869:◆m1/9P3R/Ihfa 2013/09/20(金) 03:13:51.40 ID:YOQYaG910
モバP「終電が無くなった…」

ケース17・新田美波「ぬくもりが恋しくて」

都内某所

モバP「お疲れ様、美波」

美波「お疲れ様です、Pさん」

モバP「今日の仕事も良い出来だったぞ、美波」


モバP「終電が無くなった…」シリーズ



870: 2013/09/20(金) 03:14:24.60 ID:YOQYaG910
美波「本当ですか、嬉しいです」

モバP「ああ…そうだ、美波…この間のデレラジなんだがな」

美波「はい!皆と一緒で本当に楽しかったです」

モバP「まあ…そうなんだが…」

美波「何か、いけなかった…ですか?」

モバP「う、うん…これはデリケートな事だからな」

871: 2013/09/20(金) 03:14:54.41 ID:YOQYaG910
美波「教えて下さい、お願いします…私もっと上手く出来るようになりたいんです!」

モバP「わかった…実はあの放送以来…美波に恋人がいるんじゃないかって話があってな」

美波「ええっ!わ、私に恋人なんていません…その…好きな人は…目の前」ゴニョゴニョ

モバP「ん?実は弟さんが恋人と勘違いされててな」

美波「あの子がですか…ええっと、どうしてですか?」

モバP「ああ、実は一部では『弟』ってのはな…『恋人』の隠語なんだよ」

872: 2013/09/20(金) 03:15:23.28 ID:YOQYaG910
モバP「恋人としたことを、弟としたように話すって感じかな」

美波「じゃあ…私が弟の話をしたのがそんな風に?」

モバP「ああ…」

美波「確かに弟ベッドに潜り込んだ話はしましたけど…昔のことですよ」

モバP「だからな…その、今恋人とそういう事をしてるんじゃ…ないかと」

美波「そういう事…?うーん、ああああ」カァァ

873: 2013/09/20(金) 03:15:54.42 ID:YOQYaG910
モバP「ああ、幸い美波が家族想いなのはファンも知ってるし、広がってはいないけどな」

モバP「でも今後、美波が活躍するにつれてそういうファンばかりじゃなくなる」

美波「はい…」

モバP「それに悪意を持って美波を嗅ぎまわる人も増える」

美波「はい…わかりました」グス

モバP「別に家族の話をしちゃいけない訳じゃないからな」

874: 2013/09/20(金) 03:16:28.62 ID:YOQYaG910
モバP「今後、上手く話せるようにちひろさんと打ち合わせするから」

美波「はい!でも、ちょっと…寂しいです」

モバP「美波…」

美波「でもでも、これから必要な事何ですよね…?」

モバP「ああ」

美波「わかりました!みなみ、頑張りますっ!……」

875: 2013/09/20(金) 03:16:59.65 ID:YOQYaG910
・・・

モバP「じゃあ、今日はこれで解散だな」

美波「は、はい…」

モバP「(美波、露骨に落ち込んでるな…うーん)」

モバP「アイドルのモチベーションの維持もプロデューサーの仕事だよな」

美波「……はい?」

モバP「なあ、美波、これから一緒にカラオケでも行かないか?」

876: 2013/09/20(金) 03:17:30.04 ID:YOQYaG910
美波「えっ…いいんですか」

モバP「思いっきり歌えば、すっきりするぞ」

美波「プロデューサーさんと…二人でですかっ」パァァ

モバP「ああ、どう…かな」

美波「はいっ!是非」

モバP「(何だかもう元気になって気がするが…)」

877: 2013/09/20(金) 03:17:56.66 ID:YOQYaG910
・・・

あるカラオケボックス

モバP「すまん、美波…トイレ行ってくるから、飲み物注文しといてくれ」

美波「ジンジャーエールですね」

モバP「ああ、頼むよ、すぐ戻ってくるから」

美波「はいっ、待ってますね」

美波「私は…何にしようかな…うーん、これ綺麗…」

878: 2013/09/20(金) 03:18:40.49 ID:YOQYaG910
・・・

モバP「お待たせっ、すまん、一本電話がかかってきてな」

美波「待ってましたよー、Pさぁん」

モバP「飲み物もきたのか…(何か…いつも以上にとろんとしてるな)」

美波「じゃあ、私からいれますね!みなみ、歌いまーす!」

モバP「(ジュース…だよな)」

879: 2013/09/20(金) 03:19:09.30 ID:YOQYaG910
美波「Do you know venus?Be your venus」

モバP「(それにしても……色っぽいなぁ)」

モバP「(スタイルだけならもっといい娘もいるけど…)」

モバP「(何なんだろうな…これは)」

美波「濡れた瞳 あなただけを 欲しがるの」はぁ

モバP「(う…なんて…息継ぎしただけなのに)」

880: 2013/09/20(金) 03:19:54.93 ID:YOQYaG910
モバP「(それに、ずいぶん汗かいてるな、あっ、服…透けてる)」ジー

美波「(ああ、Pさんが私を見てる…もっと私を見て)」

美波「甘さを覚えた鳥に 空を 永遠の夢をみせて」

美波「はぁ…はぁ…どうでした、Pさん」

モバP「ああ、すごく良かったよ、美波…うっ」

モバP「(いつの間に胸のボタン開けたんだ…見えるんじゃ…)」ゴクリ

881: 2013/09/20(金) 03:20:25.22 ID:YOQYaG910
美波「どうしたんですかぁ、ねぇ、Pさんも歌いましょう」

モバP「ああ…でも美波の後じゃ、歌いにくいな」

モバP「(それに…ち、近いよ、体が)」

美波「じゃあ、二人で歌いましょ、うーん、これなんかどうです」

モバP「ああ、これならわか…見えそ…見えたッ(黒だ)」

美波「はい?何が見えました、うふふ」

882: 2013/09/20(金) 03:20:50.88 ID:YOQYaG910
モバP「えっ、いやそれは…ははは」

美波「ほらっ、座ったまま歌うんですか?」グイッ

モバP「(うっ…胸が当たって…柔らかいッ)」

美波「ほらぁ」グイグイ

モバP「も、もう勃ってます」

883: 2013/09/20(金) 03:21:28.17 ID:YOQYaG910
・・・

美波「いっぱい歌いましたね」ハァハァ

モバP「ああ…そうだな…ふぅ」

美波「……」ジト

モバP「そ、そろそろ時間だな…帰ろうか」

884: 2013/09/20(金) 03:21:59.88 ID:YOQYaG910
美波「帰りたく…ありませんッ」ギュ

モバP「お、おい、美波…何をするんだ」

美波「何って、私の気持ち、わかりますよね」

モバP「み、美波…」

美波「一人は…嫌なんです…寂しいの」

モバP「…」

885: 2013/09/20(金) 03:22:31.61 ID:YOQYaG910
美波「だから、お願い…して」

モバP「駄目だ、美波…こういうのは酒の勢いでするもんじゃない」

美波「でも、Pさんだってここ、こんなに」スッ

モバP「バ、バカ、これはただの反応で…は、離してくれ」

美波「は、はい…」

モバP「美波」ギュッ

886: 2013/09/20(金) 03:24:02.08 ID:YOQYaG910
美波「えっ」

モバP「なぁ、美波…俺も、事務所の皆も美波を大切に思ってる」

モバP「美波の家族の代わりにはなれないけどさ」

美波「う、うん…」

887: 2013/09/20(金) 03:24:29.43 ID:YOQYaG910
モバP「だから…寂しさをこんなことで紛らわせちゃだめだ」

美波「Pさん…本当に好きになっちゃいますよ」

モバP「ははは、ああ、俺トイレ行ってくるから」

美波「あ、はい」

888: 2013/09/20(金) 03:24:58.31 ID:YOQYaG910
・・・

カラオケボックスのトイレ

モバP「ふぅ…今回は特に危なかった……」

モバP「とりあえず、美波は飲酒禁止にしないとな」

モバP「それにしても、イイ腰だったな…うっ」

モバP「ふぅ…そろそろ戻るか」スッキリ

889: 2013/09/20(金) 03:25:25.98 ID:YOQYaG910
・・・

後日、Pと美波はちひろとトークの対策を立てる

その結果、トークで『弟』という単語は出てこなくなったが

今後はプロデューサーの名前をデレラジで呼び、一悶着起こすのでした

おしまい

引用: モバP「終電が無くなった…」