1: 2015/10/31(土) 22:13:26.496 ID:Kag1j0YB0.net
卯月「それじゃあ、お先に失礼します」

武内P「ええ、お気をつけて」

みりあ「……」


未央「体に触る!?」

凛「本当にプロデューサーがそう言ってたの……?」

みりあ「うん! 卯月ちゃんの具合が悪そうだったから、お家で休んだ方がいいよーって話してたんだけど」

みりあ「卯月ちゃんは『大丈夫です』って、レッスンに行こうとしたの!」

みりあ「そしたらプロデューサーがね、『無理したら体に触る』って言ったんだよー」

凛「ねえ、それって」

未央「いやはや、流石だねぇ。頑張り屋さんのしまむーを休ませるためとはいえ、そんな過激発言を」

未央「『自分を大切にできない悪い子ちゃんには悪戯しちゃうぞ』ときましたか」

みりあ「うん。プロデューサー、よっぽど卯月ちゃんが心配だったんだよ」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(9) (電撃コミックスEX)
6: 2015/10/31(土) 22:18:59.469 ID:Kag1j0YB0.net
李衣菜「どうしたの?」

みく「なんの話ー?」

未央「プロデューサーがしまむーの体を欲しがったって話ー」

みく「にゃ!? Pちゃんが!?」

李衣菜「それ、ホント?」

凛「あのさ。それって」

未央「だって聞いたんだよね?」

みりあ「うん! ぜったい言ってたよ! 『体に触る』って!」

みく「うーん……にわかには信じがたいにゃ」

李衣菜「でも、むっつりスケベって言葉があるし……寡黙な裏ではドスケベなのかも」

11: 2015/10/31(土) 22:25:33.911 ID:Kag1j0YB0.net
美波「みんな、どうしたの?」

未央「あ、みなみん」

李衣菜「プロデューサーに体を触られそうになったんだって」

美波「へぇー……え!?」

李衣菜「だよね?」

みりあ「うん、そうだよー。『触りますので……』って」

美波「う、嘘……! みりあちゃん、本当なの……!?」

みりあ「ホントだよ!」

未央「あのプロデューサーがねー。ほんと、びっくりだよー」

美波「…………っ!」

ダッ

未央「ちょ! みなみん!? どうしたんだろう、深刻そうな顔して出てっちゃったけど」

李衣菜「さあ……トイレじゃない?」

みく「李衣菜ちゃん、デリカシーないにゃ」

12: 2015/10/31(土) 22:31:19.686 ID:Kag1j0YB0.net
美波「私……どうしたら……」

アーニャ「ミナミ? なにか、悩みごとですか? 相談のります」

美波「アーニャちゃん……実は……プロデューサーさんがみりあちゃんに乱暴を……!」

アーニャ「ничего себе!」

美波「プロジェクトの年長者として、放っておけないわ……! でも、どうしたらいいのか……!」

美波「警察に通報……ううん、事務所の事を考えると早計かしら……やっぱり、上の人に……」

アーニャ「ロシアでは、口リコンは、シベリアに全裸で、放置したりします。罰です」

美波「シベリアまでの旅費なら……」

アーニャ「ミナミ、落ち着きましょう。まずは、チヒロさんに相談です」

アーニャ「シベリア送りは、その後でも遅くないです」

美波「そ、そうね……!」

15: 2015/10/31(土) 22:38:10.795 ID:Kag1j0YB0.net
美波「ちひろさん!」

ちひろ「はい?」

美波「あの、お話したいことが……こ、これから時間ありますか?」

ちひろ「ごめんなさい。これから風邪で早退した卯月ちゃんのお見舞いに行くんです」

美波「あ、そうですか……」

ちひろ「大事なお話ですか?」

美波「は、はぁ……えっと、はい。大事、ですけど……」

アーニャ「ミナミ。わたしたちも一緒にウヅキのお見舞にいきましょう」

美波「え?」

ちひろ「たしか、ふたりはこの後お仕事入ってませんでしたよね」

ちひろ「ふたりが一緒なら、卯月ちゃん喜ぶと思いますよ」

美波「あ、はい……そうですね」

18: 2015/10/31(土) 22:44:37.731 ID:Kag1j0YB0.net
ちひろ「卯月ちゃんの風邪、長引かないといいんですけどね」

美波「はい……そうですね」

アーニャ「ミナミ」

ツンツン

美波「?」

アーニャ「話しましょう、口リコンのこと。今がチャンスです」

美波「う、うん……だけど……なかなか踏ん切りが……」

アーニャ「ウヅキの家につく前に話さないと、タイミングが、難しいです」

美波「そうね……あの!」

ちひろ「はい」

19: 2015/10/31(土) 22:52:22.173 ID:Kag1j0YB0.net
美波「実は……プロデューサーさんが……!」

ちひろ「プロデューサーさんがどうかしたんですか?」

美波「あの、えっと……ろ! ろり……!」

ちひろ「……? 口リ……口リ地方ですか?」

美波「いえ、そうじゃなくて……プロデューサーさんが……口リ」

ちひろ「ああ、口リ・パウロ・サンドリですか。うーん、たしかに……眉間の皺は似てますね」

ちひろ「でも、それ以外は全然似てないと思うんですけど……」

美波「そ、そうですね……アハハ」

21: 2015/10/31(土) 23:00:56.154 ID:Kag1j0YB0.net
ピンポーン

卯月『はーい』

アーニャ「ウヅキの家につきましたよ。ミナミ」

美波「うう……」

ガチャ

卯月「あれ!? 皆さん、どうされたんですか!?」

ちひろ「風邪をひいてしまったと聞いたので、お見舞いです」

卯月「わっ、わざわざありがとうございます! 嬉しいですっ」

卯月「どうぞ、あがってください。えっと、その……散らかってますけど、えへへ」

アーニャ「おじゃまします」

美波「おじゃまします……」

23: 2015/10/31(土) 23:07:03.768 ID:Kag1j0YB0.net
ちひろ「具合はどうですか?」

卯月「はいっ。お薬を飲んで少し寝たらだいぶ良くなりましたっ」

ちひろ「そう。皆さん、心配してましたよ」

卯月「あうぅ、すいません……最近、ちょっと疲れ気味だったので……」

アーニャ「ウヅキは、頑張り屋さんです」

美波「お大事にね」

卯月「はい!」

24: 2015/10/31(土) 23:12:43.034 ID:Kag1j0YB0.net
ちひろ「これ、美味しいって評判のお店で買ったプリンです。みんなで食べましょう」

卯月「わーっ、ありがとうございますっ」

美波(どうしよう……こうしている間にもみりあちゃんは苦しんで……)

卯月「おいし~です~」

アーニャ「ダー。とっても甘いです」

美波(みりあちゃん……きっと、勇気を振り絞ってみんなに相談したのよね……私が、私がしっかりしないと……!)

卯月「あれ? 美波ちゃん、食べないんですか?」


ガタン!!!


卯月「うぇ? あの~」

アーニャ「ミナミ?」


美波「プロデューサーさんは!!!!! 口リコンなんです!!!!!!!」


ちひろ「……え」

25: 2015/10/31(土) 23:18:12.685 ID:Kag1j0YB0.net
卯月「えーっと、ろ、ろりこんっていうのは……」

ちひろ「美波ちゃん、急に何を」

美波「プロデューサーさんが、みりあちゃんに乱暴しようとしたって……! 聞いたんです……!」

卯月「えぇ~!?」

ちひろ「だ、誰からそんな話を……!」

美波「みりあちゃん本人から……」

ちひろ「そんな……!」

美波「私……どうしたらいいか……!」

ちひろ「美波ちゃん。大丈夫です。ひとりで抱え込まないで、一緒に解決しましょう?」

美波「ちひろさん……!」

ちひろ「まずはふたりに話を聞いてみます。それでもし、暴行が事実だったら……」

アーニャ「シベリア送り、ですか?」

ちひろ「ええ」

29: 2015/10/31(土) 23:29:05.040 ID:Kag1j0YB0.net
ちひろ「ごめんなさい、卯月ちゃん。私たち、ちょっと大切な用事ができてしまったから……」

卯月「わ、私も!」

美波「え?」

卯月「私も……一緒に行きます! プロデューサーさんとお話ししたいです!」

ちひろ「だけど……卯月ちゃん」

卯月「風邪なら大丈夫です! だいぶ元気になりましたし……! それに……」

卯月「大切な仲間のことを……苦しんでるのに、放っておけないです……!」

美波「卯月ちゃん。待っているのは残酷な真実かもしれないわ。それでも……」

卯月「はい。私……私、頑張ります。プロデューサーさんが口リコンさんだったとしても……挫けません!」

ちひろ「わかったわ。行きましょう」

アーニャ「Это начало войны!」

31: 2015/10/31(土) 23:35:24.173 ID:Kag1j0YB0.net
ちひろ「……」

武内P「あの……大切な話とは、なんでしょう」

美波「……」

アーニャ「……」

武内P「おふたりがいるということは、ラブライカの件でしょうか」

ちひろ「ラブライカなんてどうでもいいんです!!!」

武内P「え……」

ちひろ「私たちが用があるのは、プロデューサーさんのコカンノイカです!」

武内P「……すいません。意味が……わからないのですが」

ちひろ「みりあちゃんの中に、出そうとしたんですよね……股間のイカ臭いあれを……!」

美波「あの、ちひろさん。私が聞いた話だと、触ろうとしただけで……」

ちひろ「触ろうとしたってことはもう、犯そうとしたってことじゃないですか!」

アーニャ「プロデューサーは、ミリアを、犯しましたか?」

武内P「……犯してません」

32: 2015/10/31(土) 23:41:34.135 ID:Kag1j0YB0.net
ちひろ「本当ですか!? 彼女の目を見ても、そう言えるんですか!?」

美波「ふたりとも、入ってきて」

ガチャ

みりあ「なーに? 卯月ちゃん、この部屋に何かあるのー?」

卯月「……」ドキドキ

武内P「…………! どうして、ここに……?」

美波(プロデューサーさん、動揺してる……!?)

ちひろ「その反応……やっぱり」

武内P「……どうして、ここにいるんですか?」

スクッ

スタスタスタ

みりあ「え? プロデューサー?」

卯月「あの、え、えっと、えっと」

アーニャ「犯す気です」

美波「みりあちゃん!」

33: 2015/10/31(土) 23:46:08.561 ID:Kag1j0YB0.net
ガシッ

卯月「みりあちゃん逃げ……! って、……あれ? わ、私ですか?」

武内P「……」

美波「みりあちゃんがターゲットじゃないの……!?」

卯月「あの、プロデューサーさん?」

武内P「言ったはずですよね……『無理をしたら触る』と……」

卯月「あ、あの、風邪のことでしたら、もう……」

武内P「安静にしているべきです。それなのに、島村さん。あなたは……」

卯月「えっと……」

武内P「お約束ですので、失礼します」

ナデナデ

卯月「ぅひゃあ!」

ちひろ「ど、どういうことですか?」

武内P「無理をしたら体に触ると……約束していたので……」

卯月「んぁぁっ……///」

38: 2015/10/31(土) 23:50:31.414 ID:avgS7Y4o0.net
ミスリードじゃなかった?

39: 2015/10/31(土) 23:51:27.079 ID:Kag1j0YB0.net
未央「なになにーどうしたのー? あれ!? しまむー!? それにプロデューサー!?」

みりあ「卯月ちゃんがねー。プロデューサーの言いつけをやぶってまた事務所に来ちゃったの」

未央「それでお仕置きの愛撫攻撃ですかー。燃えますなー」

凛「ほ、ほんとに『触る』って意味だったんだ……」

卯月「や、やめっ……! プロデューサーさん……みんなが見てます恥ずかしいですっ……んひゃあっ///」

美波「……みりあちゃんが犯されたわけじゃなかったんだ……全部私の早とちり……。はぁ、良かったぁ」

ちひろ「プロデューサーさんは、やっぱり優しい真摯なプロデューサーさんでしたね」

未央「え? みなみん、どうかしたの?」

美波「実は……プロデューサーさんがみりあちゃんを犯そうとした口リコンだって勘違いしちゃって……恥ずかしい」

未央「なにそれ。そんなわけないじゃん。アハハハ! みなみんったら、もー」

アーニャ「ミナミ、おっちょこちょいです」

みりあ「あははは!」

卯月「んんっ! そこはぅあっ///」

武内P「ダブルピースするまで……続けます……」

END

40: 2015/10/31(土) 23:53:00.362 ID:avgS7Y4o0.net
続きも気になるが良かった

引用元: 武内P「無理をしたら、お身体にさわりますので」卯月「はい……ゲホゲホ」