳びの記録を取ります。カウンターを貸し出しますので、二人一組になって相手が何回跳んだか数えてあげてください!」


<はーい

<おー!


文月「弥生ちゃん、いっしょにやろ~♪」

弥生「私で…いいの?」

文月「もちろんだよ~!」

弥生「…ん」(コクコク



青葉「ではー、青葉が合図しますので、ストップと言うまで頑張っちゃってください!」

青葉「…………はい、スターット!」



文月「ほわっ……よっ……えいっ!」(ピョコピョコピョン

弥生「……文月ちゃん、頑張って」(カチカチカチ

文月「うん~、文月がんばっちゃうよぉ~♪」(ピョコピョコピョン


青葉「はい、ストーップ!」

文月「んしょっ……!どうだった、どうだった~?」

弥生「えと……」


カウンター<たいへんよくできました



文月「えへへ、やったー♪」

弥生「……文月ちゃん、すごい」(パチパチ


青葉「えー、少し休憩したらパートナーの方からカウンターを受け取ってください」

文月「よ~し、いっぱい数えちゃうよぉ」(フンス

弥生「がんばり…ます」(ムン

青葉「みなさん、準備できたようですねー……では、スッタート!」


弥生「ん……ん……」(ピョンピョコピョン

文月「弥生ちゃん、がんばれ、がんばれ♪」(カチカチ


青葉「はい、そこまでー!」

弥生「ふ…ぅ……弥生、何回跳べた……?」

文月「えっとね……」



カウンター<もう少しがんばりましょう

弥生「…………」(ショボリ

474: 2014/10/13(月) 07:02:04.14 ID:qmNhd/xTO
文月「や、弥生ちゃん、元気だして~」

文月「……そだ、文月たちが何回跳んだか、司令官に教えてあげよぉ」

文月「きっと、よくがんばったって褒めてくれるよ~♪」

弥生「……ん」(コクリ


<司令官、司令官、見てください見てください~♪

<弥生…がんばりました

<む……!?そ、そうか、二人ともちゃんと日頃の訓練の成果が出ているようだな……え、偉いぞ(ナデナデ

<ほわぁ♪

<……♪



曙「相変わらず、あの二人には甘いわねー」

漣「……サイドステッポゥ!」(スターンスターン

曙「ちょ、何でいきなりスピード上げてんの!?」



<ご主人様~、漣の本気、ちょっとは凄いでしょ、ね!


<う、うむ……?そうだな、駆逐艦の艦娘の平均を大きく上回っている……さすがだな

<ほわぁ、漣ちゃんすごいよぉ!

<かっこいい…です

<いや~、それほどでも……ありますね♪



曙「話に加わるために新記録出したんだけど、あの子」

曙「大人げない……子供っぽいのかな、この場合は?まあいいや……潮、大丈夫?」

潮「ちょびっとだけ胸、痛い……」

朧「潮は大きいからね、仕方ないね」

潮「う、うぅ、胸を見ながら言わないで~」(ドタプン

曙「(私ももうちょっと大きくなんないかなー……)」(ペタペタ

486: 2014/10/14(火) 01:20:38.86 ID:fchOkMkCo
【体力測定】

《上体起こし》


青葉「それじゃ、サクサクやってっちゃいましょうねー」

青葉「みなさん、順番にここの台に寝そべって上体を起こしてください!」

<は~い


蒼龍「コレ、ちょっと息が詰まるんですよね……」(チラ

赤城「そうですね……。それに、む、胸が潰れて少し恥ずかしい……」(チラ

提督「(……居づらい)」(スルー



瑞鶴「どーせこっちは一航戦とか二航戦みたいに、潰れるほどのボリュームもありませんよーだ」(ブツブツ

瑞鳳「お、女の子の魅力はオッOイの大きさだけで決まらないし」(震え声

提督「(帰りたい)」(スルー



《立ち幅跳び》

那珂「アイ・キャン・フラ~イ!!」(ズザー


<1.88メートル


青葉「那珂さんって色物キャラの割に、ホントに各種高水準でまとまってますよねー」

那珂「あ、なにそれヒッドーイ!」(プンプン



川内「夜戦だっ、夜戦だっ、夜戦……ダーッ!」(ビョンッ!


<1.91メートル


青葉「……気合だけは買います、気合だけは」

川内「え、酷くない? 普通にいい成績だと思うんだけど」

青葉「まあ、それは否定しないんですけどー……」(チラッ



提督「……んむっ!」


<2.66メートル


提督「(もう少し足腰を鍛えたほうがいいかもしれんな……)」



青葉「上には上がいるせいか、どうにも見劣りしちゃって、『NINJYAにしては……』と思っちゃうわけです、はい」

川内「なんで私、忍者扱いされてるの!?」

青葉「自分の格好を見直してから聞いていただきたいですねー」

487: 2014/10/14(火) 01:21:22.35 ID:fchOkMkCo



《シャトルラン》


神通「ハッ……ハァ……!」


<できるできる、どうしてそこで諦めるんだ、ネバーギブアップ!!


神通「っ……ぅぐ!」(蒼白

提督「じ、神通君、あまり無理をしてはいけない……」(シュタタ

神通「まだ、まだ神通はやれます……! 提督に……提督に置いていかれるのは嫌……!!」

神通「―――あっ!?」(コケッ

提督「あ、危ないっ……!」(抱き留め



<だ、大丈夫かね? 痛めたところはないか?

<て、提督……ゴメンなさい、大丈夫です……

<そ、そうか……立てるかね?

<はい……ッ、いた……

<……捻ったかもしれん、医務室へ行くぞ(抱きかかえ

<ぁ……




青葉「さすがオーバーワークに定評のある二水戦……美味しいシチュをゲットしましたねー。てか、それを息切れなしでフォローしてる司令官さんって……」

那珂「提督、高スペックだかんねー。まあ、コミュ障と豆腐メンタルが台無しにしてるけど。いつも今回みたいに本気モードならいいんだけどさ」

川内「ぜぇっ、ぜひっ……ぜひっ……!!」

青葉「ゾナハ病の発作みたいですねー、大丈夫ですか?」

川内「ゼヒっ、ごほっ……ちょ、ぢょっと頑張り……ずぎ……おえ」

那珂「いつも夜更かしばっかしてるから体力もたないんだよー、川内ちゃん?」(サスサス

川内「コヒュ……ゼヒー……ヘヘ、ちょ、ちょっと気をつける」(ニコッ

青葉「(なんだかんだでいい姉妹してますよね、川内型の三人って)」(パシャリ

495: 2014/10/14(火) 06:51:57.62 ID:aQM7ts02O
【台風】


《鎮守府》執務室

<ゴゴゴゴ……

<ドドドドドッ


提督「(外は凄いことになってきたな……)」

提督「念のため、艦娘たちを寮に非常待機させたのはよい判断だったかもしれん」

提督「鎮守府の出入り口は施錠し、土嚢を設置……1階部分の各窓は事前に外から風雨避けのシートを張っておいた」(チラッ


時計<夜が来る!


提督「……さて、鎮守府内の見回りをしてくるか」


(提督、見回り中・・・)


提督「よし、今のところ窓の破損や浸水、雨漏りはなし……執務室に戻るか」


時計<チックタックチックタック……

提督「次の見回りは3時間後に行くとして……さて」

提督「(台風前にあらかたの執務を終わらせたからやることがない……)」

提督「……ふむ」(ゴソ


大吟醸・七星剣<やるかい?


提督「漣君たちが持たせてくれた弁当でもつまみながら飲む、か」

提督「この天候の中、鎮守府に一人待機しているのだ、今日ぐらいは……許されるだろう」(ウキウキ




提督「……待て、一人……一人?」(ハタ

提督「……鎮守府の出入り口は完全に塞いである。窓も叩き割らない限り、中には入れず、言うなれば今この場所は完全な密室、私だけの世界」

提督「……不謹慎だが、そう考えると台風もありだな」(ニヤ…

496: 2014/10/14(火) 06:53:44.36 ID:aQM7ts02O
携帯<バディ、メールだ。subjectの表記あり、本文を開く

提督「む……?」(ポチポチ


『from:漣君
sub:ないですから

なんとなく釘を刺しておかなきゃー、って思ったのです!』

提督「」


携帯<バディ、またメールが来たぞ。確認したまえ

提督「……」(ポチポチ


『from:神通君
sub:問題ありませんか?

そちらの様子はどうでしょうか
こちらは雨漏り浸水ともに問題なしです
明日の朝、お迎えにあがります
出入り口の鍵を開けておいてください……お願いしますね?』

提督「」



提督「何故わかった……」(困惑

携帯<バディ、君は本当に成長しないな

516: 2014/10/17(金) 01:45:18.74 ID:r2BPYOvIo
【名前の由来】

《鎮守府》執務室


提督「私の名前の由来……?」

青葉「はいです。司令官さんのお名前の由来と、あといくつかの質問に答えていただけると。今度の鎮守府通信に掲載したので」

提督「それは別に構わんが……本当に記事になるのかね、そんなものが」

青葉「もちろん。なんせ、複数の艦娘さんたちに強いら……リクエストされたからこそのお願いですから!」

提督「(強いられ……?)」

提督「ま、まあいいか……」

提督「では、まず苗字からだが……これはよくわからん。苗字の由来自体は二霊玉の出現に由来するものらしいが」

青葉「ふむふむ、まあ苗字なってその場のノリで決めたものも多いですからね。とりあえず、由緒正しい苗字ということで。字面、響きともに古風な感じがしますし」

提督「古臭いだけとも言うがな。次に名前だが、これは……その、だな」

青葉「はい!」(ワクテカ

提督「――――は、鋼のように心身共に強く、逞しく育ってほしいと願ってつけた、らしい」(俯き

青葉「……心身共に、ですか」

提督「共に、だそうだ」

青葉「……天は二物を与えずですねー」

提督「両親には……申し訳なく思っている……」

青葉「コ、コホン、とりあえずお名前の由来はわかりました! 他の質問にいきましょう!!」

提督「そ、そうだな。私に答えられる範囲であれば答えよう」

青葉「では、質問その1――――ズバリ、お子様が生まれたら何と名付けたいのでしょうか!?」

提督「」

青葉「あ、質問その2は子供は何人ほしいのか、その3は神前かウエディングか、その4はどんな家に住みたいか、他多数です。いやあ、次の鎮守府通信が盛り上がりますねえ!」

提督「」



《この後、無茶苦茶質問された》

518: 2014/10/17(金) 02:11:32.14 ID:kfv6CT4iO
おつデース
結婚式か。神通、大和、蒼龍辺りは日本人顔だから白無垢とかも似合うカモだけど、金剛、漣とかはドレスの方が似合いそうね。
まあ結婚式なんか挙げたら披露宴の最中に提督の胃がメルトダウンするだろうケド

521: 2014/10/17(金) 08:08:32.42 ID:/RFaY2X0o
乙です



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話4【ネタ募集】