455:◆m1/9P3R/Ihfa 2013/08/05(月) 06:26:23.28 ID:SDI5me820
番外編3

トライアド・プリムス命名秘話

シンデレラプロ事務所

頼子「おはようございます」

凛「…ああ、お疲れ、頼子」

頼子「凛さん、どうしたの…?お勉強ですか?」

凛「いや、今度のツアーでさ、奈緒と加蓮とユニット組むんだけどさ」

凛「その名前を決めなきゃいけないんだ」


モバP「終電が無くなった…」シリーズ



456: 2013/08/05(月) 06:26:50.76 ID:SDI5me820
頼子「それで…音楽関係の本ですか…?」

凛「うん、でも中々いい名前が思い浮かばなくて」

頼子「…私も力になれるといいけど……」

凛「ところで……頼子ってさ、プロデューサーと…」

頼子「……Pさんがどうしたの?」

凛「いや、何でもないよ…」

457: 2013/08/05(月) 06:27:30.90 ID:SDI5me820
頼子「……うん」

凛「……(気まずい…)」

蘭子「煩わしい太陽ですね!」バァン
   (おはようございます!)

頼子「闇に飲まれよ…、蘭子ちゃん」

凛「ホッ……って、ええッ?」

頼子「やはり、変…ですか?」

458: 2013/08/05(月) 06:28:19.36 ID:SDI5me820
凛「(頼子がちゃん付けって…、あれ?私はさん付けだったような…)」

凛(いや、そうじゃなくて、頼子まで闇に飲まれよって…)」

蘭子「我を導きし者よ、汝より授かりし秘本を返還せん」
   (頼子さん、お借りした本お返しします)

頼子「ありがとう、……参考になりました?」

蘭子「ふふ…汝の秘本は我に新たな閃きを与えリ」
   (とても参考になりました、ありがとうございます)

459: 2013/08/05(月) 06:28:52.24 ID:SDI5me820
頼子「ふふ、良かった…今度のお休みは一緒に美術館に行きましょうね」

蘭子「ああ、刻を支配したい」
   (早くお休みにならないかな)

凛「(二人…仲良いんだ、意外だな…)」

凛「(もしかして、頼子もそういう趣味があるのかな)」

凛「星座と神話の本と…ラテン語の辞書か…あッ」

頼子「どうしました?凛さん」

凛「頼子、私にもこれ貸してくれない?」

460: 2013/08/05(月) 06:29:27.53 ID:SDI5me820
頼子「ええ…あ、その…一つお願いが…」

凛「ん、何?」

頼子「凛ちゃん…って呼んで…いいですか……?」

凛「何だ、そんなことか、いいよ、頼子」

頼子「うん、ありがとう、…凛…ちゃん」

凛「これで、最高のユニット名が出来る…フフ」

頼子「……(大丈夫…かな?)」

461: 2013/08/05(月) 06:30:00.82 ID:SDI5me820
・・・

凛の部屋

凛「うーん、何かしっくりこないな」

凛「ん、これは……」

凛「ふふ、やっぱり私の思ったとおりね」

凛「奈緒、加蓮、待ってて、今の最高のユニットが誕生したよ」

462: 2013/08/05(月) 06:30:37.62 ID:SDI5me820
・・・

シンデレラプロ事務所

凛「…というわけで、私達のユニット名はトライアドプリムスよ」バァン

モバP「……ッ」

奈緒「おおー、何かカッコイイじゃないか」

加蓮「うん、いいよ(凛が目にクマ作って考えて来たんだし、まあいいか)」

凛「この命名には頼子が力を貸してくれたんだ」

モバP「…ッ(頼子、何てことを)」

463: 2013/08/05(月) 06:31:31.28 ID:SDI5me820
・・・

その後、トライアドプリムスはイタリアツアーでデビューする

凛は終始ご満悦であったが、頼子はいらぬ風評被害を受けるのでした

頼子「私は何もしてないのに……」

蘭子「汝、我にも輝ける神名を与え給え」
   (頼子さん、私にもカッコイイ名前をつけてください)

頼子「…う、うん」

おしまい

464: 2013/08/05(月) 06:33:12.87 ID:SDI5me820
約束を破ってごめんなさい
皆さんのコメントが盛り上がっていたものでつい
頼子さんが蘭子に厨二病の参考文献を貸し出しているのは
昔に頼子さんチェックシートを作った時に考えたネタです
だって美術好きってそっちに転び安いっていうか
そもそもモチーフになるものが…

引用: モバP「終電が無くなった…」