1: 2023/07/18(火) 08:45:05.31 ID:nx7sjvVk.net
建ってくれ

2: 2023/07/18(火) 08:46:46.28 ID:nx7sjvVk.net
璃奈「色んな人の協力のおかげで、完成させることが出来た……」

ランジュ「おめでとう、璃奈! アタシたちも協力した甲斐があったわ!」

璃奈「うん。ランジュさんたちのおかげで完成したから……ランジュさんにはまた一つ、お願いしてもいいかな」

ランジュ「何かしら? 何でも任せなさい!」

璃奈「ランジュさんにはプロデューサー、栞子ちゃんにはナビゲーター、ミアちゃんにはスタッフをお願いしたい。ランジュさんとミアちゃんにはドライバーも渡しておくから」スッ

栞子「ナビゲーターですか……わかりました、精一杯務めさせていただきます」

ミア「スタッフか……まぁ、璃奈の頼みなら引き受けるよ。栞子のよりかは暇じゃなさそうだし」

ランジュ「きゃぁ、璃奈とお揃いのドライバーまで貰えるのね! なら、テストプレイが終わったら全力でプロデュースさせてもらうわ!」

ミア「……いいな」ボソッ

璃奈「ヴィジョンドライバーが巻きたかったら、後で私のを貸すよ。一応、緊急用に私以外だと三人分の指紋を登録してあるから」

ミア「really?」

璃奈「うん。もし私が体調を崩したりしたら、ゲームマスターは三人のうちの誰かにやって貰おうと思ってたから」

ランジュ「良かったわね、ミア」コツン

ミア「っ……あぁ。最高だね」フフ

3: 2023/07/18(火) 08:49:08.71 ID:nx7sjvVk.net
栞子「あの、それで……早速テストプレイを行うのですか?」

璃奈「うん。まずは同好会のメンバーから5人選出して、全部で3回のゲームをしようと思う」

栞子「そうですか……では、誰を選出しますか?」

璃奈「くじ引きにしようと思う。侑さん以外から」

ランジュ「侑は除外するの?」

璃奈「侑さんはオーディエンス側に回りたいって言ってたから……それに、作ったのも侑さんのためだし」

ミア「そうだったね。そういえばランジュたちには理由を言ってなかったか」

ランジュ「なによぅ、アタシだけ秘密にされてたの?」

栞子「いえ、私も初耳です……」

璃奈「ごめんなさい。あんまり声を大きくして言える理由じゃなかったから……」

ランジュ「そうだったの……なら仕方ないわね」

ミア「えぇと、璃奈。くじ引きってこの子犬ちゃんのボックスに突っ込んだ紙でやるのかい?」

璃奈「うん。選ばれた人にはドライバーとIDコアを渡して、選ばれなかった人はオーディエンスルームに連れていく」

5: 2023/07/18(火) 08:50:35.51 ID:nx7sjvVk.net
下5まで、好きな同好会メンバーを書いてください。
今回は虹ヶ咲学園のスクールアイドル同好会のメンバーに限定させていただきますので、今日子や副会長などのサブキャラクターはノーカンです。
また、今回は運営側である璃奈、ランジュ、栞子、ミアも不参加となります。

※今回のデザグラは非公式なので某スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズさんの願いの対象外です。

6: 2023/07/18(火) 08:52:00.55 ID:WTZvAXq3.net
ぽむ

7: 2023/07/18(火) 08:53:18.21 ID:ahPeWd81.net
しずく

8: 2023/07/18(火) 08:53:33.86 ID:iH/IZlvy.net
エマ

9: 2023/07/18(火) 08:55:00.16 ID:52UB0D6R.net
せつ菜

10: 2023/07/18(火) 08:56:22.44 ID:RHFmXLTw.net
果林

11: 2023/07/18(火) 09:03:24.34 ID:nx7sjvVk.net
璃奈「まず1人目は……出た。歩夢さん」

ランジュ「きゃぁ、侑も喜ぶわね!」

栞子「歩夢さんには……こちらの兎のIDコアですね」

ミア「rabbitのライダーか……これが合いそうだね」カーン、ハザードオォン!

璃奈「それは洒落にならない方……」

璃奈「次は……しずくちゃん」

栞子「しずくさんには熊のIDコアですね」

ランジュ「熊ね……どっちかっていうと、本人が乗られる側なのにライダーなのね」

ミア「ライダーを名乗ってるやつが自分からバイクになったりするんだし、おかしなことでもないだろ」

璃奈「それもそう。そもそも、バイクに乗らなくたってライダーはライダーだよ」

璃奈「3人目はエマさん」

栞子「エマさんには、このカモシカのIDコアですね」

ランジュ「こっちも乗られる側の動物っぽいわね」

ミア「四足歩行の動物なら大体そうじゃないか?」

璃奈「そうかも」

璃奈「4人目はせつ菜さん」

栞子「せつ菜さんにはパンダのIDコアですね」

ランジュ「A・ZU・NAのメンバーが全員揃ってるわね。アタシたち運営サイドみたいだわ」

ミア「にしても、しずくとモチーフ半分くらい被ってないか?」

璃奈「それは本家のデザグラでも起きてることらしいから、気にしない方がいいと思う」

璃奈「最後は果林さん」

栞子「果林さんには……キツネのIDコアですね」

ランジュ「キツネ! 果林らしいわね!」

ミア「じゃあ、オーディエンスはベイビーちゃん、かすみ、彼方、愛の3人か。ボクが連れてくよ」

璃奈「お願い。じゃあ、栞子ちゃんはドライバーとIDコアを参加者の5人に配ってきて」

栞子「わかりました。それではランジュ。璃奈さんにあまり迷惑をかけないように」

ランジュ「無問題ラ。アタシはプロデューサーとして、どーんと構えて待っておくわ!」

璃奈「心強い。じゃあ、早速ゲームの準備に取り掛からなくちゃ」

12: 2023/07/18(火) 09:07:09.57 ID:nx7sjvVk.net
歩夢「それでね、せつ菜ちゃんってば眼鏡かけたまま『私の眼鏡はどこに~』なんて……」

クラスメイト「えぇ~? そんなことあったのー?」アハハ

栞子「上原歩さん、おめでとうございます。今日からあなたは、仮面ライダーです」

歩夢「へ……?」

クラスメイト「あれ、新生徒会長の三船さん? なにそれ」

栞子「どうぞ」スッ

歩夢「え、えぇと……栞子ちゃん? これ、なに?」

栞子「腰につけてみてください」

歩夢「う、うん……」スチャッ

『ENTRY』

歩夢「へっ!?」シュンッ

クラスメイト「わぁ!? どんな手品!?」

栞子「さて、次はしずくさん……」スタスタ

クラスメイト「はへ~……今日はなんだか凄いことが起こる予感」

13: 2023/07/18(火) 09:11:09.87 ID:nx7sjvVk.net
演劇部部長「しずく。次は窓から飛び出してくる友達を受け止めるシーンからね」

しずく「はい!」

演劇部部長「じゃあ行くよ。よーい、始め」

しずく(私は力の強い女の子、窓から飛び込んでくる女の子くらい、余裕で受け止めて──)

栞子「おめでとうございます。今日からあなたは仮面ライダーです!」パリィィン

しずく「ええええええええええ!?」

演劇部部長「え、生徒会長?」

栞子「どうぞ」スッ

しずく「ちょ、ちょっと栞子さん!?」

栞子「これを腰につけてください」

しずく「こ、腰に……?」スチャッ

『ENTRY』

しずく「わ──」シュンッ

演劇部部長「え、しずく!? しずくー!?」

栞子「失礼しました」スタスタ

演劇部部長「私、疲れてるのかな……?」ウーン

14: 2023/07/18(火) 09:15:36.83 ID:nx7sjvVk.net
副会長「それでですね、かいちょ──じゃなくて、せつ菜ちゃん。明日の件なんですけど……」

せつ菜「はい。それについては大丈夫です。親からも許可を得ました!」

副会長「そうなんですか!? やりましたね! それじゃあ明日のスクールアイドル展巡り、張り切って──」

栞子「おめでとうございます。今日からあなたは仮面ライダーです」スッ

副会長「……え? か、会長?」

せつ菜「栞子さん。えぇと、これは?」

栞子「せつ菜さん宛です」スッ

せつ菜「仮面、ライダー……おや、IDコアが違うみたいですが……」

栞子「?」

せつ菜「あぁ、いえ。気にしないでください、こっちの話です。これをつければいいんですね」スチャッ

『ENTRY』

副会長「えっ!? せ、せつ菜ちゃん!? き、消えた!? 新しいライブの仕掛けか何かのテスト!?」

栞子「失礼しました」スタスタ

副会長「な、何がどうなっちゃってるんですか……?」ポカーン

16: 2023/07/18(火) 09:20:17.33 ID:nx7sjvVk.net
エマ「よしよ~し」ナデナデ

彼方「ごろにゃ~」スヤピィ~

栞子「おめでとうございます。今日からあなたは仮面ライダーです」スッ

彼方「おやぁ、栞子ちゃん。彼方ちゃんに何か用かい」

栞子「いえ、用事があるのはエマさんの方です」

彼方「そっかぁ。なら安心してすやぴしてられるや……」グーッ

栞子(あとでミアさんが連れていきますけどね)

エマ「えぇと、栞子ちゃん。持ってるその箱は、私宛?」

栞子「はい。エマさんに使っていただくもので、こちらを腰につけてください」スッ

エマ「腰に……こうかな?」スチャッ

栞子「はい、次にこれを真ん中の穴にはめていただければ完了です」

エマ「こう?」スチャッ

『ENTRY』

エマ「わ!?」シュンッ

彼方「おや? エマちゃんの膝枕が消えた……」

栞子「失礼しました」スタスタ

彼方「まぁいいか、こっちの枕で寝ようっと」スヤスヤ

17: 2023/07/18(火) 09:46:44.39 ID:nx7sjvVk.net
果林「あら……また道に迷っちゃったみたい。部室はどこかしら」スタスタ

栞子「おめでとうございます。今日からあなたは仮面ライダーです」

果林「あら? 栞子ちゃん。丁度よかったわ、ちょっと部室に……って、何かしら、それ」

栞子「こちらを腰につけてください」

果林「これを、腰に?」スチャッ

栞子「そいっ」カチッ

『ENTRY』

果林「きゃっ!?」シュンッ

栞子「これで全員ですね」

23: 2023/07/18(火) 10:59:55.84 ID:nx7sjvVk.net
栞子「皆さん。ようこそお集まりくださいました、デザイア宮殿へ」

歩夢「デザイア、宮殿?」

果林「どう見ても部室なんだけど……」

栞子「シャラップです、果林さん」

エマ「えぇと、何かのイベントなのかな。栞子ちゃん?」

栞子「いいえ、私はナビゲーターのミヌキです。以後お見知りおきを」

しずく「ミヌキさんですか……えぇと、これから何が始まるんですか?

栞子「これから皆さんには、デザイアグランプリに参加していただきます」

せつ菜「デザイア、グランプリ……」

栞子「今回はテストプレイですので、参加者として選ばれたのは皆さん5人だけです」

果林「あら。もしかしたら、璃奈ちゃんの作ったゲームのテスターってことなのかしら?」

栞子「概ねその通りです」

果林(大胸……私、さり気なく酷いあだ名付けられてないかしら)※違います。

せつ菜「では、あくまで命を懸けたりするわけではないんですね?」

栞子「はい。お怪我をなさる可能性はありますが、その際のケアは用意させていただいています」

歩夢「えぇと、これはどんなゲームなの?」

栞子「今回は全部でそれぞれ3回のゲームを行い、それらで3ゲームを終えた上で条件を満たした方がデザ神となり、理想を叶えることが出来ます。
こちらのデザイアカードに記載したことを、プロデューサーに叶えていただきます」

エマ「理想が叶う? 面白そう~!」

せつ菜「理想……ですか」

しずく「いいですね……こういう展開、ちょっぴり燃えてきました」

果林(理想……ね。もしかしたら、どんな願いでも叶えられるなら、思い切って願ってみようかしら)

栞子「それでは皆さん、こちらにご自身の理想を書き込んでください」スッ

下5まで、それぞれがどんな理想を願っているかを書き込んでください。
本家デザグラみたいに創世の力は使っていないので、叶えられるのはランジュのポケットマネーで出来ることまでです。

25: 2023/07/18(火) 11:28:51.98 ID:nx7sjvVk.net
募集の仕方が悪かったかも

歩夢>>27
しずく>>29
エマ>>31
せつ菜>>33
果林>>35

が願ってる理想です。

26: 2023/07/18(火) 12:13:53.58 ID:9lFPF3R+.net
侑ちゃんと屋形船で1日デート権

29: 2023/07/18(火) 15:25:19.86 ID:dlz63p5/.net
侑ちゃんと鎌倉デート

31: 2023/07/18(火) 16:39:08.74 ID:Ji3E7F2M.net
侑ちゃんとスイス帰省

33: 2023/07/18(火) 17:50:22.10 ID:zBsH9AUI.net
何度でも参加できる権利

35: 2023/07/18(火) 19:41:01.49 ID:l9Xut4No.net
朝に起きなくていい世界

36: 2023/07/18(火) 22:14:28.15 ID:frIOKgUG.net
歩夢「侑ちゃんと屋形船で1日デート」
しずく「侑先輩と鎌倉デート」
エマ「侑ちゃんとスイスに帰省」
せつ菜「私が何度でもデザイアグランプリに参加できる権利」
果林「朝に起きなくていい世界」

栞子(果林さんだけは、デザ神になられては困りますね……) 


GMルーム

璃奈「……流石に果林さんの願いはまずいかも。
人としても、学生としても、ランジュさんの負担的にも」

ランジュ「そうね。けれど、いざ本当にそうなってもいいように準備は整えておくわ」

ミア「はぁ……普通、もっと有意義な願いを書くもんじゃないか?」

璃奈「まぁ、所詮ゲームだから……仕方ない。璃奈ちゃんボード『これはゲームであって遊びである』」

璃奈「それじゃあ、早速ゲームを始めよう。最初のゲームは……これ」



栞子「……皆さん。それでは早速、デザイアグランプリを開催いたします。
第一回戦は──ゲームになります」

ゲームのタイトル、内容
安価下2

38: 2023/07/18(火) 22:52:30.18 ID:h0GZ7hqo.net
椅子取りゲーム(ゲーム中にジャマトへ攻撃してジャマトの着席を妨害することは可能、ライダーへの攻撃は不可、例え事故でもライダーからの攻撃が3回ライダーに当たれば強制リタイア)

39: 2023/07/19(水) 08:43:43.61 ID:CLzXwP0Q.net
栞子「第一回戦は椅子取りゲームとなります」

歩夢「椅子取りゲーム?」

せつ菜「あの、よく小学校とかでやっていたようなアレですか?」

栞子「はい。ですがデザイアグランプリですので、当然ソレらしくなっています」

エマ「わ。何かいるね、なんだろうあれ」

栞子「ジャマトです。全部で6体いて、席への着席を最優先に行動します」

果林「着席されちゃうとどうなるのかしら?」

栞子「椅子の数は全部で10脚しかないため、ジャマトたちが座って埋めてしまい……着席できないライダーがいた場合は、その方は脱落となります」

しずく「つまり、ジャマトを妨害しながら自分たちは確実に椅子に座って、ゲームが終わるまで待つってことですか?」

栞子「その通りです。ゲームの範囲は、音楽とアナウンスを流すタワーである『璃奈ちゃんタワー』から半径1kmで行います」

せつ菜「い、1㎞ですか!?」

栞子「ライダーの走力であれば一周も容易いですし、椅子と椅子との間では数十メートル程度です。
ゲームが進むにつれて椅子の数は減っていきますが内側に密集していくため、距離自体はむしろ短くなります」

歩夢「あの、しお……じゃなくてミヌキちゃん。ライダーが席に座れなかったら脱落なのはわかったんだけど、席に座れなかったジャマトはどうなるの?」

栞子「残り続けます。ジャマトだけは席に座れなくても残り続け、ゲームが終わるまでその数を維持します」

果林「ゲームが終盤になるにつれて、ライダーが不利になるのね」

しずく「それじゃあ、最悪ライダーがいきなり全滅するなんてことも……」

栞子「ありえます。ですが、それでは勝負になりませんので。ゲーム開始時に皆様へバックルを配らせていただきます」

エマ「バックル? ドライバーにつけるの?」

栞子「はい。バックルを装填することで、ジャマトを撃破することが出来るようになります」

せつ菜「そうなると、ジャマトを撃破することで人数比を整えることが出来るんですね」

栞子「その通りです。ですが、ジャマトを攻撃するのは構いませんが……事故であろうと、ライダーに攻撃を当ててはいけません。
三回以上、他のライダーへ攻撃なさった方は強制脱落となりますので、留意してください」

果林「あら。わざとライバルを減らすような真似は禁止ってことね」

歩夢「そんなこと出来ちゃったら、最初の時点で他のライダーの着席を妨害して、自分だけが座り続けるって真似も出来ちゃうから……」

エマ「そんなギスギスしちゃったら面白くないし、大変だもんね」

しずく(どうしよう、そういうことが出来る武器だったらやっちゃおうって思ってた……)

栞子「これで、ルール説明は以上となります。それでは皆さん、ご検討をお祈りします」ペコー

せつ菜「そろそろ始まるんですね、ワクワクしてきました……!」

40: 2023/07/19(水) 08:50:30.32 ID:CLzXwP0Q.net
璃奈「それじゃあ、皆に配布するバックルを決めよう」

ミア「これは璃奈がselectするのかい?」

璃奈「ううん。せっかくだから、ランダムで配布する。その方がゲーム的に面白い……それに、多少不利なバックルを引き当てた人でも、シークレットミッションで挽回の機会は与えられるし」

ランジュ「いざとなれば、オーディエンスルームにいる子たちの課金でバックルを送れるものね」

璃奈「うん。と言っても、送れるバックルには制限付きにしてあるけど」

ミア「そうなのか。じゃあ、早速配布させようか」ポチー

ランジュ「誰に何が届くか、お楽しみね!」

歩夢に届いたバックル>>42
しずくに届いたバックル>>44
エマに届いたバックル>>46
せつ菜に届いたバックル>>48
果林に届いたバックル>>50

以下のバックルは対象外とさせていただきます。
(レジェンド系レイズバックル、ジャマトバックル、ブーストマークⅡ、ブーストマークⅨ、シノビバックル、ファンタジーバックル、ブジンソードバックル)

42: 2023/07/19(水) 11:22:34.28 ID:KglKYECz.net
パワードビルダー

44: 2023/07/19(水) 12:24:46.00 ID:MUVPVCeQ.net
ウォーターバックル

46: 2023/07/19(水) 15:21:24.85 ID:5PxjehCV.net
プロペラ

48: 2023/07/19(水) 18:51:06.37 ID:eybzGSZF.net
ブースト

50: 2023/07/19(水) 21:57:04.65 ID:DXi8o6kG.net
ゾンビバックル

51: 2023/07/19(水) 22:47:26.01 ID:+ZyajGOo.net
歩夢「私のは……あれ? 1、2、3、4……5? ミヌキちゃん。なんか私の、すっごく多いよ」

栞子「いえ。それはそういう仕様のバックルです」

歩夢「そうなんだ。ここにちっちゃいのをつけるのかな……」

しずく「私のは……蛇口ですか。私自身の名前にピッタリですね」

エマ「私のはプロペラだぁ。ふふっ、しずくちゃんのと似てるね」

しずく「ホントですね。捻れるみたいですし」キュッキュッ

せつ菜「ブーストですか……なんだか、皆さんのバックルを見ると私だけこんな良いものを貰っていいんでしょうか……」

果林「あら。私のと同じで大きいバックルなのに、そんな違いがあるのかしら?」

せつ菜「あはは……まぁ、実際に変身してみればわかると思いますよ?」

果林「そうなの? この紫色のバックル、綺麗だから強そうだと思ったんだけど……」

52: 2023/07/19(水) 22:55:13.96 ID:+ZyajGOo.net
栞子「それでは、間もなくゲーム開始です。皆さん、バックルをドライバーにつけて変身してください」

歩夢「えぇと……黄色いのは右側の方が開きやすいかな? よいしょ」

『SET WARNING』

歩夢「わぁ、えっと……変身!」ガチャンッ

『WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION』

しずく「えぇと……よっと」

エマ「こう、かな?」

『SET』

しずく・エマ「変身!」クイッ、クルクル

『ARMED WATER』
『ARMED PROPELLER』

せつ菜「変身!」ブゥゥゥンッ!

『SET』
『BOOST』

果林「右腰につけるのね」スチャッ

『SET』

果林「変身!」

(GRAB! CLASHOUT!)
『ZOMBIE』 (Wooooo···)



『READY……FIGHT!』

53: 2023/07/20(木) 07:33:02.77 ID:Ot8Lgr+D.net
栞子「それでは、ゲーム開始となります。ミュージック、スタートです」カーン

BGM『ツナガルコネクト』

歩夢「始まった……えぇと、椅子を目指して走るんだよね」ノソノソ

エマ「じゃあ私は空から行こう~」ババババババババ

しずく「プロペラってあぁいう使い方なんですね……よし、私もこの水道管を上手く使わないと……」タッタッタッ

果林「ちょっと重いわね、この装備……走りづらいわ」タッタッタッ

せつ菜「始まったのなら、真っすぐに行くのみです! うおおおおおおお!」ドドドドドド




ジャマト「ジャッジャッジャ~」(ツナガルコネクトに合わせて踊りつつ、椅子を目指している)

歩夢「あ、椅子見つけた……! それに、ジャマトも! よーし……!」

『GIGANT BLASTER』

歩夢「えいっ!」ドカァン

ジャマト「ジャッ!? ジャバァーッ!」チュドーン

歩夢「よしっ。椅子確保~……」

ジャマト「ジャジャ!」ダッ

歩夢「えぇっ、生きてた? もうっ、ダメだよ! えいっ!」ゴンッ

ジャマト「ジャッ!」

歩夢「えぇと、近すぎるから……」ガシャッ

『GIGANT HAMMER』

歩夢「やーっ!」スパコォン

ジャマト「ジャ~ジャ~」キラーン

歩夢「どっか行っちゃった……まぁ、大丈夫かなぁ」

ピタッ

歩夢「あ、音楽止まった」スチャッ

54: 2023/07/20(木) 16:20:13.70 ID:NQ2E5Kra.net
『ゲームストップ。現在の人数はライダー5人、ジャマト5体だよ。椅子を2つ引くね』

果林「となると、あと2体のジャマトの着席を防がないといけないわね」



せつ菜「ジャマトは、大型バックル持ちの私が倒しますか……」



歩夢「さっき、私が吹っ飛ばしたジャマトが消えたのかな……?」



しずく「この水道管、まさか鈍器として扱った方が強いとは……」

エマ「私も、このプロペラで戦うのは向いてないみたい。戦いは避けた方がいいかも……」

しずく「では、私たちはジャマトの着席を妨害する方に切り替えましょう!」

エマ「そうしよ~」




────

『BGM:ドキピポ☆エモーション』

果林「っと……始まって早々、ジャマト発見ね……よっと……ハァッ!」

『POISON CHARGE』
『TACTICAL BREAK』

ジャマト「ジャァ~ッ!」ドカァン

果林「これで、確実に1席確保ね」



せつ菜「せいっ! とりゃぁーっ!」ブゥンッ!ブゥゥゥンッ!

ジャマト「ジャジャジャ、ジャバァーッ!」ドカァン

せつ菜「ポーンジャマトだけが相手だと、少々歯応えがないですね……」フゥ

55: 2023/07/20(木) 20:40:15.34 ID:Ot8Lgr+D.net
───

歩夢「やーっ!」

『GIGANT ALMIGHTY』
『GIGANT FINISHER』

ジャマト「ジャバババーッ!」ドカァン



せつ菜「せいやぁぁぁっ!」ブゥンッ!

ジャマト「ジャ~ッ!」キラーン ドカァン



果林「これで、おしまいよ!」

『ZOMBIE STRIKE』




璃奈「……先にポーンジャマトの方が全滅しちゃった。これじゃあゲームを続けても地味になる」

ミア「まぁ、所詮テストプレイさ。こういうところから改善していこうか、璃奈」

璃奈「うん。じゃあ、次のゲームを決めよう」

56: 2023/07/20(木) 20:44:33.70 ID:Ot8Lgr+D.net
栞子「ジャマトが全て撃破されたため、ゲームを続けることもないので……一回戦、終了となります。皆さん、お疲れさまでした」

果林「せめて、ジャマトが補充され続けるのなら長く続いたかもしれないわね」

せつ菜「そうですね……ですが、まだテストプレイですし」

歩夢「そうだね。こういうゲームはプレイ回数を重ねるとどんどん面白くなるから、コツコツ遊んで待つのが一番だよ」

しずく「では、私たちもデバッガーとして頑張りましょう!」

エマ「頑張ろ~!」

栞子「……コホン。それでは、第二回戦の発表となります。デザイアグランプリ第二回戦のゲームは、>>58ゲームとなります」

せつ菜「おぉ。これは面白そうですね!」ワクワク

しずく「うーん……こういう系となると、私のバックルではかなり不利ですね……」

58: 2023/07/20(木) 22:47:25.03 ID:64vQbC0F.net
だるまさんが転んだゲーム
(レイド戦タイプのジャマトが複数出現カウントダウン終了までに最初にヒットさせれば報酬ゲット、レアジャマトは数回ヒットさせなければ倒れないがその辺報酬のグレードも上がる)

63: 2023/07/21(金) 16:14:47.35 ID:y5ef7puf.net
栞子「……コホン。それでは、第二回戦の発表となります。デザイアグランプリ第二回戦のゲームは、だるまさんがころんだゲームとなります」

せつ菜「おぉ。これは面白そうですね!」ワクワク

しずく「うーん……こういう系となると、私のバックルではかなり不利ですね……」

栞子「このゲームでは基本的なだるまさんがころんだ、とルールは同じです。
鬼であるジャマトを撃破した方にはスコアが入り、振り向かれた時に動いてしまった方はスコアがマイナスされてしまいます」

果林「質問なのだけれど、動いた動いていないって言うのはどうやって判定されるのかしら?」

栞子「ジャマトの視界に入っている状態で、その場で指一本でも動かせば動いたと認識されます」

エマ「視界に入っていれば……?」

歩夢「見られてなければ判定には入らないんだね」

せつ菜「なるほど……皆さん、ちょっと悪いこと考えてますね?」フフッ

歩夢「それはお互い様じゃないかな、せつ菜ちゃん」フフン

栞子「全部で10回行い、5回目と10回目には鬼とは無関係のレアジャマトが出現します。
こちらのレアジャマトは普通に鬼を倒すよりもスコアが高くなり、撃破するとバックルを落とします」

しずく「バックルをですか!?」ワクワク

エマ「もしかして、大きいのかな?」キャキャッ

栞子「それは倒してからのお楽しみですね」

せつ菜「私も安定したバックルが欲しいので、レアジャマトは見逃せませんね……!」

果林「安定したバックル? せつ菜、随分欲張りなのね。その赤いバックルだけでも十分強いじゃない」

せつ菜「いやぁ、ブーストバックルは必殺技を発動すると、どこかへと飛んで行ってしまうので……」アハハ

果林「? なんでそんなことを知ってるの? このゲームに初参戦で、あなたはそのバックルをさっき手にしたばかりのはずよね?」

せつ菜「ぁっ……え、えっと……その、実は……」

栞子「実は、せつ菜さんにもバックルをデザインするのに協力いただいたからなんです」

果林「へぇ……そうなの。だから今回参加者に選ばれてたのね」

せつ菜「そ、そうなんですよ! 実は、私の知識もこのゲームを作るのに役立てさせて貰っていまして!」アハハ

せつ菜(助かりました、栞子さん……!)ウィンク

栞子(事情は知りませんが、秘密にしたいことがあったのならよかったです)

果林(この様子だと、何か隠してそうね。無理な詮索だけはしないけど、話してくれるといいわねー……)

68: 2023/07/22(土) 16:29:36.79 ID:JFWJMyJq.net
栞子「それでは、第二回戦スタートです!」シュンッ



せつ菜「学園内でやっているからか、随分広いですね……これなら一筋縄ではいかなさそうですね!」

果林「ジャマトは……あそこね。この距離なら変身してても一息に詰めるのは難しいわね。どうしようかしら」

歩夢(この距離でもブラスターは届くと思うし、何とかなるかな)

エマ(視界に入らなければいい、って言ってたし……空を飛べば皆より早くつくよね)

しずく(幸いにも水場が近くにありますし、最初の方は皆さんに譲って、私はレアジャマトが現れるまで待って戦おう……!)

ジャマト「ジャ~ジャ~(だ~る~)」

せつ菜「よっ」ガチャッ

『REVOLVE ON』
『BOOSTRIKER』

果林「えっ」

歩夢「へ? せつ菜ちゃん?」

せつ菜「せいやぁぁぁっ!」ブゥン!ドゴォッ

せつ菜「……」スンッ

しずく(……突然バイクを出したと思ったら、そのバイクを蹴っ飛ばしてすぐに棒立ち……? せつ菜さん、一体何を……)

ブーン

ジャマト「ジャ~ジャ~ジャッ(こーろんだ)」

ブーン

ジャマト「ジャバァッ!」ドカァン チュドーン

せつ菜「ふぅ。バイクは動いていても、私が動いた判定にはならないみたいですね」

果林「卑怯すぎないかしら!?」

せつ菜「あー、果林さんもゾンビバックルなら遠距離攻撃は出来るじゃないですか。そう簡単にゲームバランス崩壊にはなりませんよ」

エマ「そ、そうだよ果林ちゃん。皆自分のバックルを活かして戦えばまだわからないよ!」

果林「そういうものなのかしら……」ウーン

せつ菜、100pt獲得

70: 2023/07/23(日) 10:40:05.08 ID:t8lr4dGg.net
ポンッ

せつ菜「ん? なんでしょう、これ」

果林「バックルが入ってた箱そっくりね」

『SECRET MISSION CLEAR』
『最速でジャマトを撃破せよ』

せつ菜「あぁ、私が隠れたミッションを達成してたんですね……よっと」ガチャッ

せつ菜「これは……>>72バックルですね。ラッキーです」



オーディエンスルーム

侑「くぅ~! 誰に届くかなぁって思ってたけど、せつ菜ちゃんに届いたかぁ!」

愛「おぉー、せっつーデカバックル2個になって凄い有利になったじゃん! かぁーっ、カリンもアタシの出したミッション気付くといいな~!」

かすみ「ぐぬぬぬ……しず子ぉ、早くかすみんの出したシークレットミッションもクリアしてくださいよ~!」

彼方「……」スヤァ



>>72 せつ菜の手に入れた大型バックル(コンマ)

01~30:マグナム
31~50:ニンジャ
51~70:モンスター
71~90:ビート
91~98:コマンドツイン
ゾロ目:フィーバースロット

コンマって大体こういう指定で合ってますかね(やるの初めて)

72: 2023/07/23(日) 16:57:49.33 ID:DyqH7QLv.net
フィーバー来い

74: 2023/07/23(日) 21:12:26.47 ID:t8lr4dGg.net
せつ菜「これは……フィーバースロットレイズバックルですね。ラッキーです!」スチャッ

『SET FEVER!』

せつ菜「さぁ、何が出るか……せいやーっ!」グルグルグルグル……デェーン!

>>76
01~15 マグナム
16~30 ニンジャ
31~45 ビート
46~50 ゾンビ
51~65 モンスター
67~98 小型バックル(適当に決めます) 

ゾロ目でブースト

78: 2023/07/24(月) 01:46:46.22 ID:kC1HElNs.net
せっかくならブーストこい!

83: 2023/07/24(月) 13:44:34.30 ID:u1wU7BRH.net
璃奈「まずい。このままだとせつ菜さんが一方的に蹂躙して終わっちゃう」

璃奈「まだ試す予定じゃなかったけど、えい」ポチー

侑「ん? 何々……?」

愛「新実装機能? なにこれ?」

ミア「……それについてはボクが説明するよ」

かすみ「色んなバックルの画像がありますけど……Pay?」

ミア「あぁ。シークレットミッションを設定せずともバックルを送れる機能さ、シークレットミッションを設定するのより高いけどね」

かすみ「なんで今になって出したの?」

ミア「想定外なことに、せつ菜がチート級の力を手に入れちゃったんだよ。想定してるラスボスを瞬殺できるくらいの」

彼方「それはまずいね~……だから、彼方ちゃんたちが推しにバックルを直接届けるんだねぇ」

侑「じゃあ、早速やってみよっと! 歩夢に届け~!」ポチチーッ

かすみ「かすみんはしず子に送っちゃいますよ~! それも2個です!」ポチ

愛「じゃ、カリンにこれ送ろーっと!」ポチー

彼方「エマちゃん頑張れ~っと……」ポチッ



侑が歩夢に送ったバックル>>84
かすみがしずくに送ったバックル>>86>>88
愛が果林に送ったバックル>>90
彼方がエマに送ったバックル>>92

コンマ

01~15 マグナム
16~30 ニンジャ
31~45 ビート
46~60 モンスター
61~75 コマンドツイン
76~98 小型バックル(適当に決めます)

ゾロ目でブースト

84: 2023/07/24(月) 14:36:23.91 ID:l7YN8qiv.net
ぽむ、頑張れ!

86: 2023/07/24(月) 14:52:07.79 ID:oNaMqShJ.net
これはジャマトライダーの出番か?

88: 2023/07/24(月) 14:55:21.78 ID:DP4X78pA.net
皆でしずくを支えるぞ!

90: 2023/07/24(月) 15:16:02.40 ID:CkxMmZJH.net
愛ちゃん頼む!

92: 2023/07/24(月) 17:39:25.39 ID:Ev8UT4Nt.net
彼方ちゃんの全財産を投入

93: 2023/07/24(月) 17:46:49.13 ID:peivBBck.net
結果

歩夢→小型バックル
しずく→小型バックル2つ
果林→ビートバックル
エマ→ビートバックル

えー、同好会の皆さんはビートに愛されてる様です
裏でサイコロ振って歩夢たちも結果が出ました

歩夢→ウエポンレイズバックル(マグナムシューター40Xレイズバックル)
しずく→シールドレイズバックル、ハンマーレイズバックル

かすみんは金欠みたいですね

95: 2023/07/24(月) 20:20:38.34 ID:u1wU7BRH.net
果林「あら?」ドサッ

歩夢「わっ」ポン

しずく「せつ菜さんのところに現れたのと同じ箱?」

エマ「私たち、何もしてないよ?」

果林「まぁ、貰えるものは貰っておくに限るわね」ガチャッ、シュッ

エマ「わぁ……鍵盤のバックル? 果林ちゃんのとお揃いだ!」

しずく「どっちもちっちゃい……うぅ、けど今の水よりはマシかもしれないですね……」

歩夢「ちっちゃい……あっ、こっちにセットすればいいんだ」ガチャッ


エマ「よいしょっ」

『REVOLVE ON』
『SET』
『BEAT』

果林「っと」

『SET』
『DUAL ON』
『ZOMBIE BEAT』

歩夢「よっ」

『SET』
『GIGANT SHOOTER』

しずく「えいっ」

『SET』
『DUAL ON』
『ARMED SHIELD』
『ARMED HAMMER』

せつ菜「おぉ、皆さん一気に豪華になりましたね!」

しずく「それ、皮肉ですか?」

せつ菜「あっ、いえ、別にそういうわけじゃ──」

しずく「むぅ……」プクー

96: 2023/07/24(月) 20:37:18.58 ID:u1wU7BRH.net
────

ジャマト「ジャ~ジャ~……(だ~る~)」

せつ菜「2体目も私が貰います!」ブゥゥゥンッ!

果林「させないわよ!」

『ZOMBIE STRIKE』

せつ菜「なぁっ!? ちょ、果林さん!?」

果林「安心して。攻撃はしないわ、ただ捕まえてるだけよ」

『POISON CHARGE』
『TACTICAL BREAK』

果林「ハァァァッ!」ブンッ

せつ菜「ッ──うおおおおおおっ!」ドカァン

果林(なっ、斬撃が届く前に拘束を払った!?)

歩夢「っ、この距離なら……一発限りかも!」バシュッ

しずく「させませんよ!」ビシッ

歩夢「あぁっ、盾に防がれちゃった……! もう一回狙わないと……!」

しずく(果林さんとせつ菜さんが小競り合いをしているうちに、歩夢さんの射撃を妨害しながら進めば私でも倒せるハズ!)

ジャマト「ジャ~ジャ~(転ん~)」

せつ菜「っ!」ピタッ

果林「……!」ピタッ

しずく「──! ピタッ」

歩夢「あっ……ピタッ」

97: 2023/07/24(月) 20:37:23.15 ID:u1wU7BRH.net
ジャマト「ジャッ(だっ)」

ジャマト「ジャジャ……ジャジャ?(誰も動いてないな……あれ? なんか一人いなくね?)」

エマ「チャオ!」スタッ

ジャマト「ジャッ──(え、なんで俺の後ろに──)」

エマ「よいしょー!」

『BEAT STRIKE』

ジャマト「ジャポゲッ(ぽぎゃぁっ)」ドカァン

エマ「ふふっ、やったぁ!」

せつ菜「なっ……」

果林「やられた……空からだなんて!」

しずく「エマさんを警戒してなかったせいで、気付かなかった……!」

歩夢「……だったら、次は使わせない!」キッ

エマ:100pt獲得

98: 2023/07/24(月) 20:44:53.27 ID:u1wU7BRH.net
──

エマ「次も空から……」バババババ

歩夢「っ! させない……!」

『HYBRID』
『GIGANT SHOOTER』
『GIGANT BLASTER』

歩夢「エマさん、ごめんなさいっ!」ビシュ、ドンッ

エマ「え……わぁっ!? あ、ぷ、プロペラが……わぁぁぁ~!」ヒューンッ

果林「っ! 今助けるわ!」

『ZOMBIE STRIKE』

エマ「わ、わぁっ……危なかったぁ……」ガシッ、ニギニギ

果林「大丈夫? エマ!」タッタッタッ

エマ「う、うん……ありがとう。果林ちゃん」

せつ菜「うおおおおおおっ!」ブゥゥゥンッ! ドドドドドドド

歩夢「せいっ」ガシャンッ

せつ菜「壁を作ったところで、私は止まらないですよ!」ドドドドドドド

歩夢「……よっ」ガシャンッ

せつ菜(壁が、私の股に挟まるようにせり出してきて──あ、これ私マズいのでは……)ドゴォンッ

せつ菜「かっ…ハ……」ヒューンッ、ドサッ、ピクピク

しずく(この歩夢さんを妨害するのは気が引けます……大人しく諦めましょう)スンッ

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「誰にも邪魔されないで倒せるね」チャカッ、バンッ

ジャマト「ジャ~ッ!(ぽむ怖い~!)」



歩夢:100pt獲得

101: 2023/07/25(火) 15:41:03.99 ID:BeK20mX2.net
────

果林「私だって、手玉に取られてるだけじゃないわよ……! ハァッ!」ズバァッ

ジャマト「ジャ~!(初めてまともな倒され方した~!)」チュドーン

果林:100pt獲得


しずく「うぅ、私だけまだ0……でも、次のラウンドにはレアジャマトが出る……!」

せつ菜「そういえば、レアジャマトってどんな見た目なんでしょう」

エマ「う~ん、今出てるジャマトがお花の冠とか被ってるんじゃないかな?」

歩夢「実は、凄い衣装を着てたりして!」パァー

果林「あら。意外にも金ぴかに輝いてるとかわかりやすいものだったりするかもしれないわよ?」ウフン

しずく「確かに、それはいかにもなレアって感じですね!」キャッキャッ





???「……安心しなさいよ、もっとレアなモノ見せてあげるわよ……」

『GLARE2, LOG IN』

???「ッ、ハァァァ……変身」

『INSTALL』
『I HAVE FULL CONTROL OVER, GLARE2』

102: 2023/07/25(火) 16:04:18.66 ID:BeK20mX2.net
ブゥン────

せつ菜「出ました! ジャマトと──ん? あれは……?」

果林「あれが、レアジャマト……? なんだか全然イメージとも似つかないわね」

しずく「いえ、それよりも……! 数、多くないですか……? 同じような格好をした人が……一、二、三、四……七人います!」

歩夢「しかも、私たちと同じドライバー……どう見てもジャマトじゃないよ」

エマ「あの人たちも、璃奈ちゃんに呼ばれた参加者なのかな?」

せつ菜「いえ、同好会の私たちだけでテストプレイを行うと言っていた以上、他の参加者がいるというのは……何か妙です!」

果林「ならどうするの?」

せつ菜「一度、璃奈さんたちに連絡を──」

ピー、ガ、ガガッ

『まず……い……みん、な……急いで、ゲームエリアから……逃げ、て……』

せつ菜「璃奈さん!? いったい何が──」

103: 2023/07/25(火) 16:05:07.17 ID:BeK20mX2.net
数分前

璃奈「次は5回目。本家のデザグラにはいない、特性璃奈ちゃんジャマトの強さで皆を驚かせちゃおう」

ランジュ「きゃぁ、ついに出るのね! 璃奈特性レアジャマト!」

璃奈「うん。無茶苦茶なくらい硬く設定したから、皆きっと苦労する」

ランジュ「鬼が振り返って来るのにも注意しながら戦う以上、皆面白い感じになるわね……楽しみだわ!」

「ふ~ん。こうやってデザイアグランプリをパクったワケね」

璃奈「っ──誰!?」

「あら。随分ガバガバなセキュリティだからお邪魔させて貰ったわん……アンタたち、勝手に人の物を盗むくせに随分と防御はガバガバなのね」

ランジュ「……部外者の男が勝手に入っていいところじゃないわよ。警察を呼ばれたくなかったら、今すぐ出て行ってちょうだい」

「警察ぅ? この時代のポリス如きに何が出来るってんのよ。今のアタシは……デザグラゲームマスターよ」

ランジュ「ッ──! 璃奈! 逃げなさい!」ドンッ

璃奈「っ、ら、ランジュさ──」

ランジュ「逃げろって、言ってるでしょ! 今はランジュの言うことを聞きなさい!」

璃奈「う、うん……!」タッ

104: 2023/07/25(火) 16:06:31.11 ID:BeK20mX2.net
「逃がしたつもり? すぐに追いかけてあげるわよ」

ランジュ「……どうかしら。アタシは喧嘩も強いわよ」

『VISION DRIVER』
『GAZER, LOG IN』

ランジュ「変身!」

『INSTALL』
『INNOVATION & CONTROL, GAZER』

「あぁら、ゲイザーまで再現したのぉ? どこで見たか知らないけど……つくづく癇に障るガキどもだわ! アタシのグレアⅡでブッ飛ばしてやるわよ!」

ランジュ「ハァッ!」ビシュビシュビシュ

グレアⅡ「ハンッ、でも所詮ガキの作った玩具ね。弱すぎるわ」ビシュビシュビシュ、バキンッ、グシャァッ、ドガァンッ

ランジュ「っ……レイが一瞬で砕かれた……!?」

グレアⅡ「アンタら過去のガキども風情が、完璧にマネできるものとでも思ったの? 浅はか、ねっ!」ドゴォッ

ランジュ「うぶっ!」バシュゥッ、ドサッ

グレアⅡ「あら。耐久力まで弱いじゃない……!」ゴンッ、グリグリ

ランジュ「ぎゃっ、が、あ……! か、うっ、ぐ……!」

グレアⅡ「ま、このお子ちゃまのドライバーはもういらないわよねぇ」ガチャッ、バキッ

ランジュ「や、やめなさい……! それは……! 璃奈が、頑張って……作っ、た……! げほっ!」ガシッ、グググ

グレアⅡ「こんな玩具に何があるってのよ。ガキが雑に真似しただけの代物じゃない……邪魔よ!」ブンッ、バキィッ、グシャァッ

ランジュ「──! あ……!」

グレアⅡ「命だけはまだ取らないで上げるから、寝てなさい」バキッ

ランジュ「うぶっ……う……」ガクッ

107: 2023/07/25(火) 23:12:34.06 ID:BeK20mX2.net
璃奈「っ、敵は多分大人数……! なら──」



オーディエンスルーム

『侑さん、侑さん!』

侑「璃奈ちゃん!? 急にどうしたの!?」

璃奈『恐れてた緊急事態が起きた……侑さんは、愛さんたちを守るためにその力を使って欲しい』

侑「璃奈ちゃんはどうするの!?」

璃奈『私は……ゲームマスターとして、運営として責任を取る。ランジュさんを傷つけさせた以上……もう、逃げていられない』プツン

愛「えっと、ゆうゆ。今のは……?」

侑「……愛ちゃんたちは動かないで、いつでも逃げられるように準備だけしてて」

かすみ「侑先輩、それじゃよくわからないですよぉ」

侑「プレイを決行する前にね、璃奈ちゃんが言ってたんだ。『これは非公式でもデザイアグランプリ。だから、よからぬ人が来るかもしれない』って」

かすみ「ええええええっ!? それじゃあ、かすみんたちどうなっちゃうんですかー!?」

侑「大丈夫だよ、かすみちゃん。そのために私がこれを作って貰ったから!」

『LASER RAISE RISER』

愛「何それ、銃?」

侑「うん……丁度いいや、アレと戦って試そうか」

『LASER ON』

愛「っ、大勢いるけど……何とかなるの? ゆうゆ!」

侑「うん、大丈夫。コレ、本物にかなり近づいて再現出来てるから……下手な本物のライダーより、強いみたいなんだ。だから、出来れば今すぐ消えてくれないかな」

???「それは無理だな。我々はデザイアグランプリの警備をするスタッフだ。故に、お前たちのような者は排除しなければならん」

侑「そっか……言葉で警告するのはコレが最後だけど、良いかな」

???「ガキが……俺たちがブランクコアしか貰えない警備隊ライダーだからって下に見てると、痛い目見んぞ!」

侑「痛い目かぁ……それは、嫌だなぁ」

『YOU SET』

侑「変身」パチンッ

『LASER ON』
『YOU LOADING』

侑「私が見たいのは……トキメキなんだよ」

『READY FIGHT』

109: 2023/07/26(水) 12:25:45.07 ID:yrlpFHs5.net
────

グレアⅡ「見つけたわよん。大人しくついてきて貰おうかしら」

璃奈「それは……嫌だ」

『VISION DRIVER』

グレアⅡ「あら、アンタも逆らう気かしら? あのゲイザーもどきのガキみたいに、捻り潰してあげるわよ!」

璃奈「っ、ランジュさん……! っ……!」

『GLARE, LOG IN』

璃奈「変身……!」

『INSTALL』
『DOMINATE A SYSTEM GLARE』

璃奈「あなたは、私が倒す……!」

グレアⅡ「そんな玩具で、何が出来るってのよ!」ブゥン

璃奈「っ……!」ブゥン、ビシュビシュビシュ

グレアⅡ「同じね! あのゲイザーもどきと何も変わらない、ガキのつまらない芸そのものじゃないの!」ビシュビシュビシュ、バキィンッ

璃奈(っ……ヒュプノレイが一瞬で三つも砕かれた……! 想定してた以上に強い……!)

グレアⅡ「ハァッ!」ドゴォッ

璃奈「っぷ……! こ、のっ……!」ガチャッ、シュッ

『DELETE』 

璃奈「やぁぁぁっ!」ドゴォッ

グレアⅡ「必殺技ですらその程度? こんなんじゃ、プレイヤー共の方がマシじゃないのっ!」ドゴォッ、ビシュビシュ

璃奈「うっ、ぐっ、うわぁっ!」バシュッ、ドサッ

璃奈(っ、皆に逃げてとは言った……けど、この強さじゃ、逃げるも何も……!)プルプル

グレアⅡ「アンタのその玩具も、形だけとは言えどデザグラ運営を模倣してるなんて腹立たしいわね」バギッ

璃奈「や、めて……返し、て……」

グレアⅡ「別に、二度とこんなもん触れる機会も使う機会もないんだから、いらないでしょぉ!?」バギンッ、グシャァッ

璃奈「っ……あ、あぁ……!」

110: 2023/07/26(水) 12:25:53.53 ID:yrlpFHs5.net
グレアⅡ「アンタはねぇ、自分にしたことってのを理解しなさいよねぇ!」グリグリ

璃奈「いっ、つ……あぁっ……!」

グレアⅡ「デザグラの秘匿情報が段々と世間に洩れかねないし、客も減る! こんなお遊びのライダーショーで! オーディエンスが持っていかれちゃあ! こっちの商売上がったりだってのよ! んねぇっ!」ドゴォッ

璃奈「ぐぷっ! うっぷ……お、おえぇっ……」ビチャッ

グレアⅡ「あーあー、きったないもん吐いて……浅はかなガキのくせに、腹の奥には色々溜め込んでるなんて面白くもなんともないじゃないの」

璃奈「ひゅっ、か、ひゅっ……うっ……や、めて……くだ、さい……」

グレアⅡ「やめてやるわよ。今はアンタらの命も取らないであげるわ。けどね、アンタらまとめてアタシのデザグラ行きよ。
”アイツ”よろしく、バッドエンド専門のデザグラにぶち込んで、アンタらクソガキがジャマトに蹂躙されるバッドエンドデザグラで公開処刑してあげる!」

璃奈「っ、うぅ、や、やだ……わた、し……ま、だ……」

グレアⅡ「拒否権なんてあると思ってんのかしら? デザグラの品位を陥れるような真似をしたクソガキに!」ギリギリギリギリ

璃奈「うっ、く……くる、し……ぁっ」ガクッ

グレアⅡ「あーあ、コイツも伸びっちゃったわね……まぁいいわ。結局、全員気絶させて連れて行くだけだものね」

111: 2023/07/26(水) 13:16:26.60 ID:yrlpFHs5.net
ゲームエリア

────

『BOOST TIME』
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』

せつ菜「ハァァァッ!」ブゥゥゥンッ!

警備隊ライダー「グハァァァッ!」ドカァン

デザグラスタッフたち「う、うぅ……」ボロッ

果林「凄いわね……6人も、あっという間に倒しちゃうなんて……」

せつ菜「は、はは、無我夢中だったので……あっ」ビシュッ、ビューンッ

果林「ホントに飛んで行くのね、ブーストバックルって……」

せつ菜「そうですね……あ、果林さん。少しの間でいいので、この人たちを動けないようにしておけませんか?」

果林「警察にでも引き渡すの?」

せつ菜「それでもいいですが……私は、この人たちの元締めを潰しに行きます」

果林「……そう。なら、動けないエマとしずくちゃんたちのことも私たちに任せて。歩夢と私でここを見張っておくわ」

せつ菜「お願いします!」

『REVOLVE ON』

せつ菜「急げっ……!」ダッ

113: 2023/07/26(水) 16:18:13.31 ID:yrlpFHs5.net
部室────



グレアⅡ「さぁて……一応、この時代の人間とは言えどもナビゲーターとかも調べておく必要があるわねぇ……どーこーにいーるのーかーし──っ」

『MONSTER STRIKE』

ミア「ハァァァッ!」ブンッ

グレアⅡ「うおおおっ!? びっくりしたじゃな~い……アタシがくねくね出来なかったら当たってたわよ~?」ヒョイ、ガシャーンッ

ミア「っ……クソッ、完全な氏角から打ったはずなのに……!」ダッ

グレアⅡ「あら、逃げる気? でもね、アンタは偽物だとしてもデザイアドライバーのライダーシステムを使ってんのよ。その意味、わかってんのかしら」

ミア「どういう意味だよ……っ!」タッタッタッ

ミア「おい栞子! マズい、奴を仕留められなかった! ボクが引き付けるからお前は逃げろ! いいなっ!」

栞子『は、はいっ!』

ミア「Come at me, faggot!(さぁかかって来い、カマ野郎)」

グレアⅡ「はぁ~……戦いにすらならないし、アンタはこうする方がいいかしらね」カチンッ

『HACKING ON CRACK START 』

ミア「っ、璃奈も使ってたヒュプノレイか……ヤァッ!」ブンッ、ドゴォッ

グレアⅡ「諦めなさい。アンタは……アタシの物にしてあげる」ビシュッ

ミア「うぐっ!」ドサッ

グレアⅡ「じゃ、サヨナラしときなさい、アンタの自我と一緒に」ドシュゥッ

ミア「っ! が! あっ、なんっ、ぐっ……あ、が……! うわあああああああああっ!」バシュゥッ

グレアⅡ「ヒャハハハ! 増えた増えた、手ごまが増えた! じゃ、コレ使ってあのオーディエンスも黙らせようか知らね」

ミア「──」シーン

116: 2023/07/27(木) 12:43:53.13 ID:615W0X6h.net
侑「ふぅ、こんなもんかな」

デザグラスタッフたち「うっ、うぅっ……なんて強さだ……」ボロッ

愛「一応、ゆうゆがやられてもいいように飛び出す準備してたけど、アタシらホント出番なかったね……ゆうゆマジ強いじゃん」

侑「まぁね。璃奈ちゃんの努力の賜物だよ」

かすみ「ところで、そのりな子たちは……?」

侑「……そうだね。璃奈ちゃんからの連絡が全く来てないことを考えると……ランジュちゃんたちと揃ってピンチの可能性がある」

愛「だったら、今すぐ助けに行かないと──」

侑「うん。皆はゲームエリアの方に向かって、果林さんたちと合流して。私は璃奈ちゃんが戦ったであろう人を探してみるよ」タッ

かすみ「かすみんたちも行きましょう!」

彼方「おぉ~……」

愛(りなりー、ランジュ、ミアち……無事でいて……!)タッタッタッ

117: 2023/07/27(木) 12:44:09.99 ID:615W0X6h.net
────虹ヶ咲学園、部室棟廊下

ミア「──」フラフラ

侑「っ……ミアちゃん!?」タッタッタッ……ピタッ

ミア「──っ、!」タタタッ、ブンッ

侑「わぁっ、危なっ! ミアちゃん! どうしたのいきなり!」

「その子は今アタシの管理下にあるのよ。デザイアドライバーのシステムを使ってる以上、GMとしての力を持つアタシには逆らえないのよん」

侑「っ──お前が、ミアちゃんを……!」

グレアⅡ「そ。まぁ、わかってるなら武器を捨てて抵抗をやめなさいよ」ビシュビシュ

侑「誰が!?」ビシュビシュ、タタッ、ビシュッ

グレアⅡ「アンタがよ」ビシュッ

侑(この人……強い! 璃奈ちゃんの作ったドライバーと同じものを使ってるみたいだけど……性能が段違いすぎる!)

グレアⅡ「一応言っとくけどね、アタシはその気になればこの手一つで洗脳したライダーを自爆させられるのよ」

侑「えっ……」

グレアⅡ「だーかーら……このガキも、アタシの機嫌一つでボーンってワケ」

侑「そん、な……」カランッ

グレアⅡ「あはっ、武器捨てたわね? なら、アンタも大人しくしときなさいよ!」ガチャッ、シュッ

『DELETE』

グレアⅡ「はぁぁぁっ!」ギュオンッ

侑「うぶっ──ぐあああっ!」ドカァンッ、ドサッ

グレアⅡ「アンタにも、この玩具は必要ないわね」

侑「や、やめ、て……」

グレアⅡ「誰が?」グシャァッ、バギンッ

侑「っ……」

グレアⅡ「さてと……後は、不甲斐ない警備隊ライダー共の代わりに、ここのプレイヤーたちを──」

『BOOST TIME』

118: 2023/07/27(木) 12:49:44.70 ID:615W0X6h.net
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』

「ハァァァァァッ!」ブゥゥゥンッ!

ミア「──っ! ぐあああっ!」ドカァンッ、ドゴォンッ、バシュッ

ミア「っ、あ……ううっ……」ドサッ

グレアⅡ「一撃で吹き飛んだ……!? 今の出力、さっきのガキ共のとはまるで違う……! まさか、これは──」

「本物のデザイアドライバー、そして本物のブーストバックルです」

グレアⅡ「っ、誰よ!」

侑「っ、い、今の声は……!」

「酷いですね……過去のデザ神を、覚えていないんですか?」

グレアⅡ「……まさか、アンタは……!」

せつ菜「元デザ神……優木せつ菜です!」バッ

グレアⅡ「っ……そういえばアンタ、願いを叶えてデザイアドライバーとバックルを持ち越していたのだっけね……だぁけぇど! ブーストタイムを使ったブーストバックルがどうなるかくらい、アンタだってわかってんでしょう!?」

せつ菜「はい。普通なら飛んで行きますよね」

グレアⅡ「そう、だからアンタは折角揃えたその真っ赤なフィーバーブーストも維持出来ずに……出来……あれ?」

せつ菜「言ったでしょう? ”普通なら”って」

グレアⅡ「あんた、まさか……!」

せつ菜「私はデザ神です。だから、私の叶えた願いはここに存在するんですよ」トントン

せつ菜「──『平和を守るための力』。それが、私のこのバックルにあります」キッ

121: 2023/07/27(木) 20:20:30.99 ID:615W0X6h.net
グレアⅡ「平和を守るための力ァ~~~!? 馬鹿にすんじゃないわよ! アンタら過去の玩具風情が、何を──」

『BOOST TIME』
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』

せつ菜「セイヤァァァッ!」ブゥゥゥンッ! ドッゴォッ

グレアⅡ「あぽぎゃぁぁぁっ!」ドカァンッ

せつ菜「言いたいことはそれだけですか?」ブゥン、ブゥン、ブゥゥゥンッ!

『BOOST TIME』
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』

グレアⅡ「ひっ、あっ、ちょっ、ま、まままままぁーっ!」ビシュビシュビシュ

せつ菜「ハァァァッ!」ブゥゥゥンッ! ドゴォンッ、バキィンッ

グレアⅡ「ひぃぃぃっ! ひゅ、ひゅぷひゅぷヒュプノレイが一撃で……ひ、ひっ」アタフタ、コソコソ

せつ菜「あと4つですか……どうぞ? 洗脳でもなんでも試してみてください。次はあなたごと蹴っ飛ばします」

グレアⅡ「っ~~~! 生意気なぁぁぁっ!」

『HACKING ON CRACK START 』

せつ菜「安い人ですね」ブゥゥゥンッ!

『BOOST TIME』
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』

せつ菜「ハァァァッ!」ドカァンッ、ドゴォッ

グレアⅡ「っ……! こ、こうなったら三十六計逃げるに……」

せつ菜「どこへ行く気ですか?」ブゥゥゥンッ!

グレアⅡ「わ、わわわわかった! もうアンタたちに手を出したりしないわ! ま、まぁ! こういうお遊びのデザグラも? アタシたちの方のデザグラのカモフラージュになるかもだし、それに平和なゲームも心臓の弱いオーディエンスのことを考えたら──」カチンッ

『HACKING ON CRACK START 』

グレアⅡ「なんて言うとでも思ったかしらぁぁぁ!?」

122: 2023/07/27(木) 20:21:38.32 ID:615W0X6h.net
せつ菜「……まったく、思ってませんよ?」ブゥゥゥンッ! グルグルグルグル……デェーン!

『BOOST TIME』
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』
『GOLDEN FEVER VICTORY』

せつ菜「ハァァァッ! セイヤァァァッ!」ドカァンッ、ドカァンッ、ブゥゥゥンッ!

グレアⅡ「うっそぉ!? 全部壊され……ひぃっ!」

せつ菜「それじゃあ、お話しましょっか」グッ、メキメキ

グレアⅡ「うっ、ううっ……!」バタバタバタバタ

せつ菜「私たちは、ただこのデザイアグランプリを模倣したゲームを楽しみたいだけなんです」

グレアⅡ「う、うん、そ、そうなのね……」

せつ菜「だから、あなたたちが介入したり、邪魔したりしなければ何も思いませんし何もしません」

グレアⅡ「そ、そうなの……」

せつ菜「なので。約束してくれますか? もう二度とこの虹ヶ咲学園に立ち入らず、ゲームの邪魔もしないと」

グレアⅡ「わ、わかったわ、も、もうほんとに何もしないわ。怪我させた子たちの手当ても、なんだってするわよ、うん、そ、そうよね、それがいいのよね!」

せつ菜「話がわかる方でありがたいです」パッ

グレアⅡ「ふ、ふぅ……」スタッ、チョコン

せつ菜「あー……ところで、なんだかサッカーしたくなってきましたね」

グレアⅡ「え、さ、サッカー?」

せつ菜「ふふっ。大丈夫ですよ、これはほんのお遊び……中断させられた、ゲームの代わりですから」ガチャッ、ブゥゥゥンッ!

グレアⅡ「え、え、ちょ、ちょっと待って──」

『BOOST TIME』
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』

せつ菜「虹ヶ咲学園! デザイアグランプリ~! キックオフです!」ドッゴォォォッ

グレアⅡ「あ~~~れ~~~!?」ドガシャァァァンッ、キラーンッ

123: 2023/07/27(木) 21:03:02.63 ID:615W0X6h.net
せつ菜「ふぅ……今日もまた、世界を救ってしまいました」 



 ──それから、しばらくして。
 璃奈さん、ランジュさん、ミアさん、侑さんの4人は検査入院という形で病室に入ることとなり、その間に色々とお話を聞くこととなりました。
 まず、何故璃奈さんがデザイアグランプリを作ることが出来たのかです。
 発端は侑さんにあるそうで……なんでも。

侑『リアリティなショー?』

『イエスイエス。いつも2人席を1人占めしながら見ているのだけれど、1人じゃ寂しいし、スクールの皆には断られちゃったからあなたを誘おうと思ったの』

侑『こういうのでトキメキが感じられるかはわからないけど……作曲の参考になる何かが生まれるかもだし、一緒に行くよ!』

『ふふっ。きっとシャイニーなメモリーになるわよ』

 と……あるスクールアイドルに誘われて、侑さんは本物のデザイアグランプリを観戦。
 ある白狐のライダーが巨大な城を蹴り崩す様や、紫の牛が大軍を相手に大暴れする様を見て……私たちスクールアイドルに感じる物とは違うトキメキを覚えたようなのです。
 その刺激はあまりにも強かったようで……侑さんはデザイアグランプリのことを忘れられず、作曲にも手が付かない状態だったのです。
 ミアさんに何故そんなやる気がない状態なのかと尋ねられ、答えたところで璃奈さんに相談が行き……結果的に、R3BIRTHの皆さんと璃奈さん、そして侑さんと侑さんを誘った方からの情報をまとめて、デザイアグランプリを作ったそうです。
 しかし、それはあのゲームマスターの人も言っていたように『本家のデザイアグランプリから客を奪いかねない行為』にあったのです。
 オーディエンスであった侑さんや、そのスクールアイドルの方も大事な客として見ていたデザイアグランプリ運営は、テストプレイを行っていた璃奈さんたちを襲撃……そのまま、デザイアグランプリにエントリーさせてこの世から消させるつもりだったようです。



せつ菜「……これが、事の顛末ですか」フゥー

栞子「せつ菜さん、私は一体どうすれば……このまま璃奈さんのデザイアグランプリを開催しても、しなくても……誰かが不幸になってしまいます」

せつ菜「大丈夫です、栞子さん。私に任せてください」

124: 2023/07/27(木) 21:53:24.51 ID:615W0X6h.net
────数日後

せつ菜「出待ちしようと思っていたんですけど、こんなところで会えるとは思いませんでした」

「奇遇だな、俺もそっちと話を話をしようと思って探してたところなんだよ」ザッ

せつ菜「そうですか……多分、話すことの内容は同じですよね。浮世英寿さん」

英寿「だろうなぁ、優木せつ菜。じゃあ……折角だ、話すなら誰もいないところに限る。あそこでも貸切るか」スッ

せつ菜「いいんですか? 世界のスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズさんが、一介の女子高生と密会だなんて」

英寿「その手のゴシップは飽きるほど書かれたからな、別に一人増えるくらいそう困ったもんでもないさ」フッ

せつ菜「あはは……そうですか」



──

英寿「……それで? どうやってデザグラに参加してないお前が、ドライバーやバックルを使ったんだ? それも、運営のライダーをボコボコにしたそうじゃないか」

せつ菜「話が早いですね……実は──」

英寿「なるほどな……ギ口リがトバされたと思ったら、新しいゲームマスターが就いて大暴れ……か。あくどいな、デザグラも」

せつ菜「私も色々と驚いたことだらけでしたが……どうにかして、私たちのデザイアグランプリを守るためにも、あなたの力を借りれませんか?」

英寿「『私たちのデザイアグランプリ』か……具体的に、案はあるのか?」

せつ菜「はい。デザイアグランプリで不敗神話を築き、今じゃ運営と癒着しているというあなたなら、出来ることです」

英寿「癒着……間違ってないが、随分誤解を招く表現だな」

せつ菜「誤解する人自体も、ここにいないのでは?」

英寿「まぁ、そうだな」

せつ菜「……脱線しましたが、私があなたに頼みたいのは──」

英寿「なるほどな。それは面白そうだな……試してみる価値はある」

せつ菜「考えていただけるんですか!?」ガタッ

英寿「あぁ。ただその代わり──」

せつ菜「その代わり?」

英寿「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、全員分のサインを貰って来てくれるか?」

せつ菜「そうですか……お安い御用です!」ペカーッ

125: 2023/07/27(木) 22:26:10.55 ID:615W0X6h.net
────数週間後

『ZOMBIE BOOST GRAND VICTORY』

「とりゃあああ!」ドカァァァンッ

栞子「デザ神、降臨です!」

璃奈「おめでとう。第一回虹ヶ咲学園デザイアグランプリのデザ神はあなた」スッ

「やったぁっ! じゃあじゃあ、早速私の願いを叶えて~!」スッ

栞子「はい。承りました……それと、こちらをどうぞ」

「ん? なにこれ……『デザイアグランプリ視聴権』……?」

栞子「本学園仕様の物とは違い、リアリティなデザイアグランプリを楽しむことの出来るシークレットチケットです」

璃奈「でも、コレを受け取ったことは内緒にして。そうじゃないと──」

『VISION DRIVER』

「ひぃっ、わ、わかったわかった……えぇと、うん。ありがとうございます、それじゃあ……」

璃奈「うん。お願いしたものは明日家に送る」

「うん。じゃ、失礼しました~!」ガチャッ、タッタッタッタッ

璃奈「ふぅ……何とか終えられた。ありがとう、お疲れ様。栞子ちゃん」

栞子「璃奈さんも、お疲れ様です。本格始動となりましたが、無事にチケット代も元が取れましたね」

ランジュ「アタシのプロデュースのおかげね! チケット代の元どころか、その倍は稼げたわ!」

ミア「ま、どうせ願いを叶えるための資金に使うことになるだろうから……同好会にはロクに入らないだろうね」

璃奈「それでいい。お金稼ぎのために始めたわけじゃないし……何よりも、侑さん自身がソレを望まないと思う」

ミア「……かもね、と言っても……今絶好調で作曲してるベイビーちゃんからすると、どっちでも良さそうだけど」

アハハハハハ……



────

英寿「デザイアグランプリ一人席のチケット、コレをデザ神となった者の景品とする……か。その契約の鎹、無事に果たせて良かったよ」

せつ菜「はい。本当にありがとうございました……英寿さんのおかげで、何とか平和的に解決が出来て」

英寿「あぁ。けど、こうして俺に依頼も何も出来たのは、お前自身が理想を強く願って戦ってきたからだろ。尊敬するよ」ポン

せつ菜「……ありがとうございます。英寿さんも、頑張ってくださいね。理想のために」

英寿「あぁ。始まったのなら、貫くのみ……ってやつだな」

せつ菜「そのフレーズまで覚えてるんですか……!」

英寿「ハハッ、生憎ファンなんでな」コンッ

126: 2023/07/27(木) 22:29:55.17 ID:615W0X6h.net
せつ菜「……ところで、私が彼と出会った時……確か彼は高校生だったような気がするのですが……んんっ、この違和感は──んーっ、まぁ……気にするほどのことではありませんか」



 『スクールアイドルだけがサザエさん方式であり続ける世界』



英寿「……中々、ふざけた願いを叶えた奴もいたもんだな。どこの誰だか知らないが」ザッザッ



おしまい

127: 2023/07/27(木) 22:40:15.47 ID:615W0X6h.net
これにておしまいです。
せつ菜が願いを叶えるために戦って、英寿と出会ったデザイアグランプリはこちらになります。↓

「今日からあなたは、仮面ライダーです」 せつ菜「へ?」

やや駆け足気味になりましたが、読んでいただき支援していただいた皆様に感謝です。
最後に、ラ板で書いた他の作品の宣伝と心の叫びです。

璃奈「出来た。押した人が食害になるボタン」

彼方「万引き少女を捕まえちゃったぜ」



ラブライブ×仮面ライダー SS増えろ!!!
A・ZU・NAとリバイスは組み合わせは親和性高いぞ!!!

128: 2023/07/27(木) 23:38:53.99 ID:678m9WMZ.net
乙です
この英寿は16〜17話の間ってことで良いのかな?

引用元: 璃奈「出来た。デザイアグランプリ」