107: 2013/05/20(月) 13:15:16.93 ID:4w9K9/kxo
108: 2013/05/20(月) 13:15:47.13 ID:4w9K9/kxo
ありす「はぁ……」
菜々「どーしたのありすちゃん?」
ありす「あ、菜々さん……少し考え事を」
菜々「良かったらおねーさんが相談に乗っちゃうぞ!」
ありす「えっと、それじゃあ……」
ありす「大人っぽくなるにはどうしたらいいんでしょうか……?」
菜々「大人っぽく? なんでまた?」
ありす「Pさんに相応しくなるには、子供っぽいままじゃあ駄目かなって……」
菜々「ありすちゃんはまだ12歳なんだし、無理して大人っぽくなったりしなくてもいいんじゃないかな?」
ありす「でも……」
菜々「うーん……」
菜々「どーしたのありすちゃん?」
ありす「あ、菜々さん……少し考え事を」
菜々「良かったらおねーさんが相談に乗っちゃうぞ!」
ありす「えっと、それじゃあ……」
ありす「大人っぽくなるにはどうしたらいいんでしょうか……?」
菜々「大人っぽく? なんでまた?」
ありす「Pさんに相応しくなるには、子供っぽいままじゃあ駄目かなって……」
菜々「ありすちゃんはまだ12歳なんだし、無理して大人っぽくなったりしなくてもいいんじゃないかな?」
ありす「でも……」
菜々「うーん……」
109: 2013/05/20(月) 13:16:15.69 ID:4w9K9/kxo
~帰り道~
ありす「やっぱり急に大人っぽくなるなんて無理かなぁ……」
???「もし、そこのお嬢さん」
ありす「私ですか?」
ありす「……って変な格好してますけれど、菜々さんじゃないんですか?」
???「ち、違いますよ! ナナはナナじゃないです!」
ありす「あ、はい……それでいいです」
???「あなたは悩んでますね、大人っぽくなりたいと」
ありす「は、はい」
???「ここにいいものがあります」
ありす「飴……ですか?」
???「ただの飴じゃあありません。年齢を操作出来る不思議な飴です」
???「子供になるのも大人になるのも思いのままですよ!」
ありす(う、胡散臭いですね……)
ありす「やっぱり急に大人っぽくなるなんて無理かなぁ……」
???「もし、そこのお嬢さん」
ありす「私ですか?」
ありす「……って変な格好してますけれど、菜々さんじゃないんですか?」
???「ち、違いますよ! ナナはナナじゃないです!」
ありす「あ、はい……それでいいです」
???「あなたは悩んでますね、大人っぽくなりたいと」
ありす「は、はい」
???「ここにいいものがあります」
ありす「飴……ですか?」
???「ただの飴じゃあありません。年齢を操作出来る不思議な飴です」
???「子供になるのも大人になるのも思いのままですよ!」
ありす(う、胡散臭いですね……)
110: 2013/05/20(月) 13:16:45.34 ID:4w9K9/kxo
???「使い方は簡単。食べながらなりたい年齢の自分を思い浮かべるだけです」
???「一つあげますので、どうぞご自由にお使いください」
ありす「あ、ありがとうございます」
???「メルヘンチェーンジ☆、と言いながら食べるとより効果的です」
ありす「…………」
???「あとこれは誰にも言っちゃいけませんよ? ありすちゃんには特別です」
ありす「は、はぁ……」
???「それじゃあ~せえの……ウーサミン! ばいばーい!」
ありす「……」
ありす「どうしたんだろう菜々さん……」
???「一つあげますので、どうぞご自由にお使いください」
ありす「あ、ありがとうございます」
???「メルヘンチェーンジ☆、と言いながら食べるとより効果的です」
ありす「…………」
???「あとこれは誰にも言っちゃいけませんよ? ありすちゃんには特別です」
ありす「は、はぁ……」
???「それじゃあ~せえの……ウーサミン! ばいばーい!」
ありす「……」
ありす「どうしたんだろう菜々さん……」
111: 2013/05/20(月) 13:17:13.49 ID:4w9K9/kxo
~ありすの部屋~
ありす「一応貰っちゃったけど……」
ありす「あんなファンタジーみたいなお話信じろってほうが無理ですよね……」
ありす「でもまあ……せっかく貰ったのに捨てるのも勿体ないですし」
ありす「菜々さんがくれたものですから、変なものじゃないでしょう」
ありす「食べるくらいは……」
ありす「…………」
ありす「め、めるへんちぇーんじ☆」パク
ありす(……大人っぽくなりますように)
ありす「一応貰っちゃったけど……」
ありす「あんなファンタジーみたいなお話信じろってほうが無理ですよね……」
ありす「でもまあ……せっかく貰ったのに捨てるのも勿体ないですし」
ありす「菜々さんがくれたものですから、変なものじゃないでしょう」
ありす「食べるくらいは……」
ありす「…………」
ありす「め、めるへんちぇーんじ☆」パク
ありす(……大人っぽくなりますように)
112: 2013/05/20(月) 13:17:40.46 ID:4w9K9/kxo
ありす「ん……あ、あれ……?」
ありす「か、身体が大きくなってるような……」
ありす「わ、わわっ……」
ありす「…………」
ありす「本当に大人になっちゃった……」
ありす「これでPさん喜んでくれるかな?」
ありす「ちょっと会いに行こうかな」
ありす「それにしても……」
ありす「私、大きくなってもおっOいあんまり大きくならないんだ……」
ありす「か、身体が大きくなってるような……」
ありす「わ、わわっ……」
ありす「…………」
ありす「本当に大人になっちゃった……」
ありす「これでPさん喜んでくれるかな?」
ありす「ちょっと会いに行こうかな」
ありす「それにしても……」
ありす「私、大きくなってもおっOいあんまり大きくならないんだ……」
113: 2013/05/20(月) 13:18:28.05 ID:4w9K9/kxo
~P宅~
ピンポーン
モバP「はいはい、どちら様?」
ありす「あ、あの……」
モバP「……どなたですか?」
ありす「あ、ありすです……橘ありす」
モバP「……はい? えっと、何かの冗談?」
ありす「し、信じられないかもしれませんが、本当です……!」
モバP「と言われても……確かに面影はあるけど、証拠はあるのか?」
ありす「えっと、この前服を買いに行ったり、映画を見たりしましたよね?」
ありす「それで見た映画は――」
ピンポーン
モバP「はいはい、どちら様?」
ありす「あ、あの……」
モバP「……どなたですか?」
ありす「あ、ありすです……橘ありす」
モバP「……はい? えっと、何かの冗談?」
ありす「し、信じられないかもしれませんが、本当です……!」
モバP「と言われても……確かに面影はあるけど、証拠はあるのか?」
ありす「えっと、この前服を買いに行ったり、映画を見たりしましたよね?」
ありす「それで見た映画は――」
114: 2013/05/20(月) 13:19:18.18 ID:4w9K9/kxo
モバP「んー、解った。本当にありすみたいだな」
ありす「信じてくれますか」
モバP「ぶっちゃけまだ半信半疑だよ。なんで大人になってるんだ?」
ありす「これも信じられないかもしれませんが……不思議な飴を食べたら大きくなって……」
モバP「ドラ◯もんみたいだな」
ありす「でもでも、これでPさんに相応しくなりましたよね?」
モバP「えっ?」
ありす「私ずっと気にしてたんです……私はまだ子供だから」
ありす「早く大人になりたいなぁ……って。Pさんと一緒にいてもおかしくない女性になりたかったんです」
モバP「ありす……」
ありす「信じてくれますか」
モバP「ぶっちゃけまだ半信半疑だよ。なんで大人になってるんだ?」
ありす「これも信じられないかもしれませんが……不思議な飴を食べたら大きくなって……」
モバP「ドラ◯もんみたいだな」
ありす「でもでも、これでPさんに相応しくなりましたよね?」
モバP「えっ?」
ありす「私ずっと気にしてたんです……私はまだ子供だから」
ありす「早く大人になりたいなぁ……って。Pさんと一緒にいてもおかしくない女性になりたかったんです」
モバP「ありす……」
115: 2013/05/20(月) 13:19:45.44 ID:4w9K9/kxo
ありす「その……どうですか、今の私は?」
モバP「そうだな……確かに大人っぽくなって綺麗って言葉がぴったりだ」
ありす「えへへ……嬉しいです」
モバP「わっ、と……急に抱きつくなよ」
ありす「いいじゃないですか……いつ戻るか解りませんし」
ありす「胸もあんまり大きくならなかったけど……ちゃんとありますよ?」
モバP「むう……確かに柔らかな感触が」
ありす「どきっとします?」
モバP「そりゃあ、なぁ」
モバP「そうだな……確かに大人っぽくなって綺麗って言葉がぴったりだ」
ありす「えへへ……嬉しいです」
モバP「わっ、と……急に抱きつくなよ」
ありす「いいじゃないですか……いつ戻るか解りませんし」
ありす「胸もあんまり大きくならなかったけど……ちゃんとありますよ?」
モバP「むう……確かに柔らかな感触が」
ありす「どきっとします?」
モバP「そりゃあ、なぁ」
116: 2013/05/20(月) 13:20:12.85 ID:4w9K9/kxo
ありす「あっ、せっかく来ましたからご飯でも作りましょうか?」
モバP「お、いいのか?」
ありす「はいもちろんです」
モバP「じゃあお願いするよ」
ありす「解りました。台所借りますね」
モバP「……なあありす」
ありす「はい?」
モバP「その格好どうにかならないか?」
ありす「あれ、男の人は好きなんじゃないですか? 裸エプロン」
モバP「いや、そりゃあいいけど……目のやり場が」
ありす「くすっ……意外とウブなんですねPさん」
モバP「だってなぁ、そんなありす初めて見るし……」
ありす「我慢できなくなったら、私はいつでもいいんですよ……?」
モバP「そんなにくっつくなって……」
ありす「ふふっ……そうですね、早くお料理を作らないと」
モバP「お、いいのか?」
ありす「はいもちろんです」
モバP「じゃあお願いするよ」
ありす「解りました。台所借りますね」
モバP「……なあありす」
ありす「はい?」
モバP「その格好どうにかならないか?」
ありす「あれ、男の人は好きなんじゃないですか? 裸エプロン」
モバP「いや、そりゃあいいけど……目のやり場が」
ありす「くすっ……意外とウブなんですねPさん」
モバP「だってなぁ、そんなありす初めて見るし……」
ありす「我慢できなくなったら、私はいつでもいいんですよ……?」
モバP「そんなにくっつくなって……」
ありす「ふふっ……そうですね、早くお料理を作らないと」
117: 2013/05/20(月) 13:20:40.23 ID:4w9K9/kxo
・
・
・
モバP「ごちそうさま」
ありす「お粗末さまでした」
ありす「お風呂沸かしてありますので、よかったら入ってください」
モバP「悪いな、そんなことまで」
ありす「いえそんな、好きでやってることですから」
ありす「あ、お背中流しましょうか?」
モバP「いや、そんなことまでしなくても」
ありす「じゃあ、一緒に入ります?」
モバP「残念ながらうちの風呂場は狭いんでね」
ありす「ちょっとがっかりです……」
・
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モバP「ごちそうさま」
ありす「お粗末さまでした」
ありす「お風呂沸かしてありますので、よかったら入ってください」
モバP「悪いな、そんなことまで」
ありす「いえそんな、好きでやってることですから」
ありす「あ、お背中流しましょうか?」
モバP「いや、そんなことまでしなくても」
ありす「じゃあ、一緒に入ります?」
モバP「残念ながらうちの風呂場は狭いんでね」
ありす「ちょっとがっかりです……」
118: 2013/05/20(月) 13:21:10.52 ID:4w9K9/kxo
・
・
・
ありす「お風呂いただきました」
モバP「おー、風呂あがりの姿も随分色っぽいな」
ありす「えへへ……照れます」
モバP「で、やっぱり今日は泊まる気?」
ありす「はい、もちろんです」
モバP「だよなぁ。ちょっと待ってろ、布団とか出してくるから」
ありす「一緒の布団でもいいのに……」
モバP「よし用意できたし……もう寝るか?」
ありす「そうですね」
モバP「じゃあお休みありす」
ありす「お休みなさいPさん」
・
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ありす「お風呂いただきました」
モバP「おー、風呂あがりの姿も随分色っぽいな」
ありす「えへへ……照れます」
モバP「で、やっぱり今日は泊まる気?」
ありす「はい、もちろんです」
モバP「だよなぁ。ちょっと待ってろ、布団とか出してくるから」
ありす「一緒の布団でもいいのに……」
モバP「よし用意できたし……もう寝るか?」
ありす「そうですね」
モバP「じゃあお休みありす」
ありす「お休みなさいPさん」
119: 2013/05/20(月) 13:22:03.48 ID:4w9K9/kxo
モバP「…………」
ありす「…………」
モバP「…………」
ありす「……Pさん、起きてますか?」
モバP「……なんだ?」
ありす「大人になった私は……どうでしたか?」
モバP「んー、最初はびっくりしたし色々ドキドキもさせられて、まあ新鮮だったよ」
ありす「えへへ……せっかくだから普段じゃ出来ないようなことをしてみたんです」
ありす「……実はものすごく恥ずかしかったですけれど」
モバP「無理に背伸びしなくてもいいのに」
ありす「…………」
モバP「…………」
ありす「……Pさん、起きてますか?」
モバP「……なんだ?」
ありす「大人になった私は……どうでしたか?」
モバP「んー、最初はびっくりしたし色々ドキドキもさせられて、まあ新鮮だったよ」
ありす「えへへ……せっかくだから普段じゃ出来ないようなことをしてみたんです」
ありす「……実はものすごく恥ずかしかったですけれど」
モバP「無理に背伸びしなくてもいいのに」
120: 2013/05/20(月) 13:22:35.63 ID:4w9K9/kxo
ありす「Pさん、そっちに行っていいですか?」
モバP「仕方ないな……ほら」
ありす「えへへ……ありがとうございます」
モバP「あ、身体戻ってるな」
ありす「はい、いつの間にか……」
モバP「まあなんだ……大人になったありすもいいけど」
モバP「やっぱいつものありすが一番だよ」
モバP「大人になんて嫌でもなるんだしさ、子供なときなんて今だけだから」
モバP「今は今で、目一杯楽しんだほうが得だぞ」
ありす「そうですね……大人になったらこうやって甘えられなくなるかもしれないですしね」
モバP「まあありすが甘えてくれるなら、いつでも大歓迎だが」
ありす「そんなこと言ったら、ずーっとPさんに甘えちゃいますよ?」
モバP「どんとこい」
モバP「仕方ないな……ほら」
ありす「えへへ……ありがとうございます」
モバP「あ、身体戻ってるな」
ありす「はい、いつの間にか……」
モバP「まあなんだ……大人になったありすもいいけど」
モバP「やっぱいつものありすが一番だよ」
モバP「大人になんて嫌でもなるんだしさ、子供なときなんて今だけだから」
モバP「今は今で、目一杯楽しんだほうが得だぞ」
ありす「そうですね……大人になったらこうやって甘えられなくなるかもしれないですしね」
モバP「まあありすが甘えてくれるなら、いつでも大歓迎だが」
ありす「そんなこと言ったら、ずーっとPさんに甘えちゃいますよ?」
モバP「どんとこい」
121: 2013/05/20(月) 13:23:08.76 ID:4w9K9/kxo
???「……というわけで」
???「シンデレラの魔法は0時を過ぎたので、解けてしまいました」
???「終わりはハッピーエンドなので、めでたしめでたしですね!」
???「……え? あの飴はなんだって?」
???「残念ながら、ウサミン星の企業秘密なのでお教えできません」
???「あ……っと、効果が切れちゃった」
???「メルヘンチェーンジ☆」パク
???「キャハッ☆ラブリー17歳」
???「それじゃあナナはこの辺で~」
第十話 完
???「シンデレラの魔法は0時を過ぎたので、解けてしまいました」
???「終わりはハッピーエンドなので、めでたしめでたしですね!」
???「……え? あの飴はなんだって?」
???「残念ながら、ウサミン星の企業秘密なのでお教えできません」
???「あ……っと、効果が切れちゃった」
???「メルヘンチェーンジ☆」パク
???「キャハッ☆ラブリー17歳」
???「それじゃあナナはこの辺で~」
第十話 完
122: 2013/05/20(月) 13:23:45.69 ID:4w9K9/kxo
また一日更新できなかった
ありすちゃんは大きくなってもちっぱいだと思います
ありすちゃんは大きくなってもちっぱいだと思います
123: 2013/05/20(月) 14:12:04.81 ID:OjMaiO5jo
せやな、ありすはそれが似合ってる
おつ
おつ
引用元: モバP「ありすといちゃいちゃしたい」
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