332: 2013/10/27(日) 23:24:19.15 ID:eoFUpioh0
第25話・鷺沢文香その2「初めての…」
10月27日
都内某所
モバP「ふう、今日の仕事も終わりだな」
モバP「ちょっと遅いが…今日は文香の誕生日だからお祝いしないとな」
モバP「もう家に帰ってるかな…メールしてからいくか」ポチ
モバP「おっ、返事来た、家にいるみたいだな、よし、いくか」
10月27日
都内某所
モバP「ふう、今日の仕事も終わりだな」
モバP「ちょっと遅いが…今日は文香の誕生日だからお祝いしないとな」
モバP「もう家に帰ってるかな…メールしてからいくか」ポチ
モバP「おっ、返事来た、家にいるみたいだな、よし、いくか」
モバP「終電が無くなった…」シリーズ
333: 2013/10/27(日) 23:24:55.59 ID:eoFUpioh0
・・・
文香のマンション
モバP「着いたか…前に来た時は……ひどい状況だったが…」
モバP「よし、心配しても始まらない、さあ、いくぞ」ピンポーン
文香『あ、Pさん……お待ちしてました、……どうぞ』
モバP「ああ、こんな時間にごめんな」
文香『いえ……』
文香「(本当に来てくれた……うん…)」
文香のマンション
モバP「着いたか…前に来た時は……ひどい状況だったが…」
モバP「よし、心配しても始まらない、さあ、いくぞ」ピンポーン
文香『あ、Pさん……お待ちしてました、……どうぞ』
モバP「ああ、こんな時間にごめんな」
文香『いえ……』
文香「(本当に来てくれた……うん…)」
334: 2013/10/27(日) 23:25:59.64 ID:eoFUpioh0
・・・
モバP「文香ー、来たぞー」ピンポーン
文香「こんばんは、Pさん…」ガチャ
モバP「こんばんは、文香」
文香「あの……こんな時間にどういったご用件でしょうか……」
モバP「どんな要件って…今日は誕生日だろ?」
モバP「おめでとう、文香」
文香「………」カァァ
モバP「文香ー、来たぞー」ピンポーン
文香「こんばんは、Pさん…」ガチャ
モバP「こんばんは、文香」
文香「あの……こんな時間にどういったご用件でしょうか……」
モバP「どんな要件って…今日は誕生日だろ?」
モバP「おめでとう、文香」
文香「………」カァァ
335: 2013/10/27(日) 23:26:27.80 ID:eoFUpioh0
モバP「どうした、文香?」
文香「…自分でも忘れていましたのに…事務所のみなさんも…Pさんも……」
モバP「文香…」
文香「その…あ、上がってください、お茶くらいだしますから」
モバP「ああ、じゃあ、ごちそうになろうかな」
モバP「お、綺麗…だけど何か違和感が…文香、あの大量の本はどうした?」
文香「え、本ですか?隣の部屋が空いたみたいので…」
モバP「まさか…借りたのか、本を置くために……」
文香「…自分でも忘れていましたのに…事務所のみなさんも…Pさんも……」
モバP「文香…」
文香「その…あ、上がってください、お茶くらいだしますから」
モバP「ああ、じゃあ、ごちそうになろうかな」
モバP「お、綺麗…だけど何か違和感が…文香、あの大量の本はどうした?」
文香「え、本ですか?隣の部屋が空いたみたいので…」
モバP「まさか…借りたのか、本を置くために……」
336: 2013/10/27(日) 23:27:08.20 ID:eoFUpioh0
文香「はい…、隣はワンルームで安かったですし…」
モバP「…引っ越したほうが安上がりじゃないか?」
文香「え?あ…はい、みなさんにも言われました」
文香「でも…、この部屋にも思い入れがあって…」
モバP「まあ……床が抜けるようなことはしないでくれよ」
文香「はい…」
モバP「(…そのうちビル一棟借りとかするんじゃないだろうな)」
モバP「…引っ越したほうが安上がりじゃないか?」
文香「え?あ…はい、みなさんにも言われました」
文香「でも…、この部屋にも思い入れがあって…」
モバP「まあ……床が抜けるようなことはしないでくれよ」
文香「はい…」
モバP「(…そのうちビル一棟借りとかするんじゃないだろうな)」
337: 2013/10/27(日) 23:27:48.89 ID:eoFUpioh0
モバP「お祝いがこんな時間になってごめんな、これ、ささやかだけど」
文香「い、いえ…ありがとうございます…開けていいですか?」
モバP「ああ、どうぞ」
文香「これ……大切にします………」ギュ
モバP「喜んでもらえて嬉しいよ」
文香「ふふ………」
モバP「(おっ、可愛く笑うようになったな…)ん、あれは)」
文香「はい?」
文香「い、いえ…ありがとうございます…開けていいですか?」
モバP「ああ、どうぞ」
文香「これ……大切にします………」ギュ
モバP「喜んでもらえて嬉しいよ」
文香「ふふ………」
モバP「(おっ、可愛く笑うようになったな…)ん、あれは)」
文香「はい?」
338: 2013/10/27(日) 23:28:25.61 ID:eoFUpioh0
モバP「いや…あの酒の山は何かと思ってな」
文香「今日事務所で頼子さん達にお祝いしてもらって……その時に」
モバP「ああ、あの困った大人たちからのプレセントか」
モバP「日本酒は楓さん、焼酎は早苗さん、ワインは志乃さんか?」
文香「はい…事務所で飲酒は良くないので……それで」
モバP「(重かっただろうな……)」
文香「今日事務所で頼子さん達にお祝いしてもらって……その時に」
モバP「ああ、あの困った大人たちからのプレセントか」
モバP「日本酒は楓さん、焼酎は早苗さん、ワインは志乃さんか?」
文香「はい…事務所で飲酒は良くないので……それで」
モバP「(重かっただろうな……)」
339: 2013/10/27(日) 23:28:56.79 ID:eoFUpioh0
文香「ふふふ、頼子さんからは栞を貰いました…これ」
モバP「おお、綺麗だな…何となく文香の雰囲気にも合ってるな」
文香「ですよね…私も一目で気に入りました」
モバP「頼子達は…ああ、明日の撮影のために移動か」
文香「はい…うちに来てくれるって言ってたんですけど…」
モバP「すまんな…どうしても、そういうスケジュールになって…」
文香「いえ…本当は今日も難しかったって聞いてますから……」
モバP「ああ、頼子に今日だけでも何とかって頼まれてな」
文香「頼子さん…」ウル
モバP「おお、綺麗だな…何となく文香の雰囲気にも合ってるな」
文香「ですよね…私も一目で気に入りました」
モバP「頼子達は…ああ、明日の撮影のために移動か」
文香「はい…うちに来てくれるって言ってたんですけど…」
モバP「すまんな…どうしても、そういうスケジュールになって…」
文香「いえ…本当は今日も難しかったって聞いてますから……」
モバP「ああ、頼子に今日だけでも何とかって頼まれてな」
文香「頼子さん…」ウル
340: 2013/10/27(日) 23:29:25.09 ID:eoFUpioh0
モバP「ほ、はら、今日は頼子の分も俺がお祝いしてやるから」
文香「ほ、本当ですか?」
モバP「ああ、何かしようか…部屋の掃除とか…」
文香「……」ジト
モバP「じょ、冗談だって…何かリクエストあるか?」
文香「じゃあ……お酒…教えてください」
モバP「酒?ああ…文香も二十歳だもんな」
文香「……みなさんにいただいたお酒もありますし…」
文香「ほ、本当ですか?」
モバP「ああ、何かしようか…部屋の掃除とか…」
文香「……」ジト
モバP「じょ、冗談だって…何かリクエストあるか?」
文香「じゃあ……お酒…教えてください」
モバP「酒?ああ…文香も二十歳だもんな」
文香「……みなさんにいただいたお酒もありますし…」
341: 2013/10/27(日) 23:30:01.37 ID:eoFUpioh0
文香「ビールも冷蔵庫にありますよ…」
モバP「ビールも…友紀か?」
文香「それが…奈々さんです……17歳なのにお酒買えるんですか?」
モバP「(奈々さん…)い、いや、それはお母さんにお願いしたんじゃないかな?」
文香「ああ、わざわざ、そんなお手間を……」
モバP「ははは、せっかくだし、最初はビールにしようかな」
モバP「ビールも…友紀か?」
文香「それが…奈々さんです……17歳なのにお酒買えるんですか?」
モバP「(奈々さん…)い、いや、それはお母さんにお願いしたんじゃないかな?」
文香「ああ、わざわざ、そんなお手間を……」
モバP「ははは、せっかくだし、最初はビールにしようかな」
342: 2013/10/27(日) 23:30:46.97 ID:eoFUpioh0
文香「最初は…ですか、そういう作法があるらしいですね、私も…プシュ」
モバP「別にそこまで厳密なものじゃないが…まあ……な」プシュ
モバP「乾杯」
文香「…乾杯」
文香「うっ……ビールって苦いですね」
モバP「ははは、それがいいんだけどな」グビ
文香「どうしたら、いい…ですか?」
モバP「別にそこまで厳密なものじゃないが…まあ……な」プシュ
モバP「乾杯」
文香「…乾杯」
文香「うっ……ビールって苦いですね」
モバP「ははは、それがいいんだけどな」グビ
文香「どうしたら、いい…ですか?」
343: 2013/10/27(日) 23:31:20.39 ID:eoFUpioh0
モバP「今は二人だから飲みやすいのにしよう…ビールは俺がもらうよ」
文香「(…あ、間接キス……?)……ありがとうございます」
文香「……美優さんからいだたいた梅酒にします」トクトク
モバP「ああ…口当たりもいいしな…ってロック?」
文香「ええ…こうやって飲むものだと…美味しい…」
モバP「文香がお酒の味がわかるようになったか…嬉しいな」
文香「はい…美味しくて、何杯でもいけそうです……」グビ
文香「(…あ、間接キス……?)……ありがとうございます」
文香「……美優さんからいだたいた梅酒にします」トクトク
モバP「ああ…口当たりもいいしな…ってロック?」
文香「ええ…こうやって飲むものだと…美味しい…」
モバP「文香がお酒の味がわかるようになったか…嬉しいな」
文香「はい…美味しくて、何杯でもいけそうです……」グビ
344: 2013/10/27(日) 23:31:53.34 ID:eoFUpioh0
モバP「お、けっこういける口だな…日本酒も飲んでみるか?」
文香「いただきます…確か一緒に……」
モバP「おお、徳利とおちょこが…こういう用意はいいな、楓さんは…」
モバP「熱燗がいい酒だから…レンジ借りるな」
文香「はい、すみません」グビ
モバP「ちょっと待っててくれよ…(文香、ペース早くないか?)」
文香「いただきます…確か一緒に……」
モバP「おお、徳利とおちょこが…こういう用意はいいな、楓さんは…」
モバP「熱燗がいい酒だから…レンジ借りるな」
文香「はい、すみません」グビ
モバP「ちょっと待っててくれよ…(文香、ペース早くないか?)」
345: 2013/10/27(日) 23:32:36.72 ID:eoFUpioh0
・・・
モバP「(…どうしてこうなった)」
文香「…聞いていますか、プロデューサー」
モバP「き、聞いております、あの…そろそろ終電が……」
文香「…私は何度も言いました……人前は恥ずかしいと」
モバP{(俺の話しは聞いてくれないんだな)…はい」
文香「それなのに…前髪は上げさせる……トーク番組に出演させる」
モバP「(…どうしてこうなった)」
文香「…聞いていますか、プロデューサー」
モバP「き、聞いております、あの…そろそろ終電が……」
文香「…私は何度も言いました……人前は恥ずかしいと」
モバP{(俺の話しは聞いてくれないんだな)…はい」
文香「それなのに…前髪は上げさせる……トーク番組に出演させる」
346: 2013/10/27(日) 23:33:17.72 ID:eoFUpioh0
モバP「(まさか文香が絡み酒とは…)」
モバP「で、でも頼子みたいな大人しめだけど、先輩もいるわけで…」
文香「…頼子さんはいい先輩です……」
モバP「そ、そうだろ、じゃあ、俺はそろそろ…」ギュ
文香「初めから芸能界に憧れてた頼子さんと……私は違うんです」ブンブン
モバP「それは…そうだけど……とにかく、離してくれ……」
モバP「で、でも頼子みたいな大人しめだけど、先輩もいるわけで…」
文香「…頼子さんはいい先輩です……」
モバP「そ、そうだろ、じゃあ、俺はそろそろ…」ギュ
文香「初めから芸能界に憧れてた頼子さんと……私は違うんです」ブンブン
モバP「それは…そうだけど……とにかく、離してくれ……」
347: 2013/10/27(日) 23:33:47.60 ID:eoFUpioh0
モバP「(飲んでる人間の頭を揺さぶるな……でも、少し胸当たってる…)」
文香「私が聞きたいのは…頼子さんの事じゃなくて……」ブンブン
モバP「文香も…俺の大切な……アイ…ド……うう」グタ
文香「…責任取ってくれるんですか……って、えっ、Pさん?」
モバP「……」
文香「あ……」
文香「私が聞きたいのは…頼子さんの事じゃなくて……」ブンブン
モバP「文香も…俺の大切な……アイ…ド……うう」グタ
文香「…責任取ってくれるんですか……って、えっ、Pさん?」
モバP「……」
文香「あ……」
348: 2013/10/27(日) 23:34:29.90 ID:eoFUpioh0
・・・
文香「…すみません、Pさん」
モバP「……」
文香「……」グイ
文香「膝枕…ふふふ……」ナデ
文香「ごめんなさい…Pさん……」
文香「…すみません、Pさん」
モバP「……」
文香「……」グイ
文香「膝枕…ふふふ……」ナデ
文香「ごめんなさい…Pさん……」
349: 2013/10/27(日) 23:35:11.27 ID:eoFUpioh0
文香「さっきはあんな事言ったけど…本当は感謝してます……」ナデ
文香「きっと…聞こえてないから……言います……ね」
文香「頼子さんを見てると………」
文香「恋愛は書を読むより…実際にする方が素敵だなって…思います」
モバP「………」
文香「頼子さんの気持ちは知って…ます……それでも」
文香「きっと…聞こえてないから……言います……ね」
文香「頼子さんを見てると………」
文香「恋愛は書を読むより…実際にする方が素敵だなって…思います」
モバP「………」
文香「頼子さんの気持ちは知って…ます……それでも」
350: 2013/10/27(日) 23:35:53.99 ID:eoFUpioh0
文香「それでも…、わ、私も……貴方を好きになってもいいですか?」
モバP「………」
文香「聞こえてませんよね…」
文香「きっと聞いてたら、私と自分は…アイドルとプロデューサーって……」ナデ
文香「そう…言いますよね……でもいいです」
文香「そんなPさんだから…私は……」
モバP「………」
文香「聞こえてませんよね…」
文香「きっと聞いてたら、私と自分は…アイドルとプロデューサーって……」ナデ
文香「そう…言いますよね……でもいいです」
文香「そんなPさんだから…私は……」
351: 2013/10/27(日) 23:36:26.33 ID:eoFUpioh0
・・・
モバP「ふわぁぁーーー」
モバP「うう、まだ頭クラクラするな…布団、文香が掛けてくれたのか…」
モバP「文香…せめて、ちゃんとベットで寝てくれよ…」
モバP「それにしても、言動からは想像できないわがままボディだよな…ゴクリ」
文香「………」
モバP「……」そー
モバP「ふわぁぁーーー」
モバP「うう、まだ頭クラクラするな…布団、文香が掛けてくれたのか…」
モバP「文香…せめて、ちゃんとベットで寝てくれよ…」
モバP「それにしても、言動からは想像できないわがままボディだよな…ゴクリ」
文香「………」
モバP「……」そー
352: 2013/10/27(日) 23:36:59.19 ID:eoFUpioh0
文香「…………触らないんですか?」
モバP「さ、触るわけないだろ」
文香「……そうですか」
モバP「それに文香の信?に応えないとな……そろそろ始発動くから帰るよ」
文香「えっ……」
モバP「じゃあ、ちゃんとゆっくり休めよ」
文香「聞いて…くれてたんですね……」
モバP「さ、触るわけないだろ」
文香「……そうですか」
モバP「それに文香の信?に応えないとな……そろそろ始発動くから帰るよ」
文香「えっ……」
モバP「じゃあ、ちゃんとゆっくり休めよ」
文香「聞いて…くれてたんですね……」
353: 2013/10/27(日) 23:37:36.52 ID:eoFUpioh0
・・・
後日、文香の酒癖は事務所内に知れ渡り、酒の量を制限される
事務所の困った大人たちはPに不平不満をぶちまけるが
ちひろのひと睨みには敵わないのでした
おしまい
後日、文香の酒癖は事務所内に知れ渡り、酒の量を制限される
事務所の困った大人たちはPに不平不満をぶちまけるが
ちひろのひと睨みには敵わないのでした
おしまい
354: 2013/10/27(日) 23:38:32.57 ID:eoFUpioh0
文香さん編その2は以上です
いいですよね、文香さん
うちのプロのルーキーも文香さんPのようです
誕生日台詞があんな感じなので直球デレは避けてみましたがいかがですか?
来週は水、木の投下は不可能ですので…
何とか火曜には投下したいのですが
週末だと思っててもらえると助かります
いいですよね、文香さん
うちのプロのルーキーも文香さんPのようです
誕生日台詞があんな感じなので直球デレは避けてみましたがいかがですか?
来週は水、木の投下は不可能ですので…
何とか火曜には投下したいのですが
週末だと思っててもらえると助かります
355: 2013/10/27(日) 23:44:18.11 ID:eQlaipqTo
乙です。
自分も文香さんは揃えましたww
自分も文香さんは揃えましたww
引用: モバP「また終電が無くなった…」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります