1: 2015/11/03(火) 19:04:18.76 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果部屋

穂乃果「......」

しーん......

穂乃果「」スクッ

カーテンをそっと開ける

穂乃果「......いる?」

窓「イナイヨ」

穂乃果(なーんだ、外からか...)

穂乃果(ゲームの続きしよ...)

ブブッ!

穂乃果「ひっ!?」ビクッ

6: 2015/11/03(火) 19:09:17.95 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果「ちょっとちょっとちょっとちょっと...」

カーテンをそっと開ける

穂乃果「......いる」

カメムシ「ヤッホー」

ブブッ!

穂乃果「うわぁ!?」

シャッ!

穂乃果「どうしよ...カーテン閉めちゃった...」

穂乃果「ど、どこにいるか分からなくなっちゃった...」

ブゥン!

穂乃果「おぉ!?」

穂乃果(落ち着こう...よく見れば影が...)

カメムシの影「バレタカ」カサカサ

穂乃果(補足したよ...)

7: 2015/11/03(火) 19:12:23.28 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果(ガムテープガムテープ...)

がさごそ...

穂乃果(あれ?どこにしまったっけ?)

がさごそ!がさごそ!

穂乃果「何で...何で無いのぉ...!」

ブブッ!

穂乃果「うわぁ!?」

カメムシの影「ヒゴロカラソウジシナイカラサ」

穂乃果(仕方ない...ティッシュを重ねて使おう...)

シュッ!×10

穂乃果(まだ薄い気が...)

シュッ!シュッ!シュッ!

穂乃果(よし...)

9: 2015/11/03(火) 19:16:22.97 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果(カメムシは...)チラッ

カメムシ「サテ、ドコデショウ?」

穂乃果(い、いない!?)

穂乃果(くっ...)

穂乃果「......」

穂乃果「うわぁ!うわぁ!うわぁ!おぉ!おぉ!おぉ!」

穂乃果(よし、先に驚いた声を出せばびびらないはず...)

穂乃果(いくよぉ...カーテン開けるよぉ...)

カーテンをそっと開ける

穂乃果(どこにいるんだろ...)

カメムシ「ココダヨ」

穂乃果(いた...!)

11: 2015/11/03(火) 19:20:52.01 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果(遠い...もっと近くに来てくれないと...)

カメムシ「ニゲロニゲロ」カサカサ

穂乃果「違う違う違う...こっちこっち」

カメムシ「ヤッパチカヅコ」カサカサ

穂乃果「よしよしよし...」

カメムシ「フゥ...」ピタッ

穂乃果(少し遠いけど...今がチャンス...!)

穂乃果「......」

穂乃果(いくよぉ...)

穂乃果(いきなり飛ばないでよ...)

穂乃果(......)

カメムシ「オッソ、モウマテンワ」

ブブッ!

穂乃果「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!????」

12: 2015/11/03(火) 19:22:45.03 ID:WjrGxf9Ga.net
カメムシ「アーア、チャンスノガシタネ」

穂乃果「ひぐっ...もうやだぁ...」

穂乃果「......」

ブブッ!

穂乃果「ひっ!?」

がらっ

雪穂「ちょっとお姉ちゃんうるさいよ」

穂乃果「雪穂ぉぉぉぉぉ!!!」

だきっ

雪穂「ちょっ!?なになに!?」

15: 2015/11/03(火) 19:36:10.36 ID:WjrGxf9Ga.net
雪穂「ハァ?カメムシが怖くて悲鳴あげたぁ?」

穂乃果「うん...」

雪穂「お姉ちゃん...そんなに男の人にモテたいんだね...」

穂乃果「ち、違うよぉ!本当に怖いんだよぉ!」

雪穂「そうなんだ...じゃ」クルッ

穂乃果「か、帰らないで!」ガシッ

雪穂「えぇ~、私だって忙しいんだよ」

穂乃果「そ、そこをなんとか!」

雪穂「彼氏にとってもらえば?」

穂乃果「いないってばぁ!」

雪穂「高2にもなって?」

穂乃果「か、関係ないでしょ!」

雪穂「でも高2って青春真っ只中じゃん。お姉ちゃんの好きなゲームの主人公も高2が多くない?」

穂乃果「うぐっ...」

雪穂「じゃあね」

穂乃果「ほ、穂乃果のアイスあげるからぁ!」

雪穂「スーパーカップのイチゴ味ね」

穂乃果「うん」

雪穂「よし!いっちょやりますか!」

16: 2015/11/03(火) 19:40:54.57 ID:WjrGxf9Ga.net
雪穂「お姉ちゃん、その重ねてあるティッシュ貸して」

穂乃果「はい」スッ

雪穂「うしっ」

カーテンを普通に開ける

雪穂「ん~?どこ~?」

穂乃果「そ、そこら辺にいない?」

雪穂「あ、いた!」

穂乃果「と、とって!」

雪穂「はいはい」

雪穂「カメムシGETでアイスGETだよ」

カメムシ「マダツカマルワケニハイカン!」

ブブッ!

雪穂「ひゃあ!?」

ズタン!

雪穂「い、いった~お尻打ったぁ...」

穂乃果「......」

雪穂「......」

穂乃果「ね?」

雪穂「くっ......」

17: 2015/11/03(火) 19:44:14.97 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果「怖いでしょ?」

雪穂「うん...」

穂乃果「見た目も怖いし何より怖いのは...」

雪穂「羽音...だよね」

穂乃果「そう...あの心の臓にずどんとくる重低音...」

ブブッ!

ほのゆき「いやぁ!」ビクッ

穂乃果「もうやだぁ...」

雪穂「と、とりあえず出ようよ...」

穂乃果「そ、そうだね...」

19: 2015/11/03(火) 19:48:55.80 ID:WjrGxf9Ga.net
雪穂部屋

穂乃果「どうしよう...」

雪穂「お父さんに頼んでみたら?」

穂乃果「あ、そっか!お父さんなら!」

雪穂「というか最初からお父さんに頼んでよ...」


厨房

穂乃果「お父さーん!」

ほのパパ「?」

穂乃果「部屋にカメムシ出た!」

ほのパパ「......」フムフム

雪穂「だからお父さんにとってほしいんだけど...」

ほのパパ「......!」グッ

穂乃果「とってくれるの!?ありがとー!」

だきっ

ほのパパ「///」テレテレ

雪穂「早速お姉ちゃんの部屋に行こ!」

20: 2015/11/03(火) 19:51:54.09 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果部屋

穂乃果「あそこの窓だよ!」

ほのパパ「......」スタスタ

雪穂「あ、無駄に重ねてあるティッシュ使う?」

ほのパパ「......」フルフル

穂乃果「素手でとる気なの!?」

ほのパパ「......!」グッ

雪穂「か、格好いい...」

ほのパパ「///」テレテレ

23: 2015/11/03(火) 19:58:32.09 ID:WjrGxf9Ga.net
ジャッ!

豪快にカーテンを開ける

穂乃果「おぉ!」

ほのパパ「......」キョロキョロ

雪穂「す、凄い...何の躊躇もなしに探してる...」

ほのパパ「......!」

穂乃果「い、いた?」

ほのパパ「......」コクコク

雪穂「じゃあとっ」

ブブッ!

ほのパパ「!?!?!?」

ドンガラガッシャーン!

雪穂「うわぁ!?お、お父さん!?」

ほのパパ「」ガクガクガク

穂乃果「し、しっかりしてー!」








がらっ

ほのママ「穂乃果ー?うるさいわよー」

24: 2015/11/03(火) 20:02:52.04 ID:WjrGxf9Ga.net
ほのママ「カメムシ?」

穂乃果「そ、そう!あそこの窓にいるんだよ!」

雪穂「羽音がブブッて!怖いんだから!」

ほのパパ「...!...!」コクコク

ほのママ「だからってそんなに騒がなくても良いでしょ」

穂乃果「だ、だって!」

ほのママ「私がとってあげるから静かにしなさい」

雪穂「お、お母さんが?」

ほのママ「仕方ないでしょ?これ以上騒がれたら近所迷惑だし」

ほのパパ「......」コクコク

27: 2015/11/03(火) 20:08:13.05 ID:WjrGxf9Ga.net
ほのママ「ここの窓?」

穂乃果「う、うん...」

普通にカーテンを開ける

ほのママ「どこにいるのかしら...」

雪穂「お父さん、最後見たときどこにいたの?」

ほのパパ「......」フルフル

雪穂「覚えてないんだ...」

ほのママ「ん~」

穂乃果「いたー?」

ほのママ「いないわよ?」

穂乃果「え?」

ほのママ「隅から隅まで探したけどいないわね」

雪穂「そ、そんなはずないよ!」

ほのママ「どこかに逃げたんでしょ」

穂乃果「そ、そんなぁ...」

ほのママ「だいたいどこの家にもカメムシの一匹や二匹いるわよ」

雪穂「和菓子屋としてどうなの...その発言...」

ほのママ「さ、夕飯できてるから食べましょう」

ほのパパ「......」コクコク

28: 2015/11/03(火) 20:12:58.27 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果「ちょ、ちょっと待って!穂乃果の事見捨てるの!?」

ほのママ「気にしなければいいのよ」

穂乃果「む、無理だよぉ...」

ほのママ「穂乃果の事だから二日三日すれば忘れてるわよ。カメムシがいたこと」

雪穂「明日には忘れそうだけどね」

穂乃果「わ、忘れられないってば!」

ほのママ「認知しなければいたことにはならないわよ。忘れなさい」

穂乃果「そんな簡単に...」

ほのママ「今日の夕飯はハンバーグよ」

穂乃果「やったぁ♡」

ほのパパ「......♡」

雪穂「もう忘れてる...」

30: 2015/11/03(火) 20:25:02.47 ID:WjrGxf9Ga.net
テレビ『東京の崩壊...迫り来る世界の終焉...』

テレビ「八人の少年達と共に氏の七日間を生き残れ!』

テレビ『真姫「べ、別に貴女の為じゃないんだからな!」
にこ「このにこがいれば万事解決だ!」
絵里「ハラショー!これーが大和魂...!」
花陽「は、花陽だって...」
ことり「ほわぁ~」
海未「さがってください!僕が護ります!」
凛「凛知ってるよ。みんなみーんな氏んじゃうって」
希「ウチに任せとき!」』

テレビ『貴女は誰と最後を迎える?』

テレビ『ギャルゲー×RPG!「嵐の中の恋だから」』

テレビ『本日発売!初回限定版にはゲーム中に使える着せ替え衣装「危ない水着」のDLCが付いてくる!』

ほのパパ「」チラッ

ほのママ「」チラッ

雪穂「」チラッ

ピンポーン

穂乃果「あ!届いた!」

31: 2015/11/03(火) 20:31:13.96 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果部屋

凛『こ、ここが外の世界...!』

凛くんは目を輝かせて周りを見渡している

凛『り、凛ね、宮殿から出たことないんだ...』

凛『だ、だから...君のおすすめの場所に連れてってくれると嬉しいにゃ///」

凛くんは顔を赤らめている...

星が綺麗な丘

噴水がある公園

→キラキラしてるお城

カチッ

凛『あのお城に行くの?うわぁ!凄くキラキラしてるね!』

凛くんは喜んでくれたようだ

凛『じゃあ...行こ?』

凛くんはこちらに手を伸ばしてきた

私は凛くんと手を繋いでキラキラしてるお城に向かった...

33: 2015/11/03(火) 20:42:05.35 ID:WjrGxf9Ga.net
キラキラしてるお城

凛『う、うわぁ///な、何だか凄いね...』

部屋の中は妖しい空気が漂っていた

凛『わわっ!こ、このベッド回転するよ!?』

凄い...初めてみた...

凛『あはは!面白ーい!』

凛くんは無邪気に笑っている

先ずはシャワーを浴びよっか?

じゃあ寝よっか?

→凛くんを押し倒す

カチッ

私は凛くんを押し倒した

がばっ

凛『にゃっ!』

凛くんは男の子とは思えないような華奢な体をしていた

凛『...凛ね、知ってるよ...ここがどういう場所なのか...そして...』

凛『...今から何をするか///』

凛くんは顔を赤らめている...

私は凛くんの淡いピンク色の唇に...

とゅるん♪

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34: 2015/11/03(火) 20:45:51.42 ID:WjrGxf9Ga.net
穂乃果(ふぅ...遂にエOチなシーンだね...)

穂乃果(もう夜遅いし、お楽しみは明日にとっておこう...)

穂乃果「ふひ、ふひひ...」

穂乃果(....ねむ......寝よ)

がさごそ...

穂乃果(おやすみなさい...)












ブブッ!

穂乃果「ひっ!?」ガバッ!


おしまい

36: 2015/11/03(火) 20:50:20.10 ID:WjrGxf9Ga.net

37: 2015/11/03(火) 20:51:45.09 ID:Em0TUMsT0.net

短くて読みやすいわ

引用元: ?「ブブッ!」穂乃果「!」ビクッ